2017年10月23日

あゝ、荒野 前篇/後篇

あゝ、荒野 前篇/後篇



原作は、1960年代を舞台にした、寺山修司唯一の長編小説です。
少年院帰りの新次と、吃音症の“バリカン”こと健二の運命の出会いや
激動の時代背景が描かれてます。

映画の舞台は、東京オリンピックが終わった2021年の新宿、
街中では、爆弾テロが日常的に起こってます。
時代設定や時代背景は変えてますが、“心の荒野”を見つめた「あゝ、荒野」でした。

本作は、9月に、上京して、PFF(ぴあフィルムフェスティバル)のオープニングイベントで
前篇後篇を、一気に見て来ました。
大分では、見れないかもと思って、上京したのですが、シネマ5でやってくれるなんて・・・
大分は映画人にとっては、ありがたい街です。
恵まれていると、しみじみ感じます。
21日(土)からは、前篇のみですが、28日(土)からは、前篇後篇を、一気に見れます。

役者さんたちの熱量に、圧倒されました!5時間は、あっという間でしたね。
とにかく、菅田さん、ヤンさんが素晴らしかった!の一言!
正直、菅田さん見たさに上京したのですが、スクリーンの中には、新次しかいませんでした。
登場人物それぞれの“心の荒野”が描かれていて、胸が締め付けられそうになります。

後篇は、ボクシングシーンが、中心になります。
生身の闘いは、本能にダイレクトに響いてきます。
ラストシーンは、どうなのかな?新次は、これから先、どうなるのか?
語彙の乏しい自分には、語るのは難しくて・・・
ただ、スクリーンの中の人々の、魂の叫びを、本能で感じてほしい。(85点)


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