2016年01月11日

ヴィヴィアン・マイヤーを探して

ヴィヴィアン・マイヤーを探して



乳母をしながら、15万枚以上の写真を撮り、それを誰にも見せることなく
他界したヴィヴィアン・マイヤー。
彼女の写真が、もし発表されていたら20世紀の写真史は変わっていたかもしれない・・・
ヴィヴィアンとは、どういう女性だったのか?
これは、彼女の人生を探ってゆくドキュメンタリー映画です。

彼女の写真が沢山登場しますが、とにかく素晴らしい!
街中の人物を撮った写真が多く、当時のファッションや髪型、街の風景までも楽しめます。
今の日本だと、盗撮の罪にとわれたりするから、こんな写真は少ないだろうな。

彼女は、とにかく変わり者だったらしい。
そして、当時の職業としての乳母は、下層階級でした。
身寄りのいない彼女は、住む家と食事があり、拘束されない乳母を選んだようです。
彼女にとって、写真は、何だったのでしょう?

彼女は、自分自身を撮った写真も多く残してます。
ショ―ウインドウに写る自分、街中のミラーに写った自分、
自分を被写体にするのは、自己愛があったからだと思う。
だから、写真を誰にも見られたくなかったのではなく、
現像して形に出来なかっただけじゃないかと思った。
アート好きな方には、オススメです。 (75点)


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