「ファイディング・ニモ」のピクサースタジオ製作によるファンタジーになります。
公開は12月初めでしたが、その間に体調を崩したりで、やっと見る事が出来ました。
主人公は78歳のカールじいさん。
亡き妻との思い出の詰まった家と人生最後の旅に出るお話です。
現在に至るまでの思い出のシーンのくだりが素晴らしいです。
エリーと初めて会った日の事。
それから結婚に至るまでの日々。
結婚してから歳を重ねる日々。
そして、エリーの方が先に逝ってしまう・・・
観客はカールじいさんの想いをしっかりと受け取れるでしょう。
エリーとの思い出と共に、人生最後の旅に出ようと思った流れも自然なものでした。
と・・・ここまでは、よかった。
その旅に紛れ込んだ少年、いや、坊主と呼んでかまわない。
その彼の登場までは・・・
アメリカでは、こういったシーンに登場するキャラクターは、小太りでトロい。
あるいは、やせこけて、そばかすでトロい。
賢くもなく、ジャマばかりして、食い気だけはある。
足を引っ張るし、すぐ腹は減るし、うるさいしで、イライラしちゃいました。
子供さんも多かったのですが、いつもジャマをするので
「あぁ〜またぁ〜〜〜」と叫んでいる子もいました。
ワタシは大人だから、そんな事言えないけど、心の中では、拍手喝采!!!
でも、彼の登場によって、カールじいさんの旅は最後の旅にはならず
冒険の旅になるという・・・重要な役どころになってます。
ラストも、めでたし!めでたし!
みんなシアワセに暮らしたとさ!でした。
少年は、ウザかったけど、ストーリーはとてもいい話でした。
カールじいさんを通して、人生のラストを、どう過ごそうか考えさせられます。