2016年02月13日
恋人たち
キネマ旬報ベストテンで、第1位に輝いた作品。
キネ旬さんとは相性悪いけど、第1位作品くらいは見らなきゃね。と、
受賞記念のアンコール上映に行ってきました。
ストーリーは、メインとなる3人を中心とした群像劇でした。
タイトルのような、3人それぞれの恋人は、ハッキリとは存在しません。
既に亡くなっていたり、夢を見ただけだったり、片想いだったり・・・
正直、自分には重たい映画でした。
劇中の排尿シーンって、必要なの?とか、そもそも生きてゆく事って
そんなに大変なことなの?とか思ってしまう。
そもそも自分は「オデッセイ」の主人公と思考回路が似てっからね。
ただ、本作は絶望だけじゃなくて、そこから再生して、希望が見えるところまで
描いてくれてます。
それぞれの状況は変わらないのに、心の中が変わってた。そこが救われました。
日々の中の幸せ見つけが、上手になれたら、もっと楽に生きてゆけると思う。(78点)
2016年02月07日
コメット
昨年暮れの東京散策時に鑑賞した7作品の最後の1本になります。
今のところ大分での公開予定はないようです。
本作は、東京では渋谷のヒューマントラストシネマのみでした。
渋谷の街は慣れてないと、駅の出口を間違えると、「今どこ?」状態になっちゃいます。
こちらの劇場は初めてでしたが、迷子にならずに無事到着。
オシャレなテナントばかりが入っているビルの、7F8F、フード類が充実した
綺麗な映画館でした。
ストーリーは、彗星の夜に恋に落ちた2人の6年間を、ランダムに切り取った
ラブストーリーです。
ランダムに切り取られたシーンは、パラレルワールドになっていて
同じ世界なのか?違う世界なのか?
パラレルワールドって、頭が混乱しちゃいますね。
2人は愛し合っているんだけど、上手くいかなかったり、ぶつかりあったり・・・
エミー・ロッサムと、ジャスティン・ロングの組み合わせが良かった。
そして、幻想的な世界を、美しい映像で見せてくれます。
2つの太陽が昇る朝がラストシーンでしたが、
また違う時空の2人は、どんな朝を迎えているのか・・・
想像力が必要な、不思議なラブストーリーでした。 (78点)
*ヒューマントラストシネマ渋谷にて観賞
2016年02月05日
カミ―ユ、恋はふたたび

レビューが遅れましたが、昨年の11月に東京で見た作品です。
人生の折り返し地点を過ぎた主人公、カミーユが、中年の容姿のまま16歳の自分に
タイムトリップ。中も外も、中年のままなのに、周りには10代に見えるらしい。
戸惑いつつも、2度目の青春を過ごすカミーユ。
そして、恐れていた旦那との出会いがやってくる・・・
コレは、女性のアナタにとって、忘れられない映画になるだろうと思う1本です。
今のところ大分での公開予定はないようですが、是非見てほしい!
あとは、シネマ5さんにお願いするしかないのですが・・・
自分の人生で、あの時こうしとけばよかったとか、もし違う道を選んでいたらとか、
考えたことはありませんか?
カミ―ユも、あの時、旦那に会わなければとか、両親に長生きしてほしかったとか
タイムトリップした事で、かなえようとします。
そして、失敗だと思っていた事も、その時はベストの選択だったんだと知るのです。
誰もが昔の自分には戻れません。過去は変えられないのです。
あの時こうしとけば・・・と思っても、どうにもなりません。
全ては自分次第。気持ちの持ちようです。
今を精いっぱいハッピーに生きた方がいいんじゃない?と思えてくる。
胸がザワザワ、締め付けられて、勇気をもらえちゃう映画でした。
そして、音楽もインテリアも可愛いかったし、猫ちゃんも出演してます。(85点)
*新宿シネマカリテにて観賞
2016年02月04日
リザとキツネと恋する死者たち
昨年暮れの東京散策時に鑑賞した7本の中で、1番気に入ったハンガリー映画です。
主人公は、日本が大好きなリザ、30歳。
彼女の唯一のお友達は、ユーレイの日本人歌手“トニー谷”
ユーレイの嫉妬からか?彼女が恋する相手が、次々と死者になってゆき・・・
コレは面白い!
