散歩する侵略者
「クリーピー偽りの隣人」の黒沢清監督の最新作。
数日間、行方不明になっていた夫が、まるで別人のようになって帰ってくる。
彼は、妻に、自分は地球を侵略しに来た宇宙人だと告げるのだが・・・
ジャンル的には、SFサスペンスとかになると思うんだけど・・・
こんな感じ、初めてかも・・・
人間に宿った侵略者たちは、人間の<概念>を奪ってゆくんです。
たとえば、家族とは、こういうもんだという(定義)です。
奪われた人たちは、その概念を永遠に失ってしまう。
家族の概念を奪われた人は、どうなってしまうのか?
このストーリー設定が、新鮮でした。
役者さんも豪華でしたし、皆さん、上手かった。
ラストは、意外な形で終わりました。
「愛は地球を救う」・・・武器ではなく、愛なんですね。(78点)
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