2008年06月29日
奇跡のシンフォニー

フレディ・ハイモア君、主演のファンタジー・ドラマです。
監督は「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」の、カーステン・シェリダン。
孤児として施設で暮らす少年、エヴァン(フレディ・ハイモア)
彼は、類まれな音楽の才能を持つ少年。
両親は、必ず生きていると信じ、音に導かれて、NYにやってくる・・・
顔も名前も知らない父と母と息子が、音楽の力で再会を果たす・・・
夢みたいな話だけど、「いや、ありえるかも・・・」と思えてしまう、妙な説得力のある映画?でした。音楽マジックでしょうかね。
ヨカッタですヨ!ラストは、ハッピーエンドで、幸せな気分になれます。
そして音楽映画と言っていいくらい、全編、クラシック、ロック、ゴスペルと、
良質な音に溢れてました。
実に40曲以上だそうです。
音楽好きな人にも、オススメ出来る映画です。
フレディ君が出る映画は、必ず見てますが、今回も上手いです!
そして、父親役が、ジョナサン・リース=マイヤーズ、
母親役が、ケリー・ラッセルですもん!
この二人の子供だったら、フレディ君が生まれるかも・・・
なんていう説得力もあって、うれしくなっちゃう配役でした。
「マッチポイント」に出てたジョナサンは、好きなんですよ。
彼はアイルランド出身で、この映画の主人公のように、幼い頃に両親に捨てられ、孤児院で育ち、院を出た16歳の時にスカウトされたそうです。
彼の影のある眼差し、寂しげな表情の上手さは、そこからきているのかもしれませんね。
映画の中では、ロックバンドのボーカルとして、歌も何曲か披露してくれてます。上手いですヨ!
夢のようなストーリーだけど、音楽の神様が奇跡を起こしてくれたら、あり得るかも・・・
そんな不思議な説得力を持つ映画でした。
ラストシーンの、その先を考えると・・・いいですね〜
美男美女、そして美少年のスリーショットですから・・・これこそ映画みたい(笑)
薄っぺらいファンタジーにはなってないので、楽しめると思います。
2008年06月29日
やわらかい手

昨年のキネマ旬報ベストテンに入賞した作品です。
主演のマリアンヌ・フェイスフルは、伝説のミューズだったそうです。
今回、38年ぶりに、女優として復活。
かつては、ミック・ジャガーの恋人だったそうですよ。
映画は、刺激的な舞台設定。
ロンドン郊外で、平凡な人生を送ってきた主婦のマギー。
最愛の孫が難病で手術を受けないと死んでしまうのに、ローンは借りられない、
仕事も見つからない。
ロンドン街中で、偶然目にした「接客係募集・高給」の貼紙。
フラフラと店の中に入って行くと、そこは”ラッキー・ホール”の風俗店だった。
でも、残された道はなく、孫のために捨て身で仕事を始めてみると、
意外にも彼女は、ゴッド・ハンドの持ち主だったのだ!
いい映画でした。
愛する者の為に、自分が何をしてあげられるか?
そんな事を考えさせられます。
これは、母性を持つ女性だからこそ、ここまで出来た事だろうなぁ〜と思います。
内気な主婦だったマギーが、捨て身で飛び込んだ世界。
自分にも意外な才能があったという驚き。
自分自身に価値を見出だし、自信もわいて、回りの目も気にならなくなり、堂々としてゆく様子は、見ていて爽快でした。
人生、何が起きるかわからないですね。
本当は興味津々なのに、お上品ぶってる近所の主婦たちを、ピシャリと、はねのけたり・・・
亡き夫の浮気相手を、言い負かしてやったり・・・
ラストは、痛快でした。
劇中、エロい場面などは、一度も出てこないので、女性の方もご安心を。
無償の愛から始めた事が、知らなかった世界を知る事になり、彼女自身も変わってゆく・・・
おばあちゃんになっても、こんな人生の逆転劇を味わえたら、いいものですね。
オススメしたい良作です。
2008年06月23日
インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

あの”インディ・ジョーンズ”が戻ってきてくれた至福の2時間でした。
前三作は、テレビでしか見た事のないワタシですが、テレビで見ても、すんごく面白かった!
その記憶のまま・・・その続きを見たような感覚でした。
何も変わってなくて、時空を越えて、また会えた・・・って感じです。
映画館で、前三作を何度も見たような往年のファンの方たちが見たら、涙ものかもしれませんね。
ワタシでさえ、感動しちゃったくらいですから・・・
伝説、超常現象、謎、お宝・・・ワクワクする冒険活劇ですもん!
今回のラストは、賛否両論かもしれないけど、ワタシ的には、オールOK!でした。
スピルバーグ繋がりかしらん?と、勝手にナットク!
「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフが、二代目インディ・ジョーンズになる可能性も匂わせてたけど・・・
どうかな〜イメージが違いすぎる気がする。
その前に、インディは考古学者だからこその役柄なんで・・・
シャイア君には、ムリだな・・・
この映画を見てのコメントなんて、ホントは、あんましないんです。
だって、「あ〜面白かった!」しか、ないもの。
書きたい事といえば・・・
還暦を過ぎてるハリソン・フォードさん、頑張ってくれてありがとう!
ジョージ・ルーカスとスピルバーグ、夢をありがとう!
是非、大きなスクリーンで、お楽しみ下さいね。
2008年06月22日
JUNO ジュノ

