2018年01月30日
はじまりのボーイ・ミーツ・ガール
昨年の暮れ、上京した時に、新宿のシネマカリテにて、鑑賞。
今のところ、シネマ5での公開予定はないようです。
別府のブルーバードでは、2月24日(土)~3月9日(金)公開予定です。
主人公の落ちこぼれ少年、ヴィクトールと、チェリストを夢見る、優等生、マリーとの
小さな恋の行方は・・・
フランスの青春小説を実写映画化したラブストーリーになります。
可愛くて、チャーミングな映画でした。
「小さな恋のメロディ」のフランス版でしょうか・・・
マリーは、視力が衰えてゆく病気にかかってますが、チェリストになる夢を
諦めることが出来ません。
大人が思う幸せと、子供自身が願う幸せは、違うことがあるんだなってこと。
そして、親である大人だって、いろんな問題を抱えていました。
それぞれの世界を、描いていたと思います。
気になっていた作品が、アタリだったので、見てヨカッタです。
ところで、作品に登場する男の子たちは、皆、カッコよくて、可愛いのです。
双子の親友も、意地悪な優等生も。
でも、ヒロインのマリーは、少しおばさん顔。
チェロの腕前は、本物だったけど、チト残念でした。 (78点)
2018年01月22日
パーティで女の子に話しかけるには
ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の最新作。
舞台は、1977年のロンドン郊外。
パンクロックに夢中な少年エンは、偶然もぐり込んだパーティで、美しい少女ザンと
出会います。
彼女は、遠い惑星からやって来た宇宙人で、48時間後には、地球を旅立つと言う・・・
大好きなエル・ファニングを見に行きました。
結果は、大満足。エルは宇宙人になっても可愛い!
エンの洋服を借りるんだけど、グレンチェックの渋いオジサンコートを
こんなに可愛く着こなせる子っているかしらん?
映画は、パンチの利いたラブストーリーでした。
パンクファッションに、パンクロックですもん。
あのニコール・キッドマンも弾け飛んでいて、ビックリ。
そして、奇妙で不思議な部分と、レトロで懐かしい部分が、混在してます。
ファッションと音楽と初恋。ラストでは、観客を幸せにしてくれます。(78点)
2018年01月16日
未成年だけどコドモじゃない
人気少女コミックを、「あさひなぐ」「ヒロイン失格」の英勉(はなぶさつとむ)監督が
実写映画化。
楽しい映画でした。
だって、少女コミックの世界じゃないと、ありえない設定だもん(笑)
だから、始まってすぐに歌い出したりしちゃいます。
でも、ミュージカルではないので、ご安心を。
頑張って付いていきましょう!本作は、夢の中のお話です。
ラストのオチだけは、現実的?でした。
ヒロインの平祐奈さんは、マンガチックな可愛さがあるので、実写映画には
引っ張りだこでしょうね。見てると、楽しくなります。(70点)
2018年01月15日
リベンジgirl
主人公の名前は、宝石のように美しく輝く「宝石美輝=たからいしみき」
性格以外は、超ハイスペックなヒロインが、まさかの失恋。
彼女がリベンジに選んだのは、「総理大臣」になること。
そして、美輝の選挙が始まる・・・
ラブコメにしては、異色と言うか、ぶっ飛んだ設定でした。
これを見ようと選んだ観客は、こんな設定で、楽しめるのかなぁ~
真面目に見るべきなのか?コメディと見るべきなのか?
