2015年11月24日

グラスホッパー

グラスホッパー



伊坂幸太郎さんの同名小説を「脳男」の瀧本智行が実写映画化。
裏社会で、交錯する3人の男の運命が描かれます。

ストーリー性があって、コレは面白かった。
これからどうなるんだろう?と、ワクワクしながら見てました。
人の心を狂わせる眼力によって、相手を自殺に追い込む殺し屋、鯨。
人を殺すことで、自分の生きる意味を感じる、ナイフ使いの若き殺し屋、蟬。
恋人を失い、ヤバい世界に1人飛び込んだ元教師の鈴木。
この3人の他にも、登場人物が複雑に絡み合ってゆきます。

浅野さんの殺し屋役は、何度も見た事ありますが、山田さんは豹変してて、別人のようでした。
美少年の殺人者は絵になりますね。ハンターハンターのキルアみたい。
鯨と蟬の殺し合いのシーンは、凄かったです。

あと、菜々緒さんも、キレッキレ!
ここまでぶっ飛んでくれてたら、見てて楽しい。
女性ファン、増えると思うな。

主人公は、生田さん演じる鈴木ですが、面白いことに主人公っぽくなくて
観客をストーリーに巻き込んでゆく役目を担っていたような気がします。
あの世界で、まともだったのは鈴木だけだもの。
だから観客と繋がれるのは彼しかいません。
それぞれの俳優さんを輝かせた監督の演出も素晴らしいです。(80点)


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