2019年08月13日
ダイナー

蜷川実花監督の、鮮やかな色彩に溢れた、蜷川ワールド全開の作品。
元殺し屋の天才シェフが営む、殺し屋専門のダイナー。
そこのルールは、美味いメシを食うか?死ぬか?
ある日、ウエイトレスとして、身売りされていた女性が、やってくる・・・
シェフ役の藤原竜也さんや、殺し屋を演じる俳優さんたち、皆さん演技が上手い!
故、蜷川幸雄さんも、意外なところで出てます。
スキン役の窪田さんとか、キッド役の本郷さん、見てて飽きないです。
ただね、唯一、ヒロイン役の玉城ティナさんが、ダイコン。
まわりが上手い方ばかりだから、余計に目立ってしまう。
ビジュアルは、そりゃあいいですヨ。可愛いことは、最強でしょうけど、
終盤、ピーピー泣くシーンの酷さには、興ざめてしまいました。
蜷川ワールドが、好きだっただけに、ザンネン。 (70点)
2019年08月12日
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

「アベンジャーズ/エンドゲーム」でエンドレスだった、アベンジャーズシリーズが
やっと終わり、トニー・スターク亡き後が描かれます。
そして、トム・ホランド主演のスパイダーマンシリーズとしては、第2弾となります。
トニーの意思を託された、ピーターは、高校の夏休みで、友人たちとヨーロッパ旅行へ。
高校生らしい生活を送りたいピーターは、任務への協力を求められても・・・
スパイダーマンは、まだ高校生だった事を、忘れちゃってました(笑)
高校生活の中での恋や友情と同時進行して、ヒーローもやってますっていうのが売りだったのに・・・
ストーリーは、面白かったです!
今度のMJは、女の子っぽくないクールな子で、トム・ホランドと身長が変わんないくらい高い。
劇中、ピーターが自分の立場を理解して、成長してゆくのもわかりました。
エンタメ作品としては、ハズレなし。 (78点)
2019年08月11日
旅のおわり、世界のはじまり

黒沢清監督が、前田敦子さんを主演に、ウズベキスタンでのオールロケをして撮った作品。
テレビの旅番組のリポーターを務める主人公は、番組クルーたちとウズベキスタンを訪れますが
ありきたりの観光名所めぐりでないロケは進まず・・・
劇中で、前田さんが「愛の讃歌」をアカペラで歌うのですが、この作品自体が
「前田敦子讃歌」のような映画でした。
あっちゃんの魅力をフレームに映すためだけに作った映画、とにかく、前田愛が、凄い。
あっちゃんが、街中を、ただ歩き回るだけのシーンだって、尺が長いの。
でも、嫌みはなくて、ワタシも、ずっと眺めてられるなって思えて、不思議でした。
この映画だったら、女優、前田敦子も、アリかなって思った。
今までは、認めてなかったけど・・・
それに、歌が上手くって、少しビックリ(笑) (73点)
2019年08月11日
さよなら、退屈なレオニー

カナダの小さな街に住む、17歳のレオニーの青春ダイアリーでした。
レオニーは、いつも不機嫌で、退屈な日常に、イライラ。
でも、最後には、何かを見つけてくれると思っていたら、そのままシャットダウン。
エッ?コレで終わり?
青春映画の傑作とか書かれていたけれど、お金を払って見る観客の一人としては
少しイラッときました。
救いだったのは、レオニー役のカレルが、可愛くて、魅力的だったこと。
もし、ブスのイライラ顔だったら、途中退場してたかも(笑)
あと、空気感とか、音楽とかも、ヨカッタです。
社会に出ていこうとした時、現実世界との折り合いをつけて、自分の居場所を見つけていきます。
だから、思春期は、悩んで、イライラしてたなぁ~って・・・
レオニーと同じ高校生が、コレを見たら、違った感想を持つだろうなって思う。(72点)
2019年08月05日
トイ・ストーリー4

シリーズ最新作は、ウッディやバズ達の新たな持ち主ボニーの元での第2の人生が描かれます。
今までの冒険ストーリーとは違ってました。
子供よりも大人の方が、深く楽しめるかも・・・
今までの持ち主の1番だったウッディが、だんだん忘れ去られていく寂しさ。
大好きな子供の傍には、ずっと居られないのかもしれない・・・
ウッディは、これからの人生を、どう生きていくのか?
観客は、ラストで、見届けることになります。
お子ちゃま向けの映画だけれど、大人の心には、深く染み入る映画でした。(80点)
2019年07月28日
コレット

