2010年06月29日
ロストクライム

1968年12月10日、東京の府中で起きた「三億円事件」
今では時効を迎え、昭和最大のミステリーと言われてます。
宮崎あおい主演の「初恋」も三億円事件を絡めたお話でした。
その時は単独犯説でしたが、こちらは複数犯説です。
ある殺人事件の被害者が三億円事件の犯人グループの一人だと知っている老刑事と
彼とコンビを組むことになった若手エリート刑事、片桐。
ふたりは、殺人事件から、かつての三億円事件を明らかにしようとした為に
真実を隠そうとする警察組織と真っ向から対立する事になります。
なかなか面白かったです!
でもラストのツメが甘くて、もったいない。
展開が速くて、よく状況がつかめなかったし、
振り向いたら、あんなに警官が並んでいるのは不自然でした。
それに、これから先、片桐には、どんな運命が待っているのか?
方向性だけでも示してほしかったですね・・・
消化不良、尻切れ状態で、後味の悪いラストでした。
それから、意味のない濡れ場とかもあって、若い世代にはキモチ悪いと思う。
昔の映画っぽいと言うか・・・監督さんは巨匠らしいから、おじいちゃんなのかなぁ〜
片桐役は、渡辺謙さんの息子さんでした。
怒鳴る声なんて、そっくりですね。いつか共演なんてしてほしいです。
刑事ものが好きな方々には、楽しめる作品です。
それに「三億円事件」って、想像力を掻き立てられちゃいますね。 (70点)
Posted by サラ at 22:19│Comments(0)
│2010年公開映画
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