2008年01月06日
プロヴァンスの贈りもの

「南仏プロヴァンスの12か月」等で有名なベストセラー作家です。
監督は、「グラディエーター」のリドリー・スコット。
今回、ラッセル・クロウと再び組んで作ったのは、ラブストーリーです。
チョット、意外でしたね。
でも、見終わって思ったのは、プロヴァンスで休暇を取るように、スタッフみんなで、楽しみながら映画を撮りたかったのだろうなぁ〜と。
撮影が終わったら、ワインを飲んで、ワイワイやっている様子が目に浮かんじゃう・・・
そんな映画です。
ストーリーは見る前から想像出来て、見た後には「やっぱり、その通りだったわ〜」となります(笑)
ひねりもなく、素直です。
ここまで、素直にやられちゃあ〜逆に新鮮に感じてしまうくらい・・・
ラッセル・クロウの子供時代を、フレディ・ハイモア君が演じてます。
やっぱり彼は、サイコーです!
逆に、ラッセル・クロウは、チョットお肉が、だぶついてて
「フレディ君が、なんでこうなっちゃうワケ?」
ラッセル殿、太りやすいのはわかっちゃあいるけど、撮影中だけは、絞ってほしい!
それに、ニヤついたラッセル・クロウは、ワタシ的にはイマイチ。
演技は、さすがに上手いですけどね・・・
でも、女優さんはキレイだったから満足でした。
映画の撮影は、もちろんプロヴァンスで行われてます。
ヘンリーおじさんのシャトーと葡萄園は、実在するシャトー”ラ・カノルグ”だそうです。
ホントに美しい風景でした。プロヴァンスの写真集を見てるようです。
ワタシ的には、この映画の主人公はプロヴァンスという土地でした。
パリの美しさもいいけど、南フランスの陽の光の美しさは、とびきりです。
ワタシは、4年前から「プロヴァンスの猫たち」というカレンダーを愛用してます。
今年は、5冊目。美しい風景と優雅な猫ちゃんたち。
猫ちゃんたちの表情を見てると、楽園のように感じます。
主人公のマックスが、ここで人生の価値観が変わった気持ちが少しわかる気がします。
プロヴァンスに魅了され、ゆったりと時間が流れ、恋もする。
ワタシを、気持ちよ〜く騙してくれた映画でした(笑)
ロマンチックなラブストーリーが好きな方に、オススメします。
2008年01月05日
魍魎の匣(もうりょうのはこ)

原作は、京極夏彦のベストセラーシリーズ。
2005年に公開された「姑獲鳥の夏」に続く、京極堂シリーズ第2弾です。
前作も劇場で鑑賞しましたが、あまり面白くなかったです。
途中まで、ストーリーが読めないし、暗〜いしで・・・
今回の第2弾の方が、全体的にキャラクターが明るくなってるし、
ストーリーも分かりやすくて、見やすいと思います。
それでも、京極夏彦さんの原作の映画化って大変みたいですね。
登場人物が多いし、それぞれに関わりがあるし、謎も1つではないですから・・・
今回、映画化するにあたって、原作を忠実に再現してある部分と、
大胆に脚色してある部分があるそうです。
京極堂を演じた堤真一さんと、探偵を演じた阿部寛さんは、前作からの続投。
作家の関口役は、前回は永瀬正敏さんでしたが、今回は椎名桔平さんです。
実は、堤さん、阿部さん、椎名さんの3人は、みんな1964年生まれの同級生なんです。
だから、息がピッタリで、演技をしなくても、昔から馴染んでいるって感じでした〜
主役をはれる3人の共演だけでなくて、他のキャストも豪華でした
クドカンが、あんな役柄を演じるなんて、意外でした。
そして、意外に上手くて、違和感を感じなかったです(コレ、ホメてます)
とにかく、出演されている俳優さんの中で、
「この人は、ミスキャストだわ」と思った人が1人もいなかったんですよね。
屋外のシーンは、ほとんど中国ロケをされていて、戦後の殺伐とした雰囲気が出てました。
室内のセットも大掛かりだったし、ロケも中国でやって、キャストも豪華・・・
お金かけてるなぁ〜と思います。
ワタシ的には、映画の京極堂シリーズは、ストーリーがややこしくて苦手ですけど、
今回の各キャラクターには魅力を感じました。
同級生3人組以外にも、刑事2人のキャラも笑えたし、マギー演じる記者もユニーク。
キャラクターの魅力を感じられた映画です。
それだけでも楽しめると思う。
でも、グロいシーンもあるので、苦手な方は要注意です。
2008年01月03日
カンナさん大成功です!

「白鳥麗子でございます!」で知られる鈴木由美子さんの同名コミックを韓国風にアレンジした
作品です。
超おデブでブスのヒロイン、カンナさんが命懸けの全身整形をして美女に変身。
彼女は、恋と幸せを手に入れられる?・・・というお話でした。
楽しかったです!韓国風ラブコメでした。
ストーリーはテンポもよくって、笑いもあり、ホロリとさせられたりで、何も考えずに、楽しめます。
チラシに写っている女性2人・・・実は同じ女性なんです。
肥満特殊メイクをして変身してます。
ワタシは同じ人と思ってなくて、太った女優さんを使って撮影したとばかり思ってました。
う〜ん・・・凄い!手の指まで太ってるんですもの!
カンナさんを演じたキム・アジュンさんは、写真では、チョー美人ですが、表情がとても可愛いので、スクリーンの中の彼女の方が魅力的です。
劇中の歌声も全て彼女自身だそうで、上手いです。
韓国は整形大国。
テレビで見たけど、整形するのは、当たり前だそうです。
でも男性の心理としては・・・
整形は認めるけど、自分の彼女だけには、やってほしくないらしい・・・
そうなんですね〜
映画の中でも、この矛盾した男性心理に、主人公が悩みます。
ブサイクよりカワイイ方が、誰だっていいに決まってるし・・・
外見が変わった事で、明るい性格に変われたら、いいんじゃないかな〜と思うのですけど・・・
それに、顔にメスを入れるんだから、勇気がいると思いますよ。
「自分の彼女だけには・・・」というのが、わかんない!
彼女になる前の手術だったらOKで
彼女になった後の手術だったらNGというのだったらわかる!
好きになった彼女のままでいてほしいという事だからね。
韓国では、あの「猟奇的な彼女」を抜いて、大ヒットしたそうです。
ワタシ的には、まだ猟奇的を抜いてはいないけど、その三歩手前ぐらいはいきました。
タイトルのごとく、最後は、ハッピーエンドです。
楽しい映画なので、オススメします。
この映画を見て、泣き顔も可愛くないとダメだわ〜なんて思っちゃいました。コレ、余談です(笑)
2007年12月31日
ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記

そんな映画でした。
一流のキャスト、豪華なセット、世界各地のロケ、お金を洪水のように、使ってくれてます(笑)
続編ですが「ナショナル・トレジャー2」には、なってません。
主要なキャストは、そのままですが、ストーリーは新しい展開になってますので、前回を見てなくても楽しめます。
今回は、スゴク面白かった!大満足でした!
今年、最後を飾る映画が、ゴキゲンでうれしい♪
前回は、ストーリーはよく出来てたと思うけど、面白さは、ワタシ的には、まあまあ。
でも、今回は何も文句ありません!
一級の娯楽作品でした。
主演のニコラス・ケイジは、続編物には出ないらしいけど、主人公のベン・ゲイツのキャラクターが気に入ったのと、脚本に満足したからだろうと思う。
また、次もあるでしょうね・・・3年後くらいに・・・
又、同じキャストは大変だろうけど、ディズニーさんとプロデューサーのジェリー・ブラッカイマー
だったらやってくれると思う。
だって、パイレーツもやってくれたし・・・
主人公のベン・ゲイツは、天才歴史学者で冒険家。
いつもだったら、お宝探しが目的だけど、今回はベンの先祖がリンカーン大統領暗殺の共犯者としての汚名を着せられたのをはらす為のアドベンチャーでした。
歴史上の真実とフィクションを絶妙に絡めたストーリー展開には感心しちゃいます。
よく考えてるなぁ〜と。歴史の勉強を思い出し、ついでに脳トレまで・・・
ポケ〜とは見れない映画だけど、ぐんぐん謎解きに引き込まれてしまいます。
是非、映画館で頭を使って、楽しんで下さい。
ワタシ的には、超オススメ!
お正月映画のイチオシです。
★今、紅白を見ながら、今年最後の記事を書いてます。
見入ったりして、なかなか進まず、大した記事も書けず(笑)
ガクトが映画のワンシーンのようで、よかったわぁ〜舞台美術の人、すばらしいですね〜
今年も皆様、お疲れ様でした!
来年も楽しい一年を過ごせますように・・・
2007年12月30日
パンズ・ラビリンス

