流浪の月
本屋大賞を受賞したベストセラー小説を「悪人」の李相日監督が実写映画化。
学校帰り、家に帰れず公園で過ごしていた10歳の少女。
孤独な青年は、そんな彼女を家に招き入れてあげます。
居場所を見つけた2人の幸せな時間は長続きせず、「誘拐犯」と「被害女児」と
なってしまう。
それから15年後、2人は偶然再会するのですが・・・
2人の生い立ちが、可愛そうだったし、大人になっても好奇の目が酷いし
今は特にSNSで簡単に検索されたり、公開されたり、知らなかった人にも知られてしまう。
残酷な世の中だと思う。1度つまずいたら大変だ。
救いだったのは、大人になった2人が、再び寄り添って、自分たちの居場所を見つけたこと。
幸せになってほしい!と強く思いました。
冷たい水を感じさせる映像も素晴らしくて、「パラサイト」の撮影監督と知って、ナットクです。
文を演じた松坂桃李さんが、役作りで、気持ち悪いくらいガリガリに瘦せられてたり
横浜流星さんが、異常なDV男を演じられていたり、役者魂が凄かったです。(78点)
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