2015年11月21日
ミケランジェロ・プロジェクト
ジョージ・クルーニーが、製作・脚本・監督・主演を務めた作品。
第二次世界大戦中、ヒトラーによって略奪された美術品を奪還する為に
結成された7人からなる特殊部隊「モニュメント・メン」
彼らは、戦闘経験ゼロの、プロの芸術家たちでした。
世紀の美術品の数々を守った英雄たちの知られざる実話とは・・・
クル―ニ―監督作品の中では、1番エンタテインメント性があるんじゃないかな。
だから、誰にでも馴染めるし、わかりやすい。
実話の史実を押さえつつ、メンバーそれぞれのキャラクターで
楽しませてくれたりもするので、面白かったです。
クルーニーだからこそ集められた豪華な俳優陣も魅力。
彼らによって守られた美術品は、有名なものばかりで、あの「モナリザ」も
「最後の晩餐」も、ゴッホの「ひまわり」も、レンブラント、ルノワール
ピカソ、ロダン、ミケランジェロなどなど・・・
彼らがいなかったら、ヒトラーの敗北と共に、焼き尽くされていたかと思うと
背筋がぞっとします。
それにしても、ヒトラーの独占欲、ハンパないわ。 (78点)
2015年11月19日
俺物語!!
イカツイ顔面の高校生、猛男の恋を描いた「俺物語!!」の実写映画化。
鈴木亮平さんが、体重をドーンと増やして、主人公を演じてます。
高校生には見えないけど、鈴木さんの「好きだぁ~」の勢いと迫力で、ねじ伏せられました。
映画は、楽しめましたが、いい大人になると、キモチに余裕がなくなるのか、
モジモジ時間に、イラつくことも・・・
ハッキリ、そこで言えばいいじゃん!と何度思ったことか(笑)
中高校生からしたら、そこが、いいのにね。
ヒロインの永野さんは、可愛いし、坂口さんの塩メンは、個人的にはツボでした。 (73点)
2015年11月12日
カプチーノはお熱いうちに

「あしたのパスタはアルデンテ」のフェルザン・オズペテク監督の最新作。
見る前は、男女の恋を、面白おかしく描いたイタリア映画かと思ってました。
予想通りだったのは、前半だけで、13年後を描いた後半は、思いもよらない展開と
なります。
これから鑑賞される方もいるかもしれないので、書かないことにしますが
今が永遠に続くわけではないんだってこと。
でも、この監督の素晴らしいところは、プラスもマイナスも全てをひっくるめて
人生讃歌のストーリーにしちゃうところだと思う。
見終わった後は、自分の大切な人は誰だろう?と考えました。
原題は「シートベルトをしめて」だそうです。
考えるに、人生の荒波に振り落とされないように・・・という意味でしょうか?
そして、「人生、何が起こるかわからない。心して挑め!」と
言われているような気がします。 (80点)
2015年11月12日
WE ARE Perfume
結成15年、メジャーデビュー10周年を迎えるPerfume。
本作は、彼女たち3人の“今”を切り取ったドキュメンタリーです。
ミスチルやバンプなど、コンサートを映画館で見るタイプとは違ってました。
3人が歩んできた足跡や、世界ツアーでのパフォーマンス、舞台裏などなど・・・
まるでNHK番組で見るようなドキュメンタリーね・・・と思って、チラシを見たら
制作が「NHKエンタープライズ」うわっ!やっぱ!そうだったのね。
ワタシはPerfumeのファンとかではなく、映画のひとつとして見たのですが
彼女ら3人が、謙虚な努力家で、スタッフやファンに対して、感謝の心を持っている事に
感動しました。コレを見たら、誰もが応援したくなっちゃうと思う。
感謝の心って、大事!
