2019年02月10日
彼が愛したケーキ職人

無名の若手イスラエル人監督によるオリジナル作品。
主人公は、ベルリンのカフェで、ケーキ職人として働くトーマス。
彼は、イスラエルから出張で来ていた恋人を不慮の事故で亡くします。
男性の故郷エルサレムを訪れたトーマスは、彼の妻、アナトが経営するカフェを
手伝うことに・・・
同じ男性を愛した男女のストーリーでした。
トーマスが去った後も、トーマスのケーキのレシピによって、店は繁盛し続けます。
愛する人を失った悲しみは、同じだと思いますが、本作の中では、トーマスの方が
深くて、一途でした。
彼が、もくもくと、ケーキを作るシーンは、切なかったです。
ユダヤ教の戒律に従った食物規定のことも本作で知ることが出来ました。
肉と乳製品は、一緒に食べれないらしいです。 (75点)
2019年02月06日
母さんがどんなに僕を嫌いでも

原作者、歌川たいじさんが、自分の壮絶な生い立ちを綴った小説を
御法川修監督が、実写映画化。
子供の時から大好きな母親から拒絶され続けた主人公は、17歳で家を出て
1人で生きてゆく・・・
監督の舞台挨拶があった、上映初日に鑑賞。
実は、好きな俳優さんの大賀さんが、主演だったけど、虐待映画なのかな?が、引っ掛かり
迷っていた作品なのです。
でも、監督からのメッセージを読んで、監督の作品を観たいし、監督にも会いたいと思いました。
「これまで様々な映画に心を揺さぶられてきましたが、僕の人生に、一番影響を与えてくれたのは
“映画館”という空間そのものでした」
ワタシも“映画”よりも“映画館という空間”だったんだ・・・と。
だから、DVD鑑賞じゃなくて、映画館で観ることに、こだわっているんだ・・・と。
メッセージは、もっと長いものでしたが、心臓ドキュンでした。
昔、「映画館で、映画を見ながら、そのまま死ねたらいいのに」と冗談まじりに
言ってましたが、今もそれは変わりません。
大変迷惑で、到底無理なお話ですが(笑)
映画館の暗闇は、マジックです。
時々、自分にマジックをかけながら、人生を続けてゆくんだろうと思う。
さてさて、映画は、暗くもなく、ドロドロ感もなく、カラッとしてます。
それよりも、母親が実子にここまで出来ちゃう?と怒りの方を感じました。
でも、タイジは、それでもお母さんが大好きで、もう健気というか、どこまで良い子なんだ!
主人公の母親に対する愛情が、深くて、清らかで、凄いとしか言えない。
大人になったタイジは、友人を得て、その触れ合いの中で、やっと幸せを感じてくれる。
人は、いろんな形の愛で、再生してゆくんだと、改めて思います。
大賀さんは、重たいストーリーを背負っていたのに、絶妙なバランスで、ユーモアを持って
演じられていました。
だから、圧迫感がなくて、観やすかったんだと思う。
御法川監督、これからも映画館の暗闇へのご招待をお待ちしてます。
メッセージ、ありがとうございました! (80点)
2019年02月05日
生きてるだけで、愛。

本谷有希子さんの同名小説を。関根光才監督が実写映画化。
鬱からくる過眠症のせいで、仕事も出来ず、彼氏の部屋で、引きこもり状態の主人公。
自分の感情を、コントロール出来ずに、「生きているだけで、ほんと疲れる」と呟く・・・
趣里さんのエキセントリックな演技に圧倒されます。
彼氏役の菅田将暉さんの演技は、「動」を受け止める「静」という感じでした。
朝起きて、仕事に行く・・・これが、主人公にとっては、大変なことのようで、
正直、自分のまわりに主人公のような人間が、居ないので、距離感を感じます。
それよりも、自分は、菅田さん演じる彼氏側の人間でした。
でも、1つだけ、彼女のセリフが心に響きます。
「私は、私と別れることが出来ない」
自分の事が大嫌いでも、自分とは、おさらばが出来ない。
強烈なパンチを喰らったような映画でした。記憶に残ると思う。
ただ、ワタシの好きな映画ではありません。
万人向けの映画ではないのですが、「生きているだけで疲れる」今の世の中、
心に刺さる若い方々は多いのではないでしょうか。(75点)
2018年12月31日
仮面ライダー 平成ジェネレーションズ