ワタシは、選挙運動見ても、面白くなかった・・・
楽しめた点は、桐谷さんのファッション。どれも、素敵なコーディネートでした。
でも、細すぎて、以前よりも洋服が映えなくなったと思う。
あとは、ゲス男を演じた、清原翔さんかな。
もっと、いろんな役柄を演じてほしいと思いました。
斎藤由貴さんが、主要な役柄で出てたけど、チラシには名前も写真も
載せてなかったです。公開出来たから、ヨカッタけど。 (68点)
2018年01月10日
STAR WARS 最期のジェダイ
「スター・ウォーズ」の新シリーズの第2弾、「フォースの覚醒」の続編になります。
昨年の暮れ、上京した時に、日本橋のTOHOシネマズで見ました。
それも、1000円追加して、プレミアムボックスシートにて。
あと、ドルビー代が200円取られたので、しめて1200円の追加でした。
アミュプラザは、プレミアムボックスシートは500円、ドルビー代は100円ですから
2倍の値段にビックリして、どんな凄いシートかしらん?と期待してしまいます。
そして、座ってビックリ!横幅は、普通シートの1.5倍で、同じだったけど、前が狭いの。
アミュの普通シートでさえ、トイレに立った時に、横の人の足を踏んだりしない位
足元、広いのに・・・東京と大分って、こうも違うのかって思いましたね。
とりあえず、アミュの2番シアターは、サイコーなんだと知ってほしい(笑)
大分の映画環境って、とても恵まれているんです。
さてさて、ファン待望の新作です。
そして、やっぱ「スター・ウォーズ」は面白い!
この心躍るワクワク感って、特別ですよね。
「STAR WARS」というタイトルだけでも、ザワザワします。
スター・ウォーズ・マジックってやつでしょうか。
ネタバレ厳禁になってますが、ファンの方々は、既に鑑賞済みではないでしょうか?
皆さんが気になるのは、次回作ですよね。
ルーク・スカイウォーカーは元気なのに、レイア姫が亡くなってしまったから。
予定してたストーリーの変更は、あるでしょうね。
どうなるのか、わからないけれど、「スター・ウォーズ」は名作にならないといけない。
多くのファンが期待し、それを確信しているから。
今回から登場するマスコット的な新キャラは、どれもイマイチ。
前回からのBB-8は、大活躍します。 (80点)
2018年01月08日
KUBOクボ 二本の弦の秘密
アカデミー賞で、「ズートピア」と共にノミネートされた作品。
人形を少しずつ動かしながらコマ撮りして作るストップモーション・アニメです。
監督は、大の日本マニアのトラヴィス・ナイト。
ストーリーも日本が舞台になってます。
コレは面白い!素晴らしい傑作です!
アメリカ人が作った日本的なストーリーなのに、感覚のズレがありません。
誰かの犠牲になる事は、美徳なのです。
最近、見た映画の中でも、1番感動しましたし、2017年公開作品の中でも
上位5位以内に入るでしょう。
映像の美しさ、スピード感溢れるアクションシーンに、オドロかされ、
親子の情愛に、心動かされ、ストーリーに、心奪われます。
アニメだからと軽くみては、いけません。見なきゃ勿体ない!(90点)
2018年01月08日
ノクターナル・アニマルズ
「シングルマン」のトム・フォード監督、7年ぶりの新作になります。
トム・フォード作品は、評価は別にして、見る者の脳裏に焼き付けられます。
主人公、スーザンは、アートギャラリーのオーナーとして成功してます。
ある日、20年前に離婚した作家のエドワードから、小説「夜の獣たち」
(ノクターナル・アニマルズ)が送られてきますが、その小説の主人公は、
元夫で、妻はスーザンでした。
小説の中のストーリーと、過去のストーリーと、現在のストーリーが
入り乱れながらのミステリーになってます。
愛と憎しみは紙一重と申しますが、このストーリーは、まさにそれでした。
ラストで、元夫が取った行動は、愛だったのか?復讐だったのか?
