2014年03月16日

ブリングリング




昨年暮れの東京散策時に、渋谷シネクイントにて鑑賞。

「SOMEWHERE」「マリー・アントワネット」のソフィア・コッポラ監督の
最新作は、ティーンエイジャー窃盗団のお話。

2008年~2009年、ハリウッドの数々のセレブ宅で起きた窃盗事件。
盗まれたのは、洋服やバック、靴、アクセ・・・
犯人は“ブリング・リング”(キラキラしたやつら)と呼ばれる10代の少年少女たちでした。
彼らは盗んだ洋服やバックを身に付け、街をかっ歩し、写真を撮り、
自分のフェイスブックにもアップしました。

楽しみにしてたけど、中身はカラッポ。
セレブ崇拝者の少年少女たちのお祭り騒ぎを描いてただけ・・・
生まれた時からセレブのソフィア監督には、興味をそそる題材だったのでしょう。

映画としての内容はイマイチだったけど、ソフィア監督の映像とか音楽が好きなので
カラッポでも、まっいいっか!と思う。
主人公を演じたエマ・ワトソンが、やっぱヨカッタです。
窃盗団の中に、1人だけ男の子がいたけど、彼はコーディネイト担当の
中性的な子のようでした。

ロケ場所は実際に盗難にあってたパリス・ヒルトンのクローゼットルーム。
夢のような空間でした。ブランド物に詳しい方とかヨダレものでしょう。

ソフィアの映画に流れる音楽がステキなので、ミュージックビデオ感覚で楽しみました。(70点)
  


Posted by サラ at 21:07Comments(0)2013年公開作品

2014年02月26日

鑑定士と顔のない依頼人




昨年暮れの東京散策時に、TOHOシネマズシャンテにて鑑賞。

「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督・脚本による作品。

天才的な鑑定眼を持つオークション鑑定士のヴァージルは、人間嫌いで
芸術品しか愛することが出来ない。
彼の隠し部屋には、壁一面に名画と呼ばれる女性の肖像画がびっしりと飾られ
彼が愛するのは、その名画の中の女性たち。
ある日、謎の女性から、美術品の鑑定を依頼されます。
決して姿を見せない謎の女性。
鑑定士のヴァージルは、謎の女性から翻弄される中で、次第に彼女に惹かれていきます。
彼女は、どんな女性なのか?

前評判通りの極上のミステリーを楽しみました。
いろいろ細かい事は書きません。
見られた方のほとんどが、主人公のように翻弄されてしまうでしょう。

ただ、ラストでのヴァージルが気の毒で、モヤモヤとした気分のまま
劇場を後にしました。
後で考えても「なんで?」と思う。
人間嫌いの彼が、初めて人に心を開いた結末がこうなるなんて悲しい。
老人の恋は純粋なのか?盲目なのか?
美術好きの方にも、オススメです。

ラストがスッキリしなくて、ワタシ好みではなかったので点数は辛口です。(80点)
  


Posted by サラ at 21:41Comments(0)2013年公開作品

2014年02月08日

ブランカニエベス




昨年暮れの東京散策時に、新宿武蔵野館にて鑑賞。

モノクロ、そしてサイレントで作られたスペイン映画。
音楽は流れますが、セリフは全て、昔のような文字で出てきます。
タイトルの「ブランカニエベス」とは、スペイン語で「白雪姫」のこと。
スペインならではの「闘牛士」と、グリム童話の「白雪姫」を融合させたお話でした。

主人公は、天才闘牛士の娘。財産目当ての継母によって、命を奪われそうになります。
たまたま通りかかった見世物小屋の小人闘牛士一座に助けられ、美しい娘は
やがて女闘牛士ブランカニエベスとして、才能を開花させてゆきます。

コレは、面白かったです!
モノトーンの迷宮の中には、ファンタジーと残酷さがありました。
白雪姫と言ったら、「小人」と「毒リンゴ」
2つ共、登場しますが、小人は7人ではなく、6人なの。
この違いは、皆が知っている白雪姫の物語からは、ズレてゆくことを意味してます。

ラストは、ワタシにとっては悲しすぎて残酷でした。
でも見方によっては、究極の愛の物語なのかもしれません。(80点)
  


Posted by サラ at 09:57Comments(0)2013年公開作品

2014年02月03日

ウォールフラワー




昨年暮れの東京散策時に、TOHOシネマズシャンテにて鑑賞。

原作者スティーブン・チョボスキー自身の青春の日々を描いた小説を
自らが監督を務めて映画化した作品。

主人公チャーリーは、小説家志望の16歳。
スクールカースト最下層だった彼は、ひっそり目立たないように毎日を
やり過ごしてました。
そんなある日、陽気で風変わりな兄妹と友達になり、毎日が一変します。
さよなら、壁際の僕・・・

胸が締め付けられるような愛おしさを感じた作品。
理屈抜きに、大好きな作品。
DVDが発売されたら、傍に置きたいです。

劇中、チャーリーが、サムとパトリック兄妹の3人で、夜のドライブをするシーンが
あります。
チャーリーが「永遠を感じる」と、つぶやくのですが、ワタシも同じ感覚に
包まれて涙が出そうになりました。
気持ちが満たされて、これ以上の幸せはないって感じる時の高揚感。
永遠を感じる一瞬・・・
これから先、身体は老いてしまうけど、この感覚は忘れないようにしたい。

主人公チャーリーを、ローガン・ラーマン。
サムを、エマ・ワトソン。パトリックを、エズラ・ミラー。
彼は「少年は残酷な弓を射る」の美少年です。
このように、夢のようなキャストが揃って、目の保養にもなりました。

全ての方々の心に響くかはわからないけれど、ワタシにとっては
ホームラン級の青春映画!
80点くらいが妥当だろうけれど、ワタシにとっては、90点です!!!
  


