リコリス・ピザ
「ブギーナイツ」「マグノリア」のポール・トマス・アンダーソン監督の最新作。
本作は、アカデミー賞の3部門にノミネートされました。
1973年のロサンゼルス郊外のサンフェルナンド・バレー。
主人公の高校生ゲイリーは、高校に撮影に来ていた25歳のカメラマンアシスタントの
アラナに一目惚れ。
歳の差なんて全く気にせずにグイグイとアタックしてくるゲイリー。
それに振り回されるアラナ。
すれ違いや別れを経験し、2人が出した答えとは・・・
キラキラのラブストーリーではありません。
ゲイリーは、高校生というよりも、ふっくらとしたおじさん。
演じていたのは、本作がデビュー作となった故シーモア・ホフマンの息子さん。
お父さんに、顔も体型もソックリでした。
アラナ役は、三姉妹バンドのアラナ・ハイムで、美人でもなかったから、
一目惚れという設定が、正直すんなり入ってこなかった。
でも、2人の恋模様が気になったのは、確か。
美男美女ではないけど、見てしまう。なんか惹かれてしまう。
一瞬の感情の切り取りが、光っていた作品でした。 (72点)
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