平成仮面ライダー20作記念、平成の仮面ライダーが20体が集結します。
上映されてから、電王だった佐藤健さんが出演されているのが、話題になりましたね。
出演シーンは、10分くらい?
菅田将暉さんも、5分だけでもいいから、出て欲しかったなぁ~
大東駿介さんが、悪役で出てて、最初、佐藤健さんかと思った、似てたから。
平成が終わる今、彼らを見届けないと・・・
仮面ライダーは、皆の記憶の中で、生き続けるんだっていうメッセージを
感じました。
大人になっても、仮面ライダーは不動のヒーローでしょう。
2018年12月31日
アンダー・ザ・シルバーレイク

「イット・ファローズ」のデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督の最新作。
主人公のオタク青年サムは、美女の突然の失踪の謎を解く為、LA<シルバーレイク>の
闇に近づいてゆく・・・
主人公サムは、失踪した美女を、探偵もどきに探し始めます。
そして、事件の核心に迫ってゆくほど、ヘンテコな展開になるのです。
良く言えば、シュールなミステリー?
悪く言えば、わけわからん?でした。
デヴィッド・リンチ風?コアなファンは、大絶賛?
昔は、こんなヘンテコな映画って、多かった気がする。
でも、ヘンテコ映画って、不思議と、記憶に残っちゃうんだよね。
ストーリー性とかよりも、オシャレな雰囲気を味わうっていう楽しみ方はありそう。(73点)
2018年12月31日
アリー/スター誕生

監督が、俳優のブラッドリー・クーパー、主演は、歌姫レディー・ガガという作品。
レディー・ガガって、ハリウッド女優だったっけ?
ガガが、こんなに演技が上手いとは、オドロキでした。
それも作り物じゃない、自然な演技だった。
この意外性で、もしかして、もしかしたら、アカデミーの主演女優賞、取っちゃうかもね。
ストーリーは、シンプルなシンデレラストーリーの音楽映画。
そして、お互いを思いやるラブストーリーでした。
同時期に公開されたクイーンに持って行かれちゃった感はあるけど、オススメ作品。(80点)
2018年12月31日
ニセコイ

週刊少年ジャンプに連載されていた、ラブコメの実写映画化になります。
暴力団組長の息子と、アメリカのギャング組織の娘が、恋人のフリをすることに・・・
それは、抗争を避ける為のニセコイだった・・・
中高生向けのラブコメです。
ワタシ、何で見ちゃったのかな?
仕事で疲れてると、軽いのを選んでしまうから、こうなる、自業自得だわ。
中条さんは、金髪が似合ってなかったし、ストーリーもほとんど忘れちゃってるし、
1番のダメポイントは、ロミオとジュリエットもどきの2人にキュンとしなかった。以上!(60点)
2018年12月31日
春待つ僕ら

人気コミックを「ROOKIES」の平川雄一朗監督が実写映画化。
主演の土屋さんではなくて、北村匠海さんを見たくて鑑賞。
女子にとっては、夢のようなハーレム、さっすがマンガの世界!
だって、イケメンバスケ男子4人に囲まれる唯一の“ぼっち女子”が主人公ですもん。
その上、女子と思っていた幼なじみの亜哉ちゃんが、イケメン男子として登場。
ここから、イケメン男子5人に囲まれる主人公に、グレードアップしちゃう。
正直、映画のストーリーにも、主人公にも魅力は感じなくて、記憶に残ったのは
チラシに載っているような“イケメンハーレム”だけでした。 (68点)
2018年12月31日
妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS

妖怪ウォッチシリーズの劇場版5作目となります。
舞台は、1960年代の東京。
主人公の少年シンは、友人のイツキとタエと共に、亡くなった母の魂を取り戻すため、
不思議な事件に立ち向かう。
お子ちゃま向けの映画だったけど、昭和っぽいチラシに惹かれて鑑賞。
子供たちの友情やら、勇気やら、家族の大切さやら・・・
お子ちゃまだけでなく、大人だって、楽しめる内容でした。
子供たちの為に、真面目に作ってんなぁと思う。
いい映画でした、チョット感動したもん!
2018年12月31日
来る