Posted by サラ at 00:00Comments(0)2013年公開作品

2014年01月19日

サプライズ





両親の結婚35周年を祝うために集まった家族ら10人。
そこに襲いかかるキツネ、ヒツジ、トラのマスクをした暴漢たち。
一家惨殺のシナリオだったハズなのに、誰もが予想しなかった展開に・・・

東京では昨年の11月には公開されていて、話題になってた作品。
大分では、1週間だけ上映されるということで、見逃さないように行ってきました。

いやぁ~話題になっただけはある、面白いわ!
サスペンスホラーと言うよりも、サバイバルアクションの方が強かったです。
何で襲われたのか?とか、何で動物の覆面なの?かとか、実は単純な理由からで
次男の彼女として参加してたエリンが、実はサバイバルキャンプで生まれ育ったという
プロ顔負けのつわものだったの。
可愛い顔して強いのなんのって・・・
暴漢からしたら、こんなハズではなかった・・・だろうし、
家族らからしたら、そんなこと聞いてないし・・・のオドロキの事実。
かくして、彼女の活躍?で、予想もしない展開になっちゃう。

上映時間も1時間半くらいで、ダレることなどありません。
ワタシなんて、身を乗り出して、見入ってしまいました。
血が飛び散るスプラッターもあるけど、どこかカラッとした爽快感があります。
苦手なワタシだって、大丈夫でした。

ところで、ラストのその先のエリンはどうなったのか?気になるぅ~  (80点)
  


Posted by サラ at 17:07Comments(0)2013年公開作品

2014年01月19日

もらとりあむタマ子




「天然コケッコー」「苦役列車」の山下敦弘監督の最新作。

前田敦子が主演ということで、当初は見る気ゼロだったけど、食わず嫌いは
良くないということで鑑賞。
一応「ケチつけるんだったら、お金払って見てからにしろ!」が信条なんで(笑)

チラシの前田敦子さんは可愛いですよね。
でも劇中では、こんな衣装は着てないし、髪だってボサボサ、化粧っ気ゼロ。
ハッキリ言って、不細工のブスに近い。
女優さんは、どんな角度から撮られてもOKじゃないといけないのに
前田さんは、角度によっては、可愛くもブスにもなる。
笑うと可愛いのに、素だと不細工。
ワタシは、前田さんのことを嫌ってるわけではなく、ただ正直に書いてるだけです。

ただ、映画を見て思ったのは、山下監督が前田敦子にピッタリな役柄を
彼女に与えているなって事。幸せなことだと思いますヨ。
セリフ回しも上手くないから、ボソボソ投げやりな言い方が合ってると思うしね。
ほら、NHKの時代劇なんて、前田さんに合わないですよ。
だいたいカツラ付けても似合わないもん。
テレビで消耗されるよりも、個性的なキャラを確立して、スクリーンの中で
自分の居場所を見つける方がいいと思う。
ワタシは脇役で光れる女優さんにはなれると思うんだけど・・・
すぐキレる女の役とか、ずっとギャーギャー喋り続ける役とかね。

映画のストーリーは、主人公タマ子の約1年間のグータラ生活のお話。
父親に料理からパンツの洗濯までしてもらい、ただ食べて、寝て、マンガを見て・・・
見てて不快でもなく、大きな感動があるワケでもなく、もったりしてます。
そして、前田さんは、ブサ可愛い!多分、女子のファンは増えたかも(笑)
この映画を見て、何かを得るんじゃなくて、自分自身の情けない部分を許せて、
可笑しく思えちゃうかもしれません。             (75点)
  


Posted by サラ at 16:17Comments(0)2013年公開作品

2014年01月13日

マリリン・モンロー 瞳の中の秘密





本作は昨年レビューを終えてない作品の1つで、11月に鑑賞したものです。

マリリン・モンローの謎の死から、すでに50年。
本作は、マリリン直筆のメモや詩や手紙をもとに、マリリンの実像に迫った
ドキュメンタリー映画です。
だから、女優さんがマリリンを演じるのではなくて、当時のマリリン本人の映像が
使われてます。
そして、マリリン直筆のメモや詩や手紙を朗読するのが、10人の女優さん。
反対に、マリリンに関わった男性の言葉は、男優さんたちが担当してます。

朗読される女優さんたちの年齢や風貌は、マチマチで、マリリンのイメージとは
かけ離れてましたが、マリリン直筆のメモや詩や手紙を朗読されていると
マリリンが乗り移っているかのごとく、感じられました。
不思議なもので、その声を借りて喋ってるみたいな・・・

マリリンが残した言葉からは、彼女がとても繊細で、常に学び続けていたことが
わかります。ワタシは、とても努力の人だったと思う。
そして、可愛いマリリンが大好き!このチラシのマリリンの可愛さってハンパない!
時代がどんなに変わろうとも、マリリン・モンローは愛され続けると思う。

マリリン・モンローは、どんな女性だったのか?
この問いは、この50年間、続いてます。
本作は、マリリン直筆の文章から読み解いたものでした。   (78点)
  


