2020年01月24日

男はつらいよ50 お帰り寅さん




第1作の公開から50年経った2019年、50作目の最新作が作られました。
ストーリーは、登場人物たちの今を描いていて、主人公は、さくらの息子、
小説家になった満男です。

温かい作品で、ほっとします。
満男のストーリーも、しっかり描きつつ、今までの寅さんの映像が、違和感なく
溶け込んでました。
寅さんを愛していた世代の方々は、また寅さんに出会えて、嬉しかったと思う。
終盤、歴代のヒロインたちも、懐かしい映像で、登場します。
いろんな女優さんたちが、ヒロインやってたんですね。
まさに、50周年祭り!お帰り、寅さん!
  


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2020年01月22日

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け




「スター・ウォーズ」シリーズの9作目にして、完結編。
42年に渡り、描かれてきた戦いが、本作で幕を閉じます。

主人公、レイは、なぜフォースが覚醒したのか?
そして、ダークサイドに堕ちたカイロと、ジュダイの戦士レイの対決の行方は・・・

素晴らしいラストでした!
やっぱ2人は、心で繋がっていたから、こういう展開を待っていたんだヨ!
今までのストーリーの積み重ねも全て、収めてくれてました。
な~んか、ホッとしました。やっと安眠できるような(笑) (90点)
  


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2020年01月22日

ラスト・クリスマス




昨年の12月に、公開された作品。
クリスマスソングの定番、ワム!の「ラスト・クリスマス」をモチーフに
作られたラブストーリーになります。

主人公ケイトの前に現れた、不思議な青年、トム。
ケイトは、彼に惹かれてゆきますが、彼には、秘密が・・・

クリスマスの雰囲気が、たっぷり味わえます。
ストーリーのネタは、韓国ドラマっぽいです。
ワタシの頭の中では、シンクロしちゃいました。
「あっ!このネタって、あったよね」って感じ。
ワタシには、新鮮味はなかったけど、知らない人には、衝撃の展開で、
ファンタジーの要素も加わります。

美男美女だし、クリスマスだし、季節限定になっちゃうかもしれないけど、
楽しめると思う。                      (75点)

  


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2020年01月14日

カツベン!




周防正行監督、5年ぶりの新作となります。
今からおよそ100年前、映画にまだ音がなかった時代のお話です。
当時は、楽士の奏でる音楽に合わせ、通称“カツベン”と呼ばれる、活動弁士が
映画のストーリーを語ってました。

面白かったですね。さすが、周防監督作品、ハズレなし!って思った。
脇役の方々が、芸達者で、主演の成田凌さんを盛り立ててました。

劇中、上映されている映画の中にも、エッ?と思う俳優さんたちが出てくるので
要注意!お見逃しなく!           (78点)
  


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2020年01月10日

YESTERDAY イエスタデイ




「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督の最新作。
シネマbisで、1ヶ月以上、ロングラン上映されている作品です。

売れないシンガーソングライターのジャックが、あのビートルズの名曲を歌うと、たちまち人気者に・・・
それは、あのビートルズが、世の中に存在していない世界になっていたから・・・

奇想天外な設定だったけど、不思議と、嫌味がなかったです。
ビートルズの名曲が、たくさん出てくるので、それだけで楽しめました。
そして、あのエド・シーランも本人役で出演して、彼のツアーのオープニングアクトを
任したりします。
誰もが、笑顔になれる映画でした。

ただ1つ、言わせてもらうと、なぜ、主人公は、彼なの?
主人公を演じるインド系の俳優さんに、華がなさ過ぎて、パッとしません。
他の方からも、歌はいいけど、地味だったと言ってました。
主役は、ビートルズだったかなぁ~          (78点)
  


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2020年01月06日

ジュマンジ/ネクスト・レベル




古いTVゲームの世界に入り込んだ、4人の高校生の冒険を描いた「ジュマンジ」
現実世界に戻る為には、ゲームをクリアしなくてはいけません。
本作は、2年前に、大ヒットしたアドベンチャー大作の続編になります。

前作が、面白かったので、それを超えられるのかしらん?と、期待値が低かったけれど
今回もバッチリ!楽しませてくれました。
バグが発生して、2人のおじいちゃんも、ゲームの中に入ってきちゃうし、
新しいステージも、プラスされてます。
特に、ゲームキャラが、入れ替わるっていうのは、ナイスな設定でした。
脚本が、上手い具合に練られているなって思う。
ラストでは、また続編ありそうな展開でしたね。    (80点)
  


