2015年01月29日
毛皮のヴィーナス

巨匠ロマン・ポランスキー監督の最新作になります。
監督は、『ゴーストライター』『おとなのけんか』と次々とヒット作を生み出している
80歳を超えているお爺ちゃん、尊敬しちゃいます。
登場人物は、なんと、二人のみ。
舞台『毛皮のヴィーナス』の演出家、トマと、そのオーディションにやって来た
無名の女優、ワンダです。
遅刻してやって来たワンダは、トマにオーディションを懇願し、渋々付き合うことに・・・
限られた空間と、登場人物も二人だけ、2時間も飽きずに見れるのかしらん?と
思ってましたが、スクリーンにクギ付けでした。
どこかの下品なオバさんにしか見えなかったワンダが、舞台に上がった途端に
女優に変貌しちゃうのです。
トマも驚いてたけど、ワタシもオドロいちゃった!
トマは、どんどん彼女に堕ちていきます。
ワンダを演じた女優さんは、ポランスキー監督の奥さんらしいです。
監督が、堕ちていったのが、わかる。
トマは、ワンダに魅了されていって、自ら、彼女に支配されてゆくの。
ラストは、完全に立場が逆転してました。
中身が濃いので、もう1度観るのは、しんどいけど、怪作でした。 (80点)
2015年01月29日
ベイマックス

アナ雪の大ヒットで波に乗っているディズニーの最新作になります。
本作には、王子様もお姫様も出てきません。
主人公は、天才少年のヒロ。
大好きだった兄のタダシので失くし、悲しみに暮れます。
そんな中、兄が開発していたケアロボット、ベイマックスが起動する・・・
温かな気持ちになれるステキな映画でした。
ぷにゅぷにゅのベイマックスに、抱きしめられたいです(笑)
ストーリーは、お子ちゃまでも、OKレベル。
難しくはありません。
ワタシ的には、美術面で、スゴク楽しめました。
舞台になっているサンフランソウキョウは、サンフランシスコと東京をミックスした街。
実際のサンフランシスコの地形の上に、東京のいろんな街のテイストを
ミックスしています。
函館の街に似てる〜と思う坂のシーンもありましたね。
渋谷のスクランブル契とか、昔商店街とか、見つけるのが楽しいと思う。
看板も日本語だったりします。
監督の大きな日本愛じました。
そして、ベイマックスの相手を思いやる気持ちも日本人ならではの事。
本作は、すんなり日本人に溶け込めると思う。 (80点)
2015年01月25日
福福荘の福ちゃん

コレは、面白い!
大島美幸さんの見事なオッさんぶりが素晴らしくて、共演していた荒川良々さんとは
まるで兄弟のようでした。
女優?としての大島さんを、チョット見直しました。
福福荘に暮らす住人に、完璧な人は、いません。
悪く言えば、社会的にも下層で暮らしている人たちです。
でも、この映画の中では、そんな人々にも光を当て、優しい眼差しと共に見守ります。
人間愛に溢れていて、気持ちが温かくなりました。
ワタシには、嬉しい拾い物、いい映画でした。 (83点)
2015年01月25日
真夜中の五分前

本多孝好さんの同名小説を、行定勲監督が、舞台を上海に移して
実写映画化。
主人公は、三浦春馬さん演じる時計修理工の青年。
彼は、他界した恋人の面影を引きずっていましたが
ある女性と出会い、新しい恋に落ちます。
その彼女には、売れっ子モデルの華やかな双子の妹がいた・・・
中国の人気女優、リウ・シーシーさんが、双子の姉妹を、一人二役で
演じられてました。
全く雰囲気が違っていたので、双子の女優さんが演じていると思ったほど。
上手い女優さんですね。オドロきました。
三浦春馬さんは、いつもの微笑みを封印して、新しい役柄に挑戦されてます。
生き残ったのは、妹なのか?姉なのか?
そこがミステリーでしたが、曖昧なまま、フニャンと終わった感じです。
正直、スッキリしません。
ミステリーを期待してたら、空振りだと思う。
ワタシには、異国の趣とか、雰囲気のある作品で、ファンタジーに近かったです。
(75点)
2015年01月23日
バンクーバーの朝日

『舟を編む』の石井裕也監督の最新作になります。
戦前、カナダのバンクーバーに実在した日本人野球チーム"バンクーバー朝日"
彼らは、差別や貧困の中、小柄な日本人の特性かした戦術で
勝利を重ねてゆきます。
豪華な若手俳優さんの共演、脇役にも演技派俳優さんが
固めているので、まぁ〜スカはないでっしょ!
ただ、きれいにまとまり過ぎてる感があって、後に引くものが
ありません。
もっとドロドロした部分があったはずでしょうが
これは娯楽作品だからということだと思います。
石井監督作品だったので、期待値が高かった分、少しガッカリでした。
でも、妻夫木さん、亀梨さんとビジュアルは完璧で、楽しめました。(75点)
2015年01月18日
あと1センチの恋