Posted by サラ at 23:19Comments(0)2013年公開作品

2014年01月13日

イノセント・ガーデン





本作は昨年レビューを終えてない作品の1つで、8月に鑑賞したものです。

「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク監督による心理ミステリー。
主人公は、ミア・ワンコウスカ演じる少女インディア。
彼女は幼い頃より鋭すぎる感覚を持っていました。
そして彼女が18歳になった日に、謎めいた鍵が届き、最愛の父が事故死します。
父の葬儀の日、行方不明だった父親の弟チャーリーが突然現れ、インディアは
なぜか彼に惹かれてゆきます。

主人公を演じるミアの演技が素晴らしいの。
出演作品も多いけど、どれも器用にこなしちゃう女優さん。
天使のような無垢な少女の役も、アバズレた女の子の役も、殺人鬼の役も・・・
スクリーンの中のミアは七変化です。

インディアの母親役を演じたのが、美しい人、ニコール・キッドマン。
叔父のチャーリー役は、美形のマシュー・クードです。
中盤あたりからは、ほとんどこの3人になります。

主人公インディアが、自分の中にあった暗闇に次第に気付き、その扉を開けるのは誰なのか。
謎の鍵は、誰から届いたのか。
ワタシには、チト恐いオカルトっぽい官能ミステリーでした。(78点)
  


Posted by サラ at 22:31Comments(0)2013年公開作品

2014年01月10日

セデック・バレ




本作は昨年レビューを終えてない作品の1つで、7月に鑑賞したものです。

日清戦争後、台湾は日本領となり、大日本帝国施策下となります。
先住民セデック族が住む奥深い森も、日本軍に制圧され、多くの日本人が
暮らすようになります。
日本人は、首狩り族のセデックの人々を野蛮人扱いし、屈服を強いります。
そして、ある揉め事が引き金となり、セデック族が奮起。
いわゆる“霧社事件”が起こります。

本作は、台湾のウェイ・ダーション監督による4時間半にも及ぶ歴史ドラマ。
鑑賞後は、あまりにも衝撃が大きすぎて、しばらくは消化しきれずにいました。
どうしてだろう?と考えた時、この作品には、どちらが悪で、どちらが善とかが
なかったからです。
その当時の日本は、野蛮な人々に文化をもたらすという大義名分があったし
先住民にとって、敵の首を狩ることは一人前の男として認められる儀式の1つにすぎません。
いつも、日本が軍国主義だった頃の映画は、一方的に日本が悪と描かれますが
この作品には、それがないのです。

日本は、当時、植民地化したのちは、道路・鉄道とインフラ整備をし
警察制度を整え、学校を作り、教育をしました。
欧米と日本の植民地政策は、同じではありません。
イギリスがインドに、そこまでしたでしょうか。
欧米が、アジアの国々を植民地化しても、詐取しただけです。
でも欧米は何も言われず、日本だけ未だに言われ続けています。

劇中、酷い事をする日本人も、先住民に愛される日本人も出てきます。
当時の日本の過ちを、客観的に見れると思います。
だから、立場の違うそれぞれの人物の思いが、素直に入ってきます。

ストーリーは、前編後編と分かれており、後編からは、日本軍とセデック族との
壮絶な戦いになります。
セデックの女たちは、自分たちが足手まといになると悟り、幼い子供たちと
集団自決をします。
男たちは、近代兵器を使う日本軍と部族の誇りを懸け、勇敢に闘い、
ひるむことはありません。

彼らに、日本の武士道に繋がるものを感じ、魂を揺さぶられました。
それは、崇高なものであり、日本人としての血に響くものでした。
ワタシのレビューに心を動かされましたら、DVDで鑑賞してみて下さい。(90点)
  


Posted by サラ at 18:29Comments(0)2013年公開作品

2014年01月05日

ハンガーゲーム2




同名ベストセラーSF小説の実写映画化の第2弾。
本作からフランシス・ローレンス監督に代わりました。

独裁国家パネムで毎年行われるハンガーゲーム。
それは、12の奴隷地区からクジ引きで選ばれた男女24人が最後の1人になるまで
殺し合うというデスゲーム。
前作で主人公の少女カットニスは、1人しか残れないというルールを破って
ゲームに勝ち残り、抑圧された民衆のアイコンとなります・・・

前作は、世界的にヒットしたけど、日本だけはコケたそうです。
多分、日本には「バトルロワイアル」があったからだと・・・
それに宣伝のやり方もバトロワを匂わせときながら、見に行ったら、ぜんぜん甘かった・・・
「バトルロワイアル」は名作だからね。2と3は別にして。
バトロワと真っ向勝負しても不利というもんです。

「ハンガーゲーム」はバトロワに似た部分は確かにあるけど、主人公の成長を描いた
人間ドラマの比重が大きいです。
普通の少女でしかなかった主人公が、生死を懸けた極限状態の中で
どう変わっていくのか?
最終章では、自分の意志で民衆のアイコンになるような気がします。

パネムの独裁者スノー大統領は、革命のアイコンとなったカットニスを排除しようと
新たなルールでハンガーゲームに参加させます。

見終わって、すぐ思ったのは・・・「早く、次を見せてくれ!」です。
何?このバッサリ感!
せめてこんな時は、予告編でチラッと見せてくれるもんだと待ってたら・・・
それもありません。
何?このイライラ感!
まぁ~そんだけ本作が面白かったということです。
イライラしても大人なんだから、正直に認めましょう(笑)
そして、間違いなく次の最終章が1番面白くなるだろうという事です。
大ヒットに乗っかって、トワイライトのように前編後編に分けて
しっかり稼ぐかもしれませんね。