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2019年12月25日

屍人荘の殺人




今村昌弘さんの同名小説を、実写映画化。
原作は、国内主要ミステリー賞の4冠に、輝いた作品らしいです。

ロックフェス研究会の合宿で起こった密室殺人。
その謎に挑むのは、2人のホームズと、万年助手のワトソン。

正直な感想を言うと・・・ゾンビ映画とは思わなかった。
すみません、原作を知らないんで・・・
それに、中村倫也さんは、早々といなくなっちゃうし・・・
3人で、解決するのと、ちがうん?
ミステリーよりも、ゾンビたちの方が、インパクトあって、勝ってた。
チョット、期待ハズレ。
そして、ラストの中村さんの口パク、何言ってたんだろう?
チョー気になるーーー  後ろの男子2人も、そればっか言ってた。(75点)
  


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2019年12月22日

ルパン三世 THE FIRST




モンキー・パンチ先生の「ルパン三世」が、山崎貴監督・脚本で、初の3DCG化。

ルパンの祖父、アルセーヌ・ルパンが、唯一盗めなかった、伝説の秘宝に挑みます・・・

予告編が、イマイチでしたね。
だって、本編を見たら、凄く面白かったから(笑)
3DCGも有難い。
だって、3Dメガネが嫌いだから(笑)

ファミリーでも、友人同士でも、デートでも、シーンを選ばずに見れる作品です。(78点)
  


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2019年12月22日

午前0時、キスしに来てよ




可愛いJKの橋本環奈ちゃんを見たくて、鑑賞。
正直、やっと、その顔面を生かしてくれたか!って思った(笑)

中高生にとっては、夢のようなシンデレラストーリーでしょう。
特に、書くこともないので、終わります。(73点)
本作は、鑑賞記録ということで・・・
  


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2019年12月20日

ゾンビランド:ダブルタップ




2009年に公開された「ゾンビランド」の続編。
ルールを守り、10年もゾンビ社会を生き延びてきた4人。
劇中、彼らのキャラは、変わってません。
10年前と大きく違うのは、出演者4人全員が、アカデミー賞ノミネート俳優さんに
なったことでしょうか。
そう考えると、贅沢な映画です。

キャストも監督も脚本家も、超一流になった続編でしたが、
正直、前作の方が面白かった。
でも、スカではないのに、どうしてかしらん?と、考えるに、やっぱ新鮮さでしょうか?
明るく、楽しいゾンビ映画、初めてだったし、スカッと、やっつけてくれたしね。
「チョー面白かった!」のが「フツーに面白い」になっちゃった。
でも、超一流になっても、ゾンビをやっつけてくれるんだから、ありがたい。
劇中では、10年間も、やってんだもん(笑)       (75点)
  


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2019年12月15日

最初の晩餐




父が亡くなり、葬儀のために帰ってきた子供たち。
その通夜ふるまいで、母が出した料理は、目玉焼きでした・・・
懐かしい料理を食べるたびに、20年前、父と母が再婚し、5人で暮らした日々が蘇る。

常盤監督にとっては、長編レビュー作となります。
そして、監督によるオリジナル脚本作品です。

Tジョイのみでの上映でしたが、正直シネコンよりもシネマ5とかでやって欲しかった。
劇中、理由がわからなくて、もどかしく感じた部分もあったけど、見終わった後は
いい映画だったなぁ~と、しみじみ。
そして、とにかく森七菜さんの演技が、素晴らしい!
戸田恵梨香さんの中学時代を演じる脇役だったのに、1番印象に残りました。
いや、大分出身だからって、ひいき目じゃないですヨ。
本当に、中学生の多感な時期を演じる彼女に引き込まれちゃうんです。
いい作品だったので、記憶に留めておいてほしいです。  (80点)
  


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2019年12月15日

殺さない彼と死なない彼女




Twitter発の四コマ漫画を実写映画化。
「殺す」が口癖の彼と、「死にたい」が口癖の彼女。
2人の関係は、友達以上、恋人未満といった感じでした。

ストーリーは、間宮さんと桜井さんのお話が、メインで、それ以外に2つあります。
群像劇タイプかな?と思っていたら、ラストで、2年の時間差があったことがわかって・・・
あぁ~なるほどね・・・になった。
ワタシ的には、メインよりも、それ以外のストーリーの方が、共感出来ました。
ぶっちゃけ、桜井さんの力不足じゃないかな。
彼女の顔のアップ、ほとんどなかったもん。
写さなかったのか?写せなかったのか?
ゆうたろうさんは、上手かったなぁ~      (70点)
  