音楽映画だったのに、我が身を正すことになるなんて・・・
劇中のセリフじゃないけど、ワタシも「頑張るぞぉ~」
2015年11月10日
PAN ネバーランド、夢のはじまり
「プライドと偏見」「アンナ・カレーニナ」のジョー・ライト監督の最新作は
少年ピーターが、ピーターパンになるまでのお話。
イギリス出身のジョー監督が、イギリスの小説を、「ハリー・ポッター」の英国スタジオで
撮ったということで、楽しみにしていた作品。
気合いを入れて、TCXスクリーンで、3D鑑賞しました。
コレは、大正解!夢のようなファンタジーの世界が、広がります。
ストーリーも面白かったぁ~
ピーターパン・ビギニングのストーリーは、全く新しいものだったので、ワクワクしました。
主人公ピーターを演じた、リーヴァイ・ミラー君は、逸材の新人。
美少年なので、今年のラルフローレンのアンバサダーに就任したそうです。
あと、悪役の黒ひげ様ですヨ。
ヒュー・ジャックマンが、泣く子も黙る悪役ぶりなの。
ミュージカルの歌声まで披露しちゃってます。
原作では、宿敵のフック船長も、まだ若くて、イケメン。
「トロン:レガシー」の主役だったらしいけど、5年前だし、
イケメンだったくらいしか覚えてない(汗)
ロンドンの街並とか、ハリーポッターを彷彿させてくれるもので、
さっすが本家本元と思っちゃいました。
タイトルの「PAN」は、劇中では「戦士」という意味で使われていたので
主人公がピーターだから、そんで、ピーターパンなのね、と勝手にナットク。
本作は、是非、大きな劇場のスクリーンで楽しんでほしいですね。
ファンタジー大好きなので、80点です。
2015年11月09日
トランスポーター イグニション
リュック・ベッソンが、新たな「トランスポーター」シリーズを始動。
2番煎じと思ってたら、コレは面白い!
プロの運び屋、トランスポーターの3つのルールは変わりません。
変わったのは、主演で、2代目フランク・マーティンを演じるのは
イギリス俳優のエド・スクレイン。
モデル並みのスタイルに、超イケメン、ブルーの目もステキ。
おっと、将来、ボンド候補に挙がるかもね。
格闘アクションもキレキレで、お声もいいの。
こりゃ~最強だわ。
今までのジェイソン・ステイサムは、カッコよく見えてくるタイプだったけど
エド・スクレインは、始めからカッコいい。
あと、ストーリーも面白かったです。
本作では、フランクのお父さんが、ストーリーに絡んできます。
そのお父さんも色気のある中年イケメンなの。
老若女子をターゲットにするなんて、さっすが!ベッソン!
美女も出てきますので、男性も楽しいと思う。
次のトランスポーターシリーズが楽しみ! (80点)
2015年11月08日
メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮
ジェイムズ・ダシュナーの同名小説の実写映画化、3部作の第2弾。
第1作目で、巨大迷路を脱出した主人公たちを待っていたのは、灼熱の砂漠と
ゾンビ化した人類たち。
このシリーズは、見てる時は面白いんだけど、時間が経つと、ストーリーが記憶に
残ってないんだよね。
この感覚は、「ハンガーゲーム」と似てるんだけど・・・
パート2が公開される前に、パート1のおさらい上映やってたけど、正解だと思う。
ワタシの頭の中も、「イケメンの若手俳優さんが出てて、面白かった」くらいだった。
コレって、ゲームを楽しんでる感覚と同じかもしれませんね。
さて、このシリーズの良いところは、1話完結になっているところ。
だから、消化不良のイライラ感はありません。
迷路の実験の謎も、少し解明されてます。
そして、仲間との絆も深くなって、人間ドラマの部分も広がってました。
次は、完結編。ラスボスとの対決ですね。
本作では、スケールもアクションもパワーアップしてましたので、期待出来そう。
記憶に残る完結編になるのか、楽しみです。 (75点)
2015年11月06日
ギャラクシー街道
三谷幸喜監督の最新作は、「清須会議」の戦国時代から、西暦2265年の宇宙へ。
前作が良かっただけに、今回は見劣りしてしまう。
ハンバーガ―ショップの中だけの群像劇だったので、舞台とかでも使えそう。
何日か経って記憶に残っていたのは、主役ではなく、遠藤憲一さん。
それ以外は薄れてしまう程のピカイチのインパクトでした。
登場人物それぞれのキャラは楽しめたんだけど、後に残るものがなし。
何を言いたかったんだろうね。
見終わった後、このバカバカしさを楽しむのかしらん?と思った。
頭に残っていたのは、エノケンさんのメンデスだけ。
三谷流のファンタジーを楽しむんだったら、宇宙なんかじゃなくて
天国の話なんかを三谷流にやってほしかった。
DVD鑑賞でもいいっかなぁ~と思ったので、68点。
2015年11月04日
ダイバージェントNEO
ベロニカ・ロスの小説「ダイバージェント」の実写映画化、第2弾。
人類を性格で振分け、「勇敢」「無欲」「高潔」「平和」「博学」といった5つの共同体で
管理されている近未来が舞台。
主人公、トリスは、そのどれにも属さない異端者(ダイバージェント)だった・・・
昨年公開された前作は、大分での公開がありませんでした。
ワタシは、東京散策時に、新宿ピカデリーにて鑑賞。
続編は見れないかも・・・と思ってたら、TOHOわさだで上映してくれました。
TOHOシネマズが、2つになったおかげで、ピカデリー系とかも見れるようになって
喜んでます。TOHOさん、ありがとう!
