2019年10月22日
BLACK FOX

忍者一族の長女、津花は、父親のロボット研究を狙われ、屋敷が襲撃を受けます。
津花は、父親も祖父も殺され、復讐を誓うのだが・・・
アニメーション制作が「ソードアート・オンライン」を作ったスタジオだったので
観客は、男性ばかりでした。多分、女性は少ないと思います。
ストーリー展開が、早かったです。特に、後半は、バタバタでした。
復讐ものは、主人公に感情移入できることが必須なのに、その暇も、くだりもなかった・・・
でも、スカではなくて、それなりに楽しめました。
この作品は、続編ありきのストーリーのようで、チラシに載っている少女3人の戦いは
2からのようです。だから、2からの方が面白いだろうなと思う。
でも、1がヒットしないと、2は作れないから、チョット心配。(68点)
2019年10月20日
空の青さを知る人よ

「あの花」「ここさけ」の長井龍雪監督の最新作。
両親を事故で失った姉妹は、姉のあかねが親代わりになり、妹のあおいを育てることに。
それから13年後、17歳になった妹のあおいの前に、かつての姉の恋人だった
18歳の時の、しんのが現れます。
そして、姉のあかねも、13年ぶりに、今の慎之介と再会します。
長井監督のファンとかじゃなくて、あいにょんの歌声と、吉沢亮さんの声を聞きたくて鑑賞。
吉沢亮さんは、「18歳のしんの」と、「現在のしんの」の両方の声を担当されてました。
だから、見てよかったと言うよりも、聞いてよかったという感じ。
理由は、主人公あおいの、めんどくさい性格が、好きになれなかったから。
唯一、好きなキャラクターは、18歳の時のしんのかな。
エンドロールでは、その後のストーリーが描かれます。
成人式のあおい、結婚式のあかね、エンドロールが、1番、スッキリしました。(70点)
2019年10月20日
ジョン・ウィック:パラベラム

伝説の殺し屋「ジョン・ウィック」シリーズの3作品目となります。
裏社会の掟を破ったジョンは、裏社会の秩序の番人からの粛清が待っていました。
彼には、莫大な賞金が掛けられ、それを狙う刺客たちが、次々と襲い掛かる・・・
殺し合いが、ハンパないです。
女子には、ヘビー過ぎて、目を覆うシーンも多かったです。
見えなくても、骨が折れる、ポキッという音だけでも凄い。
キリングアクションの連続で、正直、疲れました。
アクション好きの方々には、大満足されるかと思います。
カンフーで、銃で、剣で、馬に乗り、バイクに乗りと、いろんなパターンで闘います。
ただ気になったのが、キアヌの走り方。
正直、遅いし、股関節が悪いの?って思うような走り方だったから。
今回の3作目で終わるかと思ってましたが、まだまだ続きそうなラストでした。
ドル箱は続く・・・ですかね。キアヌの身体だけが心配。 (78点)
2019年10月16日
蜂蜜と遠雷

直木賞と本屋大賞をダブル受賞した小説を実写映画化。
国際ピアノコンクールに集まったピアニストたち。
その中には、亡き「ピアノの神様ホフマン」に見出された天才少年も。
彼の登場により、ピアノの天才たちは、それぞれを高めて、成長してゆく・・・
コンクールを通して、それぞれが自分と向き合い、苦悩し、乗り越えてゆく姿が
描かれてました。
ピアノの演奏シーンは、有名なプロの方々が、奏でられてます。
音楽映画だけど、人間ドラマの部分の方が大きかったです。
主演は、松岡さんのようでしたが、イマイチ、パッとしません。華が足らない?
それよりも、新人の鈴鹿央士さんの方が、印象に残りました。
クラシック音楽を愛する方々は、ワタシなんかよりも感動が大きいんだろうなぁ。(78点)
2019年10月15日
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト
セルジオ・レオーネ監督の、マカロニ・ウエスタン。
公開中の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のタランティーノ監督が、
この映画を見て、映画監督になりたいと思ったそう。
今回は、デジタル・リマスターされた、2時間45分のオリジナル版での公開です。
チャールズ・ブロンソンが、いいねぇ~
あんなカッコイイ「someday・・・」を聞いた事ない(笑)
そのセリフ聞いた時、うわぁぁぁぁぁぁぁとなったもん。
この作品は、ブロンソンが、まだ有名になる前だったようです。
主人公は、女性。ニューオーリンズの都会から、お嫁に来たジルは、家族全員が殺されてしまい
未亡人になってしまう。
広大な土地の相続人となったジルは、無法者たちの争いに巻き込まれていく・・・
間を味わえた作品。
今の映画の早いペースに慣れてしまっていたので、最初は、戸惑っちゃいました。
表情のアップシーンで、感情を読み取る、その間を楽しむ感じ。
そして、女は、いい女なんだ。そして、男も、いい男。カッコいいんだよね。
上映時間、約3時間、自分の為の、いい時間を過ごせました。 (80点)
2019年10月11日
ホテル・ムンバイ