「告白」の中島哲也監督が、日本ホラー小説大賞の作品を実写映画化したもの。
「あれ」を止める為に、日本中の霊媒師が集結する・・・
中島監督だけど、オカルトが苦手なんで、見ようか迷っていた作品。
だけど、「怖いけど、面白い」のキャッチコピーを信じて鑑賞。
「最恐エンターテインメント」は、当たってました。楽しめましたね。
霊とかの話だったけど、娯楽性があるので、オカルトが苦手の人でも見れないほどではない。
霊媒師たちが集結するあたりからは、一大イベントのようで、滑稽でした。
ただ、ワタシには、結局「あれ」の正体が、ハッキリ分かりませんでした。
だから、モヤモヤ感が、残ります。
それよりも、怖かったのは、既に死んでるのに、死を自覚してない人が居たこと。
成仏するためには、死を自覚しないといけないのでしょう。
ラストも「そのアザって何?」気になります・・・
主役級5人の俳優陣の共演は、豪華でした。 (78点)
2018年12月31日
メリー・クリスマス ロンドンに奇跡を起こした男

チャールズ・ディケンズによる小説「クリスマス・キャロル」
このクリスマスをテーマにした小説によって、クリスマスの祝い方が変わったと
言われてます。
有名作家のディケンズは、クリスマスをテーマにした新作小説を思い付きます。
主人公スクルージと、3人の幽霊との出会いを書くうちに、ディケンズ自身の辛い過去とも
向き合うことになるのですが・・・
昔、「ミッキーのクリスマス・キャロル」のビデオを、何度も、何度も、見ていたので
懐かしかったし、改めて、ストーリーとして素晴らしいと思いました。
ディケンズが、創作の世界の登場人物たちと、交流しながら、生みの苦しみで
小説を誕生させる過程は、お見事。
ディケンズの幼少期の辛い過去も明らかになります。
吹替版のみの上映でしたが、市村さんのスクルージは、ホント合ってる。(78点)
2018年12月31日
おとなの恋は、まわり道

キアヌ・リーヴスと、ウィノナ・ライダー共演の大人のラブストーリー。
キアヌ演じるフランクと、ウィノナ演じるリンジーは、良く言えば、個性が強すぎる、おひとり様。
悪く言えば、毒舌で、偏屈だから、上手くいかないのは当たり前。
反発していた二人でしたが、似た者同士だからなのか、惹かれあうことに・・・
全編、ほとんどが、二人の会話劇。
だから、セリフの量が多いので、字幕が苦手な方には大変そう。
共演は、4度目らしいので、息もピッタリでした。
ただ、ラブストーリーなのに、見てて、トキメキがありません。
だから、ワタシは、言いたい!
キアヌ君、もっと小ぎれいにしないと!アクション映画じゃないんだから、そのあご鬚は、いらない!
ウィノナ嬢、「シザーハンズ」に出てた時の、面影は少しあるけど・・・
トキメキを期待してたのに、十分大人の同級生カップルのスッタモンダを見ていた感じでした。
多分、ワタシの記憶には残らない。 (68点)
2018年12月31日
かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―

RAILWAYSシリーズの第3弾で、前2作は、男性運転士が主人公でしたが
本作では、有村さん演じる女性運転士が主人公になります。
舞台となるのは、鹿児島県阿久根市。
熊本県八代市から、鹿児島県薩摩川内市まで走る、肥薩おれんじ鉄道沿線の町です。
この映画を見たら、一両で走る、おれんじ鉄道に乗ってみたくなりますね。
ご当地映画としては、大成功だと思う。
ストーリー展開も、王道ものでした。
亡き夫の連れ子役の男の子が、自然体で、演技が上手いので、泣かされちゃうかも。
やっぱ、子供と動物には、かなわない。反則だね(笑) (75点)
2018年12月31日
くるみ割り人形と秘密の王国

「シンデレラ」「美女と野獣」のディズニーが、チャイコフスキーの名曲
「くるみ割り人形」を映像化。
クリスマスイヴの夜、主人公クララは、くるみ割り人形の兵隊に導かれ、
4つの王国からなる美しい世界へと迷い込みます。
まさに夢のような世界、プレミアム・ファンタジー。
さすが、ディズニーって感じでした。
そして、クララ役のマッケンジー・フォイが、すんごく可愛い。
行動を共にする、くるみ割り人形の兵隊役の黒人俳優さんも、カッコいい。
キーラ・ナイトレイも出てたけど、こういう役柄もするようになったのね・・・
それなりに楽しめましたが、以前見た「アリス・イン・ワンダーランド」と印象が被ってしまって、
マッケンジー、可愛かったなぁ~くらいしか記憶に残っていないのは、ワタシだけ?(70点)
2018年12月31日
ライ麦畑で出会ったら