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2019年12月08日

アナと雪の女王2




待望の「アナと雪の女王」の続編になります。

期待通り!いや、それ以上!
映像は、前作よりも、より美しく進歩していたし、ストーリーも、奥行がありました。
前作以上になってた。絶賛しかないです(拍手)
是非、劇場の大きなスクリーンで、楽しんで下さい。  (90点)
  


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2019年12月08日

決算!忠臣蔵




忠臣蔵のお金事情をユニークに描いた時代劇。

中村義洋監督だったから、期待感があったけど、結果的には、まあまあ。
いわゆる忠臣蔵を期待してたら、コケちゃいます。
ぶっちゃけ、、吉本芸人が、出過ぎてる。
制作に、吉本興業が参加してる作品だから、こうなるんでしょうけど・・・

正直、そんなに笑えなかったし、忠臣蔵のカッコ良さも乏しかった。
スカではなかったけど、ワタシ的には、フライングでした。(68点)
  


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2019年12月08日

影踏み




「64-ロクヨン-」「半落ち」などのミステリー作家、横山秀夫さんの小説の実写映画化になります。
彼の小説の中では、異色で、泥棒という犯罪者が主人公。
その主人公を演じたのが、山崎まさよしさんでした。

正直な感想は、思っていたのとは違ってた・・・です。
小説は読んでないんで、映画だけの感想になりますが・・・
タイトルの「影踏み」って、そういうことだったのね。

主人公は、事件の真実を解き明かそうとするけど、それは、過去の自分への旅路となります。
真実は、何?何?ってなって、でも、ハッキリしなくって、イライラしてたら
違うドアが開いて、終わっちゃったみたいな感じです。
とりあえず、主人公が救われて、よかったです。     (70点)
  


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2019年12月08日

ガリーボーイ




ガリーとは、路地裏のこと。スラムで暮らしていた路地裏の少年が、
ラップで這い上がってゆくサクセスストーリーでした。
本作は、実在のラップ歌手が、モデルになってます。

インドでは、大ヒットしたそうです。
これは、インドの格差社会への不満や怒りが、そのままラップに込められていたからだと思う。
サクセスストーリーとしては、王道で、爽快感もあります。
ただ、日本人のワタシには、高評価にはついていけなくて、そこまでは・・・という感じでした。

ラップは言葉の韻を踏むのがポイントなんで、そこが楽しめません。
字幕で、言ってる意味が、分かるだけだから・・・
正直、ラップよりもウケたのは、女性同士の喧嘩が、激しかったことかなぁ~
見てて、笑っちゃったもんね。    (75点)
  


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2019年11月17日

アイリッシュマン




昨年のアカデミー賞を賑わした、NetFlixの「ROMA/ローマ」
アルフォンツ・キュアロンは、監督賞を受賞しました。

本作も、NetFlixが、配給する映画で、一部劇場でのみの公開となります。
NetFlixでは、11月27日に配信されるようです。
監督は、マーティン・スコセッシ。
実在した殺し屋、フランク・シーラの半生を描いたギャング映画です。
主人公フランクを、ロバート・デ・ニーロが演じ、アル・パチーノ、ジョー・ペシと
ベテランキャストばかりでした。

ストーリーは、年老いたフランクが、自分の半生を回想する形で、描かれます。
上映時間は、3時間半の長丁場ですが、その間、退屈することもなかったです。
でも、正直、ワタシの感想は、ビミョー。
若さがないって言うか、出てたのは、70代のおじいちゃんばっかだったから。
30代の頃を演じるのは、ロバートやアルでは、動作にキレがありません。
若い頃は、無名の若手俳優さんとかの方が、良かったと思う。
ふと、興ざめして、おじいちゃんばっかじゃん・・・と思っちゃう一瞬がありました。

無名の俳優さんばかりだった「ROMA/ローマ」は、あんなに面白かったのに・・・
それと比べたら、まあまあかな・・・
ロバートもアルもジョーも、熱演されてて、さすがと思ったけど・・・
それでなくても、女子にはギャング映画は、ウケないから、若さが欲しかった。(78点)
  


