2008年10月25日

アウェイ・フロム・ハー 君を想う


熟年夫婦に訪れたアルツハイマーという病。
妻は、病を受け入れて、自ら老人介護施設に入所することを決断します。
施設に慣れるまでの一ヶ月間は面会を禁止され、やっと面会を許された夫が目にしたのは、
妻が他の男性と恋人のように過ごしている姿。
そして、自分のことは全く覚えてないという事実でした。

実に素晴らしいカナダ映画でした。
驚くことは、この脚本と監督が、サラ・ポーリーという若い女優さんである事です。
「死ぬまでにしたい10のこと」という映画で主演されたあの女優さんです。
この作品は、彼女にとっては長編監督デビュー作になります。

題材も、若さとは無縁のものだし、作品全体も静かで、しっとりとした大人の映画でした。
ホントに、オドロキです!

愛し合っている記憶は忘れ去られ、辛い過去の記憶は、いつまでも残っているなんて
皮肉なものです。
男性は、都合の悪い事は忘れて、過去を美化したがる傾向があるので、そんな所が、
よく描かれてたと思います。
やはり、女性監督だからこそだなって、共感しました。

暗さとかはなく、淡々としてて、静かで、じわっと心に響く秀作でした。


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