「サンキュー・スモーキング」のジェイソン・ライトマン監督の最新作です。
アカデミー賞4部門(作品・監督・主演女優賞・脚本)にノミネートされて、
なんと、最優秀脚本賞に輝きました。
監督は、まだ30歳で長編2作目、脚本家は、これがデビュー作。
ハリウッド映画の約10分の1の超低予算で製作されたインディペンデント映画が、
口コミで大ヒットして、アカデミーまで取っちゃったモンスター映画なのです。
”ジュノ”とは、主人公の女の子の名前。
パンクロックとB級映画が好きな、ちょっと変わった女の子。
16歳の秋、興味本位でした1度きりのセックスで妊娠してしまう。
生まれた子供は、養子に出しちゃおう!と決めた彼女は、理想的な夫婦を捜して、
大きなお腹で普通に高校に通う。
ジュノの家族、友人、里親夫婦、そして恋人未満のポリー・・・
自分を取り巻いているいろんな人々との関わりの中で成長してゆく、さわやかな青春映画です。
もうオープニングのセンスの良さに胸キュン!
アニメーションと実写の組み合わせと、音楽と・・・
ワタシの好みのツボに、ドンピシャでした(笑)
望まないローティーンの妊娠を扱った映画だけど、暗さもなければ、絶望感もない。
ユーモアと温かい愛を感じた映画です。
大きなお腹になってしまって、初めて知った家族の愛の絆・・・
父親役をやった、J.K.シモンズや、義母役をやったアリソン・ジャネイの名演技に脱帽でした。
そして、ジュノ役のエレン・ペイジ。
「ハード・キャンディ」の怪演でも、スゴイ子だなって思ったけど、
いつかはアカデミー賞の主演女優賞をとっちゃうでしょうね。
16歳のジュノにとっては、一大アクシデントだったけど、その事を後悔もしてないし、
堂々と自分らしい生き方を選んでいて・・・・
それを、家族も理解して、協力してあげてる。
こんな生き方も許してくれる世の中になればいいなって・・・羨ましかったです。
ジュノ旋風が起きて、口コミで大ヒットしたのも、ナットク!
ワタシも、自分らしく生きているジュノが大好きになりました。
もちろん、オススメ!
2008年06月19日
君のためなら千回でも

「チョコレート」「ネバーランド」のマーク・フォースター監督の最新作です。
舞台は、まだ平和だった頃のアフガニスタン。
裕福な家の息子のアミールと、その家の使用人の息子ハッサン。
二人は、強い絆で結ばれていたが、ソ連軍の進攻によって、アミールはアメリカへ亡命。
20年の歳月が経ち、アフガニスタンの恩人から、1本の電話が入る。
アミールは、少年の頃の、ある過ちを償うために、タリバン政権下の故郷へと向かいます・・・
素晴らしい秀作でした。
前評判もよかったので、それなりに期待して見たのですが、期待以上です!
ワタシ的には、今の時点では、今年のベスト1です。
あと、半年残ってますが、多分ベスト3の中には入るでしょう。
おかしてしまった罪の重さ。
失ってしまって気付く大切なもの。
年月が経って、それらを悔いる気持ち。
でも、自らの勇気で、やり直す道は残されている・・・
人間の嫉みなどの、醜い部分。人間の純粋な部分。
それは、人間だからこそ・・・の部分。
そして、人間だからこそ、自らの罪を償う道も残されているという希望。
「君のためなら千回でも」
このセリフが、2度出てくるのですが、
この言葉に、アミールとハッサンの二人が込めた気持ちに感動しました。
幸せを感じるラストです。
劇場上映は、少ないので、是非ともDVDで、ご覧下さい。
2008年06月16日
神様のパズル