サリンジャーの小説「ライ麦畑でつかまえて」は、1960年代のアメリカの若者たちの
バイブルとなった作品。
主人公ジェイミーは、この小説を舞台化しようと台本を書いたのですが、サリンジャー本人の
許可が必要だと知ります。
サリンジャーの居所がつかめないまま、彼は、サリンジャー探しの旅に出ます。
若い頃しか出来ないような無鉄砲な行動だけど、なんか眩しかったです。
ライ麦畑の主人公に自分を投影しているジェイミーも応援したくなります。
旅に同行することになる女の子も、魅力的でした。
写真だと、チョイブスなんだけど、動いているスクリーンの中だと、とてもキュートなの。
ちなみに、本作は、ジェームズ・サドウィズ監督の実体験が、基になっているそうです。(78点)
2018年12月31日
ファンタスティック ビーストと黒い魔法使いの誕生

「ハリー・ポッター」魔法シリーズの最新作。
邪悪な黒い魔法使いグリンデルバルドの逃亡によって、舞台はニューヨークからパリへ。
あのホグワーツ魔法学校や、若い頃のダンブルドア先生も登場します。
主人公ビーストを演じるエディ・レッドメインが好きだし、ストーリーも面白かったし
個人的には大満足でした。
ビーストが持ち歩くトランクの中の不思議な魔法動物たちは、1作目では、ビーストの足を
引っ張ってたけど、本作では、助っ人として大活躍してくれます。
特に、キラキラ大好きな、ニフラーが可愛い。
今回の悪役を、ジョニー・デップが演じているのも注目です。 (80点)
2018年12月31日
赤毛のアン 初恋/卒業

「赤毛のアン」3部作シリーズになります。
第1作目は、昨年、Tジョイで公開されて、鑑賞しました。
今回は、2作目と3作目が連続公開となり、シネマ5で上映してくれるとは、正直意外でした。
1作目は、アンが、マシュウとマリラの家に来たお話。
2作目は、それから2年後、13歳の頃のお話です。
3作目は、教師を目指して、進学する16歳からのお話です。
赤毛のアンのファンにとっては、たまんない映画です。
だって、憧れの世界が、スクリーンの中に広がっているのですから・・・
プリンスエドワード島での、オールロケで景色が美しいですし、
美術良し、衣装良し、イメージ通りのキャストと全てが完璧でした!
ただ、13歳のアンも、16歳のアンも、見た目が同じで、成長してません。
多分、まとめて撮影されたのでしょう。
それが、唯一、残念でした。 (78点)
2018年12月31日
バッド・ジーニアス 危険な天才たち

サプライズ大ヒットした、タイ映画になります。
主人公は、天才的な頭脳を持つ女子高生のリン。
家が貧しいリンは、その頭脳を生かしたビジネスを思い付きます。
それは、奇想天外なテクニックを使って、テストの答と引き換えに、稼ぐこと。
でも、もう一人の天才、生真面目なバンクには、拒絶され・・・
カンニング・エンターティンメント。テンポもよくて、飽きません。
意外なヒットは、ナットク出来ました。
タイの学校事情や、貧富の差からくる格差社会なども知ることが出来ます。
バンクの変わり様は、少しオドロきましたが、
リンのラストは、仏教国のタイらしいと思う。(78点)
2018年12月31日
スマホを落としただけなのに

