2007年02月05日

パプリカ

原作は筒井康隆のSF小説。
1993年の断筆宣言の直前に刊行された最後の筒井作品だそうです。

「パプリカ」とは、夢探偵の少女の名前。
現実世界の彼女は、精神医療研究所で働く大人のセラピスト。
でも、夢に悩まされているクライアントから極秘に依頼されて、彼らの夢の中に姿を現す時には、容貌も性格も一変して、キュートな少女、パプリカとして現れるんです。
そして、彼らの迷える心を解決へと導く。
そこに「夢のテロリスト」が現れて、夢の中にしか存在しなかったイメージが、現実の世界に実体化して現れるように・・・
夢の世界と現実の世界が繋がってしまい、大変な事になってしまうワケです。


そこでパプリカの出動!
パプリカは、この世を救えるか?ってワケで、ストーリーは進みます。

面白かったですね。
とにかくスピード感があります。音楽も映像に合ってました。
もう視覚がパァ〜と全開状態になる感じです。
目まぐるしくストーリーが進んでいくので「エッなぜ?」なんて疑問符を持っちゃあいけません。
理屈で見る映画ではなくて、視覚とかの感覚で見る映画でした。

チラシとかには「ケレン味たっぷりのパプリカ」と記されてますが、まさに、その通りでしたね。
(ケレンとは、歌舞伎の演出用語で、意表をついたり、驚かせるような奇抜な演出の事を言います)

ワタシ的には、大いに楽しみました。
日本のアニメーションは、やっぱ世界一ですよ!
色彩の洪水、スピード感のある映像、ホント刺激的でした。
退化しそうな身体の細胞の一つ一つを、元気にしてもらった感じかな(笑)

監督と脚本は、今敏。
2002年に「千年女優」というアニメーション映画を監督。
それが、原作者、筒井康隆の目にとまり、「パプリカ」の監督として、じきじきの指名をうけました。
「パプリカ」は、奇想天外なイメージがあふれる他人の夢の中を飛び回るお話。
だから映像化は、むずかしいと言われていた作品なんです。
「パプリカ」の誕生は、今後アニメーションの歴史に残ると思います。
ワタシ的には、ホメてもホメても、足らないくらい(笑)

このアニメーションを製作したのは「マッドハウス」
ワタシ、大ファンです。とにかく映像がキレイだし、完璧です。
昨年、話題の「時をかける少女」もマッドハウスの作品です。
キャラクターデザインは安藤雅司。スタジオ、ジブリ出身で、「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」の作画監督です。
そして編集は、「天空の城ラピュタ」以降のジブリの全作品を手掛けた瀬山武司。
もうオタクの話になってスミマセン。

あとユーモアもあって、パプリカが夢の中で、孫悟空やティンカーベル、 ピノキオなど七変化したり、「ターザン」「ローマの休日」などの映画のワンシーンが使われたりもしてます。
それを見つけるのも楽しかったです。

声優もプロの方ばかりで、安心して見れました。
パプリカは林原めぐみさんだし、ガンダムのアムロ役の古谷徹さん、山寺宏一さんも出てますし・・・

いろんな分野での精鋭のクリエイターたちが集結して作られたスゴイ大人の為のアニメです!

この映画に注目されていた方々は、おススメされなくても見に行かれると思いますので・・・
だから、そうでない方々へのオススメポイントを。
「色彩のシャワーを浴び、ケレン色を味わい、身体の細胞が活性化し、2才は若返るかもしれません」という事で、どうでしょう?


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