ハンガリー版のアメリ&北欧&昭和って感じ?ワタシは好きだなぁ~
キツネにまつわる日本の伝説が、ユーレイさんとも関係があるのですが
そのミステリーも楽しめます。
外国人から見た日本って、ミステリーな国なんでしょうね。
トニー谷が歌うヘンテコな昭和歌謡には、ハマッちゃいます!
リザじゃないけど、ついつい踊りたくなりますね。
ポップで、ファンタジーで、ダークで、グロくて可愛い・・・
ワタシのツボを押しまくりでした。 (85点)
*新宿シネマカリテにて観賞
2016年02月04日
あの頃 エッフェル塔の下で
昨年暮れの東京散策時に鑑賞。
その時は大分での公開予定はなく、タイトルとチラシの写真に惹かれて
どうしても見たかった作品でした。
パリと田舎町に離れて暮らす恋人たち
三十年後、初めて気づいた真実とは・・・(チラシより抜粋)
タイトルや写真からイメージするものは、人それぞれとは思いますが、
ワタシ個人は、思ってた感じとは違ってました。
もっとロマンチックで、青春時代の甘酸っぱさや哀愁に浸れるものと思ってた・・・
それなのに、エッフェル塔の下でのデートは、ワンシーンのみ。
いわゆる遠距離恋愛を描いてました。
なんで、こんな紛らわしいタイトルなんだ!とイラッとくる(笑)
ストーリーは、主人公が若き頃を回想する形で進むのですが、そのキッカケとなる
空港でのトラブルは、身から出た錆ってヤツだし、理由を忘れていたのもおかしいです。
その上、何もおとがめもなく入国出来るなんて、もっとおかしい。
あと、冒頭のシーンも、必要を感じないし、もっとシンプルな設定で良かったのでは?
ただ、若い恋人同士を演じた2人が、エネルギーに溢れてて、引き込まれました。
美男美女だと、見てて楽しいですもんね。
とりあえず、タイトルに惑わされないように・・・ (72点)
*渋谷ル・シネマにて観賞
2016年01月22日
パリ3区の遺産相続人
パリの旧市街マレ地区を舞台にした作品。
父の死後、相続したパリのアパルトマンを売りにやってきた主人公は
そこに古くから住む老婦人と、その娘に会います。
フランスでは、「ヴィアジェ」という200年前から存在する不動産売買システムがあって
家を売った後も、死ぬまで住み続けることが出来るそうです。
オスカー俳優たちの共演は、豪華でした。
ストーリー的には、ラストの展開が、都合良すぎて、どうなの?って感じでした。
お互いフリーだから、じゃあ~って感じにしか見れなかった。
亡くなった父親は、それを願ってたかもしれませんが・・・
でも、ストーリーのそんなこんなご都合主義も、オスカー俳優たちの演技力で
丸めこまれちゃいました。
それに、ある意味、ハッピーエンドになってますから・・・
とりあえず、「ヴィアジェ」システムは、勉強になりました。(73点)
2016年01月15日
ひつじ村の兄弟
北欧、アイスランドを舞台にした作品。
北極圏に位置するアイスランドは、人間さまの4倍もの羊がいるひつじ王国。
主人公は、お隣さん同士なのに40年も口を聞かず、いがみ合っている老兄弟です。
2人の共通点は、独身で、ひつじを愛してやまないことだけ・・・
なんとも衝撃的な、予想外のラスト!エッ?これで終わるの?でした。
ひつじは?ワンちゃんは?