「リング」の中田秀夫監督が、同名小説を実写映画化。
怖いのが苦手なので、スルーしていたら、面白いらしいよ、と知って鑑賞。
コレは、面白かったです!オカルトではなかったし、見てヨカッタ。
北川さんは、美しいお顔だし、田中圭演じる富田が良い人だった。
キャストが、ハマってましたね。
成田さんに関しては、ビブリア古書堂もそうだったけど、役がかぶってた。
作品のテーマが、スマホで、もし落として、それを拾った人がヤバかったら
こんな可能性もあるんだなぁ~と、怖くなります。
ラスト、ほんのチョイ役で、北川匠海さんが出てます。
映画が終わっても、次のストーリーが始まるのでしょう・・・
スマホユーザーの皆様には、必見の作品ですね。 (78点)
2018年12月31日
ハード・コア
コミック「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」を、山下敦弘監督が実写映画化。
廃墟から、謎の古びたロボットが見つかり、男たちの人生が一変する。
それは、彼の頭脳が、はるか未来のものだったからだ・・・
こりゃあ、R15作品だわ・・・と、ナットク。
全ては、チョメチョメに繋がっていたから。
不器用で、純粋なゆえ、真っ直ぐにしか生きられない男たちのお話だったけど
女性の自分には、正直、よくわからなかった。
キャストと監督だけで、見に行ったけど、う~ん・・・って感じ。
でも、ロボ男が、2人を守ろうとした行動には、ホロリときます。(70点)
2018年12月16日
ボヘミアン・ラプソディ

エイズで45歳の若さで、この世を去った、クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリー。
名曲の数々を生んだ、波乱に満ちた彼の生涯が描かれます。
音楽映画としては、一級品!
コンサートに行ったと思えば、お釣りが来るくらいです。
クイーンの曲も聴いていたし、エイズで亡くなったことも知っていたけど、
こんな人間ドラマがあったんですね。
まさに、この映画は、彼の物語でした。
彼の孤独は、世代を問わず、共感できるから、心を掴むのだと思います。
カメ止めと並んで、今年の映画に選ばれてましたが、ナットクです。
是非、大きなスクリーンで、見ておいてほしいです。 (85点)
2018年12月09日
走れ!T高バスケット部

実話を元に描かれた青春ベストセラー小説の実写映画化。
T高のバスケチームは、1度も勝てないポンコツチーム。
そのT高に、バスケのスタープレーヤーだった田所が、転校してくる。
田所は、バスケの強豪高でエースとして活躍していたが、イジメが原因で
転校してきたのだ・・・
スポ根&イケメン映画と思っていたけど、それ以上の広がりがありました。
映画としては、まんべんなくフォローしている良い子って感じ。
志尊さんは、いろんな役柄を演じてくれます。
ラストの試合のシーンは、盛り上げてくれますし、後味もサイコーでした。(78点)
2018年11月25日
Search サーチ
斬新なサスペンス映画。コレは面白かった!!!
サンダンス映画祭では、観客賞を受賞してます。
観客が選ぶ“観客賞”は、ほぼほぼ面白い作品。
ワタシは、金賞よりも、観客賞の方に注目してます。
妻をガンで3年前に亡くした主人公、デビッド。
突然、愛する1人娘のマーゴットが失踪してしまいます。
彼女は家出したのか?何かの事件に巻き込まれたのか?
父親は、手掛かりを見つける為に、彼女のPCに潜入する・・・
なんと、全編が、PCの画面だけで、進みます。
メール、チャット、ファイスブック、インスタ、ツィッター、防犯カメラ、動画サイト・・・
だんだんと明らかになる娘の秘密。
彼女は、まだ生きているのか?
サスペンス色、ギンギンで、最後まで見入ってしまいました。
脚本も担当している監督、アニーシュ・チャガンティは、まだ27歳だそうです。(80点)
2018年11月25日
ビブリア古書堂の事件手帖

ベストセラーのミステリー小説を三島有紀子監督が実写映画化。
キャストもいい方ばかりで、安定の出来栄えではないでしょうか。
テレビドラマで、剛力さんが演じていたのを思い出して、黒木さんで、マジ良かったと思う。
鎌倉の街並も綺麗でした。
原作ファンも楽しんでもらえると思う。 (75点)
2018年11月25日
エンジェル、見えない恋人

「神様メール」のベルギーの監督、ジャコ・ヴァン・ドルマンがプロデュースした作品。
姿の見えない少年、エンジェルと、盲目の少女、マドレーヌの長きに渡るラブストーリー。
エンジェルは、いわば透明人間、声と気配だけで、観客にも全く見えません。
ファンタジーなんだけど、妙にリアルさも感じられる作品でした。
成長してゆくマドレーヌは、3人の女優さんでリレーされます。
成長して大人になったマドレーヌは、目の手術をして見えるようになり、
エンジェルの正体を知ってしまいます・・・
愛情以上に、心で通じ合える関係が、最強なんじゃないかと思いました。
ラストは、悲劇か、ハッピーエンドか、見てのお楽しみです。(75点)
2018年11月25日
あいあい傘