恐怖心で、ワタシは居心地の悪い作品だったので、点数は低めですが
作品としての評価は、もっと高いです。(78点)
2018年01月08日
DESTINY 鎌倉ものがたり
山崎貴監督が「ALWAY三丁目の夕日」に引き続き、西岸良平の人気コミックを
実写映画化したファンタジー。
古都、鎌倉は、人間ばかりでなく、魔物や妖怪、幽霊、死神なども住む街。
この街に暮らす、主人公のミステリー作家が、黄泉の国へと旅立った愛する妻を
連れ戻そうとする・・・
人間の輪廻再生を描いたファンタジーでした。
初めて会った人なのに、どこか懐かしさを感じる時は、前世で会った人なのかもしれません。
夫婦の愛情の深さに感動したり、黄泉の国の美しさに、心奪われたり、
映画ならではの楽しさを味わえる作品です。
そして、鎌倉という街だからこそ成立するストーリーだと思いました。
未だに上映回数も減ってないので、観客の支持率は高いのでしょう。
堺雅人さんの作家先生の出で立ちも似合っていて素敵でした。(80点)
2018年01月07日
鋼の錬金術師
荒川弘原作の人気コミック、通称ハガレンの実写映画化になります。
昨年の東京国際映画祭のオープニング作品にも選ばれましたね。
正直、ハガレンの実写化なんて、大丈夫?と思ってたけど・・・
悪くないです。いや、よく頑張った!と言いたい。
石畳の街並とか、走る列車のシーンとか、世界観を再現してる。
ロケーションには、相当こだわってました。
そして、山田さんは、コミックの中から飛び出してきたみたいに、エドにソックリ。
特に、横から見た走り方が、似てる。
ただ、悪役が、実写化になると、生々しくなったかなぁ。
何度と、ドンデン返しがあるので、飽きなることなく最期まで楽しめます。(75点)
2018年01月07日
猫が教えてくれたこと
トルコ、イスタンブールに暮らす人々と、野良猫たちとの温かな交流を描いた
ドキュメンタリー映画になります。
可愛いだけの猫映画とは違います。
イスタンブールの人々の日々の暮らしを映しながら、猫たちも同じように
日々一生懸命に暮らしているんだなって思わせてくれる映画です。
出演するのは、個性的な7匹の野良猫たち。
猫好きさんは知ってますが、猫の性格って、まちまちなんです。
人は猫との触れ合いの中で、自分がどういう人間なのかを、客観的に気付かされます。
猫の前では、素の自分でいられるからでしょうか。
イスタンブールも再開発が進んでいて、野良猫たちが暮らせない街になりつつあります。
どうか、彼らの幸せな日々が、続きますように・・・
猫を抜きにして、ドキュメンタリー映画として見ても、素晴らしい作品です。(80点)
*チラシは、ワタシのイチオシ猫、ジェントルマンで美食家のデュマン君です。
2018年01月04日
婚約者の友人
「8人の女たち」のフランソア・オゾン監督の最新作になります。
1919年、戦後のドイツ。
婚約者をフランスとの戦いで亡くしたアンナと、彼の両親の前に、
フランス人の青年、アドリアンが現われます。
フランスで、婚約者と友人だったと語る彼に心を許し、癒されるのだが・・・
ラストのワンシーンを除いて、全編モノクロの映像でした。
ワタシにとっての、フランソア・オゾン映画は、美男美女映画。
今回も、裏切りません(笑)美しいって、素晴らしい。
ストーリーは、ミステリーです。
アドリアンという青年は、一体何者なのか?
アンナの、本当の心理は?
見ている観客も、翻弄されるかと思う。
ワタシは、ミステリーだった「スイミング・プール」よりも面白かったです。(78点)
2018年01月04日
オリエント急行殺人事件
アガサ・クリスティーの名作ミステリーを元に作られた作品。
原作の世界観はそのままに、より映画として楽しめるようになってます。
たとえば、原作は、列車内だけが舞台になってますが、新たに列車外のシーンの追加や、
各キャラクターのエピソードの追加などです。
監督は、大ヒット作「シンデレラ」のケネス・ブラナー。
今作では、主人公、名探偵ポアロを演じてます。
トルコ発フランス行きのオリエント急行を舞台に、列車内で起きた殺人事件。
容疑者は、乗客全員。密室殺人事件の真実とは・・・
ミステリーは面白いですね。
殺される富豪役のジョニデなど、スター俳優が大集結。そして、安定の演技力でした。
「スター・ウォーズ」の新ヒロインも出てます。
美術も衣装も豪華で、目も楽しませてもらいました。
とにかく贅沢な映画です。 (80点)
2017年12月31日
ゴッホ 最期の手紙
世界初、動く油絵で、構成された作品です。
俳優が演じた実写映像の1コマ1コマを、世界中から集められた125名の描き手たちが
ゴッホタッチの油絵にしました。
その描き手の中には、日本人もいます。
描かれた油絵の数は、62450枚。
1秒に12枚使って、仕上げた作品になります。
ゴッホの最期の手紙は、彼の弟テオに宛てたものでした。
郵便配達人ジョセフは、息子アルマンに、テオの消息を追わせます。
そして、ゴッホの死の謎へと迫ってゆきます・・・
やはり、アート好きな方には、一見の価値ありです。
そして、ゴッホの死の謎に迫るミステリーになっているので、ストーリーも楽しめます。
ただ、集中して見ないと、内容が分かりづらいので、上映時間96分、気を抜けないです。(75点)
2017年12月31日
探偵はBARにいる3
「探偵はBARにいる」シリーズ3作目となります。
3作目からは、監督が吉田照幸さんに変わりました。
脚本は、吉沢良太さんのままです。
札幌ススキノのBARを事務所代わりにしている探偵と、相棒兼運転手の高田が
難題な事件を解決する姿を追うハードボイルドです。
3作目なので、予定調和の流れかと思っていたら・・・前作よりも面白い!