見終わった後、モンモンと考えてしまいましたが、こうあって欲しいと思うその先を
自分で勝手に妄想しちゃえばいいんだって思った。
じゃないと、ワタシの中では、羊が1匹、羊が2匹・・・で終わらないよぉ~
北欧のインテリアの可愛さに、羊のようなおじいさん2人、
口を聞かない2人の間を行ったり来たりする牧羊犬。
彼は、伝書ハトのように、お手紙を口にくわえて運んでくれます。
クスッと笑ってしまうシーンもあるけど、羊に人生の全てをかけている兄弟にとって
とても悲しい展開になってしまいます。
皆さんが、予想外のラストを、どう受け止められるのか、気になります。(78点)
☆新宿武蔵野館にて観賞
2016年01月14日
きみといた2日間
今週末の新作公開までは、東京で鑑賞した作品を紹介してゆきます。
ネット恋活で知り合った2人のラブストーリー。
美しく言えばそうなるけれど、ぶっちゃけ、一晩だけのお付き合いを探すウエブサイトで
知り合った2人が、翌日の大雪で、仕方なく、もう1晩泊ることになって・・・という話。
ロマンチックなラブストーリーと思って見たら・・・とんでもない。
想像していた感じではなかったです。
チラシの隅に小さくR15と書かれているのを見て、そっか!と納得。
別にきわどいシーンとかはないのですが、セリフが、オープンなのです。
でも、ここまでオープンだと、いやらしさとか不快感とかは感じません。
女子の本音、男子の本音が聞けて、お勉強になるくらいです。
とりあえず、シネコン公開されないのは、そこなのね・・・と思いました。
美男美女だし、ラストもハッピーエンドになってます。
監督は、巨匠マイク・ニコルズの息子、マックス・ニコルズ。
本作が、長編デビュー作らしいです。 (73点)
☆新宿武蔵野館にて観賞
2016年01月11日
人生の約束
テレビドラマ界の巨匠が、「映画を1本だけ撮りたい」という思いを実現させた作品。
公開前のマスコミ試写会などで見た方々のネット評では、褒めまくりだったので
年配者ばかりの観客の中で、少し期待を込めて鑑賞。
役者さんも豪華だし、丁寧に作られた作品だと思う。
ただ、あれもこれも詰め込み過ぎてて、焦点がわからなかった。
そして、キーパーソンになってた、亡き親友の娘を演じた新人の子が、
ビジュアル100点なのに、演技30点、ちょっとなぁ~と思った。
ラストの祭りのシーンも長かったしね。
「主人公が、亡き親友の死を知ったことで、自分の人生を見つめ直す。
人生は、失くしてから気づくことばかりだ。」
コレが、テーマで間違いないよね?
映画を見終わって、耳に入ってきたのは・・・
60歳くらいの女性の方は、「泣けるぅ~」と褒めていて
唯一の若者カップルの話は、書くべきじゃないので、とりあえず不満足の様子。
ワタシはというと、マスコミ向け試写会のコメントは、当てにならないと思った。
主人公にとって、亡き親友が、どれほど大きな存在だったのか?
それが、ストーリーすべての土台になるものだったと思うが、そこがよく分からない。
ワタシは主人公に感情移入出来なかったので、まあまあの70点です。
映画は、見る方によって、それぞれなんだと改めて思います。
2016年01月11日
ヴィヴィアン・マイヤーを探して
乳母をしながら、15万枚以上の写真を撮り、それを誰にも見せることなく
他界したヴィヴィアン・マイヤー。
彼女の写真が、もし発表されていたら20世紀の写真史は変わっていたかもしれない・・・
ヴィヴィアンとは、どういう女性だったのか?
これは、彼女の人生を探ってゆくドキュメンタリー映画です。
彼女の写真が沢山登場しますが、とにかく素晴らしい!
街中の人物を撮った写真が多く、当時のファッションや髪型、街の風景までも楽しめます。
今の日本だと、盗撮の罪にとわれたりするから、こんな写真は少ないだろうな。
彼女は、とにかく変わり者だったらしい。
そして、当時の職業としての乳母は、下層階級でした。
身寄りのいない彼女は、住む家と食事があり、拘束されない乳母を選んだようです。
彼女にとって、写真は、何だったのでしょう?
