2019年02月05日

生きてるだけで、愛。

生きてるだけで、愛。



本谷有希子さんの同名小説を。関根光才監督が実写映画化。

鬱からくる過眠症のせいで、仕事も出来ず、彼氏の部屋で、引きこもり状態の主人公。
自分の感情を、コントロール出来ずに、「生きているだけで、ほんと疲れる」と呟く・・・

趣里さんのエキセントリックな演技に圧倒されます。
彼氏役の菅田将暉さんの演技は、「動」を受け止める「静」という感じでした。

朝起きて、仕事に行く・・・これが、主人公にとっては、大変なことのようで、
正直、自分のまわりに主人公のような人間が、居ないので、距離感を感じます。
それよりも、自分は、菅田さん演じる彼氏側の人間でした。
でも、1つだけ、彼女のセリフが心に響きます。
「私は、私と別れることが出来ない」
自分の事が大嫌いでも、自分とは、おさらばが出来ない。
強烈なパンチを喰らったような映画でした。記憶に残ると思う。
ただ、ワタシの好きな映画ではありません。

万人向けの映画ではないのですが、「生きているだけで疲れる」今の世の中、
心に刺さる若い方々は多いのではないでしょうか。(75点)


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