前作を見られてない方は、見てからの鑑賞をオススメします。(78点)
  


Posted by サラ at 18:37Comments(0)2013年公開作品

2014年01月04日

劇場版ハンター×ハンター ラストミッション





劇場版「ハンター×ハンター」の第二弾では、ハンター協会の封印された過去の闇が
暴かれます。

かつてのハンター協会には、裏の仕事を引き受ける<影>が存在してました。
でもその後、ハンター協会は影の存在を消そうと、その一族を抹殺します。
ネテロと共にハンター協会を支えていた影の隊長ジェドは、怒りや憎悪から
“怨”となって、現在に蘇り、ネテロに復讐しようとします。

ハンターファンも、そうでもない人も楽しめる内容だと思う。
ゴン・キルア・クラピカ・レオリオと仲間が勢揃い。
ネテロやヒソカまで出てるし・・・
まぁ~ヒソカは顔だけって感じだったけど、ヒソカは人気あっからね。
一応押さえとかないと・・・
ちなみに、ワタシはキルア好き。

この作品の1番の魅力は、ゴンの友達思いで、まっすぐなところ。
ゴンだったら、友達のためだったら、命を懸けるだろうなって確信しちゃう。
だから、お子ちゃま映画なのは分かっちゃいるけど、ついつい拳に力が入ってしまうの(笑)
ハンター×ハンターは、大人が見ても十分楽しめるアニメです。

本作は、鑑賞記録のみとなります。
  


Posted by サラ at 22:07Comments(0)2013年公開作品

2014年01月04日

危険なプロット





フランソワ・オゾン監督の最新作は、極上の知的サスペンスです。

主人公は、小説家になれなかった高校の国語教師、ジェルマン。
彼は、ある生徒が綴る作文に心をつかまれます。
文才のある、その生徒に作家の才能を見出したジェルマンは、小説の書き方を
個人指導していくうちに、生徒の書く物語に次第に翻弄されてゆき・・・

コレは面白かったです!!!まさに極上のストーリーテリング!!!
ミステリアスな美形少年の書く物語の“続き”に翻弄されていった教師と
同じように、ワタシものめり込んでいきました。
次は?またその次は?結局どうなっちゃうの?
自分が観客というのも忘れちゃうほど、主人公と同化してましたね。

教師が指南する傑作小説に必要なもの・・・
それは“刺激的な設定”“読めない展開”そして“意外な結末”
映画を見終わって気がついたのが、この映画自体も、その通りだったこと。
全てが計算されつくされた構成で、唸ってしまいました。

オゾン監督の作品は、いろいろ見てますが、ワタシにとっては、コレが1番です!
大分での上映は、2週間で終わってしまいましたが、是非DVD鑑賞リストにどうぞ。(90点)
  


Posted by サラ at 03:07Comments(0)2013年公開作品

2014年01月03日

武士の献立




皆さま、お正月は、ゆったりと過ごされてますか?
ワタシは、昨年レビューを終えてない作品が、10本も溜まってます(汗)
7月鑑賞の「セデック・パレ」8月鑑賞の「イノセント・ガーデン」まであります。
新年なのに、スッキリ!とはいかず、どうにかしたいです・・・・・
とりあえず、東京散策時に見た4本は、大分公開は2月以降ですので、後回しにして・・・
仕事始めまで、やれるだけ頑張るのみです・・・

**********************************

「釣りバカ日誌」シリーズの朝原雄三監督による作品。
本作では、脚本も担当されてます。

江戸時代、刀を包丁に持ち替えて主君に仕える“包丁侍”こと、武士の料理人がいました。
ストーリーは、そんな由緒ある包丁侍の家に嫁いだ主人公が、持ち前の明るさと
料理の腕前で、家族の絆を深めてゆくお話です。

王道で、まっすぐ、かげりのない陽のストーリーでした。
見ていて、心地よく、いい映画だったなぁ~と思う。
ワタシは、王道ものって大衆娯楽には大切だし、そんな映画が好きなんです。

本作は、時代劇のホームドラマであり、ラブストーリーであり、スポコンでもあります。
ダメ夫を、一人前に育ててゆく妻の姿は、現代人にも勉強になるかと。
主人公を演じた上戸さんが、いいですね。
最近、良妻役へと、見事にシフトチェンジされてます。

劇中の料理は、実在の献立書をもとに作られた江戸時代のもの。
華やかで、素晴らしい料理でした。
人は、美味しいものを食べると、大らかになり、怒りも静まります。
包丁侍たちは、藩の平和と繁栄に貢献したのだろうと思いました。

本作は、見る人を選びません。
個性的な作品を好む方を除けば、誰にでもオススメ出来る作品です。(80点)
  


Posted by サラ at 17:52Comments(0)2013年公開作品

2013年12月31日

マッキー





インド映画は、楽しい!
「ロボット」「きっと、うまくいく」の次は、この「マッキ―」でっしょ!