20世紀初頭のフランス、パリで、時代を先取りしていた女性小説家、
シドニー=ガブリエル・コレットを描いた作品。
彼女の作品「ジジ」の舞台化にあたっては、当時、無名だったオードリー・ヘップバーンを
主役に大抜擢し、スターへと押し上げた立役者らしいです。
主演のキーラ・ナイトレイが、コレットのキャラクターに合ってたので、楽しめました。
1900年代の初めに、コレットのような女性は、ぶっ飛んだ存在だったと思う。
自立して、自分に正直に生きていたコレットは、現在でも輝いていたでしょう。
この作品で、彼女の存在を知ることが出来たし、ストーリー性のある映画としても楽しめました。(75点)
2019年07月28日
FINAL FANTASY 光のお父さん

父との絆を取り戻そうと、息子が考えた計画。
それは、昔、親子で遊んだゲーム「ファイナルファンタジー」のオンラインの世界に
父を誘い込むこと。
その計画を日記にしてブログに連載したものが、実写映画化されました。
つまり、コレは、実話らしい・・・
コレが実話?って思うくらい、まさかの実話でした。
ゲームの中では別人になれて、本音を語れるキモチは、よく分かる。
みなさん、そうですよね?
ワタシだったら、イケメン男子になって、モテたい(笑)
アニメ半分、実写半分の映画で、フツーに面白かったです。(72点)
2019年07月19日
アガサ・クリスティー ねじれた家

アガサ・クリスティーのミステリー小説の実写映画化。
大富豪が毒殺され、巨額の遺産が残されます。
長男夫婦、次男夫婦、若い後妻、亡き前妻の姉、孫娘、心のねじれた家族の誰が殺したのか?
事件を捜査する為に、やって来たのは、若い私立探偵のチャールズ。
アガサ原作なので、ストーリー自体は、ハズレなしでしょう。
ラストで明らかになる犯人には、少しショックを受けました。
怨恨とかではないですからね。
主人公は、私立探偵のチャールズですが、彼は、名探偵ポアロのようなタイプではありません。
観客は、普通人の彼を通して、家族の1人1人を吟味してゆきます。
彼は、ストーリーのナビゲーター的な存在だったと思います。
本作には、アカデミー賞に何度もノミネートされている、グレン・クローズが出ていて
その存在感は、さすがでした。もうそろそろ受賞させてあげたいです。(78点)
2019年07月15日
きみと、波にのれたら

「夜は短し歩けよ乙女」の湯浅政明監督の最新作は、サーファーの大学生、ひな子と、
消防士の青年、港のラブストーリーです。
恋人を、海の事故で亡くしたヒロインが、2人の思い出の歌を口ずさむと、
彼が、水の中に現れるようになり・・・
湯浅監督が描く男子は、いつもイケメンなのだ!
反対に、女子は、フツーなんだけど(笑)
アニメなんで、好みの絵っていうのは、ポイント、デカいです。
愛する人を、突然失ったら、こんなるんだろうなって、思う。
けれど、よ~く考えたら、死んだ人と会話が出来ちゃうんだから、オカルト話にもなる。
でも、自然と2人の深い愛情ゆえの現象だと思えてくるのは、ストーリーの上手さでしょう。
片寄さん、川栄さんの声もキャラクターに合っていて、良かったです。(73点)
2019年07月14日
ザ・ファブル

岡田准一さん主演のアクション・コメディ。
伝説の殺し屋ファブルの次のミッションは、1年間、誰も殺さず、一般人として暮らすこと。
でも、ファブルの命を狙う殺し屋が、次々と現れ・・・
コレは、面白かったです!
キャラの濃い殺し屋たちが、楽しい。
岡田さんのアクションシーンも、さすが!
演技とかでなく、リアルに戦えそう。
1つ難を言うと、山本さんの演技でしょうか・・・
上手い方々の中だから、余計に目立ってしまいます。
この先、ファブルは、1年過ごせるのか?
続編を見たいなって、思いました。 (78点)
2019年07月11日
荒野にて