生き別れの娘と父の再会を描いた舞台劇を映画化した作品。
25年前、自殺しようと家を出た父。
捨てられた妻と幼い娘。
それから、25年。
父が田舎町で、まだ生きていて、新しい家族と暮らしている事を知った娘は
父の妻子に会おうと、やって来る・・・
作品全体の映像が綺麗でした。
田舎町の祭りの様子も風情があり、感動の再会を盛り上げてくれます。
それに、登場人物の誰も悪い人がいません。
妻子を捨てた父でさえ、その理由を知ると、彼も被害者だったんだと思う。
でも、な~んか釈然としない!
娘は、25年間の人生が大変だったワケで、映画だから、キレイキレイで
終わってもいいけど、感情的には、割りきれなかった。
だから、ワタシ的には、ただ流れていった作品でした。 (70点)
2018年11月25日
ピッチ・パーフェクト ラストステージ

「ピッチ・パーフェクト」シリーズの3作目。ついに、最終章になります。
1作目、2作目は、バーデン大学のアカペラグループ、べラ―ズの活躍を描き、
3作目は、バーデン大学を卒業したのち、数年が経った頃のお話になります。
社会人になり、それぞれが壁にぶつかっていた頃、社会人アカペラ部として、
再結成することになり・・・
主演のアナ・ケンドリックの歌唱力は、変わらず凄いね。
あの細くて、小さな身体のどこから出てくるんだろうって、毎回、感心する。
1作目、2作目を見ていない人でも、楽しめる内容。
作品の中の音楽シーンは、大満足でしょう。
1作目からのキャストも、1人も欠けてないことも嬉しい。
歌を聴きに行ったとしても、映画代の元は取れそう。 (78点)
2018年11月10日
旅猫リポート

有川浩さんの同名小説を、「植物図鑑」の三木康一郎監督が実写映画化。
主人公、悟は、交通事故に遭った野良猫を、ナナと名付け、一緒に暮らしていたが
ある事情で飼えなくなり、新しい飼い主を探す旅に出る・・・
不覚にも、泣いてしまいました。まさか、泣ける映画とは思ってなかったので
不意を突かれちゃいました。
猫好きだったら、見に行っちゃいますよね。ナナ可愛いですもん。
鳴き声も可愛かったし、堂々とした演技でした(笑)
猫は、犬のように、忠犬にはならないって思われているけど、猫だって、
忠猫もいるんだよって言いたい。
ナナは、まさに忠猫でした。
美しいひまわり畑のシーンは、大分県豊後高田市の北端「長崎鼻」です。 (78点)
2018年11月07日
バーバラと心の巨人

国際漫画賞のグラフィックノベル「I KILL GIANTS」を、実写映画化した作品。
現実世界での厳しい試練を、イマジネーションで乗り越えてゆく少女を描いた作品でした。
主人公、バ-バラの目の前に現われる巨人とは、何なのか?
襲ってくる巨人の正体が分からないので、サスペンススリラーっぽかったです。
でも、その正体が次第に明らかになってくると、そういう事なの?って思いました。
バーバラが見える世界を映像化してたと思うので、演出上手いですね。
ネタバレになるので、これ以上は書けないのですが、
主人公は多感すぎるくらいの少女だったのでしょう。(75点)
2018年11月05日
億男

川村元気の同名小説を「るろうに剣心」の大友監督が、佐藤健さん主演で、実写映画化。
兄の借金3千万を背負った主人公が、宝くじで、3億円を手にします。
これで、やっと幸せになれると思っていた矢先、親友が大金を持ち逃げしてしまう・・・
お金と幸せについて考えさせられる、マネーエンターティンメントでした。
お金は、人を変える魔物だけど、使い方によっては、人を救うことだって出来ます。
要は、大金を手にした人次第だと思うんだけど、実際、目の前に、大金が積み上げられていたら
自分は何を考えるだろう・・・なかなか想像出来ませんね。
とりあえず、平常心は保てないだろうな(笑)
ストーリーは楽しめました。佐藤さんと高橋さんが上手いですもん。
フツーに考えたら、3億円全部を現金で持ち歩くとか、あんなバカ騒ぎをするとか
現実離れしてて、共感出来ないですから・・・
ラストは、見てて、ホッとしました。
彼の幸せを願わずにはいられません。 (75点)