「ボーダーライン」の製作陣による作品。
2008年、インド・ムンバイで、同時多発テロが発生。
有名な5つ星ホテルにも、テロリストたちが乱入し、惨状と化します。
本作は、その実話が、元になってます。
リアル感、緊張感、ハンパなかったです!
テロリストたちは、躊躇なく、バンバン殺していくのです。
死と隣り合わせになる怖さを感じました。
見るのに、エネルギーを使いますが、映画としては、面白いです。
ここまで、スリリングな臨場感を持った作品は、なかなかありませんから。
そして、登場人物それぞれの人間ドラマも、描かれてました。(80点)
2019年10月07日
初恋ロスタイム

「チア☆ダン」「かぐや様は告らせたい」の河合勇人監督作品。
ある日、主人公は、自分以外のあらゆるものが、ぴたりと静止するという不思議な現象に遭遇します。
その時刻は、毎日、12時15分から1時間ほど。
そして、主人公以外にも、少女が1人。
2人は、その時間を「ロスタイム」と呼び、一緒に過ごすようになります。
まさかの、ワタシだけの、貸し切り上映でした!
平日でしたが、これだと、早期終了になっちゃうかも。
作品自体は、悪くはなかったですけど、俳優さんの力不足を感じます。
ヒロイン役の吉柳さんは、まだ15歳で、ホリプロキャラバンで、優勝された方。
製作が、ホリプロだったので、本作で映画デビューさせたようです。
主人公を演じた、板垣さんも初主演でした。
脇役で、竹内涼真さんが出てましたが、正直、パッとしません。
終盤も、リアル世界では、ありえないような展開でした。
ハッピーエンドでしたが、うーーーん?って感じ。
映像は、美しかったです。 (65点)
2019年10月02日
HELLO WORLD ハロー・ワールド

伊藤智彦監督のSF青春ラブストーリー。
脚本が、小説家の野﨑まどさんだったので、どんなストーリーなのか、気になっていた作品。
舞台は、京都。
アニメーションで描かれた京都の街並みは、綺麗でした。
でも、この空間も人も、全て記録されたデータだとしたら・・・
ストーリー構成が、複雑だったので、集中して見た分、映画に没頭しちゃいました。
本作は、リピーターの方も多いと思います。
チラシにも載ってましたが、「この物語は、ラスト1秒でひっくり返る」
まさに、その通りで、「エッ?と言うことは・・・・」になります。
ワタシは、「インセプション」を思い出してしまいましたが・・・
声を担当された、北村匠海さん、松坂桃李さん、上手かったです。
声優さんじゃなかったけど、文句なしでした。
特に、ワタシは、北村匠海さんの声が、大好きなんです。
見終わった後は、映画を見た人と、答え合わせをしたくなっちゃうと思います。
ワタシも、いろんな人の意見を聞きたい(笑) (78点)
2019年09月29日
アイネクライネナハトムジーク

