2008年04月19日
ペルセポリス

原作は、グラフィック・ノベル「ペルセポリス」
作者であるマルジャン・サトラピ自身の物語です。
今回の映画化は、マルジャンと、ヴァンサン・パロノー監督の共同作業で映画化されたそうです。
モノクロ映像だし、パッと見てカワイイ絵でもない。
でも、素晴らしい映画でした!
騙された?と思って、見てほしいです!
パワーがあって、ユーモアがあって、ロックの反骨精神に溢れてます。
主人公は、マルジという女の子。
彼女が成長して、大人になるまでのお話です。
1970年から90年代の激動するイランが舞台なんだけど、
”イラン”と言われても、知識が乏しくて
イスラム教の戒律が厳しくて、争いが絶えなくて、イラクの隣にある国・・・
こわ〜いイメージしか持っていなかったのが正直なところ・・・
女性は、人前では黒いヴェールで全身を隠していて、人目を避けてます。
そんな彼女たちが、どんな青春を過ごしただろうなんて、考えてもみなかったです。
ビージーズやアバに夢中になったり、こっそりパーティーに行ったり、
パンクロックのカセットテープを闇で手に入れたり・・・
劇中、傷心状態だったマルジが立ち直って、「ロッキー3」の”アイ・オブ・ザ・タイガー”を
歌いながら街を闊歩するシーンには、胸が熱くなりました。
アニメなんだけど、情感を揺さぶられる作品なんです。
でも、革命や戦争で、人がいっぱい死んだりもして、もし実写だったら、生々しくなってたと思う。
アニメだからこそ、伝えられた世界だったかも・・・と思います。
反社会分子は、投獄される時代だったから、他人は信用できません。
だから、家族の絆が強くて、ジ〜ンときちゃう事が多かったです。
両親は、いつもマルジを温かく受け止めてくれてたし、
おばあちゃんは、マルジに智恵と勇気を与えてくれてました。
自由で平和な国で暮らしているワタシたちの”自由”とは、比べものにならない程、
その重さが違ってる。
でも、全く暗〜くは、ありませんヨ!
ロックの精神とユーモアに溢れていて、勇気と元気をもらえた映画です。
ワタシも、マルジのおばあちゃんの言葉のように
”いつも、公明正大であり続けたい”と、強く思いました。
是非、是非、DVDでご覧下さい!
Posted by サラ at 23:46│Comments(0)
│2008年公開映画(洋画)