作品です。
プロデューサーは、アルファンソ・キュアロン監督でした。
監督と脚本は、ギレルモ・デル・トロ、メキシコ出身の方です。
残虐なファシストとレジスタンスとの内戦が続くスペインの暗黒時代が舞台。
1人の少女が、辛い現実と空想迷宮(ラビリンス)を、さまよう大人のおとぎ話です。
おとぎ話・・・ファンタジー・・・そうには違いないけど・・・
こんなに辛く、残酷なファンタジーは、初めてでした。
そして、主人公オフェリアが、母を慕い、愛を求める気持ちだけが
黄金色に輝いていたように感じます。
現実世界で起こる残虐な行為の数々には、まともに見れないシーンとかもありました。
拷問するシーンで、ペンチやらノコギリやらが映っただけで逃げ出したくなっちゃいました。
現実の大人の世界も、ドラマ性があり、こちらだけでも成立しそうなくらい、しっかりしたもの
でした。
だからこそ、無垢な魂を持った少女が迷宮世界に逃げていった事に、違和感を感じなかった。
少女は、そうするしか生きる希望がなかったと思えます。
現実世界と対になっているものが、少女が見た空想世界であり、少女はそうやってバランスをとるしか、生きる術がなかったと・・・
ラストは、少女の妄想なのか?
観客の希望を叶えてくれたのか?
わからなかったけど、少しだけ救われました。
でも、でも、それでも悲しくて、やり切れない気持ちからは、逃れられなかった。
とても完成度の高い作品だと思います。
こんなファンタジーを作れるなんて凄い!
でも、人に勧めるには遠慮してしまう。
だって、見た人は、みんな辛くなると思うから・・・
辛くて辛くて、悲しいファンタジーです。
ワタシも、もう1度見るには、エネルギーが必要です。
見た後は、生気を吸い取られたように、まっすぐ家に帰ってしまいました。
多分、忘れられない作品の1つとして記憶に残るだろうと思う。
ワタシが魅力されてしまった事には、間違いないです。
2007年12月28日
ルイスと未来泥棒

老舗のディズニーが、創始者のウォルト・ディズニーの理念を込めた映画でした。
同時上映された短編アニメは「ミッキーの造船技師」
ミッキー、ドナルド、グーフィー・・・
おなじみの仲間がストーリーは、そのままにCGアニメーションの中で、
生まれ変わってくれてます。
こちらも吹替のみの上映だったけど、プロの声優さんを使ってくれてるので、ダンゼンいいです♪
話題作りに、俳優さんを使ったり、お笑い系を使ったりされてますが・・・
ワタシ的には、レッドカード!
やっぱりプロの声優さんを使って、中身で勝負してほしいです。
安心して見れるし、声優さんの顔が脳裏に浮かぶ事もなく、ストーリーに入っていけますから。
主人公のルイスは、HUNTER×HUNTERのゴンの声の方でした。
何気に、一人だけ歌手の小林幸子さんが、脇役で出てましたけど、気が付かない人も多いと思います。ポケモンで、初めてチョイ役の声をやられたんですけど、結構上手いです。
ストーリーは、王道ですし、色彩もキレイだし、音楽もゴキゲンでした。
大人が見ても、素直に楽しめると思います。
ワタシ的には、ペンギンがサーフィンするより、好き(笑)
ファミリー映画として見ても、こっちの方が上だと思う。
「本当の家族」って、血の繋がりだけじゃないんだって、改めて思いました。
自分の個性を、温かく受け入れてくれる、その人が、自分の家族だったら、シアワセな事です。
主人公ルイスが、本当の母親を追いかけていかなかった理由でしょうね。
ワタシ的には、ファミリー映画として、オススメします。
2007年12月27日
サーフズ・アップ

吹替版のみの上映だったので、小栗コディを楽しむことにしました。
本当は「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフ君で見たかったのですが、
アニメ=お子ちゃまという構図なんで・・・仕方ありません。
今度の主役は、イワトビペンギン君。
歌って踊ったのは、皇帝ペンギン君でしたね。
タイトルの「サーフズ・アップ」というのは、「サーフィンしようぜ!」の意味だそうです。
タイトルのごとく、リアルなサーフィンを体感出来ちゃう映画でした。
白い水しぶき、波のうねり、水中のブクブク感、波のトンネルの美しさ・・・
CGで、ここまで表現出来ちゃうなんて、すばらしいです!
ストーリーは、ドキュメンタリー映画を撮る感じで、ずっとカメラとマイクが登場人物を追いかけていきます。
だから、水しぶきがカメラにかかってしまい、その水滴が写ったりします。
でもね、リアルタイムのお話なのか、回想録なのか、よくわかんない所もありました。
だから、見てて熱くなれなかったというか・・・
一歩、引いたところで見てしまいました。
ワタシ的には、最初は、インタビュー形式で始まってもいいけど、あとは、ずっと回想シーンにしてほしかったです。
途中、カメラ目線で、実況説明までしてくれたりします。
わかりやすいんでしょうけどね〜
ワタシ的には、いらないお世話(笑)
でも、お子ちゃまには、向いてるでしょうね〜
ストーリーも、単純で、ありきたりの展開だったし、解説付きですもん!
ワタシのように、大人お一人様で見るには、まあまあランクでも、
ファミリー映画としては、オススメだと思いますヨ。
南の島に、当てもなく、目的も持たずに、ふらっと出掛ける気分で、見に行かれたら、楽しめそうな映画でした。
2007年12月23日
マリア

この女性監督は、建築家でもあるそうで、劇中でもCGは少なかったですね。
険しい山のシーンや、砂漠のシーンもロケでしたし、石造りの住まいも再現してました。
ストーリーは、イエス・キリスト誕生までの母マリアと、夫ヨセフの愛のお話でした。
ヨセフとの婚約中に、神の子を身ごもってしまったマリア。
周囲から非難を浴びますが、ヨセフはマリアを信じ、その子を育てる事を決め、ヨセフの故郷
ベツレヘムに旅立ちます。
その200キロの過酷な旅の中で、若い夫婦は、お互いの親愛を築き上げてゆきます。
正直、この映画はスルーするつもりだったんです。
でも、マリア役を演じたのが「クジラの島の少女」で主演したケイシャ・キャッスル=ヒューズと
知って、見てみようなか〜と。
あの女の子が、どんなに成長したのか見てみたい!
そして、チラシを見たら、キャサリン監督で悪くないやん!と、いうことで・・・見て来ました。
ワタシが、スルーしようと思った理由というのは、
宗教的な映画かも?という事。
でも、そういう映画では、全くなかったです。
長い旅の中で、お互いに信頼を築いていく様子を丁寧に描いてくれてました。
ワタシは、クリスチャンではないから、純粋に映画として楽しみました。
夫のヨセフを演じたオスカー・アイザックが、とにかくヨカッタです。
脇役に徹していて、控えめな演技なんだけど、マリアを深く愛している気持ちが
伝わってくるんですヨ〜
いいなぁ〜うらやましいなぁ〜と思いながら、見てしまいました(笑)
マリアを演じたケイシャは、撮影当時は、まだ15歳だったらしいです。
彼女はセリフで表現するより、佇まいで演技する女優さんだな〜と思います。
監督もわかっているのか?セリフが少ないです。
だから、マリアの気持ちの流れが、少し掴めませんでした。
でも、大役は果たせてたと思います。
この映画は、あらゆる専門家の協力を得て、キリスト誕生までの物語を忠実に再現したそうです。
題材としては、明らかに宗教的だけど、映画は、マリアとヨセフの物語でした。
とにかく、ヨセフの深い愛情にキュンとしちゃったので・・・
見る前の心配は、どこかに飛んでいっちゃいました。
クリスマスデートで見るのも、いいかも?ですね。
2007年12月18日
スターダスト

映像化です。
1999年には、小説化版として出版されてます。
作者のニール・ゲイマンは、文学賞で権威のあるヒューゴー賞を3度も受賞しており、
「もののけ姫」の海外公開の際には、英語版の脚本も担当したそうです。
ワタシは、元々ファンタジーが大好きなのですが・・・
その中でも、Aランク入りは確実。
それも、お子ちゃま向けではなくて、大人が楽しめるファンタジーでした。
とにかく俳優さんたちが豪華だし、おとぎ話ワールドが確立されてます。
もう、な〜んも文句はありません(笑)
冒険も、ラブストーリーも、コメディーも詰まってます。
ワタシ的には、大好きな映画!
ただ、ヒロインの流れ星を演じたクレア・ディンズが、歳とったなぁ〜と残念だったくらい・・・
「ロミオ&ジュリエット」で、レオ様と共演した時から10年は経ってるから仕方ないけどね・・・
どうしてクレアなんだろう・・・もっと新人さんでもヨカッタと思う。
でも、主人公のトリスタンを演じたチャーリー・コックス君には、満足!
始めは、情けな〜い感じで、冴えないんですけど・・・
中盤あたりからは、どんどんステキになって・・・
ラストで走る姿には、クラ〜と、なりました(笑)
次世代のイギリス映画界を担う若手イケメン俳優さんだそうです。
「ヴェニスの商人」も「カサノバ」も見てるんだけどね〜気がつかなかったな〜
あっそうだ!これは、気が付いた事なんですが、
トリスタンの父親の若い頃を演じたイケメンさん・・・
ほんのチョットの出演でしたが、キアヌに似てるイケメンさんなのです。
ワタシ的には「300」で、隊長の息子アスティノス役を演じたイケメンさんと同じ人だと思う。
調べてみたけど、わからずじまいだったけど・・・
ゼッタイ同じ俳優さんだと思ってる(イケメン大好きなワタシですから)
それにしても、カッコイイわぁ〜もっとスクリーンに出てくれないかな〜
話を元に戻しますが、映画を面白くするのは、やっぱり悪役さんのおかげだと思ってます。
この映画では、魔女三姉妹の存在。
その中でも、ラニアを演じたミシェル・ファイファーが最高です!
あの邪悪な演技と、49歳とは思えない美しさ・・・
魔力を使うたびに、老いていくありさまは、よく出来てますヨ。
ワタシは、この映画のピカイチは、ミシェルと思ってます!影のヒロイン?
「ヘアスプレー」の役柄といい、これから先この路線が確立しちゃうと困るかな?
でも、ワタシは、ミシェル、貴女が1番好きですヨ♪
あとは、海賊キャプテン・シェイクスピアを演じたロバート・デ・ニーロ。
今までのイメージが、ぶっ飛ぶ変身ぶり?
ネタバレなしの方が、笑えるので楽しんで下さい。
どんなに、大人になっても、もう大人だから、おばあちゃんになってもか・・・
おとぎ話を楽しめる心の豊かを大事にしたいです。
そして、ラブロマンスがあって、最後はハッピーエンドがやっぱり好き!
気持ちよ〜く、時間を過ごせる映画です。
2007年12月16日
エヴァンゲリヲン新劇場版:序

