「天然コケッコー」「苦役列車」の山下敦弘監督の最新作。
前田敦子が主演ということで、当初は見る気ゼロだったけど、食わず嫌いは
良くないということで鑑賞。
一応「ケチつけるんだったら、お金払って見てからにしろ!」が信条なんで(笑)
チラシの前田敦子さんは可愛いですよね。
でも劇中では、こんな衣装は着てないし、髪だってボサボサ、化粧っ気ゼロ。
ハッキリ言って、不細工のブスに近い。
女優さんは、どんな角度から撮られてもOKじゃないといけないのに
前田さんは、角度によっては、可愛くもブスにもなる。
笑うと可愛いのに、素だと不細工。
ワタシは、前田さんのことを嫌ってるわけではなく、ただ正直に書いてるだけです。
ただ、映画を見て思ったのは、山下監督が前田敦子にピッタリな役柄を
彼女に与えているなって事。幸せなことだと思いますヨ。
セリフ回しも上手くないから、ボソボソ投げやりな言い方が合ってると思うしね。
ほら、NHKの時代劇なんて、前田さんに合わないですよ。
だいたいカツラ付けても似合わないもん。
テレビで消耗されるよりも、個性的なキャラを確立して、スクリーンの中で
自分の居場所を見つける方がいいと思う。
ワタシは脇役で光れる女優さんにはなれると思うんだけど・・・
すぐキレる女の役とか、ずっとギャーギャー喋り続ける役とかね。
映画のストーリーは、主人公タマ子の約1年間のグータラ生活のお話。
父親に料理からパンツの洗濯までしてもらい、ただ食べて、寝て、マンガを見て・・・
見てて不快でもなく、大きな感動があるワケでもなく、もったりしてます。
そして、前田さんは、ブサ可愛い!多分、女子のファンは増えたかも(笑)
この映画を見て、何かを得るんじゃなくて、自分自身の情けない部分を許せて、
可笑しく思えちゃうかもしれません。 (75点)