天然コケッコー

サラ

2007年10月11日 00:20


「ド田舎バンザイ!」の映画でした。
ゆったりと流れる時間の中に、すっぽり包まれて、心地よかったです。

主人公の右田そよ役をやった夏帆さんが、
とびっきりカワイイ!
ワタシ的には、彼女を見てるだけでもOKの
映画でした。

全国生徒が、たったの6人の分校に、ある日イケメン転校生が、やってくるところから始まります。
転校生、大沢君を演じた岡田将生さんは、スタイル抜群、オシャレで、クールなイケメンさんにピッタリでした。
やっぱり、美男美女、もしくはカッコイイ&カワイイがいいですね〜
特に、ワタシ的には必須条件。

夏帆さんと岡田君は、そこに居るだけで、キラキラしてて、ハッとさせられました。
こんなキラキラ感って、あの頃しかなかったものだなあ〜と思う。

記憶の中では、光に包まれた瞬間なんだけど、それが目の前に広がってました。
なんとも懐かしくて、羨ましくて、そしてシアワセな気分にさせてもらった映画です。

でも、ストーリーはキレイ事ばかりではなくて、友達から嫉まれた事や、
自分では気がつかずに友達を傷つけていた事に対して、自分を責めたり、
急に大泣きしてしまったり、そんな青春のイタイ部分も、しっかり描かれてました。

監督は「リンダ・リンダ・リンダ」の山下敦弘(のぶひろ)
毎日続いている日常を、ステキな瞬間に変えてくれる監督さんです。

そして脚本は、渡辺あやさん。原作の大ファンだったそうです。
デビュー作は「ジョゼと虎と魚たち」
そして、あの「メゾン・ド・ヒミコ」も書かれてます。
ワタシが大好きな脚本家さんです。

主人公、そよのお父さんは佐藤浩市さんでした。
あまりにも、普通のお父さんだったので・・・
「スキヤキウエスタン・ジャンゴ」の後遺症か?ギャップに苦しみました(笑)
お母さんは、夏川結衣さん。
若手のフレッシュな魅力が、ベテランの存在感に支えられて、思いっきり輝けたような気が
します。

映画は、そんなに大事件が起こるわけでもなく、スローに流れてゆきます。
その空気感の心地よさを楽しんでほしい作品です。
かつて、存在していたあの頃、
普通に流れていた日常のキラメキが
スクリーンの中に溢れてました。

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