「宇宙をつくることは できるのか?」
アインシュタインは、宇宙創生の謎を”神様のパズル”と称した・・・
三池崇史監督の最新作。
原作は、小松左京賞を受賞した同名小説です。
タイトルが素敵だったから・・・という理由だけで見ました。
ストーリーは、前半と後半では、ガラッと変わります。
前半は、なかなか面白いです。
宇宙創生の過程を、わかりやすく説明してくれたり・・・
天才少女、サラカ(谷村美月)のキャラクターも面白かったし・・・
でも、後半はイマイチ
ストーリーの流れ的には、不自然ではないけど、サラカが宇宙創生を実行に移した途端に、
犯罪者になってしまって変な方向へ・・・
市原隼人演じる基一が、サラカを助けに行ったのか?
止めさせに行ったのか?それも、わかんない・・・
背中に大きなギターを背負って、嵐の中、行くワケですよ。
そして、ロックを歌い、「寿司食いねえ」じゃあ、ズッコケてしまいました。
市原さんは、いつもの演技のままです。
今回は、双子役なので、二役演じます。
一人は、出来のいい秀才の弟、喜一。
一人は、落ちこぼれの自称ロッカーの兄、基一。
学力も性格も正反対のはずなのに、二人共、バカっぽくて同じようにしか見えませんでした。
二人共、腰パンで、パンツまる見え、話し方もユルユルで同じです。
これじゃあ、基一がジャンパーになって、インドと日本を行ったり来たりしているようにしか
見えない。
なんで、こんな演出をしたのか?理解に苦しみます。
谷村美月さんが、すごくいい演技をされていたから、気の毒でした。
彼女は、ホントに頑張ってたと思います。
ラストのあたりで、ズッコケるけど・・・全体的には、まあまあです。
ワタシ的には、サービスデーに見る事をオススメするかな〜
2008年06月11日
ザ・マジックアワー

三谷幸喜監督の待ちに待った最新作です。
「THE 有頂天ホテル」から、もう2年たったのですね。
もちろん、オリジナルストーリー、有頂天つながりの豪華なキャスト、
笑いのセンスバツグンの映画でした。
タイトルの「マジックアワー」とは、映画の専門用語で、陽が沈んで暗くなるまでの、
ほんの一瞬のこと。
そのわずかな時間にカメラを回すと、美しい映像が撮れるそうです。
タイトルだけではなくて、全編、映画作りに対する愛情溢れるものを感じました。
主人公は売れない俳優、村田(佐藤浩市)
主演映画の撮影だと騙されて、2つのギャングが対立する港町に、やってきます。
演じるのは、伝説の殺し屋「デラ富樫」
全て映画の撮影だと思い込んで、殺し屋に成り切る佐藤浩市さんが可笑しいです!最高でした!
それを、デラ富樫と思い込んでしまうギャング達にも笑えます!
ラストは、本物のデラ富樫が現れますが・・・
そこは、撮影中?
伝説の殺し屋を見事に演じ切っちゃうんです!その展開もスバラシイ!
終始、笑いの絶えない劇場でした。
もちろん、オススメです!こんな娯楽映画が、やっぱり楽しい!
2008年06月09日
ラスベガスをぶっつぶせ

マサチューセッツ工科大学に通う学生たちが、天才的な数学の頭脳を使い、カジノで大金を稼いだという実話に基づいたものだそうです。
ブラックジャックのゲーム中に、既に使用された(見えてしまった)カードを記憶して、ディーラーのまだ使用していないカードを推測し、計算する”カード・カウンティング”という方法。
でも、イカサマやるわけでもないし、合法的なやり方だよな〜と思う。
頭が、いいからこそ出来る事だもの・・・
文系の頭しかないワタシ、特に記憶力に乏しいワタシには、憧れの人達でした(笑)
映画は、面白かったですヨ!テンポもよろしく、楽しい2時間でした。
ラストの、どんでん返しは、映画的に脚色してると思うけど、総じてハッピーエンド。
「ラスベガスをぶっつぶせ」のタイトルにも、インパクトがあって、気分も盛り上がります。
主人公、ベンは、普段はボストンでの地味な学生生活。
週末はラスベガスでのセレブな暮らし。
カジノでは、スリリングな感覚を味わい、別人になれる・・・
普通の人間だったら、だんだんと麻痺してゆくのが当たり前ですよね。
どこで、身を引くか・・・それが明暗を分けるところ・・・
ほとんどの人間は、華やかな時を捨て切れずに、身を滅ぼしてゆくだろうと思う。
主人公ベンを演じた、ジム・スタージェス君は、まだ無名に近い俳優さんでした。
脇役を固めて、主人公をもり立ててるって感じです。
相手役は、ケイト・ボスワース。
ワタシ、この女優さん好きなんです!「スーパーマン・リターン」に出てました。
とっても綺麗だし、スタイルいいし、品があるし・・・
ワタシにとっちゃあ、美男美女に勝るものはナシです(笑)
あと、ベテランのケヴィン・スペイシーや、ローレンス・フィッシュバーンは、さすがの演技でした。
人間ドラマとかは、期待出来ませんが、ラスベガスのゴージャス感を味わえるし、
軽いノリで楽しめる映画です。
2008年06月07日
僕の彼女はサイボーグ