「マッキー」とは、ハエのこと。
悪い男から殺されて、ハエに生まれ変わった主人公が、ヒロインと共に
復讐するというお話です。
小さなハエに、そんなことが出来ちゃうかって?
愛の力は、健気で、パワフルなのです!
ハエに生まれ変わろうとも、愛する女性を守り抜くために、闘う姿にはウルっときちゃうほど。
まさに、捨て身の愛というものでした。

奇想天外なストーリーだけど、ラストは感動すら覚えちゃう作品。
エンドロールでの、お決まりダンスは、なんとハエヴァージョン!キレキレです(笑)
                           (78点)
  


Posted by サラ at 22:00Comments(0)2013年公開作品

2013年12月30日

ルパン三世vs名探偵コナン





ルパンとコナンの夢の対決!夢のコラボレーション!
ストーリーも完全オリジナルでした。

それぞれの見せ場があって、どちらのファンも楽しめるじゃあないでしょうか。
エンドロールが終わっても、続きがあるので、席は立たずに・・・

本作は、鑑賞記録のみとなります。
  


Posted by サラ at 23:30Comments(0)2013年公開作品

2013年12月30日

ウォーキング with ダイナソー





2D吹替版にて鑑賞。
本当は、字幕で見たかったのですが、吹替のみだったので仕方ありません。

実写と最新CG技術の融合によって作られた7000万年前のアラスカが舞台。
ストーリーは、主人公の草食恐竜のパキソノサウルスの成長と冒険を追いながら
太古の地球を旅するというもの。

最新CG映像は素晴らしく、いろんな恐竜たちの命の旅を体感出来ました。
ストーリー自体も、面白かったです。

ただ、吹替が、うるさすぎ!
漫才のボケとツッコミを、ずっと聞かされているような感じで、吐き気までしてきました。
でも、お子ちゃまには、これくらいが楽しいかもしれませんね。
いいくらい大人のワタシには、ダメだったということです。

いろんな試練を乗り越えてゆくストーリー自体は、とてもいいお話でした。
だから、笑いと取らなくても勝負出来たのに・・・と思ってしまう。   (70点)
  


Posted by サラ at 23:00Comments(0)2013年公開作品

2013年12月29日

永遠の0




有楽町のTOHOシネマズ日劇にて鑑賞。

上映されたスクリーン1は、スタジアム形式の大劇場で、約950席もあります。
昨年の暮れ、ここで「レ・ミゼラブル」を見て、大きなスクリーンと観客のマナーの良さに
感動しました。
大分市内に住んでいると、映画を見ることに苦労しません。
車で楽に行けるし、買物のついでに見ることも出来ます。
東京だと、電車を乗り継いで、1時間は立ちっぱなし、駅からも歩き、トイレでも列に並び・・・
1本の映画を見るのに、大変な労力を要します。
そうやって見に来ている人たちだからこそ、その時間を大切にするんだと思いました。
1年ぶりに訪れた日劇は、やはりデッカくて、キモチ良かった!
ここで映画を観れることの幸せを感じました。

**********************************

百田尚樹さんの同名ベストセラー小説の実写映画化になります。
監督は「ALWAY三丁目の夕日」シリーズの山崎貴さん。
VFX映像は、お手のもの、ゼロ戦の飛行シーンなど迫力ありました。

主人公は、現代を生きる青年です。
彼は祖母の葬儀の際に、自分の本当の祖父が、特攻で死んだ事を知ります。
祖父は、どんな人だったのか?
祖父の事を知る人を訪ね歩き、彼の足跡を追っていくのですが・・・

丁寧に作られた渾身の力作だったと思います。
この作品に関わった方々の強い思いまで感じられます。

ストーリーは過去と現代を行き来しながら進みます。
中心軸となっているのは、三浦春馬さん演じる現代を生きる青年です。
戦いを避け、海軍一の臆病者と呼ばれていた祖父が、なぜ自ら特攻を選んだのか?
その謎に迫るというミステリー仕立てのストーリーでした。
岡田准一さんは、特攻で亡くなった祖父を演じられてました。
岡田さんの凛としたラストショットが、素晴らしい!

ストーリーの舞台となっているのは、戦後60年の時代です。
まだ、劇中のように、戦争を経験した人々の話を聞けた時代です。
来年、2014年は、戦後70年を迎えます。
だからこそ、この作品が作られたことの意義は深いと思いました。
映画としての娯楽性もありますので、若い世代の方々が見ても楽しめると思います。(80点)

*エンドロールでは、「大分県宇佐市」が出てきます。
宇佐市の平和資料館には、劇中の撮影で使われたゼロ戦の実物が展示されてます。
特攻隊の飛行場のあった宇佐市では、映画の撮影終了後に、ゼロ戦を買い取りました。
操縦席も精巧に作られていて、模型とは思えないほどです。
  


Posted by サラ at 18:03Comments(0)2013年公開作品

2013年12月28日

ゼロ・グラビティ





TOHOシネマズららぽーと船橋にて、3D鑑賞。

ららぽーと船橋は、大分だとパークプレイスに似た商業施設で、その中に
TOHOシネマズが入ってます。
実は、TOHOシネマズマガジンの11月号に、こちらの劇場が紹介されてました。
それを見て、「ゼロ・グラビティ」の3Dは、ゼッタイここで見ようと決意。
とにかく、すんごい劇場なの。
スクリーンは、“TCX”という従来の画面サイズよりも120%大きく
音響も、日本初登場のドルビーが提供する“ドルビーアトモス”なんです。
音が、左右に、前後に、走っちゃいます。
移転オープンして、まだ1カ月ほどだったので、ピッカピッカ!
新築のような匂いも、プンプン。
真っ暗なトンネルのような廊下を進むと、スクリーンに近い方に、入口があって
一歩入ると、天井が高く、でっかい、ホールのような感じ。
シートも疲れなくて、快適でした。
3Dメガネも立体的で?レンズも透明、そして軽い!
鼻に跡も残らず、感動しちゃいました。メガネ代も100円です。

