2007年03月04日
百年恋歌

台湾のホウ・シャオシエン監督の最新作です。
原題は「最好的時光」、
英題は「Three Times」、
邦題は「百年恋歌」
この3つのタイトルは、どれも合ってます。
3つのキーワードと思って頂けたらよいと思います。
邦題は、特にステキですし、見終わった後には、多分ナットクされると思います。
映画は、3つの時代の男女の恋のお話です。
異なった時代ですが、演じているのは、同じ俳優なんです。
男は、チャン・チェン、女は、ス ー・チー。
2人共、素晴らしかったですね。そして2人共、1976年生まれの、同い年でした。
特に、女優のスー・チーは、全く異なる女性を演じていて、その演技力に驚かれると思います。
この映画は「スー・チーという女優の映画」と言ってもおかしくない程でした。
3つのお話には、それぞれ名前がついてます。
「恋愛の夢」1966年のお話。
スー・チーは、恋にときめく少女の役。
チャン・チェンが会いに来た時のうれしそうな顔が印象的でした。
ワタシは、このお話のラストが1番好きです。
「自由の夢」1911年のお話。
その当時は高級遊郭が、富裕な高官たちの社交場のようでした。
スー・チーは、その世界しか知らない心優しい芸妓の役。
若き文人のチャン・チェンが会いに来るのを、いつも待ってます。
久しぶりに再会した2人の切なさが、あふれてました。
セリフは全て文字で・・・昔のトーキー映画のような感じです。
2人の身のこなし、目線、全て優雅で見とれてしまいました。
監督の「フラワーズ・オブ・シャンハイ」という映画も同じように、高級遊郭が舞台の映画でした。
ホントに美しい映画です。それには、トニー・レオンと、なんと、日本女優の羽田美智子さんが
出てます。
「青春の夢」2005年のお話。
冒頭シーンは、高速を走るオートバイに乗る2人。
どのようにして出会ったかは、描かれてなかったのですが、ゆきずりのような感じでした。
別れた後、たまたまネットで彼女の事を知り、再会します。
スー・チーは、ここでは、気持ちが定まらず、大都会の中でさ迷っているような女性でした。
映画は素晴らしかったですね。
3つの時代の、それぞれの空気感に包まれた映画でした。
ワタシは、観客として座っているだけなのですが、見終った後、タイムトラベルしたような・・・
その3つの時代を旅をした後のような感覚でした。
映画館の暗闇はホント、マジックですね。
家でDVDで見ても、ここまでこんな感覚には包まれなかったと思います。
しあわせな体験でした。
ワタシは、この映画もそうなんですが、撮影されたリー・ピンビンさんが大好きなんです。
ホウ監督の多くの作品に関わってますが、トニー・レオンが出てた「花様年華」もそうです。
監督は有名なウォン・カーウェイでした。
ランプの光、ネオンの光、写された明かりが全て美しいんです
ホウ・シャオシエン監督の「非情城市」は、三大映画祭で最高賞を受賞した作品です。
まだ見られてない方には、オススメいたします。
Posted by サラ at 21:12│Comments(0)
│2006年公開映画
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