とにかく、キャストそれぞれのキャラクターが、際立ってました。
北川景子さんは、謎の美女役にピッタリですし
悪役のリリー・フランキ―さんは、ハマリすぎ(笑)
こうなったら、悪役道を極めてほしい。
そして、脇役だったけど、志尊淳さんの冷徹用心棒は、強烈だった。
あの高田が、ボコボコにやられちゃうんだもん。
志尊淳さんは、いろんな役柄が出来る俳優さんになれると思う。
前回までは、PG12が付いてましたが、今作は、付いてないので、
ファミリーでもOKです。 (78点)
2017年12月31日
覆面系ノイズ
「植物図鑑」の三木康一郎監督の最新作は、人気少女コミックの実写映画化になります。
ストーリーは、ド・ストライクの少女コミック的な片恋物語。
主人公、ニノは、小学校の時の初恋の人、モモと、6年ぶりに再会。
そして、ニノを想っていたユズとも、同じ高校で再会します。
歌が大好きなニノは、ユズの覆面バンドのボーカルをすることになり・・・
三木監督の恋愛映画は、映像が綺麗ですね。
それに、監督の作る恋愛映画は、あざとい嫌みがないので、心地いいです。
そして、劇中の音楽シーンのクオリティが高かったので、音楽映画としても楽しめました。
失礼な言い方なんですが、中条さんの歌を、ソロで聴いた事がなかったので
こんなに上手いとは、予想外でした。
他のキャストの方々も、楽器を上手に演奏されています。
正直、女子高校生向けの作品かと思っていたけど、大人の方々が見ても
十分イケる内容でした。
また、急上昇中の男優さんばかりが出演されてますので、そこも注目です。(75点)
2017年12月31日
ギフテッド
「(500)日のサマー」のマーク・ウェブ監督の最新作。
天才的な数学の才能を持つ7歳の姪メアリーを育てる、独身のフランク。
ちょっと変わった2人と、猫のフレッドとの楽しい毎日は、
メアリーが学校へ行くようになったことで一変します。
彼女の才能が、世に知れることになり、縁を切ったはずの祖母が現われ、
英才教育をさせようとする・・・
フランクとメアリーが過ごす日常シーンが、とにかく優しい!
フランク役のクリス・エヴァンスは、「キャプテンアメリカ」で、ヒーローを演じた方。
その演技のギャップにも、驚かされました。
そして、メアリー役のマッケナ・グレイスは、生意気なのに、最高にキュート!