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2019年11月14日

ひとよ 一夜




「凶悪」や「孤狼の血」の白石和彌監督の最新作。

15年前、夫の暴力から子供達を守る為に、父を殺した母。
服役したのち、消息を絶っていた母が、子供達と約束した通りに、戻ってきます。
15年ぶりに再会する母と、3人の子供達。
15年の空白は、埋めることが出来るのか・・・

重たくて、やるせない、この空気感、白石作品だなぁ~と思う。
映画としては、重厚で、賞レースに乗ってきそうです。
でも、こんなに、タバコを吸うシーンが多い映画は、苦手です。
佐々木さんが、演じている役柄も、違和感があって、この作品に必要?って、
思ってしまいました。
とりあえず、ラストでは希望を感じられたので、ヨカッタです。(78点)
  


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2019年11月13日

ターミネーター ニュー・フェイト




「ターミネーター2」の約30年後を舞台にした、ジェームズ・キャメロンによる続編。

今回、人類存亡のカギを握る女性、ダニーを守るのは、3人。
スカイネットが人類に核攻撃をした「審判の日」を回避させた女性、サラ・コナー。
アーノルド・シュワルツェネッガー演じる、旧型ターミネーター、T-800。
そして、超人的な身体能力を持つ、強化型兵士のグレース。

「ターミネーター」シリーズは、2が1番面白い。と言っても、そもそもターミネーター自体を
知らない人が多くって、エッ?そんなもんなの?って、正直思いました。

映画は、面白かったですヨ!ワタシ的には、大満足!
キャメロンのターミネーターには、バトルだけじゃないストーリーがあります。
だから、ずっと、前のめりで見てましたもん。
シュワちゃんの、T-800は、やっぱ永遠でしたね。
どんなに進化したターミネーターが来ても、負けてない。
そして、戦う3人のヒロインも、かっこよかったです。  (85点)
  


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2019年11月11日

パリに見出されたピアニスト




パリ、北駅に置かれたピアノを弾いていた青年、マチュー。
その彼のピアノの才能に、強く惹かれる、音楽学院ディレクター、ピエール。

貧しい家庭に育ってきた青年が、ピアニストになるまでを描いたサクセスストーリーでした。
女性だったら、シンデレラストーリーになりますね。

クラシックピアノ曲が、数多く出てきますので、音楽映画とも言えます。
クラシック音楽好きの方でしたら、それだけで楽しめるかと思います。
子弟関係で、反発しあったり、マチューの家庭の問題だったり、紆余曲折を得て、夢をつかみます。
結末は、分かっていましたが、やはりハッピーエンドは、気持ちのいいものです。(78点)
  


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2019年11月05日

エセルとアーネスト




イギリスの絵本作家、レイモンド・ブリッグズ。
「さむがりやのサンタ」や「スノーマン」が有名ですね。
本作は、その彼が、自分の両親の、ごく普通の人生を描いた作品です。

陽気な牛乳配達のアーネストは、働き者のメイドのエセルと恋に落ち、結婚。
何年か後、やっと待望の息子が誕生します・・・

イギリスの庶民の暮らしが、淡々と描かれてるだけなのに、何度も涙が出そうになりました。
お互いに支え合い、お互い愛しみ、息子に大きな愛情を注ぐ、そんな日々の積み重ね・・・
日々の小さな出来事に、笑ったり喜んだり出来るのは、幸せなことです。
人の心を動かす作品に、アニメーションとか、実写とか、関係はないなって思う。
心が、温かくなる作品です。    (80点)
  


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2019年11月04日

マチネの終わりに




平野啓一郎さんの同名小説を、実写映画化。
ジャーナリストとギタリスト、2人の6年に渡る、大人のラブストーリーが描かれます。

劇中、何度か語られる「これからの未来が、過去も変えていく」という発想は
新鮮でした。
よく、過去は変えられない・・・と言われます。
でも、未来が、良いものになれば、過去は、良い思い出になるのかもしれません。

惹かれ合う2人を演じる、福山雅治さん、石田ゆり子さん、ウットリするほど絵になるお二人でした。
劇中音楽も、ニューヨーク、パリの風景も、美しかった!
終盤の展開に、エッ?となりますが、ラストは、願い通りになってくれます。
小説では、曖昧な感じで、終わったそうですが、映画では、明確に見せてくれました。
実は、観客多いかと思ってたら、そうでもなくて、40代から50代の女性が主流。
ぶっちゃけ、大人のメロドラマだから、仕方ないっか。   (75点)