さてさて、映画は、近未来SFアクションです。
アクションは、前作よりも、パワーアップしてました。
ストーリーも面白いけど、この映画の魅力は、なんと言ってもキャストだと思う。
若手、ベテランと豪華なの。
演技力があって、魅力ある若手俳優が、何人も出てたら、ストーリーがそこそこ良ければ
面白くなるってもんです。
英国イケメン俳優、テオ・ジェームスは、これからブレイクするだろうね。
そして、悪役を演じたのが、オスカー女優のケント・ウインスレット。
憎々しい悪役ぶりです。
それに役作りなのか、お肉も付いて、デカくなってた。
ラストは、希望のあるものでした。
次の展開もありそうだったけど、シリーズは、一応、完結ですね。(78点)
2015年11月03日
ピッチ・パーフェクト2
女の子だけのアカペラグループ、べラ―ズの活躍を描いた「ピッチ・パーフェクト」の続編。
舞台は、前作の全米大会から世界大会へとグレードアップ。
最大の敵、ドイツチームに勝つことは出来るのか・・・
な~んも考えずに、ノーテンキに楽しめる作品!
体調も考えなくてもいいから、楽チンそのもの。
センスのいい楽曲と、パーフェクトなダンス!
女子会みたいなノリで、あぁ~楽しかった!
ドイツチーム、最強、ハンパない迫力でした。
ワタシにとっては、頭をリセット出来るし、な~んか、ホッとしちゃう。
人にも、オススメしやすい映画です。 (78点)
2015年11月03日
先生と迷い猫
ある日突然いなくなった三毛猫、ミイを探し始めた校長先生。
でも、ミイを探していたのは、先生ひとりではなかった・・・
一匹の野良猫が、地域の人々を繋いでゆく・・・
主演は、イッセー尾形さんだったけど、お目当ては、三毛猫ドロップ嬢。
「あまちゃん」で、デビューしたそうです。
でも、後半は、悲しいかな、出番なしでした。
染谷さんと北乃さんが出演されてたのが、救いだったかなぁ~
ストーリーは、盛り上がりもなく、淡々と終わります。
ラストは、ワタシにとっては消化不良状態でした。
ミイちゃんは、見つかったの?
あの少年って、意味あんの?
悶々と考えてしまいました。
ただ、猫との触れ合いの中で、救われてる人は多いと思う。
猫好きにとっては、とりあえず、見てしまう映画です。(70点)
2015年10月29日
ジョン・ウィック
キアヌ・リーブスが、伝説の元殺し屋を演じる、スタイリッシュなアクション映画。
最強の殺人マシーンだった元殺し屋、ジョン・ウィック。
最愛の妻が病死した後、彼に亡き妻からの贈り物が届く。
それは、ビーグル犬の子犬で、名前はデイジー。
彼は子犬を可愛がり、立ち直ろうとしていた矢先、マフィアに襲われ、
子犬は撲殺されてしまう。
キアヌ・リーブスが、スタイリッシュに復活!