マーク・ウェブ監督の演出は、やっぱ、素敵だなって思う。
祖母が出てきて、2人を引き離そうとして、ドロドロ状態になるけど
そういうシーンは、結構カットされてます。
それを物足りないと思うかで評価も変わってくるかも・・・
そして、猫のフレッドの登場シーンは、猫好きには嬉しいですね。(78点)
2017年12月31日
あしたは最高のはじまり

「最強のふたり」のオマール・シー主演、フランス発のヒューマン・コメディ。
自由気ままに暮らしていた主人公、サミュエルのところに、元カノが突然現われ
「あなたの子よ」と言って、生後数カ月の赤ちゃんを置き去りに・・・
彼女を追って、ロンドンに行くも、見つからず・・・
偶然出会ったゲイの男性と、赤ちゃんを育てることになるのですが・・・
今度の“最強のパートナー”は、8歳の女の子。
2人の楽しい毎日は、見てるだけでも、微笑んでしまいます。
そして、突然現われる母親。
この映画の感想は?と聞かれたら・・・
「この母親の身勝手さに、あきれ果てた」でしょうかね。
終盤、明らかになる事実にも、ブッ飛びます。
でも、ドロドロ状態で終わるよりも、幸せなオチにしてくれているので
気持ちは救われると思います。 (73点)
2017年12月30日
火花
芥川賞を受賞した又吉直樹さんの同名小説を実写映画化。
主人公の若手芸人が、師と慕う先輩芸人と過ごした10年間が描かれます。
主人公、徳永を演じたのが、菅田将暉さん。
そして、破天荒な先輩芸人を演じたのが、桐谷健太さん。
このキャストの組み合わせは、完璧でしたね。
お二人共、笑いのセンスを、元々持たれているので、役柄に馴染んでました。
芸人として売れるのは、ほんの一握り。
10年という時間を費やしても、夢を叶えられない者ばかりです。
でも、ラストの徳永の穏やかな表情は、ヨカッタなぁ~
菅田さんの演技に救われました。 (80点)
2017年12月17日
ローガン・ラッキー
「オーシャンズ11」「マジック・マイク」のスティーヴン・ソダーバーグ監督の最新作。
不運だらけのローガン一家が、仕掛ける一発逆転作戦とは・・・
コレは、面白かったです!
終わりかと思いきや、そこからの逆転劇。
そう、そう、コレってオーシャンズを見た時の楽しさと同じ!
ラストシーンだって、この先、どうなるのか?気になっちゃう。
バレるのかしらん?それとも仲間に入っちゃう?
劇中で、爆破のプロ役を演じていたのが、007のダニエル・クレイグ。
全くイメージが、壊れていて・・・軽いショックを受けちゃいました。
それだけ、上手いって事なんだけど・・・ (78点)
2017年12月15日
泥棒役者
「アフロ田中」「小野寺の弟・小野寺の姉」の西田征史監督の最新作。
西田さんは、テレビ脚本家としても有名な方。
最近では、NHKの「とと姉ちゃん」や「信長協奏曲」「魔王」など。
映画の脚本も西田監督が、担当されてます。
一軒の豪邸に泥棒に入った主人公が、家主から、人違いされたのをキッカケに
次々と、その「役」を演じるハメになるのだが・・・
ほとんど家の中だけで、限られた登場人物が繰り広げる会話劇。
なのに、面白い!
それに、ただのドタバタ喜劇と思っていたら、いいお話で終わっちゃうんだよなぁ~コレが!
エンドロールが終わった後には、「小野寺の弟・小野寺の姉」のお二人が
登場してくれるオマケがあります。 (75点)
2017年12月03日
GODZILLA 怪獣惑星
ゴジラとの半世紀にわたる戦いの末、人類は敗れ、地球を捨て、宇宙へと脱出。
そして、選ばれた人間だけで、20年の年月をかけ、新しい星を目指します。
20年後、辿りついた星は、人類が生存出来る環境ではなく、再び宇宙を放浪することに。
劣悪となる船内で、「地球帰還」を決断。
そして、再び戻った地球は、既に、2万年の歳月が経っていて、ゴジラを頂点とした
生態系へと変わっていた・・・
長々と説明書きをしてしまいましたが、アニメーション版「ゴジラ」は
今までのゴジラ映画とは、全く違うということです。
だから、「シン・ゴジラ」のイメージを持って、鑑賞したら、
「全く違うじゃん!」と、失敗するかも。
そして、ストーリーも、シビアで、暗い。
ストーリー原案と脚本は、まどか☆マギカのニトロプラスだと知って、