昨年暮れの東京散策時に、新宿のシネマカリテにて鑑賞。
口コミで、あっという間に上映館が増えたという作品。
大分のTジョイでも、1月3日から上映が始まって、ビックリしました。
それも、そのハズだと思う。
映画が終わり、ゾロゾロと出口へと向かう間、横も後も女性たちが皆「ヨカッタねぇ~」と
言ってたから・・・
ワタシは、おひとり様だったから黙ってたけど、連れがいたら同じように言ってたと思う。
とにかく胸キュンキュン!
可愛いヒロインとイケメンの2人による王道のすれ違いラブストーリーなの。
邦題の「あと1センチの恋」良く考えたもので、ストーリー展開は、そのまんま!
6歳から幼なじみの2人は、お互いを想いながらも、友達以上、恋人未満の間柄。
運命のいたずらで歯車がくるい、2人はすれ違い、それぞれが人生の苦難を乗り越えて
最後は、ハッピーエンドで終わってくれます。
見ている観客は、運命のいたずらを恨み、胸が切なくなり、どうか2人が
結ばれますように・・・と願っちゃう。
2人は、12年間もかけて、あと1センチの壁をクリアするの。
見終わった後は、幸せな気分!そして、すんごい充実感!
見終わったばかりなのに、すぐにもう1度見たくなりました。 (85点)
2015年01月17日
ガガーリン 世界を変えた108分

昨年暮れの東京散策時に、新宿のシネマカリテにて鑑賞。
大分では今のところ、公開予定はありません。
1961年に人類初の宇宙飛行を成し遂げたユーリー・ガガーリン。
本作は、生誕80周年を記念して製作されたロシア映画です。
実は、ロシア映画というのも知らずに見たくらいで、正直、期待値は高くはありませんでした。
そしたら、面白い!
ギャップがあるほど、サプライズも大きかったです。
あの時代の世界情勢・・・アメリカとロシアは宇宙開発戦争としていたとか、
興味深いものでしたし、主人公の生い立ちを回想シーンで織り込ませて
人間味溢れるガガーリンを描いてました。
あの当時、宇宙に行くなんて、夢物語でした。
でも、ガガーリンは、本当に信じていて、前向きな考えを持った人でした。
伝記映画というと史実を淡々と描くことに注力してしまい、つまんない作品もあります。
でも本作は、主人公に魅力を持たせてくれていたので、映画として面白かったです。
ロシア映画も、あなどれませんね。 (80点)
2015年01月15日
ゴーン・ガール

「セブン」「ソーシャル・ネットワーク」のデヴィット・フィンチャー監督の最新作。
誰もが羨むような完璧な夫婦だったニックとエイミー。
でも、5回目の結婚記念日の朝、妻のエイミーが失踪してしまう。
部屋には、争った形跡が残され、キッチンには妻の血痕が発見される。
幸せそうなこの夫婦に一体何があったのか?
エイミーは、どこへ消えたのか?
原作は、女性が執筆したミステリー小説です。
女性が書いたと知って、少しゾッとしました。
他人から見たら幸せそうな夫婦の隠された秘密が次々と暴露されてゆきます。
それに、マスコミが、いかにこの手の事件が好きだってこと。
まぁ~需要があるってことですよね。
人間は、人の不幸を楽しめる動物ですから・・・
見る前は、ニックが事件を解決するのかな?と思ってました。
だって、ベン・アフレックが演じてたから・・・
そしたら・・・エイミーが凄!
こんな女に引っ掛かったら、災難としかいえない。
エイミーは完璧な自分をプロデュースする、自分大好き女。
ニックは、自分をプロデュースする為の重要なアイテム。
アイテムが劣化してきて、イラついてきた頃に、こっそり使っている者を発見。
自尊心を傷つけられたエイミーの復讐はハンパない!
過去の2人の顛末は、可愛そうでした。
ニックもそうならない為には、優秀なアイテムのままでいるしかないのでしょうか。
想像していたのとは違うストーリーでしたが、それなりに楽しめました。
ただ、他人には興味のない自分には、スクリーンの中の世界でした。(78点)
2015年01月13日
くるみ割り人形

