2020年04月02日
スウィング☆キッズ

「サニー永遠の仲間たち」のカン・ヒョンチョル監督の最新作。
1951年、北と南で戦った朝鮮戦争中。
北は、ソビエト、南は、アメリカが、応戦し、露と米の代理戦争の様相になります。
アメリカ軍の捕虜収容所には、大勢の韓国人が、収容されていて、そこでも北と南の
争いがたえません。
新しく赴任してきた所長は、対外的なイメージアップの為に、捕虜たちのタップダンスチームを
計画します。
ラストの怒涛の展開に、衝撃を受けました。
エッ?ワタシが思ってたのと違う・・・と。
国籍も人種も思想も違う5人が、タップダンスを踊っている時だけ、全てから自由になれた・・・
平和な時代であれば、彼らの将来は、違っていたでしょう。
ダンスに熱中するスポコンものというエンタメ性の裏側に、朝鮮戦争の悲劇を
描いていました。
音楽もゴキゲンで、タップダンスと音楽を見る目的で、行ったとしても満足出来ると思います。
今、コロナで、映画館が避けられているので、本作を見られない人が多いのは、とても残念。
ワタシには、素晴らしい作品でした。 (80点)
Posted by サラ at 22:02│Comments(0)
│2020年公開作品
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