彼女は、自分自身を撮った写真も多く残してます。
ショ―ウインドウに写る自分、街中のミラーに写った自分、
自分を被写体にするのは、自己愛があったからだと思う。
だから、写真を誰にも見られたくなかったのではなく、
現像して形に出来なかっただけじゃないかと思った。
アート好きな方には、オススメです。 (75点)
2016年01月06日
母と暮らせば
戦後70年の年に、山田洋次監督が、70年前の長崎を舞台に作った作品。
終戦から3年、助産婦として働く伸子の元に、長崎の原爆で死んだ息子、浩二が
亡霊となって現われます。
2人の気がかりな事は、いまだに浩二の事を忘れられない町子のことでした・・・
終戦当時の日常は、こんな感じだったんですね。
分かりやすくて、イメージしやすかったです。
町子が、布袋から「小豆が手に入ったのよ」と、ざるに取り出すと
伸子が、とても喜んで、おぜんざいの話をするところがあります。
1番印象に残ったところが、それかよ?と言われそうで、申し訳ないのですが
当時のおぜんざいの価値は、今だったら何なんだろう?とか考えてしまいました。
吉永さん、二宮さん、お二人の親子愛を感じられる空気感が心地よかったです。
でも、ワタシにとってそれ以上だったのが、黒木華さんの佇まいでした。
所作が、とにかく美しかった。1つ1つの演技も見入ってしまいました。
ところで意外だったのが、ラストシーン。
考えられなくもないけど、そう来たかぁ~、伸子にとっては、幸せだろうけど。
ファンタジーと思ってたけど、急に怪談もので終わった気がしました。(78点)
2016年01月05日
orange-オレンジ-
毎度お馴染み、人気少女コミックの実写映画化。
正直、山﨑賢人さん見たさに鑑賞。
東京で「コメット」という映画を見たけど、同じパラレルワールドの話が出てきました。
10年後の未来の「私」から手紙が届いて、「イマ」を変えてゆく主人公。
それは別の世界、パラレルワールドの未来が変わってゆくらしい。
NHKの「まれ」の中で夫婦だった2人が、今度は、高校生カップル役。
チョット、速効すぎと言うか、芸がないと言うか・・・
それに、土屋さん演じる主人公が、内気すぎて、見ててイライラ。
ワタシには、この展開は、ムリ~と思った。
いい大人が、高校生向けを見た罰ですね(笑)
とりあえず山﨑さんを愛でて、堪能できたんで、満足でした。(70点)
2016年01月02日
マイ・ファニー・レディ
「ペーパー・ムーン」のピーター・ボグダノヴィッチ監督の13年ぶりの新作。
ハリウッドスターとなったイジーは、自分の生い立ちや、デビューのきっかけを語る
インタビュー形式の取材を受けます。
そこで語られたのは、イジーは元コールガールで、あるお客から
「君の夢の為に、3万ドルをあげる」と言われ、夢だった女優の道に
挑戦したらしいのです。
小粋で、オシャレな大人のためのコメディ映画でした。
おフランスのような屁理屈もなく、古き良きハリウッド時代のような
明るく、素直で、わかりやすい、そんな笑いでした。
製作には、ウェス・アンダーソンと、ノア・バームバックの2人が参加してて、
なんとなく、ははぁ〜んと分かります。
イジーを演じたイモージェンが、とても可愛かった!
そして、オーウェン・ウィルソンの毒気の無さと、いい人っぱさが、絶妙。
男女のドタバタ劇ですが、ドロドロ感とは無縁のコメディ映画でした。
ところで、ラストのオチで、ある方が登場するのですが、もう笑うしかなかったです。
いいとこ取りでっしょ!このオチは、ダメでっしょ!
まっ巨匠なんだから、それくらいのご褒美があってもいいっか!(80点)
☆新宿シネマカリテにて鑑賞
2016年01月01日
ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲
カンヌ国際映画祭で、衝撃を放った作品。
主人公の少女リリは、可愛がっていた愛犬を、雑種という理由だけで
父親から捨てられます。
主人を失った愛犬ハーゲンは、街を彷徨い、心無い様々な人間たちから虐げられ
優しい心を無くし、凶暴化してゆきま,す。
冒頭とラストでの犬たちの大暴走シーンは圧巻です。
ハンガリーのブタペストの街を、250匹の犬が、CGなしのランニング。
どうやって撮影されたのか?オドロキです。
中盤あたりまでは、リリとハーゲンの悲しみと孤独が描かれます。
そして終盤からは、まるでオカルト映画のごとく、犬軍団の人間への復讐劇。
ハーゲン君の演技力が素晴らしくて、犬好きな方は、胸が張り裂けそうになるかも。
可愛さだけじゃなくて、悲しみや恐怖や野獣の演技までだもの。
人間は、セリフはあるし、顔の表情も作りやすい。
それを考えると、ハーゲンは凄い!