昨年暮れの東京散策時に、渋谷のシネクイントにて鑑賞。
公開から1ヶ月ほど経っていたので、もうここでしかやってませんでした。
大分では、未公開作品となります。
シネクイントは、渋谷PARCOパート3の中にあるオシャレな映画館です。
上映される映画も、若者向きのラブストーリーとか、アートな感じのものとか
ワタシ好みの作品が多いので、上京したら必ずチェックしてます。
あと、椅子の座り心地がいいの。コレって重要なこと。
ちなみに、1番好きな椅子は、新宿のシネマカリテ1番シアターの赤い椅子です。
シネマ5の椅子は、だいぶヘタレてきてるから、同じ椅子に変えてくれないかな。
だって、端っこの椅子は、傾いてるから、座れなくなっちゃてるもん。
さてさて、本作は、ハローキティ40周年を迎えたサンリオが製作した作品です。
ストーリーは、お子ちゃま向けの内容。
ワタシは、ポップな色彩とか、アートを観賞する感覚で、見に行きました。
美術的には、ヨカッタです!見にいった甲斐がありました。
監督は、きゃりーぱみゅぱみゅを代表する日本の“KAWAII”を世界に発信されている
増田セバスチャンさん。
声優さんも、有村架純さんや松坂桃季さんといった話題の俳優さんがやられてます。
アート好きな大人女子は、“極彩色のカワイイ映画”は、楽しめると思います。
2015年01月12日
宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟

昨年暮れの東京散策時に、新宿ピカデリーにて鑑賞。
本作は、大分でも公開されてましたが、多忙の為、未鑑賞のまま。
大分に戻る頃には、上映終了になってるかもしれないと思い、東京での鑑賞となりました。
1974年にテレビアニメ放送が始まった「宇宙戦艦ヤマト」
2012年には、スタッフを一新して「宇宙戦艦ヤマト2199」が始まります。
本作は、「宇宙戦艦ヤマト2199」の完全新作の劇場映画だそうです。
コアなファンではないけれど、とりあえず見ようかなぁ~と前売券をお買い上げ。
ヤマトと言ったら、地球=ヤマト対ガミラスの闘いである事くらいしか知りません。
劇場は、男性ばかりで、女性は、ワタシだけだったかも。
大分と違ってたのは、20代や30代といった若い男性の方もいたことです。
完全新作と言われても、ワタシにはオリジナルなのか?ニューストーリーなのか?も
わかりませんでしたが、とにかく面白かったんですヨ!
ファンタジーな要素もあって、これがヤマトだと言うことを忘れてしまうことも・・・
これだと女性も楽しめるんじゃないかと思います。
戦闘シーンも迫力あるし、映像はキレイだし、見てヨカッタです!
正直、甘く見ていた自分を反省・・・
映画は、ホント見ないことにはわかんないですね。 (80点)
2015年01月07日
アオハライド

「ホットロード」の三木孝浩監督が、同名人気少女コミックを実写映画化。
高校生の友情や恋愛模様を描く青春ラブストーリー。
書くことは、あまりありません。
少女コミックから抜け出してきたような美男美女が織りなす王道のラブストーリーでした。
一言で表したら、“トキメキ”ですね。
いい大人になると、縁遠い代物ですもん(笑)
ただ、主人公を演じた本田翼さんの演技がねぇ~
他の脇役さんのフツーが、上手く感じられたくらいです。
あとは、東出さんの高校生役が、ギリギリセーフでした。
映画としては、可もなく不可もなくでしたが、
やっぱ、青春=アオハルは、いいものですね。 (70点)
2015年01月02日
ホビット 決戦のゆくえ

「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンが仕掛ける壮大な
アクション・アドベンチャーの完結編。
「ホビット」3部作は、「ロード・オブ・ザ・リング」の主人公、フロドの養父、ビルボの
若き日の冒険を描いたものです。
映画化の順序が逆になってますが、本作のラストが、「ロード」へと
頭の中で、繋がりました。
それも気持ちいいほどに、パリッとね。
「ロード」が公開されたのは、13年前。
ワタシも含め、この壮大なシリーズを見届けていた方々にとっても、旅の終わりです。
ラストは、激突の決戦祭りです!迫力ありました!
ドワーフ、エルフ、人間、そして魔法使いまで、種族を超えて、闇の冥王に立ち向かいます。
「ホビット」は「ロード」に比べたら、ストーリーは小規模なんだけど
それを感じさせないパワフルな演出がありました。
やっぱ、「ロード」からやっているピーター・ジャクソンの技だね。
今回もドラゴンの声を担当されていたベネディクト・カンバーバッチさんの声に
酔いしれちゃいました(笑) (80点)
2014年12月31日
マダム・マロニーと魔法のスパイス