1995年に、テレビ放送が開始されたアニメが、12年ぶりに新劇場版として復活しました。
テレビシリーズ及び劇場版を越えるスケールで、全4部作として描かれるそうです。
今回は「序」来年は「破」、その後の公開日は未定のようです。
実は、テレビシリーズも見てないし、全く知識ゼロ状態だったんですけど、
「エヴァンゲリヲン」という名前だけは知ってました。
それだけ有名なアニメだったというワケなんでしょうね。
アニメ好きの友人から
「全く知らないで見たら、わかんないと思うよ〜奥が深いしね〜」と言われ・・・
でもワタシはミーハーなんで「それでも、見たい!」(笑)
友人から、主要なキャラクターやら、大まかなあらすじを仕入れて、イザ!劇場へ・・・
こんなワケで、ド素人の感想なので、コアなファンの方々、軽〜く流して下さいまし。
ワケわかんない所もあったのですが、メチャ面白かったです。
ワタシのように、全く知らなくても楽しめるように作ってくれてました。
セリフが難しいから、聞き取りにくい所もあったけど、ストーリーの流れで、だいたい掴めました。
笑われると思うけど、ワタシが1番オドロいたのは、普通の街中で戦っていた事なんです。
今までのアニメのパターンだと、未来都市の中とか、宇宙空間の中とか・・・
でもエヴァは、見慣れた風景の中でバトルします。
映像もデジタルだから、リアル感があって、ドキドキしました。
地下都市が、地上に出てくるシーン・・・
戦闘に備えて、地下に沈んでいくシーン・・・
ただただ、すごいなぁ〜と感動!
戦うのは、中学生の少年少女なんです。
彼らが、巨大な人型決戦兵器に乗って「使途」と呼ばれる敵と戦います。
ワタシは、まだエヴァを知ったばかり・・・
でも、早く次が見たい。
予告編で、カヲル君が出てました。
う〜ん・・・スゴク楽しみ!イケメンでしたもん!
レイの声を林原めぐみさんがやってて、ピッタリでした。
と、言うより、何をやっても林原さんは上手いですよ。
有名なアニメものには、いつも出てる。「パプリカ」にも出てた。
もちろん、コナンやら、テレビアニメにも出てますよね。
エヴァを全く知らなくても楽しめる映画でした。
新劇場版のラストショットを見れるのは、5年くらい先かもしれませんね。
ワタシ的には、友人から聞いたラストとは違ったものを期待してます。
2007年12月11日
椿三十郎

お正月といえば、時代劇。
まだクリスマスも来てないのに、早々とお正月映画として話題になっている「椿三十郎」の
公開です。
この作品、1962年に公開された黒澤監督の不朽の名作の完全リメイクだそうです。
ラストだけは、現代風にアレンジしているそうですが、脚本も昔のものが使われているそうです。
製作総指揮を務めたのは、角川春樹氏。
「日本映画が生み出した傑作を、今の若い世代の観客は、なかなか見る事は出来ない。
この作品を通して、こんなに面白い映画があったのかと是非楽しんでほしい」(チラシより引用)
「なかなかいい事言うやん!角川さん!」
そういう風に考えたら、この映画は成功してると思う。
カラーだし、今ドキの俳優さんだし、宣伝上手の東宝さんだもん!
ここぞという場面では、あのテーマ曲が流れてくれて、「いいわぁ〜」となる。
脚本は、しっかりしているので、ストーリーにムダもなくて、つじつまだって合う。
まさに、お正月らしい娯楽作品に仕上がってました。
角川さんが言われたとおり、今の若い世代には頼れるアニキのような椿三十郎を楽しめるだろうと思う。
でもワタシ的には、何か物足りないって言うか・・・
見送わった後に、頭に残ってたのは、昔と同じテーマ曲くらい・・・
あと、何だっけ?
押し入れ侍の佐々木さんは、実にヨカッタ!
椿の花もキレイ!
織田さんと豊川さんは、そつなく役柄をこなしていたし、
松山ケンイチさんは、なかなかヨカッタ!
思い出そうとするとあるけど、強烈に残るものがないんですヨ。
ギラギラ感がないっていうか・・・
織田さんは、ムサ〜イ格好をしても、やっぱり爽やかが抜け切れてない。
たくさん殺生をするけど、やっぱり爽やか〜なんですヨ。
ワタシは、昔の黒澤作品は見てません。
だから、椿三十郎のイメージも持ってなかったのですが、何か足りない気がします。
でも、そんな事は、どうでもいっか!
お正月は、パァ〜と、やれたらいいですもんね。
後に引きずらないのも、大事です!
まあ、お正月らしい娯楽作品という事で・・・正月気分で見て下さい(笑)
楽しい活劇だし、「水戸黄門」のように、血が出ないし、安心して見れます。
ワタシは、昔の作品を、お正月休みに見たいです。
三船敏郎さんと仲代達矢さんの対決なんて、身震いしそう・・・
爽やかとは無縁のギラギラ感がありそうです。
同じストーリーで、作品を作って、キャラ設定だけを現代風に変えたと思ったらいいのかも・・・
昔の「椿三十郎」は、ギラギラしてて、現代の「椿三十郎」は爽やかという事で・・・
2007年12月05日
ミッドナイトイーグル

高嶋哲夫の同名小説の映画化です。
米軍のステルス爆撃機、通称ミッドナイトイーグルが極寒の北アルプス山中に墜落。
謎の工作員たちによって、ミッドナイトイーグルに搭載された爆弾が起動する・・・
前評判が、あまりよろしくないので、テンションをだいぶ下げて、見に行きました。
結果的に、それくらいが、ちょうどヨカッタです
中盤あたりまでは「エッおもしろいやん!」と見入ってしまったのですが、終盤はイマイチ。
せっかく、途中までは、上手い事いってたのに、もったいないなぁ。
涙を誘うような演出に、シラ〜としてしまいました。
でも、鼻をすする音が、チラホラ聞こえてきて、感極まった方も多かったようです。
ワタシは、こういうのダメなんですよね。
「さぁ〜ここが泣き所ですョ〜」と言われても、ゼッタイ泣かない(笑)
泣くもんか!ですヨ!
ストーリー的にも、ご都合主義の所があって、なんかスッキリしません。
特に、自衛隊の特殊部隊のエリートさんたちが、ほとんど全滅してしまうなんて、
日本の将来どうなるの?って感じでした。
リアルさがないと、緊張感は生まれないです。
そして、結局、裏切り者は誰だったワケ?
消化不良です・・・
いわゆる、ツッコミ所、満載なワケですが、中盤までの緊張感で、最後まで突っ走ってくれたら、
「まっいいか!面白かったし!」で、単純なワタシを騙せたのにね・・・
何か、レビューを書き始めたら、不満しか出てこなくて、申し訳ないです。どうしちゃったのかな?
中盤あたりまでは、意外?と面白くて、ホント楽しめたんですよね。
舞台は吹雪の山中なので、ロケも大変だったと思います。
ストーリーは、あまり知らないで見た方が、ミステリーの部分に助けられるだろうと思う。
チラシに写っている3人がメインなんだけど、それぞれの俳優さんの良さが発揮されてないのも
大きいかな〜
だって、メインの3人よりも、サブの吉田栄作さんが1番輝いてたんですもん!
吉田さんが演じたのは、特殊部隊で生き残った、ただ一人の男です。
最後の最後まで戦うワケですが、いい味出してました。
この映画で、1番株が上がったのは、間違いなく吉田栄作さんだと思いますヨ。
もっとホメなきゃ!と思うけど、こんなもんかな?
主人公は、カメラマン役なので、劇中に出てくる写真は、いい感じでした。
子役の男の子は、可愛かった。
雪山のシーンは、お金かけてます。
こんなもんかな?
ワタシ的には、DVDで十分かな〜と思います。
でも、涙を流されて感動されている方もいたのは事実で、まあ人それぞれという事で・・・
コツは、テンションを下げて期待しない事です。
そうすれば、意外と楽しめますヨ!
2007年12月02日
めがね

なんと途中で、つるんと寝てしまいました。
スーと落ち込んでいくような感じ?
ほんの1分か2分の間でしたが・・・
よく寝ちゃうの?と思われちゃうかもしれないけど、今まで寝た事はないと思うんだけど・・・
多分、記憶している限りは・・・
この映画は、寝ちゃうのも映画の観賞法の
一つのような気がします。
寝ちゃっても後悔しないんですよ(笑)
数分、寝ちゃってもストーリーは、進んでないから大丈夫です。
ストーリーは、あってもないようなもので、
よく意味も、わかんないけど、それも気になりません。
ボーと出来ちゃう映画です。
映画の中では、それを「たそがれる」と言ってました。
まさしく見てる方も、たそがれて、ホエ〜となります。
「かもめ食堂」の荻上直子監督の最新作です。
もちろん脚本も書かれてます。
正直、この「めがね」を見て、よく、ここまで飛んじゃったなぁ〜というか・・・
想像もしてなかった方向にボールが飛んでいったなぁ〜というか・・・
いい意味で、期待を裏切ってくれた作品でした。
荻上監督は、引き出しを、沢山持っているんですね。
次は、どこへボールを飛ばしてくれるのか、すごく楽しみです。
今回も、映像がホントに美しいです。
作品全体の色彩が写真集のようです。
青い海、青い空、朝は爽やかで、キラキラしてます。
食事のシーンが、沢山出てくるのですが、かもめ食堂の時のように、おいしそう♪
あの朝ごはん、最高だろうな〜
ワタシは、朝は苦手で、いつも虫の息ですが・・・
映画の中では、生まれ変わってて、同じ食卓に座っていると思う(笑)
最後に、この映画のオススメ観賞法をワタシなりに考えてみました。
映画を見ながら、現実的な事を考えちゃあいけません。
「ここは、どこ?」
「海辺の小屋には、トイレはあるの?」
「働かないと、暮らしていけないよ」
そ〜んな疑問点も、多分超越する世界が広がってるハズ。
そして眠たくなったら、抵抗せず、寝ちゃいましょう!
ワタシのように、気持ちよく・・・
目覚めても「しまった!」とは思わないハズ。
ドラエもんの、どこでもドアのように・・・
現実から離れた南の島にワープ出来ちゃう映画です。
あっ忘れてました。
犬が、カワイイです!立派な登場人物の一人?でした。
オスの名前だったのに、実は彼女でした。
まぁ〜何でも気にならなくなる映画なんですよね〜
2007年11月27日
オリヲン座からの招待状

