2014年12月30日

嗤う分身

嗤う分身



11月の東京散策時、渋谷のシネマライズにて鑑賞。
東京での上映は、ここだけでした。
本作の予告をネットで見て、どうしても見たかったんですよね。

シネマライズは、渋谷PARCOパート3の真向かいにある古い映画館です。
チケットは、道路に面しているガラス張りのカウンターで購入。
昔の映画に出てくるような、まさに昭和って感じなの。
そこから2階へと続く階段を上がってゆくと、劇場があります。
椅子とかはヘタレてなくて、座り心地は悪くはありません。
でも自分の前の席に、大きな方が座ったら、見えにくくなりそう。

ストーリーは、ドストエフスキー原作の「分身(二重人格)」が元となっているので
だいたい想像がつくと思います。
主人公、サイモンを演じるのが、ジェシー・アイゼンバーグ。
「ソーシャル・ネットワーク」の方です。
ヒロイン役は、ミワ・ワンコウスカ。この2人が出る作品には、スカはありません。
そして、監督は「サブマリン」のリチャード・アイオアディです。

劇中、流れてくるのが昭和歌謡曲。
日本レトロが、本作の不思議な映像世界と、マッチしちゃってるんです。
見終わった後も、頭の中でループしちゃうほど。
このシーンはいいですよ!予告編でも使われてましたもん。

太陽光はなくて、地下世界のような空間。
未来世界なのか、過去の時代なのか、時が止まっているような感覚です。
向き不向きが、ありそうな映画ですが、ワタシ的にはアタリでした。
ただ、ラストだけは、モヤっとして、スッキリしない。
「嗤う分身」だから、そういうことなんだけど・・・      (75点)

*本作は、1月10日(土)よりシネマ5にて、夕夜の2回、1週間限定公開されます


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