主人公のリリは、何に対しても反抗的で、顔は可愛いのに態度は可愛くない。
ハーゲンがいたことで、彼女自身も救われていたようです。
ラストシーンは、涙が出そうになりました。
ラストで、やっと、リリとハーゲンは、巡り会えます。
恐怖、静寂、愛、哀しみ、神々しさ、一つの言葉では言い表わせない。
あのまま時間が止まって欲しいと願った。
美しく、絵画のようでした。(80点)
☆新宿シネマカリテにて鑑賞
2015年12月30日
アデライン、100年目の恋
東京にいる間も、携帯から更新してゆきます。
主人公は、ある出来事を、きっかけに「永遠の29歳」を生きることになった女性。
若く美しいままという秘密を隠すために、10年ごとに住む場所と名前を変え
友人も恋人も作らずに、ひっそりと生きてます。
ファンタジーなラブストーリーもので、ワタシは好きな作品。
歳をとらないままといったら、ヴァンパイアものが定番ですが、本作は違います。
あくまでも人間のままなんですから、羨ましい(笑)
アデラインを演じるブレイク・ライブラリーが気品があって、美しかった。
100年以上生きる彼女の衣装も、ゴージャスなものばかりで、
衣装だけでも楽しめます。
アデラインが恋に落ちるオランダ人俳優さんも素敵でした。
ラストは、観客の誰もが、「良かったぁ〜」と思えるものでした。
女性には、オススメ!現代のおとぎ話にふさわしい。(78点)
2015年12月23日
スター・ウォーズ/フォースの覚醒
「スター・ウォーズ」が新たな3部作となって、10年ぶりに復活。
これもディズニーさんのおかげですね。
本作は、エピソード6の「ジュダイの帰還」から、30年後の世界が舞台です。
監督は、「スター・トレック」シリーズのJ・J・エイブラムス。
Jは、スター・ウォーズ オタクとしても有名で、その彼が作る新シリーズは
期待しちゃいます。
ワタシ個人としても、Jが作ってくれて、ホント嬉しい!
1ヶ月前の発売日、午前0時にスタンバイして、チケット取りました。
ファンの方々には、オープニングのシーンは感動しちゃうんじゃあないでしょうか。
でも、ワタシの周りでは、誰もスター・ウォーズに関心がなくて、温度差を感じます。
まぁ~ワタシも、エピソード1からしか劇場で見てなんですが・・・
新たなシリーズは面白いです!
今回の主人公は、女性。
身体のキレはいいし、声もいいし、女性にも好かれるタイプの女優さんだと思う。
それに、球体のドロイド、BB-8が可愛いの。
ハン・ソロや、キューバッカも活躍してくれて、嬉しかった。
次回作は、1年以上も先。待つしかありません(涙)
2D版と3D版、両方見たのですが、断然3D版をオススメします。
オ―プニングの文字が迫ってこなくっちゃね!
私は、アミュの2番シアター、ドルビーアトモス3Dで見ましたが、サイコーでした。(85点)
2015年12月23日
ピエロがお前を嘲笑う
本国ドイツで、大ヒットを飛ばしたトリックムービー。
ハリウッドでのリメイクが、早くも決定されたそうです。
コレは面白いです!
トリックに惑わされないように、身構えて見てたんだけど、分かんなかった。
ワタシも見破れなかった1人です。
主人公の天才ハッカーは、気弱な青年なのか?
それとも、そんな風に見せていただけなのか?