クァク・ジェヨン監督の最新作です。
監督の代表作といえば「猟奇的な彼女」
この作品で、クァク監督のファンになってからは、公開作品は必ずチェックしてます。
「ラブストーリー」「僕の彼女を紹介します」は、もちろんのこと、
監督が脚本を担当した「デイジー」「ピアノを弾く大統領」も見ました。
今回も、クァク監督オリジナルの脚本です。
大学生ジロー(小出恵介)の20歳の誕生日に、突然現れたキュートな”彼女”
数時間を共に過ごし、彼女は姿を消してしまう。
1年後の21歳の誕生日に、ジローは再び彼女に出会う。
でも、どこか違う・・・実は彼女は未来の僕が作ったサイボーグだったのだ・・・
ワタシは大好きな映画です!
言葉で表すと、面白くて、切なくて、キュートかな?
綾瀬はるかさんのサイボーグが、とにかくキュートなのです!
小出恵介さんも、ハマリ役だったし、この二人を楽しめただけでも、大満足でした。
綾瀬さんは、戦闘美少女キャラのようだったし・・・
フィギュアのような、ボン!キュ!のスタイル!
戦闘スーツやらのコスプレも楽しめるし、サイボーグダンスまで披露してくれます。
小出さんは「猟奇的な彼女」に出てたチャ・テヒョンさんに雰囲気が似てました。
でも、テヒョンさんより、ずっと若いし、イケメンだから顔が似てるワケでもないんだけど、
キャラクターがソックリでした。
クァク監督、お得意のラストで、あっと驚かせる仕掛けも健在です。
その仕掛けの細かい点では、確かに矛盾してたり、ご都合主義だったりしてます。
気になる方には不評かもしれませんね。
でも、この作品は、SFではなく、ファンタジーと思って楽しまれる事を、おススメします。
この作品は、クァク監督のピュアな夢物語らしいです。
遊び心のある少年のような心を持っている人だと思うので、ナットクです。
未来の僕が、理想の彼女を、今の僕にプレゼントしてくれる・・・
劇中の小出さんが演じるジローが、多分、監督自身なのかな?
サイボーグ彼女の製造された日、つまり誕生日は5月22日。
実は、クァク監督の誕生日は、5月22日なのです。
茶目っ気のある方なんですね。
日本映画だけど、カメラアングルが韓国風というか、「猟奇的な彼女」風というか・・・
道の両側を平行して歩くシーンとか、大学の中を歩くシーンとか・・・
そう、そう、同じようなシーンがあったな〜と、ニヤリとさせられます。
ワタシ的には、大好きなSFファンタジーです。
とびきりキュートで、メチャクチャ強いサイボーグ彼女、いやサイボーグ綾瀬さんを、
大いに楽しんで下さい。
2008年06月01日
幸せになるための27のドレス

「プラダを着た悪魔」のスタッフが手掛けた全米大ヒット作です。
ヒロイン、ジェーンを演じるのは、キャサリン・ハイグル。
日本では、知名度が低いけど、ハリウッドでは今1番ホットな女優さんだそうです。
主人公ジェーンは、NYの独身キャリアウーマン。
自分の恋には、臆病だけど、他人の結婚式の世話は完璧。
27着のドレスは、どれも花嫁付添人として着たドレス。
それら全てを、クローゼットの中に大切にしまいこんでる。
そんなある日、彼女にとってショッキングな出来事が・・・
仕事でもプライベートでも脇役だった彼女が、自分の幸せのために、
自分だけの一着を手にしようと歩み出す・・・
楽しくて、笑ったし、ジェーンに感情移入してホロリときたし、とてもいい映画でした。
ワタシまで、幸せ気分になれた映画です。
女性の方の好感度は、バツグンだと思いますヨ!
映画を見終わって、すぐ、誰かにプロポーズされたとしたら・・・
迷わず「イエス!」と、言ってたかもしんない(笑)
ワタシでさえ、そう思ったから、恋人同士で、ぜひ見に行って下さいまし。
きれいな夜景を見に行くよりも、効果バツグンのハズです!
キャサリン・ハイグルは、女性から好かれる女優さんでしょうね。
健康的な明るい笑顔に、バランスのとれたスタイル。
演技力もあるし、上品さと知性も感じるし・・・
恋のお相手は、ジェームズ・マースデン。
「X−MEN」のサイクロップス役というより「魔法にかけられて」のマーズデン王子と言った方が、
すぐわかりますね。
「ヘアスプレー」にも出てました。
今回は、タイツ姿でないから、カッコいいんですヨ。
27着のドレスだけでなくて、オフィスファッションもステキでした。
映画を見て幸せ気分になれる・・・そんな映画です。オススメします。