浅田次郎さんの短編集「鉄道員」の最後に
所収されている作品の映画化です。
京都の小さな映画館「オリヲン座」が舞台。
時代の波に翻弄されながらも、亡き夫の遺志を受け継いで、映画館を守り続けた
トヨ(宮沢りえ)
そして、亡夫の弟子であった留吉(加瀬亮)がトヨを支え、2人で映画館を守り続けます。
2人は惹かれ合っていたのですが、その時代では、許されぬ恋の為、純愛を貫き通しました。
原作の方では、2人は結婚してますが、映画では、プラトニックな純愛の形に、こだわったようです。
名作の「ニュー・シネマ・パラダイス」に、そっくりなシーンも出てきます。
オリヲン座を遊び場としていた子供が、映写室の小窓から名画を覗いているシーンです。
映写機をまわす様子もソックリでしたね。
幼い二人は、大人になり結婚をしますが、いつしか別れ話が出てきた頃に、オリヲン座からの
招待状が届きます。
それが、タイトルにむすびつくのですが・・・
大人になった二人、年老いたトヨと留吉の二人、
最終興行の日を、それぞれの思いを抱いて、迎えるところで、終わりでした。
ストーリーは、このように手短かに説明出来るくらい、簡単です。
ありきたりと言えば、その通りだし、途中で寝てしまう人もいるかも・・・
悪く言えば、単調で、パッとしない映画でした。
若い方には、物足りないだろうと思います。
でも、年配の方々には、とても懐かしく、穏やかに見れるだろうし、
静かな感動を覚えると思います。
昔の映画が流れたりもするので、なおさらだろうし・・・
純愛をテーマにしているので、ドロドロした所もなく、いやらしさもなく、
ほんとにきれいな映画です。
そして、京都の街が舞台ですので、季節の移ろいも美しく、趣がありました。
映像も、クッキリ、ハッキリした感じではなくて、やわらかい感じで昭和っぽかったです。
こういう静かな優しい映画も、時には、いいものです。
浅田次郎さんの原作の映画化は最近多いですけど・・・
ざっと挙げるだけで「地下鉄に乗って」「椿山課長の七日間」「憑神」
この3本共、見てますが、今回のオリヲン座の雰囲気が1番好きです。
ワタシは、加瀬さんの大ファンだし、宮沢さんも好きだし、この二人が演じる若い頃のシーンが、
半分以上占めていたのが大きな理由になってると思いますが・・・
留吉が、蛍をトヨに見せようとして、持ち帰ったシーンが1番好きです。
美しいものを見たら、自分の好きな人にも、それを見せたいと思う・・・
言葉では言えなかったけど、留吉の想いは伝わってきました。
監督は、三枝健起さん。
NHKに入社して「新日本紀行」などのドキュメンタリーを手掛けていたそうです。
劇中、ホタルが飛ぶ美しいシーンがあるのですが、そんな風景も撮られたのかもしれません。
今はシネコンの普及でオリヲン座のような小さな映画館が消えていってます。
オリヲン座は映画の中の話なのに、何か寂しさを感じました。
ワタシは映画館が大好きですから・・・
静かで、優しい映画でした。年配の方々には、特にオススメしたいです。
2007年11月23日
仮面ライダー THE NEXT

夏休みに、お子ちゃまにまみれて「仮面ライダー電王」を見たワタシですけど、
今回はPG−12、大人向けの仮面ライダーです。
さすがに、お子ちゃまなんていません。
平日の観賞だったせいもありますが、アベック1組、野郎2人、そしてワタシの5人でした。
別に仮面ライダーの熱烈なファンでもなく、
主人公を演じる黄川田さんのファンでもないんですけど・・・
1作目も見たから、その流れという事で・・・
本当は、そういう事にしときたいんですけどね・・・
正直に言うと、前売り特典欲しさです(笑)
それも、勿体ぶらずに公開しちゃいます!
お立ち台の底が、ゴムで出来てて、スタンプになります。

どうです?
小さいのに、よく出来てるんですよね。
カワイイです♪どこがカワイイんだ?と言われそうですけど・・・
さてさて、肝心の映画の感想ですけど・・・
原作も知らないし、多分オバカな感想しか書けません(スミマセン)
一応、観賞記録という事で、書かせてもらいます。
「THE FIRST」の続編になってます。
最初の仮面ライダー、1号の本郷猛(黄川田将也)と、
2号の一文字隼人(高野八誠)がFIRSTに出てた2人です。
今作より、新たに3号の風見志郎(加藤和樹)が加わります。
この3号さん、目が緑色に光ります。
わぁ〜初歩的な説明ですね。笑われそうです〜
こうなったら、オバカ全開の捨て身で行きますわ!
バイクアクションがすごかった!そのシーンは、口がポカンですわ!
他のアクションシーンも、さすが大人向けでした。
良い子の仮面ライダーが、2匹だったのが、今回1匹加わって、3匹になりました。
ワタシ的には、コレが1番印象に残ってます。
コスチュームの違いなんて、わかりませ〜ん。
光った目の色で、「コイツ3号だ」「コイツ1号だ」としか見分けられませ〜ん。
でも、いつも目が光っているワケではないので、まだ3号さんが悪い子の時のバトルシーンは、
どっちがどっちか、わかんない事も・・・
その時は、ショッカーのヤツらの動きを見て状況を判断してました。
話がそれちゃうけど、ワタシ、ショッカーが好きで、ヤツらが奇声を上げて登場すると、
「待ってました!」
でも、たま〜に太った人とかが混じってると許せません!
ショッカーは、細くてヒョロっとしてる人に限ります。
東映さん、そこんところ、よろしくです!
それから出てくる2人の女の子は、グラビアアイドルのように、カワイイ子でした。
野郎2人共、身を乗り出して観賞してました。
中盤くらいからは、少し面白くなって、楽しめました。
一つ不満を言うと、ショッカーのボス役で、田口トモロヲさんが出てるんですけど、
ギャグになりそうなくらい似合ってません〜やめといた方がヨカッタです。
このシリーズは、まだまだ続きそうですね。
今度からは、3匹で戦ってくれるのかな?
仮面ライダーに変身した彼らは、実にカッコイイです!
人間の時の3人は、ワタシの好みじゃないけど・・・
そして、ストーリーも電王の方が面白かった!
コスチュームはカッコイイんだから、脚本を工夫すれば、いいと思うんだけどな〜
でも、次も見に行きますヨ♪
イマイチでも、何かいい所があるものです。
2007年11月21日
ボーン・アルティメイタム

「ジェイソン・ボーン」シリーズの最終章、
完結編です。
ボーンの最期を見届けたいと思う反面、
もう、このシリーズともお別れなんだわと、
チョット複雑な気分でした。
CIAの暗殺者養成プロジェクトが生んだ最高傑作だったボーンが記憶をなくした時から始まった「自分さがしの旅」
今までのヒーローと違って、ハイテクを駆使しないし、ただ自分を殺そうとする者を倒してゆくだけ・・・
別に正義感が強いわけでもなくて、世界の為に・・・なんていうキレイ事なんて存在しない。
ただ旅を続けるうちに、愛する人を見つけ、その人を守ろうとするだけ・・・
でも彼に共感してしまう。
「自分は誰?」という真実を探し求める孤独な姿に惹かれてしまう。
自分に対して、不安定な人は多いと思うのだ。
目障りになったら、抹殺してしまう。
役に立たなくなったら、それで終わり。
人間を戦闘ロボット化して、思い通りにする組織。
闇の中で葬られるはずだった主人公が、組織の思い通りにならずに、スゴイ身体能力を使って、相手をバッタ、バッタと倒していくのは快感!
彼は正義の為には戦わないから、社会的なモラルの重圧からも精神を開放してくれる。
ただ、殺されそうになるから殺す。本能的なヒーローだと思う。
ジェイソン・ボーンを演じる時のマッド・デイモンは、なんでこんなにカッコイイんだろう?
他の作品では、猿顔にしか見えない事が多いのにね〜
とにかく、ボーンシリーズのマッドは最高です!
言葉少なく寡黙で、ふと見せる表情の変化にクラッとなりそうになります(笑)
2002年の「ボーン・アイデンティティ」で、アクションをする彼を初めて見た時、
こんなに、身体能力が高かったんだ〜とスゴクオドロキました。
2004年の「ボーン・スプレマシー」では、それ以上のアクションだったし、
今回も劣ろえてなかったです。
あっ肝心の映画の感想は、まだでしたね。
見る前から期待大だと思うんですけど・・・
期待通りだと思いますヨ!面白かったです!
今回も世界の都市を飛び回るので、風景もめまぐるしく変わるし、CGなんて使わないオールロケですから、臨場感に溢れてました。
アクションも途切れないで、スピード感もあります。
すごいなぁ〜と思ったのは、スピードがある格闘シーンでも、人の動きがよくわかった事。
殴り合いのシーンでも、どんな体制でやってるのかが、よくわかるんですよね。
イマイチだったのは、音響くらいです。
追いかけられるシーンとかの音が、やたら大きいし、音楽で盛り上げすぎかな〜と思いました。
もっと、押さえてくれた方が、よかったと思う。
監督は、2作目と同じポール・グリーングラス。
ジャーナリスト出身の監督さんです。
前作は、話題となった「ユナイテッド93」です。
面白さは、「ボーン・スプレマシー」の方が、正直言って、上だったけど、
今回は完結する為のストーリーだから、これは、これで十分すぎる位の作品です。
謎が多い程、引っ張られますから・・・
完結編を飾る最後のワンショットは、見た方でしたら、誰もが、彼女のように、ニンマリすると思う。
ワタシも「上手いなぁ〜」と、ニンマリしてしまった(笑)
そして「あっやられた!」と、思っちゃいました。
ボーンには、非業の死なんて似合わない。
世界の何処で、しぶとく生きているハズ。
彼は、本能のヒーローだもの・・・
2007年11月17日
ALWAYS 続・三丁目の夕日