ラストでの自信に満ちた顔つきの彼は、別人のようでした。
ハリウッド版が、どう作られるのか?楽しみです。 (85点)
2015年12月23日
007 スペクター
ダニエル・グレイグ版ジェームズ・ボンドの4作目です。
監督は、前作「007スカイフォール」と同じサム・メンデス。
ボンドの知られざる過去や、宿敵の闇の組織スペクターとの対決が描かれます。
ダニエルの007は好きなので、やっと見れて嬉しかった!
今回のボンドガールも大好きなフランス女優のレア・セドゥだったし、
Qを演じるベン・ウィショーも好き。
いつも冒頭のアクションシーンには、ド肝を抜かれます。
サム監督は、CGではなく、実写にこだわっているので、見ててハラハラ・ドキドキ
させてくれます。
ラストのオチは、「そうなのかぁ~」って感じ。
ダニエル版ボンドは、次はあるのかな?
とにかく、楽しませていただきました! (80点)
2015年12月21日
I LOVE スヌーピー
今年で65周年を迎えるコミック「ピーナッツ」の初めての映画化です。
真向いに越してきた赤毛の女の子に恋をしたチャーリーと、
その恋を成就させようと奮闘する、親友スヌーピーのお話です。
スヌーピーは、チャーリーの愛犬だけど、いい距離感があって自立してます。
そんな犬っぽくないところが好き。
多分、自分が猫派だからかも・・・
吹替では、チャーリーの声を福くんがやってました。
クラスメイトも個性的な子ばかりで、自分のお気に入りの子を見つけられそうです。
本作は、鑑賞記録のみとなります。
2015年12月21日
黄金のアデーレ 名画の帰還
グスタフ・クリムトの黄金に輝く名画を巡る驚きの実話とは・・・
最近「ミケランジェロ・プロジェクト」を見たばかりですが、本作もまたナチスによって
略奪された名画を取り戻すお話です。
でもこちらは力ずくではなく、オーストリアの国を相手に、8年に及ぶ裁判によって
取り戻すという話。
クリムトの黄金に輝く名画は知ってましたが、こんなドラマがあったなんてね。
主人公の82歳のマリアを演じるのはオスカー女優のヘレン・ミレン。
気の強い偏屈者を演じさせたら、ホント上手いですね。
過去のシーンと、現在のシーンが、巧みに相乗効果を生み出す脚本が素晴らしい。(78点)
2015年12月15日
リトルプリンス 星の王子さまと私
サン=デグジュペリの「星の王子さま」は、砂漠に不時着した飛行士と
星の王子との出会いと別れを描いた名作。
本作は、その「星の王子さま」のその後の物語です。
飛行士は老人となり、若い頃の思い出を、隣の9歳の女の子に語るのですが・・・
お子ちゃま映画と思って、スル―してたのですが、ネットでの評判がいいので
見ることにしました。
見に行って、良かったです!
心がザワザワ、キューンとなりました。これは、大人じゃないとならない。
それは、「大切なことは、目に見えない」と、大人になるまでに知るから。
主人公の少女と違って、自分はもう限られたレールの上を走るしかなくなったけど
心だけは、フリーでいたいと、ふと思ってしまった。
目に見えなくても、心で感じられるように・・・
お子ちゃまも大人も楽しめる映画だと思う。
吹替版の声も、とてもよろしいです。 (75点)
2015年12月15日
レインツリーの国
「図書館戦争」シリーズの有川浩さんの恋愛小説の実写映画化。
出会いのキッカケが、一冊の本というのが、いいですね。
忘れられない本、忘れられない曲、忘れられない映画、
ワタシのとっては、こういう出会いは、羨ましい限りです。
映画は、正直、可も不可もなかったです。
見てガッカリはないし、めっちゃ感動もなかった。
ただ主人公2人が、美男美女だったので、楽しく見ることが出来ました。
主人公、伸のおおらかさと正直さが、自分のツボでした。(70点)
2015年12月15日
ハイ★スピード!
