2008年09月18日
おくりびと

「バッテリー」の滝田洋二郎監督の最新作です。
人は誰でも、大切な人を、あの世に見送ってあげる「おくりびと」になるし、
いつかは「おくられびと」になる・・・
誰にでも死はやってくるから、考えたら当たり前の事だけど・・・改めて、しみじみ感じました。
実は、この映画を見るまでは、「納棺師」という職業があるなんて知りませんでした。
納棺とは、遺体を棺に納める仕事。
納棺の儀式は、故人の尊厳を大事にし、その作法は流れるように、美しいものでした。
劇場の誰もが、見入ってしまい、誰もが、ワタシと同じ気持ちを持ったと思います。
日本人って、素晴らしいな・・・誇りに思います。
死んだ後、こんな風に綺麗にしてもらって、あの世へ見送ってもらえたら、幸せだろうな・・・
ワタシの肉親は、みんな健在で、だから今まで「納棺師」という職業を知らなかったのですが・・・
もし、ワタシの父が、ワタシの母が、こんな風に、あの世への身支度をしてもらえたら、
もう感謝!感謝!です。
想像するだけで、涙かな・・・
ストーリーの中では、いろんなエピソードが出てくるけど、1番ジーンときたのは、
あるお母さんの死。
多分、闘病生活が長かったのでしょう・・・
頬はこけ、位牌に飾られた写真とは、別人のようでした。
でも、納棺師が、こけた頬には脱脂綿をつめて、ふっくらさせ、きれいにお化粧をしたら・・・
元気だった頃の、きれいなお母さんに戻ったんです。
大切な人を亡くした家族は、救われただろうなって思ったら、もう前がかすんできちゃいました。
この作品は、完全オリジナルストーリー。
「納棺師を主人公にしたら?」という企画の発案は、主演の本木さんだそうです。オドロキですね。
それを、脚本にしたのは、放送作家として有名だった、小山薫堂さん。
映画の脚本としては、これが初めてだそうです。
とにかく、脚本が素晴らしい!
そして、音楽も素晴らしい!
久石譲さんによるものですが、チェロの音色って、こんなに心を静め、癒してくれるんだなって
思いました。
主人公、大悟を演じるのは、本木雅弘さん。
スクリーンで見るのは、久しぶりです。
「シコふんじゃった」スタイルまで披露して、体当たりの演技でした。
題材は、取っ付きにくいのですが、全く暗さとかはなく、ユーモアに溢れ、
温かさに溢れてる作品でした。
そして、死の尊厳を美しく、力強く描いている作品です。
自信を持って、オススメします!
良作、秀作・・・どうホメたら、いいのかな・・・
ワタシは、あまりに、良い作品すぎると、なかなかレビューが書けない・・・・
この「おくりびと」なかなか書けなかった・・・
こんな褒め方で、いいでしょうか(笑)
見られる方々の年代や、人生経験によって、いろんな感動が待ってると思います。
Posted by サラ at 21:19│Comments(0)
│2008年公開映画(邦画)