不覚にも泣いてしまいました。
「フラガール」の時以来かな?
いい映画でしたね〜
ワタシ的にはパーフェクトに近いです。
ヒットしたら、続編を作る・・・
というのは、お決まりのパターンですけど、
続編を作ることによって、物語を完結させてる感じでした。
お馴染みの登場人物は、勿論のこと、新たに加わった住人たちのストーリーも
見事に絡み合ってました。脚本も素晴らしいです。
監督さんは、前回と同じ山崎貴(やまざきたかし)
特撮出身の監督さんです。
今回、古沢良太さんと共同で脚本も担当してます。
古沢さんと言えば、あの「キサラギ」の脚本家です。
続編のメインのお話は、茶川(吉岡秀隆)とヒロミ(小雪)の恋のゆくえでした。
前回は、ヒロミが黙って去って行くという悲しい別れだったのですが、
続編では、二人の幸せな結末を見届けられました。
2年前の作品が前編、そして、今回の作品が後編という感じで、2つで1つの作品になってる・・・
と思うくらい完成度は高いです。
ワタシ・・・ホメ過ぎかな?
いやいや、ワタシは、とても満足したので、褒めちゃいましょう(笑)
ワタシ的には、後編である今回の方が、ダンゼン好きですし・・・
冒頭のシーンは、オドロキました。
考えてもなかったサプライズ!
でも、ワタシは彼?は大好きでしたし、三丁目の時代に暴れまくる彼?を見れて、感激!
監督が、1番こだわったオープニングです。
その後、2分半に及ぶ長回しで、すっかり昭和34年にタイムスリップしてしまいました。
「また、三丁目に戻ってこれたんだ!」って・・・
日本橋からの眺めって、こうだったんだ〜
昔のこだま号は、こうだったんだ〜
昔の羽田空港は、こうだったんだ〜
楽しかったですね〜昭和34年にタイムスリップしたようでした。
レトロ大好きなんで、相当、目が泳いでました(笑)ヤバかったです!
トモエさんが使ってたハンドクリームのケースなんて、ピンクで可愛いかった!
ローラー付きの洗濯機なんて、よく見つけてきたな〜と思います。
文句なしのオススメ映画です!
前作以上のヒットでしょうね。
そうすると・・・また続編?
いやいや、この映画は、前編、後編で完結してるんで、またやるとしたら第二部という事で・・・
でも、ワタシ的には、これで終わりがいいかなと思う。
夕日を眺めるラストシーンが幸福感に満ちてて、その余韻がずっと続いてほしいと思うから・・・
シアワセに満ちた映画です。
主題歌は、BUMP OF CHICKENが担当してます。
幼稚園からの幼なじみの4人組です。
ボーカルの藤原さんは、絵心があって、ステキなイラストを書きます。
ワタシは、彼らの詞が好きで、実は大ファン!
ライヴに行った時、CDで聞いたのと同じで、歌が上手いなと思いました。
ワタシは「K」という曲が好きです。
2007年11月12日
恋空

見終わった後、何か心が温かくて、
優しい気持ちになりました。
シアワセ気分でした・・・
家に帰ってからもずっと・・・
今、映画の事を思い出しながら、レビューを書き始めると、また思い出して、温かい気持ちになります。
主人公、美嘉のピュアで、真っすぐで、一途な恋に、とても心を動かされました。
この映画は、ネットのケータイ小説の映画化です。
映画の中の主人公、美嘉は、この小説の作者、実体験を元に書かれてます。
主人公と同年代の高校生だけでなくて、いろんな年代の方々にも、是非見てほしいです。
何か、心を動かされるものを感じると思います。
若い人たちが見る映画と、決めつけないで、見てほしい!オススメします!
主人公、美嘉には、いろんな試練や悲しい事が降りかかって、
見てると切なくて、苦しくなるんだけど、
映画を見終わった後は、満たされた気分になっているんです。
不思議な映画でした・・・
主人公、美嘉を演じたのは、新垣結衣さん。
ポッキーのCMに出てます。(きのうはポッキーの日でしたね〜)
ホント、かわいくて、キラキラしてました。
ワタシも、ガッキーの虜です(笑)
ヒロ役は、三浦春馬君。まだ、17歳なんですよね。
「キャッチアウェーブ」というサーフィンの映画で主人公を演じてた頃から見ると
グッと成長して、男っぼくなってて、別人のようでした。
美嘉がヒロの事を「川のような人」とたとえてたけど・・・
すごく、わかる・・・
止まる間もなく、流れて、どんどん先に行っちゃう・・・
女性は、そんな人に、多分弱いと思う(笑)
ヒロと美嘉が高校生の時のシーンは、ほぼ大分県で撮影されているそうです。
まだ、こんなにステキな青い空や、緑の土手が残っているんですね。
2人の思い出の場所である、河原の一本木は、宇佐市にあるそうです。
あと、海が見える高校は、旧県立佐賀関高校。
関アジ、関サバで有名な所です。
旧と書いたのは、3月で廃校になっているから・・・
廃校になったばかりの高校を使って、ロケをしたようです。
2人が自転車で走るシーンは、大分市にある大野川の河川敷。
赤い橋と鉄橋と一本木があって、広い空が広がっている場所・・・
そこには、いつか行ってみたいですね。
行ったら、ロケ地の看板が立ってるかも・・・
切なく、悲しいラブストーリーだけど
下を向かず、前を真っすぐ見つめているような・・・
あんなに、相手の事を大好きでいられるなんて、眩しかったです。
切ない話だったのに、見た後、幸せな気持ちになれる不思議な映画でした。
ミスチルの主題歌が、ハマリすぎるほどピッタリで・・・これにも、やられちゃいました!
これからは、思い出したように、青い空を見上げてみたいです。
2007年11月11日
ブレイブワン

終始、主演のジョディ・フォスターの熱演に
圧倒されました。
まさに「鬼気迫る」という言葉がピッタリ!
前作「フライトプラン」で闘う女性を演じた
ジョディ。
その時も身体鍛えてるなぁ〜と思ってたら
今回は「ダイハード」を思い出しちゃうような
タンクトップ・・・
ジョディは、どこまで強くなっちゃうのでしょう・・・
闘う女性キャラが定着しそうなくらい、
カッコイイです。
ストーリーは、結婚を目の前に控えたある日、愛犬と公園を散歩中に、3人の暴漢に襲われ、
婚約者は死亡、自らも瀕死の重傷を負います。
護身用に手に入れた拳銃で、最初は自分を守る為に引き金を引くのですが、その瞬間から彼女の中で何かが変わってしまう・・・
前作の「フライトプラン」よりも面白かったです。
時間を忘れるくらい見入ってしまいました。
ただ、見る方の倫理観の違いが出る作品だとは思います。
チラシに書いてある「許せますか、彼女の選択」
そう、言われてみれば、そういう見方も出来る作品でした。
でも、ワタシはあくまでも娯楽作品として見てたので、難しい事は考えずに、楽しみました。
とにかくジョディの渾身の演技が素晴らしいです。
ラストの展開が意外だったのですが・・・
このラストも意見が分かれそうです。
何、甘い事やってんの?と言う方は、多いかも・・・
ワタシはヒロインに感情移入してたので、
「あ〜ヨカッタ!」と思ってしまいました。ハイ!ワタシは甘いです(笑)
監督は「クライング・ゲーム」(1992年)のニール・ジョーダン。
鬼才と呼ばれている監督さんです。
ジョディ・フォスターの直訴によって監督を引き受けたそう・・・
だから、ジョディも熱演で応えたのでしょうね。
「ジョディ・フォスターって、やっぱりスゴイ!」と再認識させられた1本でした。
2007年11月07日
インベージョン

