2009年10月22日

縞模様のパシャマの少年


ジョン・ボイン原作のベストセラー小説を元に作られた作品です。

父親の昇進によって、ホロコーストがある田舎にやって来た少年、ブルーノ。
彼はフェンス越しに、同い年のユダヤ人の少年と友達になります。
「縞模様のパジャマ」に見えたのは、ナチスドイツによって、強制収容所に
入れられたユダヤ人たちが着せられていた服のこと。
何も知らない8歳の少年にとっては、そう見えたのです。

この映画のラストは、衝撃的でした。
まさか、こんな結末で終わるなんて・・・考えてもみなかったです。
少年が主人公だったので、甘く考えてたのですが・・・見事に裏切られました。

戦争の悲劇を描いているのですが、戦闘機も飛ばないし、銃撃戦があるワケではなく
酷いシーンを見せるワケでもない・・・
ただ、主人公の少年の無垢な心で見た現実と、彼のたどった哀しい運命によって
心につき刺さる程、戦争の残酷さを感じるのです。

配給は、ウォルトディズニーなのですが、ファンタジー系でもなく、
冒険ものでもありません。
もし、子供向けと思って、パスされるのであれば、とんでもなく、もったいないです。
出来れば、予備知識なしに見ていただく事を、オススメいたします。

少年の父親役は、ハリーポッターで、ルーピン先生を演じられた俳優さんでした。
主人公、ブルーノを演じたのは、天才子役と呼ばれてるエイサ・バターフィールド君。
ハイモア君のような売れっ子に成長するだろうな・・・

見終わった時、バンズ・ラビリンスを思い出してしまいました。
ホントに、痛いショックでしたもん!
父親は、自分の犯した罪によって、自分が裁かれてしまった・・・
こんな形の戦争映画もあるんだなぁ〜

是非、お見逃しなく!オススメします!


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