原作は、京極夏彦のベストセラーシリーズ。
2005年に公開された「姑獲鳥の夏」に続く、京極堂シリーズ第2弾です。
前作も劇場で鑑賞しましたが、あまり面白くなかったです。
途中まで、ストーリーが読めないし、暗〜いしで・・・
今回の第2弾の方が、全体的にキャラクターが明るくなってるし、
ストーリーも分かりやすくて、見やすいと思います。
それでも、京極夏彦さんの原作の映画化って大変みたいですね。
登場人物が多いし、それぞれに関わりがあるし、謎も1つではないですから・・・
今回、映画化するにあたって、原作を忠実に再現してある部分と、
大胆に脚色してある部分があるそうです。
京極堂を演じた堤真一さんと、探偵を演じた阿部寛さんは、前作からの続投。
作家の関口役は、前回は永瀬正敏さんでしたが、今回は椎名桔平さんです。
実は、堤さん、阿部さん、椎名さんの3人は、みんな1964年生まれの同級生なんです。
だから、息がピッタリで、演技をしなくても、昔から馴染んでいるって感じでした〜
主役をはれる3人の共演だけでなくて、他のキャストも豪華でした
クドカンが、あんな役柄を演じるなんて、意外でした。
そして、意外に上手くて、違和感を感じなかったです(コレ、ホメてます)
とにかく、出演されている俳優さんの中で、
「この人は、ミスキャストだわ」と思った人が1人もいなかったんですよね。
屋外のシーンは、ほとんど中国ロケをされていて、戦後の殺伐とした雰囲気が出てました。
室内のセットも大掛かりだったし、ロケも中国でやって、キャストも豪華・・・
お金かけてるなぁ〜と思います。
ワタシ的には、映画の京極堂シリーズは、ストーリーがややこしくて苦手ですけど、
今回の各キャラクターには魅力を感じました。
同級生3人組以外にも、刑事2人のキャラも笑えたし、マギー演じる記者もユニーク。
キャラクターの魅力を感じられた映画です。
それだけでも楽しめると思う。
でも、グロいシーンもあるので、苦手な方は要注意です。