「砂漠でサーモン・フィッシング」のラッセ・ハルストレム監督の最新作。
南フランスの田舎町で、1つ星レストランを経営するマダム・マロニー。
そこに、インドから移住してきたカダム一家が、インド料理店をオープン。
反目する2つの店の距離は、道を隔てた100フィートのみ。
原題の「ザ・ハンドレッドフィート・ジャーニー」「100フィートの旅路」がきてます。
マダム・マロニーが、カダム家のシェフ、ハッサンの天賦の才能に触れたことで
起こった奇跡とは・・・
主人公は、マダム・マロニーではなく、青年シェフのハッサンの方でした。
ハッサンを通して、料理は人生を変えるくらいの魔法を持っているんだということ、
料理は、食べてほしい人がいるからこそ輝くものだということ、
いくつになっても、あんなに頑固だったマロニーが、変化を恐れず、変わってゆく姿は
観客に勇気を与えてくれると思う。
マダム・マロニーと、カダム家のパパとのバトルは、なかなか面白かったです。
美味しそうな料理も楽しい。いい映画でしたぁ~ (80点)
2014年12月30日
6才のボクが、大人になるまで。

11月の東京散策時、有楽町のシャンテにて鑑賞。
今のところ、大分での公開予定はありません。
シャンテは、TOHOシネマズの中では単館系作品を中心に上映している劇場です。
TOHOシネマズのシネママイレージも溜まるし、ムビチケやフリーパスも使えます。
そして、シャンテに来る方は映画通が多いので、観客のマナーの良さも魅力です。
本作は、6才の主人公が18才になるまでの12年に渡るストーリー。
主要なキャストの4人が、監督と共に、12年に渡り撮影を続けたことに敬服!
両親役の2人は、いい中年になり、子供役の2人は、りっぱな大人に・・・
これは、映画史に残ることになるでしょう。
6才の少年の成長と共に描かれる人生の軌跡は感動ものでした。
可愛いかった少年が、だんだんと人格を持って、大人へと変わってゆく様子を
自分も共に歩んだような感覚は忘れられません。
そして、1人の人間が大人になるって、大変なことなんだなって思いました。
子供時代は、親に頼らざるしかなくて、親の再婚など振り回される弱い立場なんだと痛感します。
少年の実父役を演じたイーサン・ホークが素晴らしかったです。
そして、少年メイソンを演じた子が、だんだんとイーサンに似てくるの。
血縁関係はないのに、コレって不思議なことでした。
上映時間は、166分、長丁場でしたが、スクリーンの中に自分もいたような感覚・・・
メイソンが愛おしかったです。素敵な映画体験でした。 (85点)
2014年12月30日
嗤う分身

11月の東京散策時、渋谷のシネマライズにて鑑賞。
東京での上映は、ここだけでした。
本作の予告をネットで見て、どうしても見たかったんですよね。
シネマライズは、渋谷PARCOパート3の真向かいにある古い映画館です。
チケットは、道路に面しているガラス張りのカウンターで購入。
昔の映画に出てくるような、まさに昭和って感じなの。
そこから2階へと続く階段を上がってゆくと、劇場があります。
椅子とかはヘタレてなくて、座り心地は悪くはありません。
でも自分の前の席に、大きな方が座ったら、見えにくくなりそう。
ストーリーは、ドストエフスキー原作の「分身(二重人格)」が元となっているので
だいたい想像がつくと思います。
主人公、サイモンを演じるのが、ジェシー・アイゼンバーグ。
「ソーシャル・ネットワーク」の方です。
ヒロイン役は、ミワ・ワンコウスカ。この2人が出る作品には、スカはありません。
そして、監督は「サブマリン」のリチャード・アイオアディです。
劇中、流れてくるのが昭和歌謡曲。
日本レトロが、本作の不思議な映像世界と、マッチしちゃってるんです。
見終わった後も、頭の中でループしちゃうほど。
このシーンはいいですよ!予告編でも使われてましたもん。
太陽光はなくて、地下世界のような空間。
未来世界なのか、過去の時代なのか、時が止まっているような感覚です。
向き不向きが、ありそうな映画ですが、ワタシ的にはアタリでした。
ただ、ラストだけは、モヤっとして、スッキリしない。
「嗤う分身」だから、そういうことなんだけど・・・ (75点)
*本作は、1月10日(土)よりシネマ5にて、夕夜の2回、1週間限定公開されます
2014年12月30日
寄生獣

岩明均の同名コミックを山崎貴監督が実写映画化したもの。
人間に寄生し、人間を食糧とする謎の生物が出現。
高校生の主人公、新一は、彼の右手に寄生した「ミギー」と共に、凶暴な寄生獣との
壮絶な戦いへと巻き込まれてゆきます。
人間を頂点とした食物連鎖が崩れた時、人間はどうあるべきなのか・・・
後編へと続くストーリーなので、前編だけでは語れないというのが正直なところ。
それに、原作を知っているかでも、温度差が出ると思います。
ちなみに、ワタシは原作は知らないですけど、ストーリー展開にもついてゆけました。
主人公を演じる染谷将太さんの確かな演技力と、太い声のファンなんですよね。
だから、後編が楽しみで仕方ありません。
予告編も流れましたが、新一とミギーの友情に注目です。
まだ点数はつけられないけれど、とりあえず、80点で。
2014年12月29日
パワー・ゲーム