プライベートでは、ぶくぶく状態のキアヌというのが定番?のようだけど
本作では、バッチリ、ダイエットして、かっこいいキアヌに変身してくれてます。
映画ファンとしては、ONもOFFも、こんなキアヌでいてほしいものです。
映画は、安心して?見てられます。
だって、最強だから負けないんだもん。
ワタシ的には、水戸黄門の安定感と一緒だったかも(笑)
冒頭シーンとラストシーンが、リンクしてました。
ピストルを使った、流れるようなアクションと、キアヌのクールな眼差しに萌えます。
すでに、続編が決定されてるらしいので、キアヌ様、太らないでね。(78点)
2015年10月28日
探検隊の栄光
「グッモーエビアン!」の山本透監督作品。
来年1月には「猫なんかよんでもこない」が公開予定です。
伝説の未確認生物を追い求めるテレビ番組スタッフと、落ち目の俳優の
秘境探検ストーリー。
ホント、バカバカしい映画です(笑)
でも、ここまで吹っ切れていると、逆に清々しくなっちゃう。
特に、藤原竜也さんの演技には、感動すら覚えました。
よくぞ、仕事を受けたよねぇ~
彼のオーバーアクションの凄さを見せつけてくれた感じ(笑)
とにかく、藤原竜也すげえ~・・・・の一言でした。
ハマる人には、ハマる映画です。ワタシは、70点かな~
2015年10月24日
マイ・インターン
「恋愛適齢期」や「ホリデイ」のナンシー・マイヤーズ監督の最新作。
ニューヨークで人気ファッションサイトを運営する女社長、ジュールズ。
可愛い娘と、主夫になって家庭を支えてくれる優しい夫。
仕事も女性の幸せも、手に入れた彼女だったが・・・
アン・ハサウェイ演じる女社長の部下を、ロバート・デニーロが演じます。
面白かったです。後味もいい王道ものかな。
働く女子目線で見るも良し、人生を謳歌するシニア目線で見るも良し、
いろいろな世代で楽しめる作品だと思う。
面白いことに、日本では「マイ」を付けて「私のインターン」にして
アンが主人公のようになってますが、本当はただの「インターン」
日本では、働く女子をターゲットに宣伝をしたようです。
確かに、「プラダを着た悪魔」の時のようなステキ女子のアンを楽しめます。
仕事と家庭の両立は、あるあるネタが、いっぱいでした。
でもワタシは、デニーロ演じるベンの人柄や、生き方に感動しました。
デニーロも劇中のベンと同じ、70歳らしい。
いくつになっても、人生をスリリングに変えることは出来る。と信じたいです。
あと、歳を取ったら、オシャレじゃないとダメだと思った。
だから、お洒落で可愛げがあって、映画通のおばあちゃんを目指すぞぉ~ (80点)
2015年10月21日
図書館戦争 The Last Mission
有川浩の同名小説を実写映画化した第2弾。
1作目からの主要キャストに、新たなキャストを加えた続編です。
――図書隊vs良化隊――
タイトルそのまんまに、戦争映画のようでした。
時折、日本人同士が殺し合う戦闘シーンに、ついていけなかったです。
新キャストの松坂桃季さんの悪役ぶり、ハマってました。上手かったです。
岡田さんのアクションは、さすが!本物の特殊部隊に行けそう。
そんな中、榮倉さんのヘナヘナ走りが目立ってしまう。
その戦いと並行して、堂上と笠原のプラトニックラブも描かれます。
ラストミッションに相応しく、戦いも恋のゆくえも、一応、決着。
戦争映画、時々、ラブコメみたいな感じかな。 (75点)
2015年10月20日
バクマン。
「モテキ」の大根仁監督の最新作は、週刊少年ジャンプの頂点を目指す
男子高校生2人の熱い青春ストーリー。
コレは、面白かったです!
原作担当の秋人を、神木隆之介さんが演じ、作画担当の最高を、佐藤健さんが演じます。
あと染谷さんもライバル役で出ていますし、まさに実力を兼ね備えた旬の若手祭りでした。
3人共、好きな俳優さんですが、その中で1人を選べと言われたら、神木君かな。
彼は、いろんな役柄をこなせるのに、周りと調和して邪魔をしない所が凄いと思う。
サカナクションの音楽が、映像とピタッとハマってます。
音楽との相乗効果によって、若い2人の疾走感がよく出てました。
見終わった後は、爽快な気分! (85点)
2015年10月19日
屍者の帝国
34歳でこの世を去った作家、伊藤計劃の原作小説、3作をアニメ化してゆく
プロジェクトの第1弾です。
この後、11月に「虐殺器官」、12月に「hamony」が公開されます。
伊藤計劃は、文壇デビューから2年足らずで、この世を去りました。
「屍者の帝国」は、冒頭30ページで止まったままでしたが、芥川賞作家、円城塔との
共作によって、完成されます。
19世紀末のロンドン。
死者を蘇生させる地術によって、屍者を労働力として活用させています。
医学生、ジョン・ワトソンは、親友フライデーの死後、自らの手によって
違法に彼を屍者化するのだが・・・
アニメだけど、ヘタな実写映画なんかよりも、はるかに面白いです!