「さざなみ」のアンドリュー・ヘイ監督の最新作。
母に捨てられ、父も殺され、突然ひとりぼっちになった、15歳の少年、チャーリー。
アルバイトで世話をしていた競走馬のピートの殺処分が決まった日、
チャーリーは、ピートを連れて、荒野へと旅立つ・・・
少年と馬のロードムービーかと思っていたら、チト違ってました。
主人公が、自分の居場所を探す旅でしょうか・・・
チャーリーは、働き者で、いい子なのに、これでもかというくらい、次々と不幸に襲われます。
正直、見てて辛かったです。なんで、ここまで、しないといけないの?と思う。
ラストでは、やっと幸せになれるんじゃないかと思わせてくれますが、
ラストショットも暗いんだなぁ~
詩的で、美しいのかもしれないけど、ワタシは笑って欲しかった。(75点)
2019年07月10日
メン・イン・ブラック

シリーズ過去3作から、新キャストでリニューアル。
地球に暮らすエイリアン達の多くは、人間に姿を変えながら、穏やかな生活を送っているが
中には、凶悪なヤツも・・・
彼らを監視するのが「メン・イン・ブラック」通称、MIB。
タイトルは、「メン」のままだけど、新たなキャストは、男女混合チームになります。
時代の流れですね。スターウォーズも女性の主人公になったから。
本作も、クリスよりも、ゼッサ・トンプソンの方が、ストーリー的には、主役でした。
ストーリーは、面白かったです。
チームを組む2人が、正反対だもんで、いろいろドタバタが起こる。
でも、息の合わない2人が、最後は、バシッとキメてくれます。
MIBの楽しさは、健在でした。 (78点)
2019年07月09日
プロメア

<劇団☆新感線>の作家、中島かずきさんのオリジナル脚本になります。
火消しのレスキュー隊員のガロ(松山ケンイチ)は、炎を操ることが出来る新人種集団の
リーダー、リオ(早乙女太一)に立ち向かう・・・
口コミで、大ヒットを飛ばしている作品。
それも、何回と見るリピーターが多いらしい。
その理由は、リオにハマった人が多いかららしい。
ワタシも面白いと思ったし、リオにハマる人の気持ちも、よーくわかりました。
だって、中性的な美少年なのに、戦闘能力は強いから。
声を担当された、松山ケンイチさん、早乙女太一さん、堺雅人さん、ホント上手かったです!
特に、早乙女さんは、今まで悪役ばかりだったので、やっと、「キター!」という感じ。
彼を、役者として、好きだったので、リオ役、おめでとう!と言いたい。 (80点)
2019年07月07日
レプリカズ

キアヌ・リーヴス主演の、SFアクション映画。
TOHOわさだのみで、上映されてましたが、2週間くらいで終わってしまいました。
キアヌ演じる主人公は、人間の記憶をロボットに移す研究をしていた科学者。
ある日、家族で乗っていた車が事故に遭い、主人公以外の家族全員が亡くなってしまいます。
主人公は、遺体の脳神経情報を移植し、クローンを培養して生き返らせそうとしますが・・・
突っ込みどころ満載の映画です(笑)
もうB級映画と割り切って見た方がいいでしょうね。
ワタシは、自己中心的な主人公に、ついていけなかったのですが、どんなオチになるのか
それを見届けたくて、見入ってしまいました。
終盤は、ターミネーターっぽいです。
ラストは、主人公にとってはハッピーエンドなのかもしれませんが、
とばっちりで死んでしまった人達が、気の毒でなりません。
最後まで、自己チュー物語でした。 (70点)
2019年07月07日
アラジン

ディズニーの名作「アラジン」を実写映画化。
本当の自分の居場所を探す、貧しい青年アラジンと、自由を求める王女ジャスミン。
そして、3つの願いを叶えることが出来る、ランプの中の魔人、ジーニー。
出会った3人は、それぞれの願いを叶えることは出来るのか・・・
素晴らしい!美術も音楽もパーフェクト!!!
ワタシは、アニメよりミュージカルで見た「アラジン」の印象が強かったのですが
その世界観が、果てしなく広がってました。もう大満足です。
ジーニー役のウィルのコミカルな演技は笑えます。歌も、まずまずです。
ハリウッド俳優は、何でも出来ちゃうんですね。
字幕版で見ましたが、吹替版でも見たいと思ってます。 (90点)
2019年06月26日
さよならくちびる