テレビアニメ「Free!」の原点、主人公たちの中学生時代を描いた作品。
アニメのことも知らずに、とりあえず鑑賞。
制作が、京都アニメーションだけあって、キャラクターデザインがイケメン揃い、
風景シーンも、綺麗。
ハマる女子のキモチが、少しわかる(笑)
本作は、鑑賞記録のみとなります。
2015年12月11日
コードネーム U.N.C.L.E.
「シャーロック・ホームズ」のガイ・リッチー監督の最新作。
舞台は、アメリカとソ連が冷戦状態だった、1960年代。
世界破滅を企むテロ組織撲滅の為に、CIAとKGBのトップエージェントが
手を結ぶことに・・・
キャリアは最高だが、相性は最悪のスパイコンビによる痛快ミッションです。
コレは面白かった!
60年代のスパイ映画だから、ハイテクものは一切なし。
盗聴器だって、デカいから、すぐ見つかります(笑)
アナログの世界だから、かえって新鮮で、面白い。
主演の2人は、イケメンで粋、アクションは切れっ切れ!
そして美女2人の60年代ファッションは鮮やかで、ゴージャスでした。
レトロでお洒落なところは、女子ウケする映画だと思う。
タイトルは「コードネーム アンクル」
その意味は、ラストで明かされます。
シリーズ化してくれたら嬉しいな。
ところで、劇中、デビット・ベッカムが、カメオ出演してたらしいです。
ワタシ、気付かなかった・・・
この映画だったら、もう1度見てもいいかな。 (83点)
2015年12月09日
ハンガーゲーム FINAL:レボリューション
2012年から始まった「ハンガーゲーム」シリーズの完結編。
このサバイバルアクション映画のヒロインを演じた、ジェニファー・ローレンスは
一躍大スターの仲間入りを果たし、オスカー女優となりました。
冒頭、今までの3作品のダイジェストが流れます。
それが、短いながらも、良く出来てんの。
ワタシの頭の中でも、めまぐるしく蘇ってきました。
FINALは、良かったです!
今までのようなゲームを見ているような感じじゃなかったから・・・
主人公、カットニスの心理描写が細かく描かれて、人間ドラマの面白さがあります。
ラストのオチも、もしや?と思ってたら、そうなった。
権力とは、魅力のあるものなのでしょうね。
ワタシ的には、ジュリアン・ムーアが嫌いだったから、内心ヤッタね!と思った。
カットニスが選ぶのは、幼馴染のイケメン、ゲイルなのか?心優しいピータなのか?
これが最後までわからなくって・・・
でもワタシだったら・・・と思ってた方を彼女が選んでくれたので、嬉しかった。
ワタシ的には、後味スッキリでした(笑)
ファイナルに相応しい作品だったと思う。 (80点)
2015年12月07日
エベレスト 3D
1996年、世界最高峰のエベレスト登頂を目指して集まった登山家たちの実話が
元になってます。
映画館が進化してくると、いろんな疑似体験が出来るようになりました。
寒さや強風までは感じないけれど、視覚が広がることによって、映像の素晴らしさが
味わえます。
ストーリーは、やっぱ、そうなるのね・・・といった予想通りの展開でした。
映画はドラマティックじゃなきゃいけない。
過酷な状況の中で、生死を分けるのは、くじ引きだったり、運命だったり、と思ってしまう。
そして、俳優陣が主役級の方々ばかりで、とても豪華。
上映終了ギリギリで、仕事帰りの夜の鑑賞になりましたが、見るだけの価値はありました。
(78点)
11月は、週末にかけて2度上京したので、映画鑑賞が出来てません。
「ラスト・ナイツ」なんて、3週間で上映が終わってしまい、前売券が無駄になって
しまいました。お客さんの入りが悪かったんでしょうね。
正直、早く007を見たくて、見たくて、キリキリしてますが(笑)
先に、溜まっているムビチケを使わなくては・・・・・
はぁ~今度の土日が勝負ですね・・・ 頑張ります!