  


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2019年11月02日

おいしい家族




平成生まれの、ふくだももこさんの脚本・監督作品。

東京で働く主人公が、母の三回忌法要のために、実家のある離島に帰ってきます。
すると、亡き母のワンピースを着た父が、おいしいごはんを作って、待っていた・・・

見るまでは、トランスジェンダーの話?かと思ってたら、違ってました。
お父さんは、おいしいごはんを作ろうと、母の格好をしていただけのようです。
家族の中心は、お母さん。
だから、自分が、お母さんになろうと思う。と・・・
性別・年齢・国籍、それら全てを乗り越えて、みんなで仲良く、楽しく、暮らせたら・・・
みんな違って、みんないい。
監督の、そんな思いを、感じました。
主演の松本さんには、もっとコメディセンスが、欲しかったです。
脇役の方々が、上手すぎるから、どうしても見劣りしてしまう。 (72点)
  


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2019年11月01日

帰ってきたムッソリーニ




独裁者と言えば、ドイツのヒトラー、イタリアのムッソリーニ。
本作は、3年前に公開された「帰ってきたヒトラー」に、インスパイアされて作られた作品。
ぶっちゃけ、パクリです(笑)
イタリア人の監督が「いやいや、うちにもムッソリーニがいるぜ!」かも。

最初は、そっくりさんと間違えられ、テレビで起用され、大人気になるパターンは同じでした。
ただ、今イタリアは、経済破綻と移民問題で、国内情勢が大変なので、リアルでシビアなツッコミばかり。
ヒトラーの方が、もっと笑えたような気がします。
ワタシにとっては、コメディというよりも、社会風刺作品でした。(72点)
  


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2019年10月30日

楽園




吉田修一さんの小説を「64ロクヨン」の瀬々敬久監督が脚本、映画化した作品。
小説は、実際の事件から発想を得た5編から構成されていて、映画は、その中の2編を
同じ地域で起こった出来事にして描いてます。
1つは、ニュースで見て、印象に残っていた事件でした。

善良な普通の人が、なぜ殺人者になってしまうのか?
残された家族は、その後、どうなってしまうのか?

瀬々監督作品は、正直、しんどいです。見てて、気持ちが、ヒリヒリします。
こんないびつな集落を、自分は、いまだに知りません。
だから、こんなドロドロとした人間の感情に対しての耐性が、ないんだと思う。

劇中、このお話のオチは、どうなってしまうんだろう・・・と思って見てました。
その答えは、終盤の回想シーンで、見せてくれます。
観客に、答えを委ねる映画もあって、その時は、消化不良で悶々となるのですが
それは、この映画にはありません。だから、スッキリ!
そして、その回想シーンで、永遠にするために、殺めたのでは?・・・と。
キャストの方々の演技も、素晴らしかったです。
ワタシ的には苦手なタイプですが、映画的には、素晴らしい作品だと思います。
  


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2019年10月27日

フッド:ザ・ビギニング




中世イングランドの英雄伝説、ロビンフッドを描いた、アクションエンターテインメント作品。

広大な荘園で暮らす、領主ロビン・ロクスリーは、十字軍に招集され、戦地へ。
4年後、帰国すると、戦死したとされていて、領地も財産も没収されていた・・・

主人公を演じるのは、「キングスマン」のタロン・エガートン。
領主と盗賊という2つの顔を演じ分けます。

面白かったです。
中世なので、銃ではなくて、弓、自動車ではなく、馬車になりますけど、迫力は負けてません。
タロンは、身体能力が高いですね。アクションシーンでは、興奮しました。
特に、弓矢の連射が凄かった。

ラストは、続編あるかも・・・そんな終わり方でした。
だいたい、ビギニングっていうタイトルがつくと、続編あるもんね。
そうなると、タロンは、キングスマンと、二足の草鞋になる?   (78点)
  


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2019年10月26日

マレフィセント2




「眠れる森の美女」に登場する魔女、ヴィラン、マレフィセントを描いたヒット作の続編。
前作から数年後、隣国のフィリップ王子は、オーロラ姫に求婚。
でも、2人の結婚には、恐るべき罠が隠されていた・・・