ただ1つ、失敗しちゃったなって思う事があって、いつもの習慣で後方に座ったのですが
自分の視界が全てスクリーンになっちゃうくらい前の方に座るべきでした。
多分、もっと宇宙空間にいるような錯覚を体感出来たと思う。

********************************

メキシコ出身のアルファンソ・キュアロン監督によるサバイバルサスペンス作品。
主演のサンドラ・ブロックの臨場感溢れる演技の賜物、脱帽です!
8割くらいは、彼女ひとりのシーンだけでしたから・・・

ストーリー自体は、どストレートなもので、宇宙に放り出されてしまった主人公が
無事に地球に帰還できるのか?というもの。
頭を使わなくていいので、3Dによる宇宙遊泳アトラクションを単純に楽しめます。
やっぱ、いい3Dで見るのに限りますね。頑張って行ってヨカッタ!
見てる間は、異次元に行ったような感じで、な~んか癒されました。
ストーリーは、絶対絶命だったんですけどね(笑)
アバターの3Dとは、また違う凄さがあります。
上映時間も、90分ほどで、ダレる事もありません。     (80点)
  


Posted by サラ at 01:16Comments(0)2013年公開作品

2013年12月19日

カノジョは嘘を愛しすぎてる




青木琴美の同名コミックの実写映画化になります。

謎の天才サウンドクリエイターの主人公アキと、天性の歌声を持つ女子高校生リコの
ラブストーリー。
監督の小泉徳宏さんは、「タイヨウのうた」を手掛けた方で、当時デビューまもないYUIさんを
起用されてます。

青木作品は他に「僕は妹に恋をする」「僕の初恋をキミに捧ぐ」と実写映画化されていて
ワタシは全て見てますが、本作が1番いいです!
あと、今年の少女コミックの映画化されている作品の中でも、コレが1番!
な~んか嘘がないって言うか、浮いた感、ムズムズ感がないの。
それは、リコの歌声が本物だったっていうのが大きいし、佐藤健さんの演技も確かだったから。
劇中バンド「CRUDE PLAY」だって、本物でカッコいい。
だから、劇中バンドだけど、リアルにCDデビューしちゃいましたね。

恋の痛みって、こんなだったなぁ~と思い出させてくれた作品でした。
佐藤さんも三浦さんもステキだったし、櫻子さんは、こんな子まだいたんだぁ~と
思うくらい可愛くて、女子だったら年齢に関係なくキュンキュンさせられちゃうと思う。
個人的には、大好きな作品です。             (80点)

追伸***エンドロールが終わっても、ストーリーの続きがあります。
        


Posted by サラ at 07:14Comments(0)2013年公開作品

2013年12月18日

利休にたずねよ





第140回直木賞を受賞した山本兼一さんの同名小説の映画化になります。
信長、秀吉に仕え、時代に翻弄された茶人、千利休の秘められた謎に迫る歴史ドラマ。

美しい映画でしたぁ~  その一言に尽きます。
映像も、色彩も、衣装も、ハッとさせられるシーンが、いくつもあります。
もちろん、映画としても面白かったのですが、大衆娯楽よりも遥か雲の上にあるような・・・
上手く表現できませんが、俗世間の中に入れちゃうと、バチが当たっちゃうような感じ。

特に、海老蔵さんの所作が美しくて、見とれてしまいました。
やっぱ、生まれながらに歌舞伎の世界にいる方は違うなぁ~と。
訓練して身に付くようなもんじゃないと思いました。

時代考証をしっかりしている歴史ものですし、日本人の美意識を見事に
体現されている作品でした。
花一輪の美がわかる自分が、嬉しい。
今年のモントリオール映画祭では、最優秀芸術貢献賞を頂いてます。(78点)
  


Posted by サラ at 23:40Comments(0)2013年公開作品

2013年12月17日

47RONIN




日本の「忠臣蔵」をモチーフにしてハリウッドが作ったファンタジーアクション。

ストーリーの流れは、赤穂浪士47人の仇討ちを描いていて、基本的には「忠臣蔵」と同じです。
そこに、妖怪とか、天狗とかが加わり、衣装も中国っぽかったりして異国な感じ。
ハリウッドが作ると、「忠臣蔵」でさえ、こうなっちゃうんだぁ~と思いました。
CG映像も、お金を懸けれるハリウッドなんで、凄かったし、アクションシーンも満載!
娯楽作品として、単純に楽しめます。

今回、キアヌ・リーブス以外は、全て日本人の俳優さん。
キアヌとダブル主演かと思っちゃうほど出ずっぱりだったのが、真田さん。
「ウルヴァリン・サムライ」の時は、軽い扱いで、イラッときたけど
本作では、メイン扱い。ヨッシャー!と思いました。

菊池さんは、邪悪な妖怪役がハマりすぎ!さっすが~の存在感。
ヒロイン役の柴咲さんは、演技も英語もヨカッタけど、ウォーキングがねぇ~
ハリウッドでやっていくには、歩き方の練習をした方がいいです。

時代劇、忠臣蔵と思って見たら、異質だから、何?になっちゃうけど
なんちゃって時代劇アクション映画として見れば、大いに楽しめます。
それに、主君に対する忠義の心は、きちんと描かれてました。 (78点)
  


Posted by サラ at 21:41Comments(0)2013年公開作品

2013年12月15日

キャプテン・フィリップス





2009年に実際に起きた、ソマリア海域人質事件を元にした骨太の人間ドラマ。

アメリカのコンテナ船マースク・アラバマ号は、ケニアに向かう途中のソマリア沖で
海賊に襲われます。
船長のフィリップスは、乗組員らを救うため、人質となって船を離れるのですが・・・

いわゆる再現ドラマなんだけど、こういう映画を作らせたら、ドキュメンタリー出身の
ポール・グリーングラス監督の右に出る方は、いないです。
ホント、上手いです!緊張感が、ずっと続いて、圧倒されました!
まるで、今そこで起きていることを、カメラで撮っているような感じです。

ソマリアの海賊たちも、演技してる感がなくて、本物?と思っちゃうほど。
全てオーデションで選ばれたそうだけど、彼らの熱演にも脱帽です!
そして、主人公を演じたトム・ハンクスの迫真の演技も素晴らしい!