伊坂幸太郎さんの短編小説から作られた作品。
監督は、「愛がなんだ」の今泉力哉さんです。
映画を見る前に思うのは、「この長いタイトルは、何?」ですよね。
読み方は「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」で、ドイツ語で「小さな夜の音楽」って意味らしい。
伊坂作品なんで、舞台は仙台。
夜の街頭アンケートに立っていた主人公は、ギターの弾き語りに聴き入ります。
ふと気づくと、隣にも同じように、聴き入っている女性が・・・
目が合い、思わずアンケートをお願いすることに・・・
これが2人の出会いで、それから10年の時が流れ・・・
登場人物が多くて、それぞれの群像劇になってます。
そして、微妙に、それぞれが、繋がっている。
10年という月日の積み重ねは、子供たちの新たな出会いも。
劇的な事がなくても、平凡な日常の積み重ねの大切さを、気づかせてくれます。
時の重みを知っている大人には、この作品の良さがわかると思う。
斉藤和義さんの主題歌「小さな夜」も、素敵でした。 (78点)
2019年09月25日
人間失格 太宰治と3人の女たち

「さくらん」「ヘルタースケルター」の蜷川実花監督の最新作。
太宰治の「人間失格」
世界的なベストセラー小説、誕生のヤバすぎる実話とは・・・
写真家でもある監督の作品ですので、絵になるシーンばかりでした。
特に、草花を使ったシーンは、ゴージャスで美しい。
R15でしたが、ギラギラ感はなく、むしろ美女ばかりなので、なんか得した気分(笑)
女性監督が、撮るからでしょうね。
3人の女優さんの魅力が、生かされてたし、それを受け止める、太宰役の小栗さんもヨカッタです。
でも、なんで、こんないい加減男が、こんなにモテるのか?意味不明。
楽しかった、面白かった、と言うよりも、美しい映画でした。 (75点)
2019年09月24日
僕のワンダフル・ジャーニー

愛する飼い主と再会するために、何度も生まれ変わる犬と人間のラブストーリー。
前作「僕のワンダフル・ライフ」の続編になります。
前作で、イーサンに会いたくて、3度生まれ変わり、やっと再会したベイリー。
そして、最期の時を迎えた時、イーサンから「孫のCJを守るために、戻ってきてくれ」と
頼まれます。
イーサンとの約束を守るため、再び、ベイリーの旅がはじまります・・・
犬好きには、ワンダフル!な映画でしょう。
前作以上に、ストーリーは面白くなってました。
正直、ワタシが、想像していたストーリー以上の展開だったので、楽しめました。
そして、前作を鑑賞していた方が、続編を、もっと楽しめると思います。
ラストは、もちろんハッピーエンド、安心して下さい!
字幕と吹替があって、時間の都合で吹替にしたのですが、CJ役の声の方の歌が下手すぎて、
ドン引きで、誰なの?と思って、エンドロールの最後で、確認したら、早見あかりさん。
この方、ももクロのメンバーだったのに・・・なんとも衝撃的。
ちゃんとした声優さんでお願いしたいです。今の声優さんは、歌も上手いから。
あの歌だけが、ザンネン要素でした。 (78点)
2019年09月23日
記憶にございません!

三谷幸喜監督、8作目となる最新作。
三谷作品は、監督のオリジナルストーリーなので、そこが1番素晴らしいと思ってます。
今は、原作の実写化が、主流ですからね。
オリジナルものと知れば、ワタシは、見なくちゃ!ってなります。
史上最低の支持率のダメ総理、黒田は、ある日、記憶喪失に・・・
真実を知るのは、秘書官3名のみ。
はたして、記憶を失った黒田は、この国と家族を守れるのか・・・
この政界コメディ、面白い!
今までの三谷作品の中でも、上位の方ではないでしょうか。
万人向けの楽しめる作品になってます。 (80点)
2019年09月22日
かぐや様は告らせたい

赤坂アカさん原作のコミックの実写映画化。
頭脳明晰のエリートたちが通う学園。
生徒会長と副会長の2人は、お互いに惹かれ合っているが、高すぎるプライドゆえに
告白することが出来ず・・・
ギャグ満載で、面白かったです。
1番ウケたのが、「情熱大陸」もどきの「情熱大国」
笑っちゃうね、「脚本ナイス!」と思っていたら、「飛んで埼玉」の方でした。なるほど!
橋本さんは、「銀魂」で経験積んでますから、ギャグの安定感、ハンパない(笑)
平野さんは、本来のボケっぷりが、上手く生かされてました。
隣に座っていた女子中学生2人は、歓喜のリアクションでしたヨ。
コレを見て、感動とかはないですけど、楽しい映画です。(75点)
2019年09月21日
いなくなれ、群青

