原作は漫画家、西原理恵子さんの自伝的な作品です。
スランプに落ちて自堕落な生活を送る漫画家の主人公が、新米編集者のキツイ一言が
キッカケで、自分の少女時代を思い出します。
そこには、二人の友達との思い出が詰まってました。
大人になった主人公を演じるのは深津絵里さんですが、
3分の2くらいは、少女時代の回想シーンです。
高校時代を演じたのが、大後寿々花さん。
インパクトからいくと、彼女がメインに感じました。
辛口になっちゃうけど、映画はまあまあかな〜
ワタシ的には、DVD観賞で十分かなぁ〜と思った。
”すべての女の子を元気にするノスタルジックストーリー”
この売り文句は当てはまらないと思う。コレを見て元気にはならないもん!
私的な物語に当たると思う。
でも、昔とっても仲がよかった友達と、突然ケンカ別れをしちゃって
それが、ずっと心残りだったりとか・・・
主人公と、何かリンクする思い出があったとしたら・・・
心の中にストンとハマッちゃう映画になるだろうな〜とは思う。
昔の仲良し3人組は、お互い辛い境遇の傷をなめあう事で繋がってるように感じたし、
すべての女の子に共通するようなパターンじゃなかった。
そして、どんぐりの背くらべのような中でも、お互い妬みや憧れのようなものがある。
この陰険さが嫌だったな〜
女の子同士の友情って、こんなもんだけじゃないゾ!!!
もっと違うパターンは沢山あるんだから!
この拒絶反応が、ワタシが辛口になった理由のひとつのような気がする。
だから、私的な物語だと思う。そう思ったら腹も立たない。
ストーリーも少女時代から現在36歳の主人公までの間がすっぽり抜けてて、
しっくりこなかった。説得力も欠けちゃう。
いつ頃、少女時代を封印してしまったのか?コレって大事だと思うんだけど・・・
回想シーンが長すぎです・・・全体の半分くらいにしてもらわないと・・・
ワタシのように、元気にしてもらおう!な〜んて思って見ると、失敗しちゃうんで(笑)
な〜にも考えずに行くと、それなりに楽しめるとは思う。