2007年10月11日

天然コケッコー


「ド田舎バンザイ!」の映画でした。
ゆったりと流れる時間の中に、すっぽり包まれて、心地よかったです。

主人公の右田そよ役をやった夏帆さんが、
とびっきりカワイイ!
ワタシ的には、彼女を見てるだけでもOKの
映画でした。

全国生徒が、たったの6人の分校に、ある日イケメン転校生が、やってくるところから始まります。
転校生、大沢君を演じた岡田将生さんは、スタイル抜群、オシャレで、クールなイケメンさんにピッタリでした。
やっぱり、美男美女、もしくはカッコイイ&カワイイがいいですね〜
特に、ワタシ的には必須条件。

夏帆さんと岡田君は、そこに居るだけで、キラキラしてて、ハッとさせられました。
こんなキラキラ感って、あの頃しかなかったものだなあ〜と思う。

記憶の中では、光に包まれた瞬間なんだけど、それが目の前に広がってました。
なんとも懐かしくて、羨ましくて、そしてシアワセな気分にさせてもらった映画です。

でも、ストーリーはキレイ事ばかりではなくて、友達から嫉まれた事や、
自分では気がつかずに友達を傷つけていた事に対して、自分を責めたり、
急に大泣きしてしまったり、そんな青春のイタイ部分も、しっかり描かれてました。

監督は「リンダ・リンダ・リンダ」の山下敦弘(のぶひろ)
毎日続いている日常を、ステキな瞬間に変えてくれる監督さんです。

そして脚本は、渡辺あやさん。原作の大ファンだったそうです。
デビュー作は「ジョゼと虎と魚たち」
そして、あの「メゾン・ド・ヒミコ」も書かれてます。
ワタシが大好きな脚本家さんです。

主人公、そよのお父さんは佐藤浩市さんでした。
あまりにも、普通のお父さんだったので・・・
「スキヤキウエスタン・ジャンゴ」の後遺症か?ギャップに苦しみました(笑)
お母さんは、夏川結衣さん。
若手のフレッシュな魅力が、ベテランの存在感に支えられて、思いっきり輝けたような気が
します。

映画は、そんなに大事件が起こるわけでもなく、スローに流れてゆきます。
その空気感の心地よさを楽しんでほしい作品です。
かつて、存在していたあの頃、
普通に流れていた日常のキラメキが
スクリーンの中に溢れてました。


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この記事へのコメント
この映画は私も最も気に入った作品の一つです。
日常のアクセクした気持ちから離れて、幼いときの感覚に戻してくれた映画でした。そして、幼いときにはこんな風に恋というものが現われるのかなと思いました。キスしても愛を感じないという大沢くんのせりふに、そよはとまどってしまってる様子でしたが、そんなことはいずれどうにかなる、といった雰囲気の映画ですね。

くるりのオリジナルソングの冒頭のせりふも大好きです。
 こころは三角で ことばは四角だな ま~るい涙をそっと拭いてくれ

ときどき角が立つような、たどたどしいやり取りだけど、お互いになぐさめあって生きていく、映画ではそんな環境が上手く描かれていると思いました。12月にDVDが発売予定だとか、何度もみてみたいと思いました。
Posted by mr.yuiki at 2007年10月28日 11:05
mr.yuiki さんへ>>>

ステキなコメントありがとうございます。
ワタシの感想よりも、深くこの作品を理解されてると思いました。

くるりは大好きで、この映画の脚本家、渡辺あやさんのデビュー作「ジョゼと虎と魚たち」でも、主題歌を歌われています。
その時に、知って、すぐサントラを買ってしまいました。
今回も、映画にピッタリの歌でしたね。
また、よろしくおねがいします。
Posted by サラ at 2007年10月29日 00:29
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