実話が元だから、ストーリーは始めから分かっているのに、映画として
面白くて、最後までクギ付けでした。          (80点)
  


Posted by サラ at 23:57Comments(2)2013年公開作品

2013年12月13日

REDリターンズ





引退した元スパイたちの活躍を描いたアクション映画「RED」の第2弾。
お馴染みのメンバーに、主人公の今カノ、元カノまで参戦!
中高年の輝く星、REDが世界を救う!

キレキレアクションあり、恋のバトルあり、ギャグありで、これぞREDの面白さ!
タップリ、テンコ盛りの楽しさです!
今回の2の方が、スケールがデカくて、相当お金を懸けてるって感じ。
そもそも、チラシのごとく、豪華スター7人の共演ですもんね。
ただ、スケールがデカくなった分、舞台が、ロシア、パリ、ロンドンと移動するので
ゴチャゴチャ感はありました。
もう少しシンプルに出来なかったの?と思ったけど、見やすいようには
工夫してくれてます。だから、多分、頭は付いていけると思う。

ところで、ブルース・ウィリスは、「エクスペンダブルズ」「G.I.ジョー」
そして「RED」とアクション三昧。
還暦が近いというのに、ますます絶好調!
まさに、リアルな中高年の輝くお星さまです。       (78点)
  


Posted by サラ at 23:43Comments(0)2013年公開作品

2013年12月13日

グリフィン家のウェディングノート




脚本と監督は、ジャスティン・ザッカム。
ハリウッドでは、「最高の人生の見つけ方」の脚本で、一躍注目の人に・・・
そして、彼の脚本に惹かれた、ハリウッドスター俳優たちの共演が実現しました。

ストーリーは、なにかとワケあり、複雑なグリフィン家の面々が、次男の結婚式の間だけ
完璧なファミリーを演じることになっちゃうお話です。

コレは、面白い!!!
ドタバタ劇なんだけど、笑って、大騒ぎして、最後はハートフルなオチまであるの。
ハッピーエンドだし、見終わった後は、キモチよ~くお家に帰れます。
芸達者な俳優さんたちの掛け合いも、絶妙!
彼らも、楽しんで演じてるのが、わかる。

そして、若手俳優が、ワタシの大好きな美男美女ばかり。
アマンダ・セイフライドに・・・あぁ~ワタシ大好き!
ナルニア国のカスピアン王子こと、ベン・バーンズ。
キアヌを若くした感じで、すっごいイケメン!
美男美女って最強だわ!眺めて、ハッピー!

映画自体も、面白いし、見終わった後は、心がほっこり温かい。
是非見てほしい、オススメの一本!           (85点)
  


Posted by サラ at 22:51Comments(3)2013年公開作品

2013年12月11日

スティーブ・ジョブズ




アップルコンピュータ創始者、スティーブ・ジョブズの生涯を描いた人間ドラマ。

2011年、まだ56歳の若さで、この世を去ったジョブズ。
彼は、世界を変えた天才です。
余談ですが、ワタシもiPhone&iPad愛用中。実はアップル好き(笑)

1976年、ジョブズは自宅ガレージに(アップルコンピュー)を設立。
まだ個人向けのパーソナルコンピュータがない時代、あの美しいデザインのMacを
生み出します。

ジョブズを演じたアシュトン・カッチャーの歩き方が、ジョブズそっくりだったので
オドロいちゃいました。
とにかく、テレビで見て記憶に残っていた新商品発表のプレゼンの様子とか
役作りが完璧なの。
いわゆる伝記ものだったけど、ドラマ性があるので、映画として面白かったです。

もし、ジョブズが、今も生きていたら、私達が見た事がないものが
この世に存在してたかもしれませんね。        (75点)
  


Posted by サラ at 01:39Comments(0)2013年公開作品

2013年12月08日

マダム・マーマレードの異常な謎[解答編]




出題編を見た方は、解答編も見るでしょう。
ワタシも公開日に鑑賞済みです。
もう2週間以上経ちますので、そろそろネタバレ書いちゃってもいいかなぁ~と・・・

本当の答えは、フェイクの答のその先にあります。
フェイクの答だって、最低3回は見ないとわかんないわ!と思う。
本作は、サービスデーの適応がなくて、正規料金のみなの。
安く見るには、前売券しかありません。
だから、この謎解きに1万円くらい使った人もいるかもしんないです。

フェイクの答は、「奥さんの事を実は愛していたんだよ」というもの。
奥さんは、自分は愛されてないと思っていたので、号泣、幸せそうでした。
そして、本当の答は、故人がメッセージを伝えたかった当人にのみ伝えられます。
もし、家族が聞いたら、谷底に落ちるような悲しみを味わいますから。
執事として働いていた男性を、ずっと愛していたんです。
こうして、マダム・マーマレードの優しさによって、謎はやっと解き放たれます。

