2024年03月31日
52ヘルツのクジラたち

2021年、本屋大賞を受賞した同名小説を成島出監督が、実写映画化。
52ヘルツのクジラの鳴き声は、あまりに高音で、他のクジラたちには聞こえない。
だから、そのクジラは仲間もいなく、ずっと孤独らしい。
主人公が、東京から移り住んだ海辺の街として登場するのが、我が大分の佐賀関です。
大分の皆さん、もう見られましたか?
劇中の3分の2くらいは、佐賀関と田ノ浦あたりの風景でした。
メインのチラシに載っている海は、別府湾ですね。
別大国道からは、この家は見えないだろうなぁ~
見ながら、あのお店だとか、あそこのあたりで撮ってんなとかわかりました。
正直、ロケ地鑑賞が主だったんですが、感想としては、主人公は、虐待された心の傷を
同じ境遇の少年を救うことで、自分自身を救済していったのだと思います。
自分が見てる風景を、スクリーンで見れるのも楽しいものです。 (70点)
2024年03月31日
ゴールドボーイ

原作は、「バッド・キッズ」という中国ドラマのようです。
製作と脚本は中国の方で、監督とキャストは日本人、舞台も沖縄に設定して
映画化した意欲作です。
岡田将生さんの悪役はいいんじゃない?と思って、たまたま見た作品でした。
コレが、めちゃくちゃビンゴ!当たりでした!
やっぱサイコパスの岡田将生さん、サイコーです(笑)
最後のオチは、ふーんって感じ。
やっぱ頭がキレても、所詮、お母さん大好きな中学生だわって思った。
配信とかで見れる機会があったら、オススメです。(78点)
2024年03月31日
哀れなるものたち

アカデミー賞にノミネートされた作品。
主人公ベラを演じたエマ・ストーンは、「ラ・ラ・ランド」に続き、2度目の主演女優賞に耀きました。
ストーリー設定が、ぶっ飛んでましたね。
天才外科医が、自殺した女性ベラの身体に、自殺した女性のお腹の中にいた赤ちゃんの脳を
移植して、蘇生させるのです。
見た目は、大人の女性、でも頭の中は赤ちゃん。
ベラの脳は、少しずつ成長して、知性を身につけていくのですが・・・
最初は、意のまま欲望のままです。
そこの凄まじい演技で、主演女優賞に耀いたのでしょう。
人間と動物の違いは、知性なんですね。
でも正直、この映画を見て感動はなかったです。
何を伝えたいのか?その答えに迷いました。
ただ、衣装は素晴らしくって、楽しめました。 (70点)
2024年02月13日
ゴールデンカムイ

アイヌの莫大な埋蔵金を巡るサバイバル・バトルを描いた同名コミックの
実写映画化。
もう皆さんが知ってる通り、メッチャ面白いです!!!
山﨑賢人、凄いなぁ~
キングダムやった後に、コレだもん。
まだこんな引き出しあるんじゃん!って思った。
「またヤマザキケント」な~んて言ってた方々もひれ伏しちゃってるよ。
その他の共演者の皆さまも素晴らしくって、言うことなしです。以上!
(90点)
2024年01月30日
ある閉ざされた雪の山荘で

東野圭吾さん原作の同名小説の実写映画化になります。
舞台出演をかけた劇団俳優たちの最終オーディション。
それは、「大雪で閉ざされた山荘」というシチュエーションで行われる4日間の合宿。
そこで、殺人事件が起こってしまう・・・
ミステリーサスペンスです。
出演されている俳優さんが、主役級の方々ばかりで、ホント豪華でした。
まぁそれを楽しめただけでも価値はありました。
誰が犯人?も終盤までわからなかったです。
最後は、現実が舞台になっちゃってるような感じ。
とりあえずハッピーエンドかな。 (75点)
2024年01月13日
PERFECT DAYS

「パリ、テキサス」などのドイツの巨匠、ヴィム・ヴァンダース監督作品。
主演の役所広司さんは、この作品で、カンヌ映画祭最優勝男優賞を受賞しました。
東京、渋谷の公衆トイレの数々。
そこで、清掃員として働く主人公の日々が描かれます。
毎日、規則正しく、淡々とした穏やかな日々・・・
その中で、思いがけない小さな出来事も起こります。
これが、究極の理想なんだろうなって思う。
主人公が、幸せを感じる瞬間がわかるから・・・
自分の仕事に誇りを持てたら、幸せだと思うし、大きな欲望を持たなかったら
人生も楽になるだろうなって思う。
ワタシは、まだまだ煩悩に縛られているので、楽になれそうにないな(笑)
でも、映画を見ながら、心が穏やかになりました。 (85点)
追記:渋谷の公衆トイレのクオリティには、オドロキました。
聖地巡礼したいくらいです。
2024年01月07日
アメリ デジタルマスター版

22年ぶりに、あの「アメリ」が、デジタルマスター版で戻ってきました。
当時のワタシにとっては、アメリの世界観全てが、カルチャーでした。
アメリのポップなお部屋に憧れて、ピンクの照明を付けたら、1週間で体調が
悪くなってしまったことが懐かしい(笑)
アメリに会える・・・公開日は、ドキドキワクワクでした。
それは、あの頃の自分に会えること・・・
色彩に、ファッションに、インテリア・・・そうそうアメリの世界だぁ
でも、ストーリーは、ほとんど忘れてました(笑)
そして、22年も歳をとると、登場人物たちの心情がよくわかるの。
歳をとると、少しは役に立つこともあるものですね。
キュートで可愛いアメリの世界は、今でも色あせない。
当時を知らない若い世代が見ても、虜になるハズ。
ブルーレイ出たら、ゲットします!