2013年12月18日
利休にたずねよ
第140回直木賞を受賞した山本兼一さんの同名小説の映画化になります。
信長、秀吉に仕え、時代に翻弄された茶人、千利休の秘められた謎に迫る歴史ドラマ。
美しい映画でしたぁ~ その一言に尽きます。
映像も、色彩も、衣装も、ハッとさせられるシーンが、いくつもあります。
もちろん、映画としても面白かったのですが、大衆娯楽よりも遥か雲の上にあるような・・・
上手く表現できませんが、俗世間の中に入れちゃうと、バチが当たっちゃうような感じ。
特に、海老蔵さんの所作が美しくて、見とれてしまいました。
やっぱ、生まれながらに歌舞伎の世界にいる方は違うなぁ~と。
訓練して身に付くようなもんじゃないと思いました。
時代考証をしっかりしている歴史ものですし、日本人の美意識を見事に
体現されている作品でした。
花一輪の美がわかる自分が、嬉しい。
今年のモントリオール映画祭では、最優秀芸術貢献賞を頂いてます。(78点)
Posted by サラ at 23:40│Comments(0)
│2013年公開作品
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。