塩田明彦監督による脚本ということで、オリジナルストーリーになります。
門脇さん演じるハルと、小松さん演じるレオのインディーズ、デュオ「ハルレオ」は
解散を決め、付き人のシマと3人で、さよならツアーに出発する。
浜松、大阪、新潟、そして北海道と、ライブハウス巡りのツアーは、終わりを迎え・・・
楽曲提供が、秦基博さんと、あいみょんさん。
曲も良かったし、お二人の歌声も、まあまあ以上で悪くないです。
若い世代のあいみょん人気は、凄いですからね。
劇中のライブハウスも、趣のあるところばかり。
音楽映画であり、3人が旅をするロードムービーでもありました。
旅を続ける中で、3人それぞれの想いが明らかになるけど、全員片思いの三角関係。
でも、ラストまで、ハッキリとしたオチがありません。
そもそも、ラストも腑に落ちなくて、この映画の流れからして、「エッなんで?」でした。
どうして、振り出しに戻っちゃうのか?それぞれの道で・・・の方が、しっくりこない?
歌を聞くだけなら、良かったけど、ストーリー的には、イマイチでした。(75点)
2019年06月23日
愛がなんだ

角田光代さんの片思い小説を、今泉力哉監督が、実写映画化。
主人公のテルコは、28歳のOL。
ある日、マモちゃんに恋をして、彼女の生活は、マモちゃん一色に染まり始める。
マモちゃんのダメなところも全部好きになっちゃったから、そりゃあもう最強!
でも、マモちゃんは、テルコのことを好きじゃない・・・
始めは、いわゆるイタい女じゃん!と、思ってたけど、見ているうちに、ほっとけなくて、
可愛く見えてきました。
そして、このどうしようもないキモチ、わかるなって・・・
フツーだったら、とっくに諦めてしまうのに、ここまで真っ直ぐに突き進めるなんて・・・
ラストでは、テルコの後ろに後光が見えてきちゃいました(笑)
こりゃあ、テルコは、最強の片思い女子ですね!
不思議な映画です・・・この感覚は、女子にしかわかんないかも・・・
見終わった後、泣いてる子までいたもん。
観客は、ほとんどが、20代、30代の女子ばかりでした。
岸井ゆきのさんの、1番のアタリ役のような気がします。
点数の80点は、女子目線からです。 (80点)
2019年06月23日
空母いぶき

かわぐちかいじさん原作の同名コミックの実写映画化になります。
舞台となるのは、「遠くない未来の一日」らしいですが、メッチャ今のご時世じゃん!と思いました。
今のところ日本は、まだ空母を持ってませんが、離島に漁船団のふりをして上陸、占領されることは
十分、あり得ることですから・・・
まさか、戦争なんて起こらないと、皆が思ってると思いますが、
相手から、吹っ掛けられたら、どうすればいいのか?
そうなった場合、日本が保ち続けた平和を守れるのか?
いろいろ考えるキッカケになるかと思います。
ただ、本作は、自衛隊の活躍を描いていますが、政治的な作品ではなく、娯楽作品でした。
だから、一方的な考えを押し付けられて、嫌な気分にはならなかった。
アクション映画を見ているように、楽しめました。
リアル過ぎるストーリー展開と、テンポの良さで、引き込まれます。(80点)
2019年06月20日
パラレルワールド・ラブストーリー

東野圭吾さんのベストセラー小説を、実写映画化。
主人公が、2つの世界を行き交うラブストーリーになってます。
愛する彼女は、自分の恋人なのか?
それとも、親友の恋人なのか?
予告編を見て、「コレ、面白そう」と思って、公開を楽しみにしていた作品でしたが
正直、期待値が高かった分、「どうだった?」と聞かれたら、「まあまあ」になっちゃう。
吉岡さん演じる彼女の本音が、見えてこなくて、「本当は、どっちなの?」と
イライラしてしまいました。
彼女自身は、どっちを愛していたんだろう?と思う。
だって、吉岡さんの演技が、優柔不断なんだもん。
でも、スカではなく、十分楽しめる作品でした。
ただ、ワタシにとっては、まあまあ。 (75点)
2019年06月16日
コンフィデンスマンJP

古沢良太さん脚本によるオリジナルストーリーの大ヒットドラマが、ついに劇場版へ・・・
3人の信用詐欺師=コンフィデンスマンが、奇想天外な計画で、悪人たちから
大金を騙し取ります・・・
見事に、ダマされちゃいました(笑)
脚本が素晴らしいし、田中監督の演出によるストーリー展開のテンポもいいですね。
ロマンス編というだけあって、ダー子の過去の恋愛が明らかになったり、
ボクちゃんの、ダー子に対する想いも聞けたりで、お得に楽しめました。
コレは、テレビドラマの豪華版とかではなくて、本物の劇場版になってます。(80点)
2019年06月13日
居眠り磐音

