2014年11月10日

不機嫌なママにメルシィ!

不機嫌なママにメルシィ!



フランスの名優、ギヨーム・ガリエンヌが、自身の生い立ちを描いた、
まさかのような本当のお話。

脚本・監督・主演と全てギヨーム自身が担当。
オドロキは、ママ役まで女装して演じてるの。
チラシに載っているママとボク、同一人物なんて信じられる?

パリの裕福な家庭に生まれたボクは、3人兄弟の末っ子。
女の子を待ち望んだママから、女の子のように育てられたボク。
エレガントなママに憧れ、大好きなママを喜ばせることばかり考えている。
家族は、みんなボクのことを、100%、ゲイと思ってるはずだ。

本作は、主人公のボクが、ママの呪縛から解放されて、“本当の自分”を見つけるまでの
波乱に満ちたストーリーです。
映画「イヴ・サンローラン」で、ギヨームを見たばかりだったので、俳優さんの役作りって
スゴイなって思いました。
(ギヨームは、サンローランのパートナーを演じてました)
本作では、エレガントなママ役までやっていて、ワタシが今まで見た中では
最高の女装演技!でした。

そして、終盤でボクが、ある女性に一目ぼれをするのですが、一瞬で男性の瞳に変わったの。
もう、鳥肌が立ってしまっちゃった!
それまでのボクは、女の子にしか見えなかったから・・・

ユーモアに溢れたストーリー展開なので、楽しい作品です。
そして、全編から、ママに対する崇拝と愛を感じます。
だから、見てて切なくなることも・・・
だから、ボクが、「本当のボク」を見つけた時、こっちまで嬉しくなっちゃった。
ギヨームはキュートなので、女子会の華になれそう(笑)    (80点)


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