11月の東京散策時、新宿ピカデリーにて鑑賞。
大分では、未公開作品です。
ハリソン・フォードと、ゲイリー・オールドマンが、敵対するカリスマ経営者を演じ、
イケメン、リアム・ヘムズワース君が主人公。
その相手役が美し過ぎるアンバー・ハード。
ジョニデが、骨抜きにされたのも、ナットクなほど(笑)
このようにキャストが、豪華なんですヨ!
ストーリー自体は、ひねりもなく直球だったんですけどね。
見終わった直後は、「あぁ~面白かったぁ~」だったのは覚えていたんだけど
1カ月後にレビューを書こうとしたらストーリー忘れてました(笑)
ネットで検索して「そうそう・・・」と、蘇ってきましたけど・・・
でも、万人向けのお手軽感はあります。
DVD鑑賞しても、ハズレはないです。
それに、なんてったって、美男美女、見てて楽しいです。
特に、アンバー・ハードが、溜息もんの美しさで、中年のジョニデにはもったいない・・・
な~んて思ってしまったほどです。
ラストは、清々しくて、後味もスッキリでした。 (75点)
2014年12月28日
インターステラー

「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノ―ラン監督の最新作になります。
砂漠化が進み、滅亡の危機に直面する地球。
元、宇宙船パイロットだった主人公は、愛する娘の為に、新天地を求め宇宙へと旅立ちます。
SFものなんだけど、描かれていたのは父と娘の親子愛。
主人公の行動は、全て娘への愛からなの。
主人公にとっては、娘が末永く生きていけるようにするためのミッション。
それが人類の存続へと繋がってゆきます。
人間、自分の為だけだったら、そうそう頑張れない。
愛する人、守りたい人の為だったら、大きなパワーが生まれると思う。
ストーリーは、「重力」が大きなキ―になっているので、少々、頭も使います。
ワタシは監督の「インセプション」で予行練習していたので助かりました。
「インセプション」は3層構造になっていて、時の流れが違います。
この世界では1時間の時の流れが、下の世界では1分だったりするの。
SF映画としてのビジュアルも完璧な上に、豊かなストーリー性もあります。
少々、難解な部分もあるので、万人向けではないかもしれませんが、
映画通にはウケる作品だと思う。
ハッピーなラストも後味が良くて、気分スッキリ! (83点)
2014年12月19日
MIRACLE デビクロくんの恋と魔法

クリスマスソングの定番、山下達郎さんの「クリスマス・イヴ」をモチーフにした
中村航の恋愛小説を映画化したもの。
監督は、「のぼうの城」の犬童一心監督で、男女4人の片想いの恋の行方を描きます。
公開初日の舞台挨拶付きの回で鑑賞。
司会の女性の方よりも、デビクロくんの声を担当された劇団ひとりさんが、
ほとんどMCを独占されて、出演者4人に、なかなか聞けないぶっちゃけ話を質問。
犬童監督は、端でニヤニヤ笑っておられました。面白かったですヨ。
チラシに4人載っていたので、4人の群像劇かなぁ~と思ってましたが、主役は、相葉さんで
相葉さん演じる光を中心にストーリーが進みます。
デビクロくんも、漫画家を目指す光が描くキャラクター。
その架空のデビクロくんが、劇中出てくるシーンもあって、ファンタジーな部分もあります。
王道なラブストーリーと言うか・・・ありきたりと言っちゃあ、そうなんだけど・・・
見てて、心地いい作品でした。映像も綺麗だし、「クリスマス・イヴ」の曲がよく合います。
ラストもハッピーエンドだったし、美男美女カップルは、やっぱいい!目の保養になる(笑)
それに、主人公のキャラクターが、相葉さんに合ってたので、彼の魅力が、生かされてたと思う。
嵐の15周年コンサートが劇場中継された時、たまたまチケットが当たったので
見に行ったのですが、ラストの5人のトークの中で、相葉さんに1番ホロリときてしまったの。
彼の純粋さと、ひたむきさは、トークは下手だけど、人の心を動かします。
本作は、いい代表作になったんじゃないかな。
雑誌とかで「クリスマスに恋人同士で見るなら、この映画!」とかがあったら
多分、リストの中に、入ってくると思う。 (75点)
2014年12月15日
紙の月

