映画 聲の形(こえのかたち)
ベストセラーコミックを、京都アニメーションが映画化。
京都アニメーションの絵が好きなので、鑑賞。
小学生の石田将也は、ガキ大将。
ある日、耳の聞こえない西宮硝子が転校してくる。
彼女に好奇心を持った将也は、いろいろとちょっかいを出すようになり
次第にエスカレートしてゆく・・・
コミックなのに、ここまで人間の本性と言うか、心の声を描いている事に
オドロキました。
そして、それぞれの登場人物が、リアルで「いる、いる、こんなヤツ」と見てた。
口では、きれいごとを言うけど、行動は起こさず、傍観者のまま。
自分だって、いじめを面白がっていたのに、バレると、関係ありませんと知らんぷり。
もし、いじめを経験した人だったら、胸が痛くなる映画だと思う。
今はネットで、ひとりごとを呟いたつもりでも、ひとり歩きしてしまう。
人と話すのは、言葉なのか、ただの文字なのか。
改めて、今の若者たちは大変だろうなって思う。
人と、どう繋がってゆくのか?
その為には、どうコミュニケーションを図ればいいのか?
この悩みは、普遍的なものです。
そして「友達の定義」も、人それぞれ。
映画を見ながら、いろんな感情がワタシの中で湧いてきた作品でした。(78点)
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