2007年10月01日

ミス・ポーター


「ピーターラビット」を生み出した女性作家、
ビアトリクス・ポターの半生を描いた
作品です。

青い上着をはおったうさぎ、ピーターラビットは有名だけど、作者であるポターの事を知っている人は少ないと思う。
ワタシも以前はそうで、図書館でたまたま彼女に関する本を見つけて読んだ時、驚いた事があります。
ポターは上流階級の生まれで、裕福な家庭で育ったのに、親から独立して自分で生活しようとした事。
上流階級の女性が仕事を持とうとするなんて、当時は大変な事だったと思う。
それらは、この映画の中でも描かれてます。

この映画のタイトルは「ミス・ポター」
映画を見終わったら、なぜ、このタイトルを付けたのか?
なんとなく、わかるような気がします。

映画は、ヨカッタです!ワタシ的には好きな映画。
上映時間も1時間半位で、コンパクトにまとめられています。
ストーリーは、淡々と流れるように描かれてるので、人によっては盛り上がりに欠けてると感じたり、物足りないと思われる方もいるかも・・・
ワタシ的には、そんな風に、サラっと描いているところが好きなんですが・・・
ドラマチックに描いてないから、主人公を身近に感じました。
人の死というものは、ポコッとやってきます。
でも、時間は、いつも通り流れている。
ショックを受けた自分だけは時間を見失ってしまうけど、
日常は、そう変わりなく回っていくものです。

ビクトリスは才能に恵まれていたと思うけど、自分の好きな事を仕事に出来て、それで生活して
ゆけたから、それも一つの幸せだったと思う。
ワタシも、そうなれるんだったら、結婚はしなくていいと思ってます。
恋も仕事もうまくいく人生を望んでたら、いつかバチが当たっちゃう気がするんですよね〜
ワタシも意外と小心者だな(笑)
この映画は、女性が共感出来る部分が多いと思います。

監督は「ベイブ」でアカデミー賞にノミネートされたクリス・ヌーナン。
主人公ビアトリクスを、レニー・ゼルウィガー。
編集者のノーマンを、ユアン・マクレガーが演じてます。
二人は、以前「恋は邪魔者」という映画で共演してました。
この時のレニーは、バービー人形のようで、とても可愛いかったです。
ポップな色彩のカワイイ洋服だらけ・・・モロ、ワタシのツボでした。

イングランドの湖水地方の風景もたくさん出てくるし、ピーターラビットが生きているように動いて
くれたり、とにかくファンには、うれしい映像でした。
静かな美しい映画だったと思います。


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