佐伯泰英さんの時代小説シリーズを、「空飛ぶタイヤ」の本木克英監督が実写映画化。
松坂桃李さんにとっては、初時代劇となります。
コレはよかったです!!!正直、想像していた以上の満足感!
松坂さん演じる磐音のキャラクターが、何より素晴らしかったと思う。
日本人が、美徳とするものが、彼にはあります。
ラブストーリーあり、捕物帳あり、チャンバラあり、人情あり・・・
ラストの花魁道中は、凛として、美しかった。
ストーリーの前半は、豊後関前藩が舞台となっており、ロケ地は、大分県の杵築市です。
杵築の武家屋敷一帯が、写ってましたヨ。
杵築に、松坂、杉野、柄本の、お三方が来てたなんて、知らんやったわ。
そして、磐音の両親役は、大分県出身の石丸謙二郎さんと、財前直見さんでした。(85点)
2019年06月05日
チア男子!!

「桐島、部活やめるってよ」や「何者」の朝井リョウ原作の小説の実写映画化。
柔道一家に生まれた春希は、ケガをきっかけに柔道を辞め、親友の一馬から誘われた男子チアを
始めるのだが・・・
今、人気沸騰中の横浜流星さんが出演されている作品。
ピンクで大ブレークしましたが、本作は、まだブラックの時です(笑)
ストーリーは、スポーツものの王道エンターテインメント、ラストでの初ステージで
最高潮に達します。青春のキラキラ感、満載でした。
そして、メンバーそれぞれの悩みや葛藤も描かれていたので、人間ドラマとしても
楽しめました。
男子チアのパフォーマンスも素晴らしかったです。練習大変だったろうなぁ~ (75点)
2019年06月02日
アメリカン・アニマルズ

アメリカ、ケンタッキー州の大学生4人が起こした強盗事件。
狙ったのは、大学の図書館に保存されている、時価12億円のヴィンテージ本。
この実話を、事件を起こした本人たちと、彼らを演じる俳優たちをミックスさせて映画化。
犯罪映画を参考に強盗計画を立てて、本当に実行するなんて、どう考えても無茶苦茶な話。
実際に、4人は逮捕されて、7年間服役しました。
映画は、本人たちの解説や、インタビューを交えながらの再現ドラマという感じです。
絶賛されている方もいるようですが、ワタシは、正直、面白くなかった。
だって、スカッと感、ゼロですもん。
見てて、こんな子供じみた計画を、なんでやっちゃう?みたいなストレスばかりでした。
「嘘のような本当の話」なのかもしれませんが、映画的なオチもなかったです(65点)
2019年05月29日
名探偵ピカチュウ

ポケモンの世界が実写化され、ピカチュウがハリウッドデビューです。
コレは、面白かったです!
お子ちゃま映画とかではなくて、大人が、フツーに見るハリウッド超大作映画でした。
主人公の青年ティムは、行方不明の父、ハリーを、かつて父の相棒だったピカチュウと
探すことになります。
ピカチュウの声は、ティムにしか聞こえないけど、その理由は、ラストで明らかに・・・
見終わった後は、いい映画だったなぁ~と思いましたね。
ワタシは字幕版で見たのですが、ピカチュウの声を、ライアン・レイノルズがやっていて
ラストで、父ハリー役としても登場します。
わぁ~そういうことだったのかぁ~と、感心してしまった!
ピカチュウの毛並のフワフワ感も、可愛さも、完璧に再現されてて、ワタシ的には大満足。(85点)
2019年05月29日
賭けグルイ

原作を、そのまま実写化しているのではなくて、オリジナルストーリーとして
映画化したギャンブル・エンターテインメント。
劇中の心理戦は、面白かったですね。
ただ、舞台ものを見ているようなオーバー演技に、少し疲れました。
特に、3年A組にも出ていた福原さんの熱演なんて、大きな目が、こぼれそうでしたもん。
ストーリー的には、まだまだ先がありそう。
だって、主役の夢子は、ラスボスの生徒会長とは、まだ対決してないから。
続編ありかもですね。 (70点)
2019年05月21日
ふたりの女王 メアリーとエリザベス

