2008年01月05日
魍魎の匣(もうりょうのはこ)

原作は、京極夏彦のベストセラーシリーズ。
2005年に公開された「姑獲鳥の夏」に続く、京極堂シリーズ第2弾です。
前作も劇場で鑑賞しましたが、あまり面白くなかったです。
途中まで、ストーリーが読めないし、暗〜いしで・・・
今回の第2弾の方が、全体的にキャラクターが明るくなってるし、
ストーリーも分かりやすくて、見やすいと思います。
それでも、京極夏彦さんの原作の映画化って大変みたいですね。
登場人物が多いし、それぞれに関わりがあるし、謎も1つではないですから・・・
今回、映画化するにあたって、原作を忠実に再現してある部分と、
大胆に脚色してある部分があるそうです。
京極堂を演じた堤真一さんと、探偵を演じた阿部寛さんは、前作からの続投。
作家の関口役は、前回は永瀬正敏さんでしたが、今回は椎名桔平さんです。
実は、堤さん、阿部さん、椎名さんの3人は、みんな1964年生まれの同級生なんです。
だから、息がピッタリで、演技をしなくても、昔から馴染んでいるって感じでした〜
主役をはれる3人の共演だけでなくて、他のキャストも豪華でした
クドカンが、あんな役柄を演じるなんて、意外でした。
そして、意外に上手くて、違和感を感じなかったです(コレ、ホメてます)
とにかく、出演されている俳優さんの中で、
「この人は、ミスキャストだわ」と思った人が1人もいなかったんですよね。
屋外のシーンは、ほとんど中国ロケをされていて、戦後の殺伐とした雰囲気が出てました。
室内のセットも大掛かりだったし、ロケも中国でやって、キャストも豪華・・・
お金かけてるなぁ〜と思います。
ワタシ的には、映画の京極堂シリーズは、ストーリーがややこしくて苦手ですけど、
今回の各キャラクターには魅力を感じました。
同級生3人組以外にも、刑事2人のキャラも笑えたし、マギー演じる記者もユニーク。
キャラクターの魅力を感じられた映画です。
それだけでも楽しめると思う。
でも、グロいシーンもあるので、苦手な方は要注意です。
Posted by サラ at 00:40│Comments(0)
│2007年公開映画
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