2015年11月30日
ヴェルサイユの宮廷庭師
ハリーポッターのスネイプ先生こと、アラン・リックマンの初監督作品。
劇中では、国王ルイ14世役でも出演されてます。
フランスのルイ14世は、パリから都を移す為、ヴェルサイユ宮殿の増改築に着手。
その中に、ある女性庭師の存在が・・・
主人公は、馬車の事故で、夫と娘を亡くした女性庭師。
今で言うオーデションによって、ヴェルサイユ宮殿の庭師の1人に大抜擢されます。
実は、主人公の女性庭師は架空の人物ですが、私達が知っている歴史ヒストリーに
上手く馴染ませてます。
だから、もしかしたら、こんなお話もあったかも・・・と思わせてくれるの。
女性にとっては、心地のいいストーリーじゃないでしょうか。
主人公は、女性ならではの感性によって、才能を発揮するし、
人生の素敵なパートナーも見つけるし・・・
見終わった後は、幸せな気分になります。 (78点)
2015年11月24日
グラスホッパー
伊坂幸太郎さんの同名小説を「脳男」の瀧本智行が実写映画化。
裏社会で、交錯する3人の男の運命が描かれます。
ストーリー性があって、コレは面白かった。
これからどうなるんだろう?と、ワクワクしながら見てました。
人の心を狂わせる眼力によって、相手を自殺に追い込む殺し屋、鯨。
人を殺すことで、自分の生きる意味を感じる、ナイフ使いの若き殺し屋、蟬。
恋人を失い、ヤバい世界に1人飛び込んだ元教師の鈴木。
この3人の他にも、登場人物が複雑に絡み合ってゆきます。
浅野さんの殺し屋役は、何度も見た事ありますが、山田さんは豹変してて、別人のようでした。
美少年の殺人者は絵になりますね。ハンターハンターのキルアみたい。
鯨と蟬の殺し合いのシーンは、凄かったです。
あと、菜々緒さんも、キレッキレ!
ここまでぶっ飛んでくれてたら、見てて楽しい。
女性ファン、増えると思うな。
主人公は、生田さん演じる鈴木ですが、面白いことに主人公っぽくなくて
観客をストーリーに巻き込んでゆく役目を担っていたような気がします。
あの世界で、まともだったのは鈴木だけだもの。
だから観客と繋がれるのは彼しかいません。
それぞれの俳優さんを輝かせた監督の演出も素晴らしいです。(80点)
2015年11月23日
harmony ハーモニー
34歳でこの世を去った作家、伊藤計劃の原作小説、3作をアニメ化してゆく
プロジェクトの第2弾です。
当初、11月に「虐殺器官」、12月に「harmony」が公開される予定でしたが、
製作会社の倒産で、「虐殺器官」よりも、「harmony」の方が先に公開となりました。
難しかったけど、すごく面白かった!
簡単なあらすじを書こうにも、莫大過ぎて書けません。
ワタシの頭の中は、哲学書や物理学書を読んだ後のようでした。
とりあえず、「わたし」という自我がなくなると、恐怖や欲望、喜びや悲しみなどが無くなり
全てが、調和=ハーモニーの世界になるということ。
伊藤計劃という作家は、非凡な才能を持った方だったんだと、改めて思います。
ストーリーの中の「さよなら、わたし」というのが悲しい。
人間は、感情の動物と言われます。
遥か未来では、ロボットと同化する道も用意されているかも・・・(78点)
2015年11月22日
劇場版MOZU
WOWOWドラマシリーズとして大ヒットした「MOZU」の劇場版、そして完結編になります。
一連の「MOZU事件」の中の最大の謎であった「ダルマ」の存在がついに明らかに・・・
勢いのある作品でした。面白かったです。
2時間位の映画でしたが、あっという間に終わっちゃった感じ。
今までの主要なキャラクターさんが総出演されてて、シーンごとの展開も速いし
アクションも爆発も凄かった。
それに、劇場版から出てる松坂桃季さんのイカレっぷりが、ハンパなくって
イカレキャラの長谷川さんも食われちゃってた。
ただ、シーンがガラッと変わるもんだから、頭の中で時系列が混乱しちゃって・・・
ラストシーンは、回想シーンなのか?
倉木も大杉も瀕死の大怪我してたし、日本に無事帰れた?
とりあえず、西島さんの倉木は、最高にカッコ良かった! (80点)