宇宙から持ち込まれた微生物が人間に寄生し、レム睡眠に至ると発症。
一晩明けて、眠りから覚めると、外見は何一つ変わらないのに感情が失われてしまう。
人の心を保ち続けるには、永遠に眠らずにいる事しかない・・・
面白かったですね〜
ジャンル的には、サスペンス・スリラーになると思いますが、最後まで、ドキドキ、ハラハラさせられました。
主演のニコール・キッドマンが、
とにかく上手いです!
母の強さをビシビシ感じちゃいました。
そして、美しい!
今回、シースルーの下着姿も披露してくれてますが、セクシーさよりも、芸術的な美しさのようなものを感じちゃいました。
ニコールは、切迫した演技をやっても、キンキンしてなくって、見やすいって言うか・・・
ワタシ的には大助かりでした。
女優さんによっちゃあ、ヒステリーっぱくなっちゃったり、叫ぶ声がうるさくって、見てるこっちが、
逃げ出したくなる事だってあります。
映画自体は、ヨカッタのに、あの女優さんがジャマだった・・・
な〜んて、よくあります。
叫ぶ演技って大事ですヨ。
ニコールと今回共演してるのは、ダニエル・クレイグ。
そう・・・あの007シリーズ最新作で、ジェームズ・ボンドをやられた方です。
実はワタシ・・・ダニエル見たさに、この映画を見ました。
(ワタシも彼の色気にやられちゃった一人です)
今回は、アクションは、ほとんどなかったんですけど、又、スクリーンで彼に会えただけでも、
シアワセです♪♪♪
007最新作の時とは、感じが違ってて、どちらかと言うと「ミュンヘン」に出てた時の感じに
似てました。
そして、キャロル(ニコール・キッドマン)の息子役をやった男の子が可愛かった。
もちろん、キンキン、うるさくないです(笑)
人間は感情の動物だと聞いた事がありますが、喜怒哀楽といった感情が全くなくなったら、
人を愛する心もなくなってしまいます。
もし、愛する息子を愛せなくなったら・・・
主人公キャロル(ニコール・キッドマン)は、愛する息子を助け出す為、汚染された街へと
入って行きます。
でも、眠ってしまったら、自分でなくなる・・・
感情を見せたら、捕まってしまう・・・
抵抗したら、殺されてしまう・・・
スゴイ緊張感でした。
主人公キャロルが、街中を無表情で歩くシーンだけでも、ドキドキします。
やはり、ヒルシュビーゲル監督、上手いです!
俳優さんも一流の方ばかりですけど、観客の緊張感を持続させてくれたのは、
シーンごとの繋ぎ方が上手いんだと思いました。
久々に、ニコール・キッドマンの魅力全開の映画です。
2007年11月04日
ヘアスプレー

めちゃくちゃミュージカル映画でした。
終始、歌って踊って・・・ここまでミュージカルだとは思わなかったです。
でも、楽しかった〜♪♪♪
ここまで楽しいミュージカル映画を見たのは初めてかも・・・
「ミュージカルはチョットねぇ〜」と言う方でも、ゼッタイ大丈夫だと思う。
ただ、冒頭からガンガン飛ばしちゃってるので、そのBigなパワーに驚いちゃうかもです。
そして、ニッキー・ブロンスキーが演じる
トレーシーの魅力に、一気に引き込まれちゃうと思いますヨ!
あの「シカゴ」の製作陣が作ったこの映画。
ワタシ的には、「シカゴ」よりも「プロデューサーズ」よりも上でした。
歌とダンスの素晴らしさは、もちろんの事、その豪華なキャストもすごい!
60年代のファッションもカラフルでオシャレで、洋服見てるだけでも楽しかった!
見てるだけでも、ハッピー気分になれる・・・そんな映画でした。
監督は、アダム・シャンクマン。
デビュー作は「ウェディング・プランナー」
アクション俳優だったヴィン・ディーゼルが主演した「キャプテン・ウルフ」も、そうです。
あのヴィンが、子守り役をやったりして、面白かった。
監督は、元々ダンサーで、振付師。
オリジナル版の大ファンだし、この映画を撮る事は念願だったそうです。
映画の時代背景として、黒人に対する差別問題が出てくるけど、トレーシーの明るさで、全く暗さを感じさせませんでした。
メッセージの一つとしてはあるけど、そこに全てが流れて行かなかったのがヨカッタです。
そうなったら、楽しい映画にならなかったと思うから・・・
さてさて、母親エドナ役をやったのは、女装して、ファットスーツを着こなして?くれた
ジョン・トラボルタですヨ!
トラボルタ母さんが、とにかく可愛かったです!ワタシ的には彼女?が1番かな・・・
もし、知らなかったら、最後まで気付かなかったくらい完璧。
しぐさも女らしく・・・もちろん、歌って、踊ってくれます。
父親ウィルバー役は、クリストファー・ウォーケン。
ワタシ的には悪役の印象が強かったんですけど、今回は、トラボルタ母さんに夢中で
首ったけの、チョット頼りない夫役。
歌もダンスも上手いなあと思ってたら、元々はミュージカル俳優さんでした。
今、公開されている「スターダスト」では、邪悪な魔女役をやっている
ミシェル・ファイファー。
今回も完璧な邪悪さ。上手いですね〜
でも、とっても美しくて・・・ハリウッド女優だな〜と感心しちゃいます。
ワタシは、映画を面白くするのは、悪役のおかげだと思っているんです。
だから、ミシェルは、素晴らしかった。
太めのヒロイン、トレーシーの王子様リンク役は、ザック・エフロン君。
イケメンです!ワタシ的、大満足!
やっぱ、イケメンが出てこない映画は、つまんない!
1987年生まれなので、若いですね〜
あの有名な「フットルース」のリメイク版では、主演やってくれるそうですヨ。
あの曲、大好きなんで・・・楽しみです!
容姿は、人を包んでいる殻にすぎない・・・
理解は出来ても、ナットクはしてなかったワタシでした。
はち切れそうに太ってて、チビだし・・・
まともに考えたら、そんな女の子が、大人気のダンス番組で踊れて、カッコイイ彼氏と
両想い・・・
ありえな〜い!と思います。
でも、この映画を見たら、素直に中身が大事と思えた。
外見まで、愛おしいと思える程、Bigな魅力に、やられちゃった!
今までの映画では出会えなかった新しいヒロインでした。
幸せな気持ちになれる映画・・・オススメします!
2007年10月31日
サッド ヴァケイション

舞台になるのは、青山監督の故郷、北九州。
北九州を舞台にした映画で忘れられないのが、佐々部清監督の「チルソクの夏」です。
佐々部監督も、故郷を舞台にして作られてました。
その時も、北九州の方々が、うらやましかったのですが、今回の「サッドヴァケイション」も、すばらしい映画で・・・
ホント、北九州の方々が、うらやましいです!
映画の中では、北九州の方言が飛び交っていて、意味が分からない所もありました。
それを、わかりやすい言葉に置き換えてない所に、青山監督の、こだわりや思い入れを
感じます。
意味が、わかんないけど、気持ちはなんとなくわかるっていうか・・・
心で、ド〜ンと受け取る言葉の力を感じました。
映画に出てくる登場人物は、みんなワケありの人間ばかりで、
そんな人たちが働いている間宮運送は、吹き溜まりのような感じ・・・
彼らは、共に暮らしているけど、相手に深入りせず、ある一定の距離を保っています。
それが、そこで暮らすルール。
でも、お互い支え合ってる。
武骨だけど、温かい。
監督が描きたかった北九州は、そうじゃなかったのかな?と・・・
武骨で、荒々しいけど、温かい街なんだろうな・・・
主人公の健次を、浅野忠信さんが演じてます。
元々、浅野さんの声は、聞き取りにくいのですが、今回は方言も加わって、
もっと聞き取りにくかったです。
だから、映画館より、DVDで見た方が、見やすいかな〜と思いました。
他にも豪華なキャストで、オダギリジョーさんや宮崎あおいさんがワケありの住人を演じてます。
この映画で、1番存在感を感じたのは、石田えりさんでした。
幼かった健次を捨てて出て行った母親の役です。
普通、捨てた負い目があるから、弱腰になるのが普通だけど、誰に対しても強気。
堂々としてて、後ろに引いたりしない。
でも相手を大きく包んでしまう母性に溢れている。
あぁ〜これじゃあ誰も、太刀打ち出来ないなぁ〜と思う。
ワタシも、とてもじゃないけど無理。あそこまで強気になれない。
浅野さんの母親という設定は、アンバランスでしたが、ワタシは綺麗な人の方がいいので、
おかしくても、コレでいいです(笑)
今の夫でもあり、仏さまのように優しい間宮社長も
捨てられた仕返しをしようと思っていた主人公でさえも
彼女の回りを、回っているような感じがしました。
北九州と山口を結ぶ若戸大橋の全景が写し出されるのですが、外国映画のようなシーンになってます。
ジョニー・サンダースが歌うテーマ曲も、とてもステキ!
その赤い橋のたもとに、吹き溜まりの間宮運送があり、そこに、いろんな人たちが流れ着き、
支え合って生きている・・・
生身の人間を感じられる映画であり、秀作だと思います。
2007年10月26日
幸せのレシピ

ハッピーエンドって、やっぱりいいものです。
予想通りの展開なんだけど、テンポもハギレもよくって、上手くまとめられている映画でした。
ワタシ自身が単純なせいだと思うけど、こんな素直な映画が好きです。
人によっては、ありきたりとか、物足りないと思われる方もいるとは、思いますが・・・
この作品、ドイツ映画「マーサの幸せレシピ」のハリウッド版リメイクだそうです。
でも主人公は、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの方が、綺麗だそうなんで・・・
やっぱ、ワタシは美女の方がいいかな(笑)
キャサリンは、飛びっきりの美人なので、ゴージャスな役柄を演じる事が多かったけど、
今回は普通に悩んだり、苦しんだりします。
そんな主人公の気持ちに共感しちゃいました。
実際、キャサリンは、よき母親だし、そんなプライベートな素顔も見れたような気がします。
女性が仕事上で、ある程度の地位をキープするのって、大変です。
こんな風に、一生懸命頑張っている人、多いと思う。
やっぱり、女って大変!
でも、力を与えてくれるのは、多分、母性なんだろうなって思う・・・
ケイトも亡き姉の遺児ゾーイを育てるようになって、変わっていった。
子供を育てる上で、まわりの人々に助けられる事は多いと思う。
少しずつ周りの人たちに助けてもらって、感謝と共に、自分の世界も広がってゆくんだろうな。
そして、人生を楽しく生きている陽気なニック(アーロン・エッカート)も登場。
彼から、厨房の外の世界に踏み出す勇気を、もらう。
最近、彼をスクリーンで見る事が多いですね〜
アーロンは、ボサボサ頭の方がいい!七三分けよりも(笑)
イタリアかぶれのアメリカ人の雰囲気が、よく出てました。
9歳のゾーイの役は、アビゲイル・ブレスリン。
「リトル・ミス・サンシャイン」で、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた小さな大女優です。
コロコロ太ってないぞ〜
腹がポッコリ出てないぞ〜
あの時は、ファットスーツを着てたらしくて、本当は太ってないと知ってたけど・・・・
やっぱり、彼女のお腹が気になって、凝視してしまいました。
大粒の涙を流すシーンなんて、さすがに上手かったです。
仕事も、恋も、子供も、全て手に入れる事って、むずかしい!
それを、悩みながらも手に出来た主人公。
でも、さすがに映画ですヨ!悩みながらも、手に入れちゃう(笑)
原題は「幸せのレシピ」ではないけど
幸せをつかむ為には、いつものレシピ通りの人生を送ってたら、ダメなんだって事を思いました。
一歩を踏み出せる勇気をもらえる映画です。
2007年10月20日
プラネット・テラー in グラインドハウス

