2018年03月16日

シェイプ・オブ・ウォーター

シェイプ・オブ・ウォーター



「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督の最新作。
本年度アカデミー賞の作品賞に、見事輝きました。

1962年、アメリカ政府の極秘研究所に、アマゾンの奥地から、
半魚人の生き物が運び込まれます。
清掃人として働いていたイライザは、その“彼”と、心を通わしてゆく・・・

ファンタジーなラブストーリーでした。
好き嫌いは分かれると思いますが、ワタシは好き!
元々、言葉を話せないイライザでしたが、彼とのコミュニケーションには必要なくて
手話と音楽で会話してゆきます。
半魚人は、CGとかではなくて、いわゆる着ぐるみを着た人間が演じてました。
だから、生身っぽくて、だんだんと、こういう生物いるかも・・・と思えてくる。
イライザが、彼を愛おしく想う気持ち、彼が、イライザに恋している気持ち
それが、お互いの表情や、流れる音楽で、分かりました。
そして、冷徹な役人たちとの攻防も、ドキドキでした。
今回の悪役は、キレッキレです(笑)

ラストのその後は、観客の想像の中にあります。
皆さんも、自分なりのお伽話にしてみて下さい。
ワタシは、「王子様とお姫様は、幸せに暮らしたとさ♪」かな。

ファンタジーものでの作品賞は、快挙なんですが、
見た目じゃない、心の美しさを描いていたからだと思う。
言葉を話せないイライザ、黒人の同僚、ゲイで老人のお友達、皆、優しくて良き人。
「シェイプ・オブ・ウォーター」とは、「水のかたち」
水のかたちや、心の美しさは、目に見えないから・・・   (80点)


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