河野裕さんの同名小説を実写映画化。
小説は未読でしたが、横浜流星さん目当てで、鑑賞。
主人公は、突然、階段島という孤島にやって来ます。
ここは、捨てられた人たちの島で、この島を出るには、失くしたものを見つけなければいけない・・・
正直、よく分かりませんでした・・・ファンタジーな哲学です。
原作を読んでいたら、もっと理解出来てたと思う。
でも、分からないなりにも、考えてしまった作品。
どうも階段島で暮らす自分は、リアル世界の自分から切り離された人格で、
つまり、自分の中から捨てたいと思っている自分の一部分のようです。
そんな自分自身の悪い所も、受け入れると、この島を出れるんじゃないかと・・・
難しい役柄だったけど、横浜流星さんの演技、ナレーション、すごく良かったと思う。
何か、見てると落ち着くと言うか、引き込まれました。
でも、分かりやすい映画じゃないから、ヒットは厳しいかなぁ (78点)
2019年09月17日
引っ越し大名!

「のぼうの城」の犬童一心監督作品。
松平直短は、生涯7度の国替えを命じられたそうで、その実話を基に作られた時代劇。
姫路城藩主、松平直短は、大分日田への国替えを命じられる。
その一大プロジェクトのリーダーとなる引っ越し奉行に、書庫番の春之介が選ばれるのだが・・・
コレは、面白かったし、いいお話でした。
春之介を演じる星野源さんの情けなさも、笑えます。
日田へのお引っ越しが無事終われば、映画も、そこで終わるかと思っていたら
まだその先があったんです。そこが、いいお話なんですヨ。
辛抱強く待っていれば、起死回生もあるだろうし、
人の上に立つリーダー像もいろいろあるんだなって思いました。(80点)
2019年09月16日
ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝

京都アニメーション作品になります。
主人公、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、手紙の代筆業に従事している元少女兵。
代筆を通して、人々の心の優しさに触れてゆく・・・
外伝では、ヴァイオレットは、生きることに絶望していたイザベラの教育係として雇われることに・・・
美しい作品でした。
色彩が、キャラクターが、舞台となる街並みが・・・
全てが、完璧なほど美しかったです。
ストーリー自体も、温かいお話でした。
ラストのクレジットでは、涙が出てしまいました。
素晴らしい作品だったので、なおさら悲しくなります。
京アニの色彩の中でも、私は、木々の色合いが、1番好きです。(85点)
2019年09月16日
台風家族

「箱入り息子の恋」の市井昌秀監督のオリジナル脚本作品。
台風が近づく夏の日、10年ぶりに実家に戻ってきた、きょうだい4人。
10年前、両親が銀行強盗をしたのち失踪。
時効の成立を待って、両親の葬儀をし、財産分与を行う目的で・・・
長男を草彅剛さん、その嫁を尾野真千子さん、長女をMEGUMIさん、
次男を新井浩文さん、三男を中村倫也さんが演じます。
新井さんの逮捕で、公開が遅れましたが、お蔵入りにならなくて、よかったです。
だって、いい作品でしたもん。
でも、チラシなどに、新井さんは、一切写っていないし、クレジットもありません。
ストーリーは、バラバラになっていた家族が、10年ぶりに再会した、ある1日のお話。
ブラックコメディ満載です。面白かったですね。
とにかく、草彅さんのゲスッぷりが、ホント素晴らしい(笑)
終盤では、家族がひとつ?になって・・・といった感じ。
台風去って、秋晴れでしょうか・・・ (78点)
2019年09月15日
トールキン 旅のはじまり

小説「ホビットの冒険」や「指輪物語」の作者、トールキンの生い立ちを描いた作品。
トールキンは、3歳で父を亡くし、12歳で母が急死、孤児となります。
後見人の神父によって、成績優秀だった彼は、名門キング・エドワード高に入学。
そこで、心を許せる3人の生涯の友と出会います。
あの「ロード・オブ・ザ・リング」の作者ということで、見に行きました。
あの当時の孤児で、ここまで成功された方は、稀だったと思います。
そして、彼の生い立ちが、彼の作品に大きな影響を与えていることが、わかりました。
ストーリーは、彼の意識の中の幻想的なシーンが多くあります。
特に戦争中の生死を彷徨うシーンのほとんどが、そうでした。
戸惑う方が、多いかもしれません。
でも、あの壮大な物語の原点を感じられる作品です。(78点)
2019年09月08日
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