「シン・シティ」のロバート・ロドリゲス監督の
最新作です。
先に公開されたクエンティン・タランティーノ監督の「デス・プルーフinグラインドハウス」との2本立が本来の姿です。
本国アメリカでは、2本立で上映されたのですが、日本では別々に公開されました。
アメリカ版では、フェイク予告が4本も入ってるそうです。
いいなあ〜全部見せてほしい!
ロドリゲス監督の作った予告編「マチューテ」の主人公を演じたダニー・トレホは
「スパイキッズ」シリーズに出てた優しい
おじさんマチューテ。
予告編だから、短いんだけど、しっかりストーリーも分かって面白かったです!
メキシコ版ヒーローアクションのようでした。
DVDになったら、特典で付くかな?
ワタシ、お遊び大好きなんですヨ!
「デス・プルーフ」も、すんごく楽しくて、ぶっ飛んだけど、「プラネット・テラー」も大満足でした!
「デス・プルーフ」は殺人鬼スタントマン・マイク 対 美女といった構図でシンプル、
わかりやすかった!
本能をダイレクトに刺激された感じ・・・
「プラネット・テラー」の方が、いろんなキャラクターが出てきます。
恋愛もあったりするし、ラストは救世主の神話のようでした。
デスの、あのクレージーさも大好きだし、プラネットのストーリー性も大好きです。
それに、楽しいゾンビ映画を見たのは、初めてですもん(笑)
デスでも、タランティーノが俳優として出てたけど、プラネットでも出てます。
それも、出番多い!
そして、スゴク、エロいです!!
とにかく、ゾンビが、どんどん増えて、そいつらが襲ってきます。
ゾンビに片脚を食われた美女チェリーは、脚の代わりにマシンガンを装着。
「ダッダッダッ」と撃ちまくって、そりゃあ〜カッコイイんです!
お決まりのごとく、美女らはホットパンツ。
足フェチのタランティーノは、ウレシイだろうな♪
ゾンビのボスは、ブルース・ウィリスが演じてました。
クールでしたね。歳をとった方が、いいなぁ〜と思った。
ゾンビらと闘う伝説的なヒーロー、エル・レイ役は、フレディ・ロドリゲス。
小柄のアンチ・ヒーローなんだけど、強い!強い!
それも急に、その武術を披露してくれるもんだから・・・
「うわぁ〜強いワケ?」インパクトありました。
この人「ポセイドン」でウェーター役やってて、「ボビー」でコックやってたと思う。
どっちも似たような白い服着てたような気がする・・・
この映画を機に本格アクションスターに転身するかも?
強くなさそうなんだけど、闘ったらスゴいんです!みたいなヒーロー。
グラインドハウスっていうのは、70年代の2本立のB級映画の事だけど・・・
デスとプラネットの2本立は、超A級映画だと思う。
フェイクの予告編まで、手抜きなしで作ってて、そのこだわりも好きです。
DVDが出たら、絶対欲しい!
超A級グラインドハウスムービーの楽しさを味わえる2本、オススメします!
2007年10月17日
エディット・ピアフ 愛の讃歌

彼女が残した名曲「愛の讃歌」
「バラ色の人生」は有名です。
「あなたの燃える手で、あたしを抱きしめて・・・」
この有名なフレーズの「愛の讃歌」の生みの親が、エディット・ピアフ。
ワタシは名前だけしか知らなくて、名前の由来や、どんな人生を歩んだ女性だったのか?
とても興味深かったです。
映画は、幼少期から少女時代、そして死にいたるまでの47年の人生を描いてました。
47歳といえば、まだ若いですけど、死の直前の頃は、80歳位のおばあちゃんにしか見えませんでした。
だから主人公を演じた、マリオン・コティヤールの実際の年齢が、全く読めなかったです。
「結構、歳いってるかも〜」と想像してたら・・・
若くて、とても綺麗な女優さんじゃあないですか!
映画の中の、あの醜さは、メイクと演技だったんですね〜
それにしても、すごいな〜とオドロキました。
この映画を見てヨカッタのは、歌がとにかく素晴らしい!
もう、それだけで「ヨカッタ!」と思います。
でも、映画の中で描かれるピアフ自身には、共感は持てなかったです。
アルコールに溺れてたし、モルヒネ中毒でもあったし、上品な振る舞いとは程遠かったし・・・
ワタシ的には、好きになれないタイプでした。
本当のピアフは、あんなに素晴らしい歌を唄う人だから、情に厚く、慈悲深い人だったと
思うのですが・・・
映画の中では、アル中のゴーマン女にしか感じられなくて、主人公の気持ちには
リンク出来なかったです。
そして、沢山の男性がピアフの回りに居るけど、みんな同じようにしか見えなくて、イマイチわかんない。
唯一、わかったのはピアフの最愛の人、ボクサーのマルセルだけ。
マルセルの死後、ピアフは2度結婚してるけど、2番目の夫は、20歳も若いツバメ。
その彼の印象も薄い。
でも、マルセルだけが目立ってくれたら、他はどうでもよかったのかもしれないですね・・・
音楽が好きな方だったら、彼女の歌を聞くだけでも見る価値はアリです!
ワタシ的コメントとしては
「主人公を好きになれなかったけど、彼女の歌声には、ホレちゃった」ですかね〜
今日は、パッとした感想が書けませんでした。
今、多忙で疲労困憊しているせいかも・・・
頭が、全くまわりません(汗)
余談ですが、SOPHIA(ソフィア)というロックバンドは、ライブ開始直前に「愛の讃歌」を、
終了時に「バラ色の人生」を流しているそうです。
ステキですね〜
ワタシもライブチケット取る為に、電話の前で粘った事あるんですけど、
つながんなくってダメでした〜
ライブ会場で、聞いてみたいものです!
2007年10月11日
天然コケッコー

「ド田舎バンザイ!」の映画でした。
ゆったりと流れる時間の中に、すっぽり包まれて、心地よかったです。
主人公の右田そよ役をやった夏帆さんが、
とびっきりカワイイ!
ワタシ的には、彼女を見てるだけでもOKの
映画でした。
全国生徒が、たったの6人の分校に、ある日イケメン転校生が、やってくるところから始まります。
転校生、大沢君を演じた岡田将生さんは、スタイル抜群、オシャレで、クールなイケメンさんにピッタリでした。
やっぱり、美男美女、もしくはカッコイイ&カワイイがいいですね〜
特に、ワタシ的には必須条件。
夏帆さんと岡田君は、そこに居るだけで、キラキラしてて、ハッとさせられました。
こんなキラキラ感って、あの頃しかなかったものだなあ〜と思う。
記憶の中では、光に包まれた瞬間なんだけど、それが目の前に広がってました。
なんとも懐かしくて、羨ましくて、そしてシアワセな気分にさせてもらった映画です。
でも、ストーリーはキレイ事ばかりではなくて、友達から嫉まれた事や、
自分では気がつかずに友達を傷つけていた事に対して、自分を責めたり、
急に大泣きしてしまったり、そんな青春のイタイ部分も、しっかり描かれてました。
監督は「リンダ・リンダ・リンダ」の山下敦弘(のぶひろ)
毎日続いている日常を、ステキな瞬間に変えてくれる監督さんです。
そして脚本は、渡辺あやさん。原作の大ファンだったそうです。
デビュー作は「ジョゼと虎と魚たち」
そして、あの「メゾン・ド・ヒミコ」も書かれてます。
ワタシが大好きな脚本家さんです。
主人公、そよのお父さんは佐藤浩市さんでした。
あまりにも、普通のお父さんだったので・・・
「スキヤキウエスタン・ジャンゴ」の後遺症か?ギャップに苦しみました(笑)
お母さんは、夏川結衣さん。
若手のフレッシュな魅力が、ベテランの存在感に支えられて、思いっきり輝けたような気が
します。
映画は、そんなに大事件が起こるわけでもなく、スローに流れてゆきます。
その空気感の心地よさを楽しんでほしい作品です。
かつて、存在していたあの頃、
普通に流れていた日常のキラメキが
スクリーンの中に溢れてました。
2007年10月10日
パーフェクト・ストレンジャー