「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督の最新作は、角田光代の同名小説の映画化。
銀行で働く主人公が、若い男性と過ごすお金のために、顧客の預金に手をつけてゆきます。
意外とアッサリしていた作品。
既に見られた方から、「リアルすぎて、チョット・・・」と聞いていたけど
見終わった後は、「エッ?こんなもん?」っていう感じでした・・・
主人公の梨花は、最初こそ葛藤があるけど、その後は淡々とお金を横領するし
若い恋人との愛欲のドロドロさもありません。
でも、宮沢りえさんが演じてたことで、万人向けにはなってたと思う。
もし、鈴木京香さんが演じていたら・・・愛欲に、どんどん支配されてゆくような
すんごいドロドロ感が出てたような気がする(笑)
これはこれで、映画的には、面白かったと思うんだけど・・・
あとワタシ的に印象に残ったのは、主人公の梨花よりも、
小林聡美さん演じる、より子の方でした。
彼女の考え方とか、行動の方が面白かったです。 (78点)
2014年12月01日
神さまの言うとおり

三池監督による同名コミックの実写映画化。
突然教室に現れたダルマさんが、ダルマさんゲームを始め、次々と生徒たちを殺してゆく・・・
生き残るためにはゲームに勝ち残ってゆくしかない。
「悪の教典」の三池監督だったので、キレのいい殺し合いかなぁ~と思いながら鑑賞。
面白かったのは、確か!
ただ、よくわかんない部分もありました。
単なるデスゲームと思えばいいんだろうけど、原作を読んでないワタシは
ラストは、結局そんで?と思ったし、福士さん演じる主人公は、これからどうなる?と
思ってしまい、スッキリしなかった。
でも、面白かったから、深く考えなくても、まっいいいや(笑)
本作は、若い俳優さんたちの宝庫で、皆さんヨカッタです。
1番オドロいたのが、染谷さんが、すぐいなくなっちゃったこと。
エッ?もう?あれって、インパクトありましたね。
そして、神木さんのイッちゃってる演技が、これまた上手いんだよね!
「るろうに剣心」の時といい、神木さん、一皮むけた感じです。
東宝ガールの山崎さんは、デビュー当時の長澤さんと違って、始めから上手いじゃんと思った。
そして、主演の福士さん、微笑みを封印して頑張ってました。
でも、とにかく神木さんが、スゴすぎたもんだから、主役を食われちゃってました。
「だるま」「まねき猫」「こけし」「しろくま」「マトリョーシカ」そして、神様。
しりとりなんですよね。
ラストから考えるに、「神様」って、「運」で決めるってことなのかしらん?(75点)
2014年11月26日
イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所

世界34ケ国で翻訳されているベストセラー小説「ミアの選択」
17歳の主人公、ミアを、同年代のクロエ・グレース・モレッツが演じます。
10月11日に日本公開され、東京散策時にも上映されてましたが、
ワタシは、Tジョイでの2週間限定上映で鑑賞しました。
とても素晴らしい作品だったので、2週間上映のみだったなんて残念です。
DVDが発売されたら、是非レンタルされてみて下さい。
あとは、シネマ5さんでの、再上映を願うのみです。
前回の再上映「アデル、ブルーは熱い色」よりも、万人向けの作品ですので
シネマ5さん、いかがでしょう?
ミアは家族で外出中に交通事故にあい、両親と弟が死亡。
彼女ひとりが昏睡状態の中、思い出されるのは、これまで生きてきた幸せな17年間。
大好きなパパとママ、親友のキム、そして愛するアダム・・・
家族と共に旅立つのか・・・ひとりで生きていくのか・・・
決めるのは自分自身なのだ・・・
事故から決断までの、ミアの24時間が描かれます。
心が揺さぶられました!見てヨカッタです!
家族の愛、初恋のキラメキ、音楽への情熱、今までのミアの17年間が
走馬灯のように描かれます。
ミアの好きなクラシック、アダムの好きなロックと、音楽映画としても楽しめました。
アダムを演じていた、ジョシュア・レナードの歌声が素敵なの。
本業は歌手かと思っちゃいました。
そして、クロエが美しい!
音楽映画、青春映画としても、オススメです!
特に、女子は泣けちゃうと思うな。 (85点)
2014年11月25日
パルフィ!人生に唄えば

インド版アカデミー賞において、作品賞など主要4部門に輝いた作品。
主人公、パルフィは生まれつき耳が聞こえず、話も出来ない青年。
でも底抜けに明るく、心優しい彼は、まわりの人々を幸せにしてくれます。
そんな彼を愛するようになる二人の女性、シュルティとジルミル。
本作は、それぞれの愛の行方を描いた2時間半の作品でした。
このシーン、どこかで見た事があるような・・・
そんな数々の名作映画へのオマージュが詰まってました。
ワタシにとっては、インド映画と言うよりも、「アメリ」や「ミックマック」のような
フランス映画っぽかったです。
そして、チャップリン映画を見ているようでもありました。
パルフィは耳が聞こえず、ジルミルは自閉症で、ほとんど喋りません。
だから、セリフがなくて、目や表情、身振り手振りで2人は会話をします。
だから、無声映画に近かったんです。
パルフィのように、言葉以上に真心で包んでもらえたら・・・
パルフィとジルミルは幸せだったと思います。
インド映画の歌って、踊ってはありませんし、展開もスローです。
インド映画というのを忘れて、鑑賞された方が、より楽しめるかと思います。(75点)
2014年11月24日
クローバー

