2014年01月04日

危険なプロット

危険なプロット




フランソワ・オゾン監督の最新作は、極上の知的サスペンスです。

主人公は、小説家になれなかった高校の国語教師、ジェルマン。
彼は、ある生徒が綴る作文に心をつかまれます。
文才のある、その生徒に作家の才能を見出したジェルマンは、小説の書き方を
個人指導していくうちに、生徒の書く物語に次第に翻弄されてゆき・・・

コレは面白かったです!!!まさに極上のストーリーテリング!!!
ミステリアスな美形少年の書く物語の“続き”に翻弄されていった教師と
同じように、ワタシものめり込んでいきました。
次は?またその次は?結局どうなっちゃうの?
自分が観客というのも忘れちゃうほど、主人公と同化してましたね。

教師が指南する傑作小説に必要なもの・・・
それは“刺激的な設定”“読めない展開”そして“意外な結末”
映画を見終わって気がついたのが、この映画自体も、その通りだったこと。
全てが計算されつくされた構成で、唸ってしまいました。

オゾン監督の作品は、いろいろ見てますが、ワタシにとっては、コレが1番です!
大分での上映は、2週間で終わってしまいましたが、是非DVD鑑賞リストにどうぞ。(90点)


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