クエンティン・タランティーノ監督の最新作、9作品目。
タランティーノ監督は、10作撮ったら、監督やめるらしい。
レオナルド・ディカプリオと、ブラッド・ピットの初共演。
タイトルのごとく「昔むかし、ハリウッドで・・・」のように、60年代のハリウッドを描いた
おとぎ話のような作品です。
レオ様演じるリックは、落ち目の映画スター、その彼のスタントマン、クリフを演じるのが、ピット。
スタントだけじゃなくて、付き人、そして大親友。
落ち目のリックを、励まし、支えるクリフ。
2人の関係は、まさにパーフェクト。
タランティーノ監督の映画愛に溢れた作品。
映画好きな方々は、楽しめると思う。
ストーリーは、後半に行く程、面白くなってゆきます。
ラスト13分は、タランティーノらしい、ぶっ飛んだ展開!
ブルース・リーや、スティーヴ・マックイーンのそっくりさん、似てました。
音楽も素敵でしたし、60年代のポップで華やかなシーンも楽しい。
スタントマンを演じたピットは、ファイトシーンも凄かった。
ここまで役作りが出来ちゃうのが、ハリウッドスターなんだなって思う。
上映時間は、3時間近くあったけど、感覚的には、2時間でした。(80点)
ここからは、余談となります。
タランティーノ監督は、イタリア製西部劇(マカロニ・ウエスタン)ブームを巻き起こした、
セルジオ・レオーネ監督を愛していました。
レオーネ監督は、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の5年後、60歳で死去。
この映画タイトルを引用したのが、本作なんです。
今年は、レオーネ生誕90年、没後30年ということで、
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト」の2時間45分のオリジナル版が公開されます。
シネマ5で、公開予定のようです。
2019年09月08日
ニノ国

現実「一ノ国」と隣り合わせにある魔法の世界「ニノ国」
「ニノ国」には、「一ノ国」と命の繋がっている、もう一人の自分がいるらしい・・・
山﨑賢人さんが、主人公の声を演じられていたので、見に行ったけれど
やっぱ、絵が好きになれない。
チラシの時点で、アウトだったんだけど、動きがあってもダメだった。
キャラクターデザインの見た目は、大事ですもん。
ストーリーは、ユア・ストーリーよりも酷いと聞いていたけど、ワタシは、大丈夫でした。
だから、映画代を損したとは思わない。
ただ、キャラクター設定が、腑に落ちない点が多かったです。
杖を持ったお爺さんの正体は?何で、杖が剣になるの?
主人公が車椅子の理由は?
それと、重大なミス、アーシャ姫を演じた、永野さんが酷過ぎた。
声がダメな女優さんを選んで、どうすんの?と思う。
魅力的なキャラクターもいなかったので、時間が経つと、忘れちゃうだろうな。
「命を選べ」というキャッチコピーも好きじゃない。 (65点)
2019年09月01日
ハッピー・デス・デイ

6月末に、上京した時、TOHOシネマズ日比谷にて、鑑賞。
先週1週間だけ、シネマ5でやってて、2を見るつもりが、身体がきつくて行けず、無念!
平日の夜8時は、厳しい。
東京で見た時は、内容もよく知らず、東京でしか見れない作品を選んだだけでした。
そしたら、大当たり!
主人公は、自己チューで、遊び惚けるビッチな女子大生。
彼女は、誕生日の朝、知らない男の子のベッドで目を覚まします。
それも、何度も何度も、誰かに殺された後に・・・
コレは、面白かった!
ホラーなんだけど、カラッとしたコメディでもあります。
ホラーが苦手な人でも、全く大丈夫。
主人公は、女子からすると、嫌なビッチ女なのに、犯人に立ち向かって、戦うのを見てると
スカッとしちゃう。それに、何回も死んでるうちに、まともになっていくの。
やっぱ、性格悪くても、美女は、お得(笑)
2見たかったなぁ~~~ (80点)
*************************************
東京に行かれたら、TOHOシネマズ日比谷に行かれてみては?
映画を見なくても、広いロビーからの景色が楽しめます。
高層階にある映画館のロビーからは、皇居も見えますよ。
あと、ゴジラもいます。
2019年08月31日
劇場版おっさんずラブ~LOVEorDEAD~