オフィスラブを描いた人気少女コミックの実写映画化になります。
恋愛オンチの主人公が、ドSのイケメンエリート上司と、恋に恋に落ちちゃうというお話。
前売券は買っていたけれど、公開日から遅れること3週間。
見たい優先順位で、後回しになってしまいました。
ストーリーにまとまりがあって、正直、思っていたほど悪くなかった・・・
ラブコメの面白さもあったし、大倉さんのドSぶりもいい。
大倉さんと武井さんのダブル主演扱いでしたが、実際は、武井さんがメインでした。
武井さんは、可愛いですね。演技の方も、初めの頃のおままごとっぽさも
なくなりました。
エンドロールで流れる2人の結婚式と披露宴の映像も楽しかった!
やっぱ、美男美女の2ショットは最強なのです!絵になっちゃいますもん!(73点)
2014年11月23日
FRANK フランク

主人公は、ロックスターに憧れる音楽好きの青年、ジョン。
ある日、ひょんなことから、常にマスクを被り、素顔を見せないカリスマミュージシャン、
フランクのバンドに加入することになります。
エキセントリックで、頭のネジが飛んでるバンド仲間と過ごすうちに、
ジョンもフランクの才能に心酔してゆき・・・
そのフランクを演じるのが、マイケル・ファスベンダー。
いろんな役柄を演じられる間口の広さは、さすが!です。
映画は、いかにもイギリス映画っぽい。
ただ、フランクのバンドが奏でる音楽が、チンプンカンプンで、理解出来なくて・・・
ワタシにとっちゃあ雑音に近かくて、苦痛でした。
だから、音楽は楽しめなかった。
そんな中で、主人公のジャンが、ただ一人、フツーと言うか、見ててほっとする存在。
それに、イケメンだったし(笑)
ストーリー自体も、まあまあ楽しめました。
見終わって思ったのは、1人でも平気だったのは、主人公のジャンだけで、
他のバンドの面々は、彼らだけの音楽をやることで、共同体を作って、
お互いを支え合っていたんじゃないかと・・・
だから、バンドが売れようが、どうでもいいわけで、自分たちの世界を
守ることの方が大切だったんじゃないかと・・・
劇中、フェイスブックやYouTubeなどが、重要なアイテムとして登場してます。(73点)
2014年11月19日
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

いつもはチラシ画像なのですが、新宿ピカデリーに、スタローン様が
お立ちになっていたので、思わずパチリ!
こちらは、スタローン様の等身大フィギアです。
すごくリアルで、見とれてしまいました(笑)
今回は、短い東京散策だったのですが、新作を3本、鑑賞しました。
有楽町シャンテにて、「6才のボクが大人になるまで」
渋谷のシネマライズにて、「嗤う分身」
新宿のピカデリーにて、「パワー・ゲーム」
どれも、大分では見れないかもしれないと思って、チョイスしたものです。
詳しくは、順次アップしてゆきますね。
さて、「エクスペンダブルズ」の第3弾です。
毎回、新しい大物さんの参戦で、パワーアップ!
もうシリーズ化の様相ですね。
それを見越してか?今回から若手俳優も入れて、世代交代が出来るようにされてました。
紅一点の女優さんは、元柔道家で、現在は総合格闘家のチャンピオン。
強いのに、すごい美人なの!是非、4にも出てほしい!
いらないと思ったのは、アントニオ・バンデラス。
もう見たくないけど、チームに加わったみたい。
あのお喋りキャラは、どうにかしてほしい・・・
とにかく豪華な面々なので、お祭り気分は満載です。
ビルまるごと1個、爆破させちゃうし、アクションも超ド派手!
ただ、ワタシ的には、前作の2の方が好きかなぁ~
3は、風呂敷を広げすぎてるって言うか、デカクなりすぎた感があります。
2はストーリーもスッキリまとまって、爽快感がありましたもん。
でも、ファンの為に、4も作ってほしい。
次は、誰が参戦するのか?ファンの妄想が実現しちゃう映画ですもん。(78点)
2014年11月10日
不機嫌なママにメルシィ!

