2021年10月17日

護られなかった者たちへ

護られなかった者たちへ



「64-ロクヨン」「糸」の瀬々敬久(ぜぜたかひさ)監督の最新作。
監督は、大分県真玉町(現在の豊後高田市)出身です。

骨太の人間ドラマが、監督の真骨頂ですが、本作もそうでした。
東日本大震災から10年目の仙台で、餓死させられるという不可解な殺人事件が発生。
捜査線上に浮かび上がったのは、放火の罪で服役し、出所したばかりの男だった・・・

見てて、辛い映画でした。
でも、ワタシには、その本当の辛さや悲しみは、絶対わからないと思う。
震災を経験した人にしか「わかる」なんて言葉は言えない。
生活保護の矛盾も、血の繋がりだけで家族という1つの単位に入れられちゃうのも。
深く考えると、辛くなる・・・

血の繋がらない3人が、1つの食卓で、お互いを思いやって、うどんを食べるシーンが、
1番印象的でした。
佐藤健さんの歩き方、食べ方、全てが演技だけど、凄いなって思います。   (80点)



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