おっさんたちの純愛を描いた、大ヒットドラマの劇場版。
ムビチケ発売日から、前売特典ポストカードの争奪戦だったらしいです。
おっさんずラブのファンは、熱い!
ワタシは、熱烈なファンじゃないけど、やっぱ、おっさんずラブは面白い!
皆さん、演技が上手いから、安心して?楽しめちゃう。
春田は、ポンコツで憎めないし、牧君は、可愛い(笑)
サウナ室で、鉢合わせた5人が、ラブバトルするシーンは、爆笑です。
このシーンが、ワタシのイチ押し。
ラストは、テレビ版のごとく、感動のエンディングでした。
この映画に点数は関係ないと言うか・・・ぶっちゃけ、何点であっても楽しんだもん勝ち。
2019年08月31日
ロケットマン

歌手エルトン・ジョンの半生を描いたミュージカル作品。
主演が、「キングスマン」のタロン・エガートンと知って、見に行きました。
こんなに歌が上手かったとは・・・オドロキです!
小太りのエルトンに合わせて、身体も太らせてました。
エルトン・ジョンは、まだ健在で、普通は亡くなられた方が、映画になるのに・・・
ご本人は、製作総指揮をされてます。
ストーリーも分かりやすかったし、音楽も楽しめます。
ただ、見終わった後の満足感が、イマイチなのは、なんでだろう?
クイーンの時は、メッチャ感動したのに・・・
多分、自分が、エルトン・ジョンの曲を、あまり知らないせいかなと思う。
「あっコレ、知ってる」ってならなかったから・・・
それと、ド派手な衣装も、カッコイイとは思えなかった。
エルトンの親友役のジェイミー・ベルが、とてもいい演技をされていたことの方が
心地良かったです。
とりあえず、タロン・エガートンは、素晴らしい。 (78点)
2019年08月25日
ワイルド・スピード スーパーコンボ

「ワイルド・スピード」シリーズ待望の最新作。
過去のシリーズで、敵役として登場したのち、ファミリーの一員になった、ホブスとショウの2人。
本作は、この2人のスピンオフ的な映画でした。
過去に2度、顔を合わせてはいるが、お互い嫌いなタイプらしくて、手を組むなんて、まっぴらごめん!らしい。
アクションスターの2人ですから、Max状態の大迫力シーンの連続でした。
特に、バイクを使った走行シーンは、凄かった。
今回の悪役は、ターミネーターみたいなヤツ、最強です。
だから、犬猿の仲の2人も、手を組まざるを得ない。
2人の口喧嘩は、延々と続き、コメディ要素たっぷりでした。つまり、大人げない(笑)
ホブスとショウ、それぞれの家族愛も描かれてましたので、アクションだけじゃなくて、
ホロリとさせるお話になってます。人にもオススメ出来るかな。 (80点)
2019年08月24日
イソップの思うツボ

「カメラを止めるな!」の上田監督を含む3人の監督さんによる作品。
監督3人だと、どうやって作ってゆくのかしらん?と、気になります。
このタイトルと、映画のストーリー、どう結びつくの?と、思っていたら
女の子3人の名前の中に、亀と、兎と、戌が、入っているから。
この3人の少女が、出会う時、何かが起こるらしい・・・
見た後、思ったのは・・・少しガッカリ!
主役の亀の女の子が、大学の映画サークルで撮りましたくらいのレベルで
滑舌悪いし、なんでこの子を主役に選んだのか?理解出来なかった。
これを、シネコンの大きなスクリーンで見せられたくはないです。
後の、兎と戌の女の子は、悪くなかったですけど・・・
ストーリー自体は、面白かったと思う。
でも、ヒットは厳しいだろうな・・・観客も、3人くらいだったし。(65点)
2019年08月22日
ライオン・キング