ディズニーが作る王道の娯楽映画って感じ。
面白かったです。
ブランド力で、ハズレなしでしょう。

ワタシは、エル・ファニングの大ファンなので、彼女の美しさと愛らしさが堪能出来る作品でした。
フィリップ王子の母親役は、大女優、ミシェル・ファイファー。
今回は、美しき悪役です。
やっぱり、悪役が素晴らしいと、作品が輝きますね。
ラストは、ディズニーらしく、めでたし、めでたし。      (78点)
  


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2019年10月24日

スペシャル アクターズ




「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督の最新作。
今回も、まだ無名の役者さんばかりと創り上げた、完全オリジナル作品です。

主人公は、役者を目指しているが、緊張すると気絶してしまう病気持ちの為、売れないまま。
ある日、数年ぶりに弟と再会し、俳優事務所「スペシャルアクターズ」に誘われる。
そこは、演じることを使った、何でも屋をやっていて・・・

ストーリーの中に、またストーリーがあるといった上田式は、健在。
今回も、ラストで、エッ?って、なっちゃいました。
ストーリーは、面白かったですヨ。
ただ、主人公を演じる方が、演技で、下手なのか?元々、下手なのか?
よくわかんなかった(笑)
もし、上手かったら、コメディセンスは、あるはずだから、やっぱ、元々?
「イソップの思うツボ」も、主人公が、ガッカリだったし、選ばれる基準がわからない。

弟役の方は、チンピラ役の菅田将暉さんに似てるの。
厳密に言うと、2ランク落として、声がソックリ。
主役よりも、上手かったから、これから売れると思うな。
いいなぁと思ったのは、彼くらいです。
あとは、鬼奴さんを若くしたような女優さんが出てたり、イソップの撮影と同じ倉庫が出てきたり
いろいろ、見ながら、ツッコんでました。       (68点)
  


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2019年10月23日

真実




「万引き家族」の是枝裕和監督の最新作は、初となる国際共同制作になります。
フランスの大女優、カトリーヌ・ドヌーヴと、ジュリエット・ビノシュ、
そして、アメリカのイーサン・ホークを迎えた豪華なキャスティング。
脚本も是枝監督のオリジナルで、いつものように家族がテーマになってました。

カトリーヌ演じる、国民的大女優が、「真実」という自伝本を出版することに・・・
その出版祝いに、アメリカから、娘一家が帰ってくるのですが・・・
自伝本「真実」に、綴られなかった、「真実」とは・・・

外国の役者さんで、撮っても、やっぱり是枝監督作品だなって思いました。
是枝カラーのままに、洋画になった感じ。
役者さんが豪華だった分、華やかさと風格が増してます。
もう樹木希林さんが、いないので、それに匹敵する女優さんとなると、
カトリーヌ・ドヌーヴになっちゃったのかな。
ラストは、晴れ晴れと、後味がいいです。
こんなラストの、是枝作品は、好きですね。    (78点)
  


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2019年10月22日

ジョーカー




「バットマン」に登場する最強の悪役、ジョーカーの誕生までを描いたオリジナルストーリー。

今まで、ワタシのジョーカー像は、「ダークナイト」で、ヒース・レジャーが演じたジョーカーでした。
彼以上のジョーカーは、これからも出て来ないと思っていたのに・・・
それを、ホアキン・フェニックスが、見事に超えてくれたのです。

格差や不条理がある世の中では、誰でもジョーカーになってしまうかも。
人間の怒りや悲しみは、狂気となるんだと。
劇中の主人公、アーサーの哀しみや絶望で、心が痛むから、彼を否定できない自分がいました。
心優しく、つつましく生きていた青年だったのに・・・
人間は、自分よりも、上か、下かを考えます。
笑いには、愛しみもあれば、悪意もあります。
彼が沸点を超えたのは、愛されていたと思っていた母親に裏切られた時だったと思う。
唯一、殺さなかったのは、優しくしてくれて、自分よりも弱かった同僚だけ。
このレビューを書きながら、未だに心が痛みます。

日本人は、白黒ハッキリさせるよりも、時に、黒に近づけたり、白に近づけたりします。
だから、この作品は、、否定されないと思いました。
アカデミー賞を賑わすのは確実でしょう。       (85点)
  


Posted by サラ at 14:39Comments(0)2019年公開作品