ストーリーのテーマも1本筋が通っていたし、とにかくストーリーに引き込まれます。
声優さんも、重厚な絵も、作品全体の雰囲気も、素晴らしかった。
日本のアニメのクオリティの高さは、凄いわ。
これから公開される2作品も、ガゼン楽しみになってきました。(85点)
2015年10月18日
罪の余白
最愛の娘の死は、自殺か?事件か?
行動心理学者である父親は、絶望のあまり暴走してゆく・・・
ノーマーク作品だったけど、コレは面白かった!
ジャンルで言うと、心理サスペンスになります。
主人公が対決するのは、美しく、頭のキレる女子高生、咲。
彼女は、人を巧みに操って、もて遊ぶ悪魔のような娘。
咲を演じた吉本さんの凍りつくような演技に魅せられました。
ラストの展開は、ワタシの中では想定外でした。
コレは、オススメものです。 (80点)
2015年10月18日
パパが遺した物語
「幸せのちから」のガブリエレ・ムッチーノ監督の最新作。
小説家だった父が遺した、父と娘を描いた物語。
その小説は、父の死後、大ベストセラーとなります。
その後、成長した娘ケイティは、愛を信じない大人になってました・・・
子供時代のケイティと、大人になったケイティとのギャップが、大き過ぎて
理解に苦しみます。
なんで、そうなっちゃうの?
これじゃあ、一種の病気としか言いようがないですもんね。
大人になるまでの成長が描かれてないので、頭が付いていきませんでした。
それを、ワタシの大好きなアマンダが演じていたので、イタかったです。
子供時代の父親とのストーリーが感動的だっただけに、残念!
ストーリーは、過去と現代が、半々くらいの割合で描かれます。
だから、半分、良くて、半分、ダメ。
ケイティの子供時代を演じたカイリー・ロジャースが健気で泣かされます。
それと、「アニー」の主役だった女の子が、デカくなってて、ビックリ。
あんなに可愛かったのにぃ~ (70点)
2015年10月18日
ヒロイン失格
別冊マーガレットで連載されていた少女コミックの実写映画化。
主人公の女子高生はとりは、大好きな幼なじみ、利太と結ばれると信じていたのに
フラれてしまう。
一発奮起して、利太に猛アタックを仕掛ける中、学校一のモテ男、弘光君に
アプローチされ・・・
夢のような美男美女のアンサンブル!眺めてるだけでも楽しい!
その上、桐谷さん、山﨑さん、坂口さんと、大好きな俳優さんばかりでしたもん。
もし、映画がダメダメだったとしても、ワタシには関係ないかも(笑)
ストーリーは、「これがオチなのね」・・・と思ってたら、まだまだ続きがあって
「やっぱ、王道のラブコメね」・・・で終わりました。
ステキなファッションも、モデルさん達だから、映えます。
女子だったら、妄想ヒロインになって、山﨑さん、坂口さん、どちらにしようか、
迷ってしまう(笑)
映画うんねんよりも、満足度で、80点。
2015年10月18日
進撃の巨人 後編
大人気コミックの実写版2部作の完結編。
公開初日に見たのですが、バタバタと1ヶ月が過ぎてしまいました。
旬なレビューではないのですが、鑑賞記録として残しておきます。
見終わって思ったのは「コレはコレで、いいんじゃない?」でした。
前編を見て、ハードルが下がってたせいもあるし、1番不快に思ったイチャイチャが
なかったせいでしょうか・・・
まぁ~広い心で見れば、娯楽映画なんだし、不快要素もなかったんだし、
まっいいんじゃない?になりました。。
それにしても、巨人がウヨウヨ出過ぎて、怪獣映画?を見てるようでした。(70点)
2015年10月14日
キングスマン

「キック・アス」のマシュー・ヴァーン監督の最新作。
英国の演技派俳優として有名なコリン・ファースが、キレキレのアクションに
挑戦してます。
コレは、面白かった!
