カモンカモン
「人生はビギナーズ」のマイク・ミルズ監督・脚本によるモノクロ作品。
「ジョーカー」のホアキン・フェニックスが、9歳の甥の面倒を数日見ることになる主人公を
演じます。
この甥っ子が、手のかかる子と言うか、全く思い通りにならない子なので苦労するの。
母親である主人公の妹でさえ、愛してるけど、チョットもう無理です状態のようでした。
主人公は、ラジオジャーナリストで、番組で使う子供たちのインタビューを採取してます。
劇中、そのインタビューシーンが、まるでドキュメンタリーシーンのように登場します。
9~14歳の子供達は、自分の家族や地域のこと、未来の夢とか語るの。
演技ではない生の声です。
本作は、主人公が甥っ子と絆を深めていくストーリーかなって思っていましたが、
実は、マイク監督は、子供達の生の声を伝えたかったんじゃないかと・・・
そして、大人の私達に、今出来ることを考えなさいと言われているように感じました。
正直、娯楽映画としての面白さはなかったけど、優しい気持ちになれた作品です。(70点)
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