ディズニー不朽の名作「ライオン・キング」が、アニメも実写も超えた、超実写版で映画化。
ホント、驚くほど、リアルで、しなやかな動きで、毛のフワフワ感も凄くって、感動しました。
そして、有名なミュージカルナンバーの数々を堪能出来ます。
大人も、子供も楽しめると思う。
この作品は、ぜひ、大きなスクリーンで見てほしいです。 (80点)
2019年08月19日
ドラゴンクエスト・ユア・ストーリー

「ドラゴンクエスト」シリーズの中で、特に愛されている「天空の花嫁」を元に映画化。
終盤までは、フツーに面白かったのですが。あるキャラクターが出て来て、ぶち壊されました。
あぁ~タイトルにあった「ユア・ストーリー」って、このことだったのね・・・
興ざめしながらも、「なるほど!」と、妙にナットクしてしまった。
どこが不評なんだろう?と思ってたけど、理由がわかっただけでもヨカッタかな。
そこからは、仕切り直してくれて、ラストは収まってくれたし・・・
それにしても、なんで、こんなストーリーにしちゃったんでしょう・・・
ストーリーの主人公は、自分だから・・・ってことなのか?
いろいろ考えたけど、凡人の自分にはわかりません。 (65点)
2019年08月17日
アルキメデスの大戦

「永遠のゼロ」の山﨑貴監督が、脚本・VFXまで手掛けた作品。
戦艦大和の建造計画を、数字の力で止めようとした男たちの物語でした。
海軍省は、世界最大の戦艦を作ろうとしますが、それに反対する山本五十六は
見積額の間違いを暴くことで、阻止しようとします・・・
本作は、戦争映画ではありません。
冒頭シーンだけは、戦艦大和の最期が、VFXによって描かれてますが、
それ以外は、まだ第二次世界大戦が始まる前の、お話でした。
天才数学者を演じる菅田将暉さんの台詞の記憶力に、圧倒されます。
それに、軍服を着た菅田さんは、カッコ良すぎ(笑)
あの当時に、こんな王子様、いなくない?
館さんが、べた褒めしてたけど、わかるわぁ~
あの当時の科学者たちは、アメリカに勝てるなんて、無理だと分かっていたと思う。
美しく巨大な戦艦大和が、沈めば、それに気づくと考えたのか?
日本人にとって、戦艦大和は、今でも特別な存在のように感じます。(78点)
2019年08月16日
ニューヨーク最高の訳あり物件

「ハンナ・アーレント」のドイツ女性監督が、ニューヨーク、マンハッタンを舞台に作ったドイツ映画。
モデル出身のデザイナー、ジェイドは、夫ニックから離婚を告げられます。
さらに、夫の前妻マリアがやってきて、高級アパートメントの所有権の半分を主張。
同じ男と結婚していた2人が、共同生活をしながら、所有権を巡って争うことに・・・
面白かったです。
ジェイドとマリアは、生活もライフスタイルも正反対で、どこで折り合うんだろう?と思っていたら
女クセの悪い、元だんなへの怒りで、一致団結。こうなったら、女って最強(笑)
女性が、歳を重ねていく中での、美しさの在り方とか、仕事のこと、子供のこと、
女性だったら、共感出来るところが、沢山ありました。
ラストのオチには笑っちゃう。これから楽しくなりそう。 (78点)
2019年08月14日
天気の子

「君の名は。」から3年、新海誠監督、待望の新作になります。
異常気象によって、雨の降り続く東京。
家出をして東京にやって来た少年は、天気を晴れにする能力を持つ少女と出会う・・・
公開日から3週間ほど経って、やっと鑑賞出来ました。
賛否両論があると聞いてたけど、その理由も理解できます。
結論から言うと、ワタシは、ヨカッタです。楽しめました。
ストーリー設定とかは、映画はファンタジーと思っているから、気にしません。
ただ、ラストでの東京の風景は世紀末のようで、悲しかった・・・
舞台となる新宿周辺の街が、写真のようにリアルで、細かいところまで見入ってしまいます。
そして、音楽の力も素晴らしくて、映像と一体化してました。
この高揚感は、劇場でしか体験出来ないでしょう。
少年少女が、主人公だったけど、まだ保護者なしでは、何をするのも自由にならなかった。
誰にも迷惑をかけてなくても、それは許されない。
彼らの選択は、2人だけの秘密だったから、出来たことだったのかも・・・と思う。(78点)