正確な時間はわかんなかったけど、その通りでした。
さすが!単純なワタシです(笑)
素直に騙されました。
この映画は予備知識なしで見られた方が、
ゼッタイ楽しめます。
タイトルの「パーフェクト・ストレンジャー」とは・・・
「完全な別人」という意味でした。
映画の中で出てくるインターネットの世界。
ネットの世界だったら、誰でも「完全な別人」になろうと思えば出来るでしょうね。
映画の中の登場人物も、ネットの世界では
違う人間になってました。
ワタシはチャットというのを、やった事がないのですが、
男が女に、女が男に、化けてるなんて、しょっちゅうある事だって友人が言ってました。
自分は化けるのはヘタだから、一生やる事はないだろうな〜
主人公を演じたハル・ベリーが綺麗すぎます!
ホントに美しかったですね。この美しさは、人を騙しちゃいます。
彼女だからこそ、この映画は成功したと思います。
そして、ブルース・ウィリスも色気がありました。
エロ親父なんだけど、モテるのがわかる♪わかる♪
あとは主人公の親友役のジョヴァンニ・リビシも、さすが上手かった。
彼は「ヘブン」という映画で有名になったと思いますが、イケメンというより演技派ですね。
主人公とは 男女の仲ではなく、親友の関係なんですが、
ワタシ的には理解に苦しんだところです。
ラストのどんでん返しの部分は、展開が早過ぎるような気がしました。
雑に感じたかな〜ツメが甘いと思っちゃいました。
でも、ラストのラストまで引き込まれた映画です。
ハル・ベリー、ブルース・ウィリス、ジョヴァンニ・リビシ、この3人の演技も見応え十分でした。
サスペンス・ミステリーが好きな方には、特にオススメです!
あ〜〜〜書きたい事沢山あるけど、ネタバレになっちゃうんで、書けません(涙)
「どうせ、誇大広告だわ!」と思ってるアナタ・・・
結構、騙してくれると思いますヨ!
2007年10月06日
クローズド・ノート

実は、公開日に見たのですが、例の「エリカ様騒動」を知って、映画の純粋な感想が
頭から飛んでしまいました。
う〜ん主演なんだから、あれはダメですね〜
どんなに、いい映画で、いい演技をしたとしても、お客さんが見たいと思ってくれなきゃ意味ないです。
たとえ、あれが素で、常識が欠けてたとしても女優として最後まで化けてほしかった。
せいぜい30分位の事なのに・・・
それが、ワタシの本音です。
映画は、ヨカッタです。
映像も美しかったし、ノートの中で語られる世界と、現実の世界が一つの画面で
シンクロしてゆくところなんて、行定監督って、上手いな〜って改めて思いました。
映画が始まってすぐに主人公の気持ちの中に入ってゆけたっていうか・・・
気持ちをラストまで、ずっと共有出来ました。
公開日に見られた方は、ワタシと同じように、素直に映画を受け入れられたと思う。
でも、その後、例の言動を知ったら素直に主人公を受け入れられたかは、わかんない。
初日に見れてヨカッタです!
ワタシの友人は「絶対見たくない!」って言ってたもん!
「映画はよかったよ!」ってアピールしたけど、ダメだった。
いい映画なのに、残念・・・
でも正直、ワタシもパスしてたかも・・・
今、公開作品が沢山あって、見るのは、他にいっぱいあるわけで・・・
この映画をチョイスしてたか自信ないです。
監督は行定勲。
「世界の中心で愛をさけぶ」で有名だけど、前作は「遠くの空に消えた」でした。
行定監督はファンタジーっぽいのが好きなんじゃないかって思う。
主人公が大好きだった映画俳優が、ノートの世界では彼氏になってたりしてた。
上手い!と思ったのは、壁に貼られてたポスターから、その映画俳優が消えてた事。
主人公の空想の世界に行ったからなんだけど・・・
この演出は、ホント効果的でした。
細かく伏線も張られていて、ラストで、それがわかって「あぁ〜そうだったんだ〜」ってなる。
脚本も、よく練られてると思います。
主人公が想いを寄せる相手を演じたのは伊勢谷友介さん。
美大出身なので、イラストレーターの役はピッタリでした。
ワタシは美術が大好きなので、絵を描くシーンとかワクワクします。
「ハチミツとクローバー」の伊勢谷さんも美大生だったし、ヨカッタな〜
ノートの持ち主の小学生の教師役は、竹内結子さん。
もう美しくて、潔く、正しく、完璧な先生。
こんな先生が、日本にいるなんて考えられない(笑)
理想像なのかな?
現実離れしてたから、ファンタジーなのかな?とも思った。
他にも、永作博美さんとか、田中哲司さんとか、いい俳優さんが脇を固めてます。
映画の中で出てきた言葉・・・「確り」コレ「しっかり」と読みます。
ワタシも、一つ学習しました!
主題歌は、YUIさんが歌ってます。いい曲でした。
ただ一人の人を想い続ける一途さ、切なさ、そして残酷さに胸が締めつけられた映画でした。
2007年10月01日
ミス・ポーター

「ピーターラビット」を生み出した女性作家、
ビアトリクス・ポターの半生を描いた
作品です。
青い上着をはおったうさぎ、ピーターラビットは有名だけど、作者であるポターの事を知っている人は少ないと思う。
ワタシも以前はそうで、図書館でたまたま彼女に関する本を見つけて読んだ時、驚いた事があります。
ポターは上流階級の生まれで、裕福な家庭で育ったのに、親から独立して自分で生活しようとした事。
上流階級の女性が仕事を持とうとするなんて、当時は大変な事だったと思う。
それらは、この映画の中でも描かれてます。
この映画のタイトルは「ミス・ポター」
映画を見終わったら、なぜ、このタイトルを付けたのか?
なんとなく、わかるような気がします。
映画は、ヨカッタです!ワタシ的には好きな映画。
上映時間も1時間半位で、コンパクトにまとめられています。
ストーリーは、淡々と流れるように描かれてるので、人によっては盛り上がりに欠けてると感じたり、物足りないと思われる方もいるかも・・・
ワタシ的には、そんな風に、サラっと描いているところが好きなんですが・・・
ドラマチックに描いてないから、主人公を身近に感じました。
人の死というものは、ポコッとやってきます。
でも、時間は、いつも通り流れている。
ショックを受けた自分だけは時間を見失ってしまうけど、
日常は、そう変わりなく回っていくものです。
ビクトリスは才能に恵まれていたと思うけど、自分の好きな事を仕事に出来て、それで生活して
ゆけたから、それも一つの幸せだったと思う。
ワタシも、そうなれるんだったら、結婚はしなくていいと思ってます。
恋も仕事もうまくいく人生を望んでたら、いつかバチが当たっちゃう気がするんですよね〜
ワタシも意外と小心者だな(笑)
この映画は、女性が共感出来る部分が多いと思います。
監督は「ベイブ」でアカデミー賞にノミネートされたクリス・ヌーナン。
主人公ビアトリクスを、レニー・ゼルウィガー。
編集者のノーマンを、ユアン・マクレガーが演じてます。
二人は、以前「恋は邪魔者」という映画で共演してました。
この時のレニーは、バービー人形のようで、とても可愛いかったです。
ポップな色彩のカワイイ洋服だらけ・・・モロ、ワタシのツボでした。
イングランドの湖水地方の風景もたくさん出てくるし、ピーターラビットが生きているように動いて
くれたり、とにかくファンには、うれしい映像でした。
静かな美しい映画だったと思います。
2007年09月29日
アーサーとミニモイの不思議な国

字幕で見たかったのに、どこもやってない。
夜でさえも吹替だけ・・・
マドンナやディヴィット・ボウイやロバート・デ・ニーロの豪華版だったのに・・・
あ〜〜〜ガッカリ!でした。
ちなみに、日本の吹替は、主人公アーサーは神木君、セレニア王女はデスノートの戸田恵梨香さんでした。
セレニアの弟を、えなりかずき
(声優さんかと思った。さすが上手い)
そして、エンドロールまで気がつかなかったのが、悪の帝王をGacktさんがやってた事。
気が付かない位、上手かった!
あちらでは、ディヴィット・ボウイが
やった役です。
実写と3Dアニメが、融合した映画でした。
全く違和感なく見れました。
このミニモイの国というのは、主人公アーサーの家の裏庭に広がっているんです。
地下に都市があり、地上に出て、移動したりもします。
体長2ミリのミニモイにとっては、庭に咲いている花の中はベッドになるし、
水溜まりからの水の流れは川になっちゃう。
身体が小さくなって、人形のように変化するけど、共有してる空間は、同じだったんですよね。
そこが、想像してたのと違ってました。
監督はリュック・ベッソン。
こういうファンタジーまで作るんだな〜と思いました。
原作もベッソンが書いてるし、脚本だって書いている。
う〜ん、この人、どこまでスゴイんだろう・・・
でも、ベッソン監督の作品に出てくるヒロインの女性は、みんな似てます。
今回のセレニア王女もそう・・・みんな、ミラ・ジョボビッチに似てます。
いろんな作品を作るけど、女性の好みは変わらないみたいです。
ストーリーは、お子ちゃまでも理解出来る内容。
とても、わかりやすいです。やはり、子供向けだと思う。
まぁ〜だから吹替しかやらないんでしょうね。
DVDになった時に、字幕版を見るしかないな・・・
ストーリーは幼稚だったけど、映像の美しさ、スピード感、キャラクター達の魅力・・・
大人も楽しめる要素が、たくさんありました。
普通、ファンタジーは、異次元の世界に飛んだりしますが、この映画は、現実世界の空間と時間を共有してます。
そして、実写とアニメも共存してたし、なんか不思議な感覚を持ちました。
エンドロールが楽しいんですヨ!
出演者がミニモイになって登場します。
ベッソン監督もミニモイになって、登場して、おじきをしてくれます。
よく似てました!他のみんなもカワイイ!
こういうお遊びの部分が、ハリウッド映画とは、チト違います。
ファミリー映画として、オススメします。
家族で見られても、それぞれの年代で楽しめると思います。