「あぁ~なるほどね・・・」と思いました。
ラストなんて、一気に奈落の底に落とされるから、残酷です。
主人公ハルオの声は、宮野さん。
この作品は、実力のある声優さんじゃないと、難しいだろうなって思う。
続編があるので、ストーリーの完結まで見届けたい。 (75点)
2017年12月03日
ザ・サークル
超巨大SNS企業を描いた、同名小説の実写映画化になります。
超巨大SNS企業サークルに採用された、エマ・ワトソン演じる主人公メイは
カリスマ経営者ベイリーの目に留まり、新サービスの実験モデルに抜擢される。
SNS社会の光と闇を描いてました。
皆が、“いいね!”の為に、生きる世界は、近い未来にあるかもしれない・・・
原作は、2013年に発表され、4年経った今では、実にリアルなものになっているから・・・
ストーリー性を楽しんだ作品と言うよりも、「そうなったら、どうしよう・・・」と
考えた作品でした。
ワタシは「24時間、プライバシーのない世界」なんて、考えられないけど
自分の世界を、シェアしたい人も、いるだろうなと思った。 (73点)
2017年11月20日
ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~
「おくりびと」の滝田洋二郎監督の最新作。
主人公は、二宮和也さんが演じる、一度食べた味を記憶し再現できる、
絶対味覚=麒麟の舌を持つ料理人。
彼が依頼された仕事は、かつて満州国で天皇の料理番が考案した
幻のフルコースのレシピの再現だった・・・
重厚なストーリー、しかも品がある、さすが滝田監督だなぁ~と思った。
そして、レシピを探すミステリー要素もあります。
ラストに近づくにつれ、「もしかして・・・」と思っていたら、
「やっぱり、そういう事ね・・・」のオチ。
主人公の稀な才能は、愛情のギフトだったのですね。
コレは、見て、ハズレなしの作品です。 (80点)
2017年11月19日
氷菓
ミステリー小説〈古典部〉シリーズの実写映画化になります。
高校に入学した主人公は、姉の命で、廃部寸前の古典部に入部し、
学園に潜む謎を、次々と解き明かしてゆく・・・
フツーに面白かったです。
今回、山﨑賢人さんが演じるのは、「やらなくてもいいことなら、やらない」主義の
省エネ男子。
こういうキャラを演じる山﨑さんは、いいですね。合ってますもん。
それに、まだまだ高校生に見えるから、違和感もなかった。
反対に、広瀬アリスさんは、どう見ても綺麗なお姉さんしか見えなくて・・・
高校生役には、ムリがありました。
まだ、友人役だった小島さんの方が、しっくりくるなって思った。
ストーリーは、謎解きだけじゃなくって、ダークなドラマもあって楽しめます。(73点)
2017年11月19日
先生!、、、好きになっていいですか?
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の三木孝浩監督が、少女コミック「先生!」を
実写映画化した作品。
広瀬すずさん演じる女子高生、響が、生田斗真さん演じる、世界史の教師に
生まれて初めて恋をするといった純愛ストーリー。
三木監督が手掛けるラブストーリーは、映像が綺麗だし、ギラギラ感ないし
テンポもゆるくって、いいですね。
漫画の世界なのは、分かっているけど、夢を見させてくれるような、
二次元と、三次元の中間に居るような感覚になります。
そして、配役もピッタリでしたね。
すずさんに告白されて、心が動じない男性って、いる?
たとえ教師だって、難しい(笑)
ラストは、現実的なハッピーエンドで、ヨカッタ!ヨカッタ!
大人が見ると、ムズくなるので、女子高生向きかな。 (73点)
2017年11月08日
ブレードランナー 2049
35年前に公開された「ブレードランナー」の30年後の世界を描いたSF作品。
気候の変動で、病気や貧困が蔓延している、2049年のロサンゼルス。
海抜の上昇によって、街は巨大な海壁に囲まれています。
主人公は、危険な旧型のレプリカントを取り締まる捜査官(ブレードランナー)のK。
彼は、新型レプリカントを開発しているウォレス社の陰謀に巻き込まれてゆく・・・
実は、35年前の「ブレードランナー」は見てません。
でも、不自由さは感じなかったし、面白かったです!
