2013年05月21日

藁の楯(わらのたて)

藁の楯(わらのたて)



「十三人の刺客」「悪の教典」の三池崇史監督の最新作になります。

10億円の懸賞金が懸けられた連続殺人犯を福岡から東京へと
移送することになったSPと、犯人を狙う暗殺者たちとの攻防戦を
描いたサスペンスアクションです。

迫力があって、見応えありました!
ケタ違いのスケールだったのは、新幹線や高速道路でのシーンが台湾ロケに
よるものだったから。
日本国内だったら、あんな許可出ないもんね。

終盤くらいまでは裏切り者がわかんなくって、消去法でコイツかも?と
思ってたら・・・やっぱねぇ~そうだったわ。

とにかく、主演の大沢さんの演技が素晴らしくて、彼にクギづけでした。
ストーリー設定に無理もあったけど、それを巻き込んじゃうくらいの熱演だった。

人間のクズを演じた藤原さんには、嫌悪感しか持てなくて、
多分、映画を見てた観客全てを敵に回してたと思う。
殺されて当然、守る価値なんてない・・・
それを実行するかは別として、心の中では、そう思うでしょう。
だから、主人公のSP、銘苅(めかり)が命がけで犯人の楯になるのは、なぜ?
映画が終わった後も、モンモンとしてました。
それが、この映画のテーマなんだろうけど・・・

ワタシが、80点を付けなかったのには、ワケがあります。
本来なら、80点以上付けるべきだと思う。
理由は、主人公のキャラクターに感情移入出来なかったから・・・
ラストまで、なぜ?を消化できなかった。
職務だから?懸賞金が懸ってたから、誇りが邪魔をした?
ワタシが、1番感情移入出来たキャラクターは、永山絢斗さんが演じた刑事さんくらい。
でも、すぐ居なくなっちゃうしね。

カンヌでも評価が分かれているらしいけど、力作であることに間違いはありません。
豪華な俳優さんたちも魅力!
皆さん背が高いもんだから絵になります。カッコ良かったですヨ!(78点)


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