2017年08月09日
しあわせな人生の選択
スペイン・アカデミー賞で、作品賞他5部門を受賞した作品。
スペインの舞台俳優フリアンは、ガンに冒され、残り少ない日々で、身辺整理を始めてます。
そこに、古い友人のトマスが、カナダから4日間の休みを取って会いに来ます。
トマスは、フリアンの身辺整理に付き合いますが、1番の難題は、愛犬トルーマンのこと。
老犬なので、里親が、なかなか見つからないのです・・・
邦題は、イマイチですが、原題は、犬の名前の「トルーマン」です。
なぜ、このタイトルなのか?
それは、ラストで、分かりました。
フリアンにとって、トルーマンは自分の分身だったんじゃないかな?
ストーリーは、死が近い主人公が、親友に、とことん甘え、わがままを押し通した4日間のお話です。
肉親でも、ここまで出来ないんじゃないかって思う。
ここまで、やってもらえたフリアンは、幸せもんです。
そして、ワタシが印象的だったのは、カフェのシーンでした。
皆、フリアンは、もう助からないと知ってます。
そこで、仲が良かった人には無視され、嫌なヤツには、心優しい言葉をかけられる・・・
人間の本当の価値なんて、わかんないものです。
健康で、景気のいい時には、なかなか見えてこない。
自分が弱っている時に、初めて見えてくるものが、あったりします。
映画には、意外なことに、R15が付いてますが、これはベットシーンのせいでしょう。(78点)
Posted by サラ at 23:40│Comments(0)
│2017年公開映画
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