だから、安心して下さい。昔を知らなくても、十分楽しめます。
正直、往年のファン向けかもと思って、見るのを躊躇してたんですけど・・・
人造人間でもあるKが、より人間らしい生き方を選ぶところは、胸が締め付けられました。
ラストは、美しいです。
本作は、予告編を入れたら3時間の大作ですが、映画に没頭してたので
あっという間でした。
それに、美男美女だったので、ビジュアル的にも、楽しめます。
Kの恋人役、アナ・デ・アルマス、綺麗だったなぁ~ (80点)
2017年11月05日
アトミック・ブロンド
「デッドプール2」のデヴィッド・リーチ監督の最新作。
「007」のジェームズ・ボンドと同じイギリス秘密情報部MI6に所属する
最強の女スパイ、ローレン・ブロートン。
奪われた極秘情報リストを取り戻す為に、東西冷戦末期のベルリンに潜入する・・・
スパイものって多いですが、女性が主人公って、目新しいし、
それを演じるシャーリーズ・セロンが、ガチに戦ってくれます。
とにかく、彼女のアクションが、カッコいい!
そして、舞台となっているのが、1989年ということで・・・
80年代のヒット曲のオンパレードも、ゴキゲンでした。
スタイリッシュなアクションと、映像が、曲にピタッと合います。
ストーリーの行き着く先は「つまり、裏切り者は誰だ?」だったけど
ラストの展開は・・・「うん?どういうこと?」
悩む方は、多いんじゃないでしょうか・・・
ワタシも、頭の整理をして、しばし考えてしまいました。 (75点)
2017年11月03日
バリー・シール アメリカをはめた男

「ボーン・アイデンティティー」や「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の
ダグ・リーマン監督の最新作。
1970年代、実在した天才パイロット、バリー・シール。
その天才的な操縦技術によって、CIAの極秘作戦や、麻薬王からの依頼など
表と裏で、荒稼ぎ。彼の悩みは、大量の札束の隠し場所なんて・・・
嘘みたいに、ぶっ飛んでた実話でした。
ストーリーは、実話なんで、こうなって、ああなってと、めまぐるしく進みます。
バリーは、お茶目な性格だったようで、劇中、笑いもあって、軽快な展開でした。
今だったら、考えられないようなお話だけど、1970年代だったら、アリかもと思う。
劇中のトムは、楽しそうに演じてます。
気負わずに、楽しめる作品でした。 (75点)
2017年10月27日
ミックス。

「リーガルハイ」の脚本家、吉沢良太さんの最新作は、卓球を題材にしたラブコメです。
主人公、多満子は、元卓球少女。
亡き母のスパルタ教育のトラウマから、卓球を捨て、普通に就職。
会社の卓球部のイケメンエースに告白され、付き合い始めたけれど、浮気され・・・
逃げるように、田舎に帰ってくる・・・
予定調和通りに、ストーリーが進んでくれる、安定感のあるラブコメです。
面白いし、笑えたりもするんだけど・・・な~んかピリ辛が足りない。
そうそう、多満子の子供時代を演じていた子役さんが、福原愛ちゃんにソックリだった。
負けて泣いてるシーンなんて、そのまんまやん、笑っちゃいました。
いろいろ考えたけど、本作の1番の魅力は、やっぱ新垣結衣さんでした。
キュートなガッキ―をお楽しみくださいませ。
あと、いろんな世代の方が楽しめる作品だと思います。 (73点)
2017年10月25日
斉木楠雄のΨ難

人気ギャグコミックを、「銀魂」の福田雄一監督が、実写映画化。
主演の山﨑賢人さんは、福田ワールドに、初参加されてます。
とんでもない超能力を持つ高校生が、主人公。
目立たず、普通に生きる為に、その超能力を使っているのに、様々な災難が
彼に降りかかる・・・
頭も使わず、ヘラヘラ笑って見れる、お気楽映画です。
インパクト大のキャラクターのオンパレードなので、楽しい!しかない。
1番のツボだったのが、吉沢亮さんが演じる“漆黒の翼”君。
吉沢さんの瞳って、キラキラしてるの。
その完璧な美しい顔立ちとのギャップに、萌えました。
環奈ちゃんの心の声は、多すぎたかも。
ずっと聞いてたら、疲れてきちゃった。
とりあえず、純粋なギャグ映画で、大変、楽しませて頂きました!(73点)