2015年01月29日

毛皮のヴィーナス



巨匠ロマン・ポランスキー監督の最新作になります。

監督は、『ゴーストライター』『おとなのけんか』と次々とヒット作を生み出している
80歳を超えているお爺ちゃん、尊敬しちゃいます。

登場人物は、なんと、二人のみ。
舞台『毛皮のヴィーナス』の演出家、トマと、そのオーディションにやって来た
無名の女優、ワンダです。
遅刻してやって来たワンダは、トマにオーディションを懇願し、渋々付き合うことに・・・

限られた空間と、登場人物も二人だけ、2時間も飽きずに見れるのかしらん?と
思ってましたが、スクリーンにクギ付けでした。
どこかの下品なオバさんにしか見えなかったワンダが、舞台に上がった途端に
女優に変貌しちゃうのです。
トマも驚いてたけど、ワタシもオドロいちゃった!
トマは、どんどん彼女に堕ちていきます。

ワンダを演じた女優さんは、ポランスキー監督の奥さんらしいです。
監督が、堕ちていったのが、わかる。

トマは、ワンダに魅了されていって、自ら、彼女に支配されてゆくの。
ラストは、完全に立場が逆転してました。
中身が濃いので、もう1度観るのは、しんどいけど、怪作でした。    (80点)




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