ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

サラ

2009年12月06日 18:06


「キサラギ」の佐藤祐市監督の最新作です。

高校の時にイジメにあい、高校中退。それから8年間のニート生活。
母の突然の死をキッカケに、就職活動。
情報処理の国家資格を持ってはいるが、どこも中卒を雇ってくれるところはいません。
そして、やっと拾ってくれる会社があったけれど、そこはブラック会社だった・・・

「2ちゃんねる」の書き込みによって、ネット上で話題になり、書籍化。
これは実話を元に作られた映画です。

コレは面白かった!!!
そして、意外にもマジメなお話で、共感出来る部分も多く、プチ感動でした。
現実の辛さから逃げてばかりいた主人公が自分を変えたいと強く願い、
ひたむきに頑張るのです。
今の不況時代、職に就くのも大変だし、職に就けても、そこで生き残っていくのも大変。
ニートだった自分の幻影を振り払ったラストシーンの一言に、ジ〜ンときちゃった!

と、言っても、説教じみたり、お堅い映画ではなく、遊びゴコロは満載!
アニメは出てくるし、三国志も出てくる。
個性的なキャラに笑えちゃうしで、とても面白いです。コメディー映画でもある。
脚本は「ROOKIES−卒業」を担当した、いずみ吉紘さんという方でした。
佐藤監督の演出も、テンポよく、まとめてくれてます。

遊びゴコロと、マジメなメッセージを込めた映画です。
ただ、ヘラヘラ笑って、おしまい!って映画じゃない。
ワタシ的には、オススメします!
エンドロールが終わったのち、スペシャルゲスト?が登場しますので
明るくなるまで、席を立たないように・・・

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