怒り
「悪人」の季相日監督と、原作者の吉田修一。
2人が再びタッグを組んだ作品です。
残忍な夫婦殺人事件から1年。
犯人は、顔を変え、逃亡を続けてます。
そして、3人の謎の男が、東京・千葉・沖縄で現われる・・・
映画は、東京編、千葉編、沖縄編と、同時進行で語られる群像劇でした。
コレは素晴らしかったです!
季監督作品は、見ててしんどい事もありますが、本作は3つの話からなる
群像劇だったので、見やすかったです。
そして、出演されていた全ての俳優さんたちが、素晴らしい演技を見せてくれます。
3人の中の誰が犯人なのか?
愛した人を、どこまで信じることが出来るのか?
観客も共に疑い、考えることになります。
整形後の犯人の顔写真が、どの3人にも似て見えてくるから不思議。
よく出来てんなぁ~と思った。
3つのお話の結末はそれぞれで、全部が不幸で終わらなかったのが救いでした。(80点)
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