「ロード・オブ・ドッグタウン」のキャサリン・ハードウィック監督の最新作です。
この女性監督は、建築家でもあるそうで、劇中でもCGは少なかったですね。
険しい山のシーンや、砂漠のシーンもロケでしたし、石造りの住まいも再現してました。
ストーリーは、イエス・キリスト誕生までの母マリアと、夫ヨセフの愛のお話でした。
ヨセフとの婚約中に、神の子を身ごもってしまったマリア。
周囲から非難を浴びますが、ヨセフはマリアを信じ、その子を育てる事を決め、ヨセフの故郷
ベツレヘムに旅立ちます。
その200キロの過酷な旅の中で、若い夫婦は、お互いの親愛を築き上げてゆきます。
正直、この映画はスルーするつもりだったんです。
でも、マリア役を演じたのが「クジラの島の少女」で主演したケイシャ・キャッスル=ヒューズと
知って、見てみようなか〜と。
あの女の子が、どんなに成長したのか見てみたい!
そして、チラシを見たら、キャサリン監督で悪くないやん!と、いうことで・・・見て来ました。
ワタシが、スルーしようと思った理由というのは、
宗教的な映画かも?という事。
でも、そういう映画では、全くなかったです。
長い旅の中で、お互いに信頼を築いていく様子を丁寧に描いてくれてました。
ワタシは、クリスチャンではないから、純粋に映画として楽しみました。
夫のヨセフを演じたオスカー・アイザックが、とにかくヨカッタです。
脇役に徹していて、控えめな演技なんだけど、マリアを深く愛している気持ちが
伝わってくるんですヨ〜
いいなぁ〜うらやましいなぁ〜と思いながら、見てしまいました(笑)
マリアを演じたケイシャは、撮影当時は、まだ15歳だったらしいです。
彼女はセリフで表現するより、佇まいで演技する女優さんだな〜と思います。
監督もわかっているのか?セリフが少ないです。
だから、マリアの気持ちの流れが、少し掴めませんでした。
でも、大役は果たせてたと思います。
この映画は、あらゆる専門家の協力を得て、キリスト誕生までの物語を忠実に再現したそうです。
題材としては、明らかに宗教的だけど、映画は、マリアとヨセフの物語でした。
とにかく、ヨセフの深い愛情にキュンとしちゃったので・・・
見る前の心配は、どこかに飛んでいっちゃいました。
クリスマスデートで見るのも、いいかも?ですね。