2007年04月12日

ブラッド・ダイヤモンド

エドワード・ズウィック監督の最新作です。
前作は、トム・クルーズ、渡辺謙を起用した「ラストサムライ」
すばらしい作品でしたよね。
武士道の世界を、日本人より多く学んだんじゃないかなと思いました。
今回の映画も、何度もアフリカへ渡り、リサーチを重ねたそうです。
映画の舞台は、内戦が続いていたアフリカのシエラレオネ共和国。
武力紛争に必要な武器を、どのように調達するのか?
それは、その支配地域で取れる鉱物資源を
取引する事で得てます。
まさに、そこで取れる「ダイヤモンド」は
「紛争ダイヤモンド(ブラッド・ダイヤモンド)」なのです。

見応えのある映画でした。すばらしかったです。
何が1番?と聞かれたとしたら、ワタシは即座に「レオナルド・ディカプリオだった」と答えます。
本作で、アカデミー主演賞にノミネートされましたが、ここまで素晴らしい演技を見せてもらって
感動しました。
彼は、いつかアカデミー俳優になると思います。
ワタシも、これからはレオ様と、呼ばなくては(笑)

この映画の中には、アフリカで起こってきた真実が描かれてます。
ですから戦闘シーンや殺戮行為などの辛いシーンが、数多く出てきます。
ワタシも映画館で、もう一度は見れないと思います。迫力がありすぎます。
人によっては、戦争映画と思われるでしょう。

でも事実を尊重しつつも、映画としての娯楽性もあるし、人間ドラマもあります。
見ている間は夢中になれるし、興奮できるし、俳優たちの演技に感動すると思います。
そのバランスのとり方が、エドワード監督は上手いですね。
普通、メッセージ性のある映画は、押し付けられる感じがするけど、
この映画には、それはなかったです。
映画として楽しめて、見終わった後には、そのメッセージも伝わってるという感じでした。

武力によって、強制的にダイヤの採掘場に連れてこられた漁師ソロモン(ジャイモン・フンスー)は、希少で巨大なピンクダイヤモンドを見つけ、地中に埋めて隠します。
ストーリーは、このピンクダイヤモンドをめぐる争奪戦とも言えます。
ストーリーに登場する3人には、そのダイヤに、それぞれ違った輝きを見つけるのです。

ソロモンにとっては、バラバラになった家族を取り戻す「愛の輝き」であり、
ダイヤ密売人ダニー(レオナルド・ディカプリオ)にとっては、
アフリカから脱出する為の「自由の輝き」であり、
女性ジャーナリストのマディ(ジェニファー・コネリー)にとっては、
ダイヤの裏に広がる闇を暴く「真実の輝き」なんです。
隠されたダイヤにたどり着いても、誰がそのダイヤモンドの輝きを手に入れるのか、
ラストまでわかりませんでした。
ホント、夢中にさせられます。
その旅の中で、ダニーは二人と触れ合う事で、人の心を取り戻していきます。
そこに人間ドラマを味わえるので、満足度は高かったです。
そして、漁師ソロモンの役柄が、実直で家族を守るという父性に溢れてるんです。そのパワーには圧倒されました。

近年、アフリカを舞台にした作品が多くなりましたが、その中でも、この映画は高い評価を得ると思います。
実は、ワタシは殺し合いの映画は苦手なんですが、それ以上に映画としての面白さに夢中になりました。
ですからワタシ的には、オススメしたい作品です。



認証文字を入力してください