コリンが英国紳士から、凄腕の戦士へと変身しちゃうギャップに萌えまくりでした。
「キンギスマン」は表向きは、ロンドンの高級紳士服店なんだけど
実体は、どの国にも属さない最強のスパイ集団なの。
敵の美女ボディガードも、強いのなんのって・・・
彼女の空手は、本物だね。
終盤には、予想外の展開が待ってます。
ワタシは、「えぇ~そんなぁ~~~」でしたが・・・皆さんは、どうでしょうか・・・(80点)
2015年10月05日
アントマン

マーベルコミックから、新たなヒーローの登場。
アント=アリのことで、1.5センチのアリサイズのヒーローが大活躍します。
コレもマーベルなの?と思った作品。
マーベル出身のヒーローといったら、「アベンジャーズ」に出てた面々。
とてもじゃないけど、アントマンは正義の為に戦うタイプではなくて、
愛する娘のためとか、お仕事としてアントマンをやるとか、そんな感じなの。
だから、アベンジャーズから「一緒に、戦おうぜ!」と言われたら、
これからどうすんだろう?って思っちゃう(笑)
人間サイズになったり、アリサイズになったり、スイッチひとつで、変化します。
そんなスピードバトルは斬新で、面白かったです。
それに、働きアリを操って、敵をやっつけたり、クロオオアリに乗って
空を飛んだりするシーンなんて、子供はワクワクすると思う。
2015年10月04日
天空の蜂
東野圭吾が、20年前に世に出した小説の実写映画化。
自衛隊の新型巨大ヘリが、遠隔操作によって、何者かによってハイジャックされます。
その目的は、原子力発電所に墜落させること。
日本消滅の危機は、回避されるのか・・・
チラシの宣伝文句「標的は原発」
コレって、どうなんだろう?
ワタシは、見る気が失せたんだけど・・・
反原発とか、ややこしい話っぽくない?
迷ったけど、俳優さんが良かったので、見に行きました。
いい俳優さんばかりだったので、それなりに見応えはありました。
でも、面白かった!とは言えません。
主人公の子供が、ヘリの中に乗ってしまうという展開が、嫌でした。
そして、オチを考えると、「標的は原発」ではなかった。
映画としては、曖昧で、地味だったかもしれません。
だから、感想を聞かれても、まあまあとしか言えない。
ただ、俳優さん達の演技が良かったから、そんなにけなせないんだなぁ~
2015年10月02日
心が叫びたがってるんだ。
「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の監督、脚本家、
キャラクターデザイナーの3人が再結集して作られた完全オリジナルストーリー。
幼い頃の事件をキッカケに、喋らなくなった少女が、ミュージカルで歌うことで
気持ちを伝えてゆく・・・
ヨカッタけど、「あの花」は越えられないかなぁ~
比べる方が、邪道なんだけどね。
キャラクターは可愛いし、劇中の風景シーンは、とても綺麗!
ミュージカルのラストシーンでの歌は、ヨカッタなぁ~
映画音楽は、やっぱいいですヨ。
2015年10月02日
GONINサーガ
1995年に公開された映画「GONIN」の19年後を描いた作品。
19年前の襲撃事件で、親を亡くした遺児たちの復讐と新たなサーガが始まる・・・
20年前の映画の事など知らずに見たので、まさかヤクザ映画だったとは・・・
実は、見るのがしんどかったのと、面白くなくて、途中退席しました。
ごめんなさい!
たけしさんの「アウトレイジ」は面白いと思ったので、ヤクザ映画だったからとは
違います。
ラストを見届けたいというキモチが戦ったのですが、ギブアップしたんで帰りました。
途中で帰る事があるなんて、自分でもオドロキです。
でも、未練はありません。
ワタシには、合わなかったようです。
2015年09月26日
ラブ&マーシー
ザ・ビーチ・ボーイズの中心メンバー、ブライアン・ウィルソン。
彼によって、数々の名曲が生まれました。
本作は、そのブライアン公認のもとで作られたそうです。
ストーリーは、ブライアンが数々の名曲を誕生させた秘話を、半生に渡って描いてます。
その天才ゆえに精神を病んでいったブライアン。
20年後、そんな彼を救ってくれたのは、ある女性との出会いでした。
若い頃を、ポール・ダノが演じ、20年後を、ジョン・キューザックが
演じるという2人1役でした。
もちろん、ザ・ビーチ・ボーイズの名曲の数々も登場します。
ブライアンは、すごい天才だったんですね。
そして、“天才”というのは、生きる事が大変なんだなって思いました。
ポール・ダノの演技が素晴らしいです!