フランスの名優、ギヨーム・ガリエンヌが、自身の生い立ちを描いた、
まさかのような本当のお話。
脚本・監督・主演と全てギヨーム自身が担当。
オドロキは、ママ役まで女装して演じてるの。
チラシに載っているママとボク、同一人物なんて信じられる?
パリの裕福な家庭に生まれたボクは、3人兄弟の末っ子。
女の子を待ち望んだママから、女の子のように育てられたボク。
エレガントなママに憧れ、大好きなママを喜ばせることばかり考えている。
家族は、みんなボクのことを、100%、ゲイと思ってるはずだ。
本作は、主人公のボクが、ママの呪縛から解放されて、“本当の自分”を見つけるまでの
波乱に満ちたストーリーです。
映画「イヴ・サンローラン」で、ギヨームを見たばかりだったので、俳優さんの役作りって
スゴイなって思いました。
(ギヨームは、サンローランのパートナーを演じてました)
本作では、エレガントなママ役までやっていて、ワタシが今まで見た中では
最高の女装演技!でした。
そして、終盤でボクが、ある女性に一目ぼれをするのですが、一瞬で男性の瞳に変わったの。
もう、鳥肌が立ってしまっちゃった!
それまでのボクは、女の子にしか見えなかったから・・・
ユーモアに溢れたストーリー展開なので、楽しい作品です。
そして、全編から、ママに対する崇拝と愛を感じます。
だから、見てて切なくなることも・・・
だから、ボクが、「本当のボク」を見つけた時、こっちまで嬉しくなっちゃった。
ギヨームはキュートなので、女子会の華になれそう(笑) (80点)
2014年11月09日
ドラキュラ ZERO

ドラキュラのモデルとされている15世紀に実在した君主、ヴラド・ドラキュラ。
彼を主人公に、新たなドラキュラ伝説が、ZEROから語られます。
人気のヴァンパイアものです。
主演のルーク・エヴァンスが、ハマり役だったので楽しめました。
他の俳優さんだったら、まあまあ止まりだったかもしんない。
彼の瞳は、強さと憂いが混在していると思うの。
だから、妻や息子、領民を守るために、悪魔に身を売るストーリーにも
説得力があるんですよね。
ただ、妻役の女優さんが幼すぎたのと、息子がビービー泣きすぎ(笑)
ドラキュラの息子らしくなかった・・・
まぁ~ルーク・エヴァンスの圧倒的な存在感とカリスマ性で、チャラにしましょう。
全体的には、いい線いってたと思います。
ラストでは、現代のシーンになり、続編あんのかなぁ~で、ジ・エンド。
ルーク・エヴァンスのドラキュラだったら、また見たいですね。 (78点)
2014年11月07日
美女と野獣

コレは、面白いです!!!
ワタシにとっては、「るろうに剣心」以来の大ヒットでした!
とにかく、ストーリー自体が面白くて、引き込まれます。
本作は、ディズニーアニメでも有名な「美女と野獣」のお話。
と言っても、ハリウッドが作ったのではなくて、おフランス版。
元々、「美女と野獣」は、フランス民話だったらしい。
だから、本家本元が作ったということになります。
そして、お子ちゃま映画などではなく、大人のためのファンタジーでした。
観客は、ほとんどが女性で、男性は彼女の連ればかり。
彼女の為に、内心イヤイヤ見ることになった殿方は、思わない拾い物をしたと思う。
最新技術を駆使した映像は、美しくて、幻想的。
美術も素晴らしくて、ベルの衣装は、溜息が出ちゃうほど、ゴージャス。
そして、ベルを演じたレア・セドゥの美しいこと!美女に申し分ございません。
女子もホレちゃいます。
反対に、野獣=王子を演じたヴァンサン・カッセルがオジサン過ぎます。
もっと若手でやって欲しかったです。どう見ても王子様ではなく王様にしか見えない。
まぁ~メイクも必要ないくらい野獣顔ですもんね。
レアが美しかったので、多めに見て、良しとしましょう。
ストーリー性のあるファンタジーが好きな方、美女が好きな方、オススメです。(88点)
*王子様がイケメンだったら、迷わず、90点でした(笑)
2014年11月06日
ヘラクレス

ギリシャ神話の英雄「ヘラクレス」を描いた、アクション・アドベンチャー大作。
伝説では、ヘラクレスは全能の神ゼウスと人間との間に生まれたハーフゴッドで
超人的な怪力を持つ最強の男ということになってます。
主人公を演じるのは、アクションスター、ドウェイン・ジョンソン。
あのスコ―ピオンキングですヨ。
スコ―ピオンの時は、現役のプロレスラーで、「ザ・ロック」という名前でした。
ムッチョな身体で、最強の男にピッタリでした。
本作の面白いところは、ヘラクレスが、「ヘラクレス伝説」になるまでのストーリーを
描いていたところです。
想像してたような肉弾戦&バトルシーンはテンコ盛り。
予想外だったのは、ヘラクレスには、仲間がいたこと。助っ人がいたんです。
仲間もヘラクレスが伝説になることを望んでいて、盛り上げてました。
だから・・・ハーフゴッドじゃなかったの・・・
「エェ~そうなのぉ~」少し、ガッカリでした。
やっぱ伝説って、夢があるもんね。
アクション好きの方には、オススメ作品です! (75点)