解答編は、1時間ほどの上映でした。
エンドロールでは、正解者の名前が流れます。凄いなぁ~と羨望!
本作は、鑑賞記録のみとなります。  


Posted by サラ at 22:56Comments(0)2013年公開作品

2013年12月08日

SPEC~結~爻ノ篇




SPEC完結編は2部構成、その後編になります。

後編は、やっと対決シーン!待ってました!
でも、引っ張って、引っ張ってで、イライラするところもあり。
今までのキャラクターが登場して、さながら同窓会のよう。

後編を見てから、感想を書こうと思ってたけど、正直ありません。
このSPECシリーズの劇場版は、ファンのためのものだと思いました。
とりあえず、祝!完結!
本作は、鑑賞記録のみとなります。点数のつけようがない。
  


Posted by サラ at 21:42Comments(0)2013年公開作品

2013年12月07日

かぐや姫の物語




スタジオジブリの最新作は、高畑監督による「竹取物語」
日本最古の物語「竹取物語」のプロローグから始まる、かぐや姫の謎を解くストーリーです。

超高級な日本昔ばなしを見たような感じでした。
ストーリーの大まかなあらすじは、原作に忠実です。
ただ、原作ではスルーされている幼少時代が丁寧に描かれてました。
赤ん坊から急成長して子供となり、村の子供らと走り回る様子は、生命力に溢れてます。
そして、かぐや姫の初恋の人、捨丸兄ちゃんも原作にはないオリジナルもの。
この前半のシーンは、都に移り、かごの鳥となった姫には、大切な思い出となります。

ところで、手書きによる水彩画のようなアニメーションは、とても新鮮でした。
こんなに表現力があることに、オドロキです。
特に、姫が夢の中で、怒りを爆発させて、走って逃げだすシーンは圧巻でした。
声優さんたちの名演も素晴らしい。
今は亡き地井武男さんの絞り出すような声には鳥肌が立ちました。

かぐや姫が月に帰る時、地上での記憶は全て消されてしまいます。
記憶には忘れてしまいたいこともあるけれど、一生の終わりに近づくほど、
楽しかった記憶、好きだった人の記憶しか残りません。
それを奪われることは、罰を受けるようなもの。
思い出は、生きた証、大切な宝だと思うのです。

映画は、素晴らしい芸術作品の域に達していると思います。
ただ、世間が騒ぐほどのヒットは、ジブリのブランド力があるからこそだと思う。(80点)
  


Posted by サラ at 14:45Comments(0)2013年公開作品

2013年12月04日

すべては君に逢えたから




クリスマスのイルミネーションが美しい東京駅周辺を舞台に、10人の男女が
織りなす6つのラブストーリー。

見るまでは、「ニューイヤーズ・イブ」のような日本版群像劇?と思ってました。
だから、パクリもので、たいした事ないと思ってたの。
そしたら、まとも?って言っちゃあ失礼だけど、そこそこ深くて、いいお話ばかりでした。
ストーリー構成も上手かったと思う。
特に「イヴの恋人」のお話のオチは、捻ってて、心憎い。

昨年、リニューアルした東京駅のクリスマスシーズンの様子も、大きなスクリーンで
味わうことが出来ます。
女子が好みそうなポイントを押さえているので、デートムービーとか、
何も考えたくない時に、フラッと見たりとか・・・
とにかく、見て疲れたりとかは、ありません。
辛口を言うとしたら、タイトルが酷い!なんで、コレなん?

ワタシは、クリスマスのイルミネーションが大好きなので、今の時期が1番!
でも、仕事が忙しくて、毎日、グッタリ!
そうなると、ハードな傑作よりも、ライトなフツーを選んでしまいます。
本作は、ライトなフツーものですが、今のワタシを楽しませ、癒してくれました。(75点)
  


Posted by サラ at 22:57Comments(0)2013年公開作品

2013年11月28日

マラヴィータ




「ディパーテッド」「タクシードライバー」のマーティン・スコセッシが製作総指揮を務め
監督・脚本は「トランスポーター」のリュック・ベッソンが担当してます。
主演は、ロバート・デニーロ。

フランスの田舎町に引っ越してきたのは、元マフィアボスのブレイク一家。
一家は、FBIの証人保護プログラムによって、偽名を名乗りながら世界各地を
転々としてます。
でも、行く先々で、血の気の多さからトラブルを起こしてしまい・・・
そんな中、裏切られたマフィアのドンが、一家の居所を突き止め、殺し屋軍団を
派遣してきます。

面白かったです!こんなリュック・ベッソン作品を待ってたゾ!
まだまだ、やれんじゃん!作れるじゃん!
スコセッシ節も、いい感じに出てました。

とにかく、ワケありファミリーのキャラクターが面白いの。
彼らの、日々のエピソードには、ニヤリ!
ちなみに、タイトルの「マラヴィータ」は、愛犬の名前。
偽名生活になった中で、唯一そのままなのが、ワンちゃんという皮肉さ。

終盤は、スコセッシ作品から飛び出してきたようなマフィア殺し屋軍団の登場。
ウォ~~~たまらん!って感じ。
そして、娘と息子も、涙目で家族を守るために闘うの。チョット感動ものでした。

マフィア映画の上映会では、遊びゴコロも満載で、スコセッシとベッソンが
ブレンドしちゃうと、こんなユーモアが生まれるんですね。
本作の直球ではない、捻ったカーブ球にハマっちゃいました。(80点)
  


Posted by サラ at 04:09Comments(0)2013年公開作品