16世紀の英国を生きた、ふたりの女王、スコットランド女王、メアリー・スチュアートと
イングランド女王、エリザベス一世。
エリザベス女王は、有名ですが、本作の主人公は、メアリーの方でした。
対立していた2つの国は、メアリーが処刑され、子供のいなかったエリザベスの没後、
メアリーが生んだ息子、ジェームズが、スコットランドとイングランド共通の王となります。
コレは面白かったです。
元々、イギリス映画が好きだし、アタリも多いと思う。
歴史ものだけど、堅苦しさはなく、今風な作りでした。だから、観やすかったですね。
今まで映画化されてきたエリザベス女王像とは、違っていて、人間味がありましたし、
メアリーの事も、いろいろ知ることも出来ました。
メアリーを演じたのは、シアーシャ・ローナン、とにかく上手かったです。
ストーリー以外でも、衣装やメイク、ヘアスタイルなど、女子は楽しめると思います。(80点)
2019年04月29日
アベンジャーズ エンドゲーム

昨年公開された「インフィニティ・ウォー」では、サノスに敗れ、ヒーローも含めた全人類の半数が消滅。
今作では、残ったヒーローたちが、最後の戦いに挑みます。
ついに、アベンジャーズシリーズが終わる・・・
上映時間は、3時間ありますが、見終わった後の感覚では、2時間ちょっとくらいでした。
シリーズの終焉にふさわしい戦いでした!
ラストは、痛みをともなうものでしたが、ストーリー上、仕方がないと思う。
上手く収めてくれてたと思います。
このネタバレはOKだと思いますが、ソー役のクリスが、太って太鼓腹になってて・・・
それが本物だったから、あらら・・・アベンジャーズの中では、イケメンキャラなのに(笑)
東京を舞台にしたシーンでは、真田広之さんが、立ち回りされてます。
シリーズ最後のアベンジャーズは、ファンも含めて、大満足でしょう。(80点)
2019年04月27日
名探偵コナン 紺青の拳

「名探偵コナン」シリーズ第23作目です。
もうお子ちゃまよりも、若者が楽しむ映画になってる気がします。
観客も、20代の若者たちが多かったですね。
今回の舞台は、初めての海外、シンガポールです。
パスポートのないコナン君をどうやって?と思ってたら、怪盗キッドが、上手いこと連れてってくれました。
海外なので、コナン君たち以外のセリフは、英語で、字幕が付きます。
怪盗キッドが、コナン君になりすまし?この2人、そんなにソックリさん?
この展開もアリなのか・・・と思う。
アニメなのに、アクションシーンは、ド派手で、大いに楽しませてもらいました。
コナン人気、まだまだ続きそうです。 (78点)
2019年04月23日
キングダム

中国春秋期が舞台の人気コミックを「GANTZ」や「図書館戦争」の佐藤信介監督が実写映画化。
コレは面白かったです!5月の連休に、もう一度、見るつもり。
吉沢亮さんが、主人公、信の幼馴染と王の二役を演じられているのですが、
演技によって瞳が違うから、別人に見える。上手いなって感心しました。
山﨑賢人さんの躍動感も素晴らしかったし、中国のロケーションも壮大なものでした。
アクションシーンだって、バッチリ。
正直、想像していた以上のクオリティ!
それぞれの役者さんたちの頑張りを感じます。
大好きな美男美女まつりだったし、ワタシ的には、大満足(笑)
吉沢亮が、ホントかっこいいのです!
ワンオクの主題歌も、盛り上げてくれます。
コミックは、読んでないので、かえって映画として楽しめたと思う。(80点)
2019年04月21日
ダンボ

大きな耳の小象が空を飛ぶディズニーアニメ「ダンボ」
この不朽の名作を、ティム・バートン監督が実写映画化。
人とは異なることによる差別や悲しみを描いてきたティム監督だからこそのストーリーでした。
戦争から戻ったお父さんは、片腕を失っていて、
お母さんは、病気で急死していて
ダンボは、大きな耳を笑われ・・・
ディズニー映画だから、最後はハッピーエンドとは分かっていたけれど
心が痛くなるシーンは多かったです。
後日、グッズ売場にいた女子高生たちの会話が聞こえたのですが
「ダンボ、かわいいーーー見る?」
「いや、だって可哀そうな話じゃん」
ワタシも感じた心の痛みは、避けたいんだろうなって思いました。
ただ、心が痛むことは、そこから「思いやり」が生まれるんじゃないかな。
実写化されたダンボは、本物のようにリアルで愛らしく、彼の瞳や仕草だけで
感情を読み取れました。
ラストは、ディズニーだから、ご安心を!
悪人は、いなくなり、善人は、幸せになりますから! (78点)