天才ゆえの孤独、そして音楽を愛し、家族を愛し、心はピュアで繊細で・・・
ピアノも歌も上手で、ブライアンが乗り移っているように見えました。
まだ本人は、死んでないけど・・・
ザ・ビーチ・ボーイズの曲は、BGMとかで流れてくるヒット曲くらいしか
聞いたことがなかったので、その曲を書いた人が、こんな壮絶な半生を生きたなんて・・・
ストーリーが終わり、エンドロールでご本人が歌うシーンがあります。
映画を見た後だからこそ、その歌の歌詞に感動を覚えました。(80点)
2015年09月24日
アンフェア the end
ついに「アンフェア」シリーズ10年の歴史に幕が下ろされ、
すべての謎が明かされる完結編です。
このアンフェアシリーズでは、主人公、雪平を演じる篠原さんの
シャワーシーンで、始まったらしいです。
そして、篠原さんのシャワーシーンで終わりました。
心憎い演出ですね。
それにしても、美しい後姿で、女性が見ても溜息もの!
いつまでも眺めていたいほどです(笑)
父親を殺したのは、誰だったのか?
その謎は明らかになったし、誰が味方で、誰が敵なのか?とか、
いろいろ楽しめて、面白かったです。
ただ、ラストのオチを考えると、あの人と、あの人は死ぬ必要があったの?と思う。
忠誠心を試された?と解釈すれば、それもアリでしょうか・・・
そこだけが、スッキリしません。
雪平のキャラクターは、宝塚の男役の方のようにカッコ良くて、そして、無駄に美人。
この「無駄に美人」っていうのが、ミソ。
篠原さんしか、ハマらないと思うから。
キーパーソンを演じた永山さんの演技力も完結編の追い風になってました。(75点)
2015年09月23日
EDEN/エデン
週末にかけて上京した際、新宿シネマカリテにて鑑賞。
1990年代から2000年代にかけてのフランス、パリ。
当時のダンスミュージックの波に乗った1人のDJの成功と挫折を描いた青春音楽映画です。
今のところ、大分での公開予定はありません。
ストーリーは、2部構成になっていて、第1部は、人気DJとして
人気を博してゆく日々を・・・
第2部は、ピークを過ぎ、苦悩と挫折の日々を描いてます。
見てて、切ないものがありました。
音楽を愛するがゆえ、それを捨てる踏ん切りがつかないキモチがよく分かったから。
夢に流されていても、潮時ってあるんだなぁ~と思う。
主人公、めちゃくちゃ親不幸してましたもん。
親からしてみれば、まだ懲りないバカ息子です。
でも、最後は家族の愛で、再出発できた。
長い時間がかかった分、失ったものも多かったけれど・・・
人生って、切ないなって、思う。
劇中、ダンスミュージックが溢れてます。
オシャレな雰囲気の映画を見たい方、音楽好きの方には、いいと思います。(75点)
2015年09月21日
ヴィンセントが教えてくれたこと

2014年、北米でたった4館から公開された本作は、口コミで広がり
快進撃の大ヒット。
主演のビル・マーレイは、2015年のゴールデングローブ賞の主演男優賞に
ノミネートされました。
不良オヤジ、ヴィンセントは、隣に越してきた12歳のオリバー少年の
放課後のシッタ―をすることに・・・
いつしか2人の間には、奇妙な友情が芽生えてゆきます。
ビル・マーレイの不良オヤジっぷりが、素晴らしい!
ヨレヨレなんだけど、憎めないし、キュートにさえ見えてくる。
オリバー少年を演じたジェイデン君も、アクの強いビル・マーレイと
堂々と渡り合ってて、たいしたもんだった。
そして、猫のフィリックスは、文句なしの可愛さ!
偏屈オヤジの唯一の友が猫っていうのは、定番ですもんね。
このストーリーに出てくる登場人物は、それぞれがワケあり。
シングルマザー、移民、独居老人、夜の女性etc・・・
みんなみんな頑張って、生きてるんだよね。
ヴィンセントやオリバーだけじゃなくて、皆を温かく描いてる。
見終わった後には、肩の力が抜けて、気分が楽になってました。(80点)